■モスクワ・プラトーン(第285話) 発表1989年4月
評価 ★★★
依頼人 KGB
ターゲット アフガン帰還兵の母親アンナ
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,608
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 3,771
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 92
<ストーリー>
ソ連では麻薬に冒されたアフガニスタンからの帰還兵が社会問題になっていた。アフガン帰りの麻薬中毒の息子を失ったアンナは亡命を企てるが・・
<この一言>
彼女の”水”を手に入れてくれ・・・
<解説>
アフガニスタンから撤退を決めたソ連。しかし、アフガン最前線の兵士達は恐怖から逃れるために麻薬に溺れ、ソ連に帰還後も麻薬中毒から抜けることができず、社会問題となっていた。
「アンナ」の息子も、アフガニスタンから帰還後、麻薬に冒されて手をつけられない状態であった。アンナの夫は荒れ狂う息子を殺害、自らも命を絶った。残されたアンナはソ連に絶望し、息子の残したアフガンで麻薬に浸る兵士達のビデオを手に西側への亡命を決意する。
アメリカ人ジャーナリストがアンナの亡命意志を嗅ぎつけ、アンナへの接触を試みるが、KGBはこれを阻止せんと実力行使に出る。証拠が残らないような方法でアンナ殺害を依頼するKGBに対し、ゴルゴは「彼女の”水”を手に入れてくれ・・・」と返答。
医者を通じてアンナの”水(体液)”を採集したKGBはゴルゴに水を託す。ゴルゴは体液を凍らせて弾丸を作りアンナを狙撃、証拠を残すことなく全てを葬ったのであった。
アフガニスタンの戦争渦を描いた作品。ベトナム戦争を描いた『プラトーン』をタイトルに冠し、アフガン後遺症を描いた社会性の強い作品。作中で激しい銃撃戦の描写が話題になった『フルメタル・ジャケット』も紹介されているが、本作でのゴルゴは一発の氷の弾丸を放つのみで、黒子に徹している・・・
ズキューン
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KGBの2人、しかも1人は動いている相手のこめかみを1発で打ち抜いているところを見ると、アンナもただ者ではなさそうです。
ところで、251ページ3コマ目の“ロバーツの先輩ジャーナリスト”が運転している場面を見ると、ハンドルが“上を向いています”見た目はまるで“大きな皿を差し出しているかの様です”(笑)
>アンナもただ者ではなさそうです。
元急進的ジャーナリストで非合法電波で映像を流す、至近距離でのピストル対ライフルの撃ち合いを制す、なかなかの人物ですね・・・。
>大きな皿を差し出しているかの様です
あはは(笑)トラックのようなハンドルですね。助手席も相当広いようで、ソファに座っているかのようです