■リトル・ハバナ(第188話) 発表1982年10月
評価 ★★★★
依頼人 不明
ターゲット キューバ統一戦線党 党首エスキュルド
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,189
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 1,302
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 77
<ストーリー>
フロリダ州・マイアミはキューバからの亡命者が集まり、”リトル・ハバナ”と化していた。”リトル・ハバナ”を牛耳る「エスキュルド」の命が狙われているとの噂が流れ・・・
<この一言>
俺は、別な仕事を引き受けているのだ・・・両方の仕事はできない・・・
<解説>
キューバからの亡命者が集まるフロリダでは、「キューバ統一戦線党」のエスキュルドが町を支配していた。ゴルゴはキューバ統一戦線のチンピラとの諍いで警察に勾留されるが、その腕を買ったエスキュルドが用心棒に雇うため保釈金を用意する。エスキュルドはゴルゴに狙われているとの噂を聞きつけ用心棒を雇おうとしていたのだが、ゴルゴの風貌を知らないエスキュルドはゴルゴ本人に用心棒を頼もうとしていたのだ。当然ゴルゴはその申し出を断る。
元ボクサーのニックは、リングの上で対戦相手を殺してしまったことがトラウマとなりボクシングを引退、落ちぶれた生活を送っていた。ニックの過去を知らないウエイトレスのエヴァは、ニックに思いを寄せる。ニックは町を捨てる覚悟をするが、エヴァがエスキュルド一味に襲われた事を知り、エスキュルドの事務所に単身殴り込みをかける。配下のチンピラを次々と殴り倒し、エスキュルドに迫ったその刹那、ゴルゴの銃弾がエスキュルドを仕留める。
ニックとエヴァは肩を寄せ合い、二人で生きていくことを誓い合う。
ゴルゴの活躍は何一つ描かれておらず、ストーリー的にもひねりは何もない。しかし、この作品、ピュアな男女の機微が描かれており、しかもハッピーエンドで終わるというゴルゴシリーズで希有な展開を見せている。数あるゴルゴ作品で、読後に希望を感じさせる作品は本作位のものだろう。
ズキューン
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