■英雄都市(第131話) 発表1975年12月
評価 ★★★
依頼人 アンドレイ・パブロヴィチ・ボロコフ
ターゲット アンドレイ・パブロヴィチ・ボロコフ
報酬 不明(スーツケース一杯の紙幣)
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 887
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 796
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 68
<ストーリー>
チロル地方・インスブルック郊外で、アンドレイ・パブロヴィチ・ボロコフより殺害依頼を受けるゴルゴ。ターゲットは・・・
<この一言>
どういうことだ?・・・おれに自殺の手伝いをしろ、というのか・・・?
<解説>
第二次世界大戦中、英雄都市レニングラードはナチス・ドイツに包囲されたが、市民は捕虜となることなく徹底抗戦をする。しかし、アンドレイ・パブロヴィチ・ボロコフはナチスに捕らえられ、ドイツ軍に協力した。戦後、ソ連の戦犯追及を逃れるため、チロルに住み着いていたボロコフであったが、望郷の念にかられレニングラードに戻ることを決意する。別れた家族と再会したい一心での帰郷だが、家族に密告された場合、死刑は免れない。ゴルゴへの依頼は、家族がボロコフを密告して逮捕された場合、ボロコフ自身を一発の銃弾で殺して欲しいというものであった。
ボロコフが予想していた通り、家族の密告に合い逮捕されるボロコフ。密告したのが孫娘であると知り愕然とするボロコフをゴルゴの銃弾が貫くラストシーンが哀しい。重々しく陰鬱なロシア文学を思わせる小作品。
ズキューン
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