■独裁者の晩餐(第126話) 発表1977年7月
評価 ★★★
依頼人 アミン大統領側近
ターゲット 反乱分子 ヤム・ジョンガ
報酬 不明
今回弾丸発射数 5/ 通算弾丸発射数 881
今回殺害人数 8/ 通算殺害人数 783
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 65
<ストーリー>
政府反乱分子の殺害依頼を受け、アフリカ・ウガンダのジャングルに侵入したゴルゴ。熱にうなされ生死の境をさまよう・・・
<この一言>
用件を・・・聞こうか・・・
<解説>
ウガンダでアミン大統領側近より不満分子のリーダー「ヤム・ジョンガ」の殺害依頼を受けたゴルゴ。しかし、吸血性の「ツェツェバエ」に噛まれ、生死の境をさまよう。このときのゴルゴの表情が凄い。目の下に隈ができ、まるで別人のようだ。激しく発汗し悪寒のため震えており、「う、う・・・」とうめき声を上げている。これ程までに苦しむゴルゴは珍しい。
洞窟内で苦悶していたゴルゴはジョンガの娘に助けられ一命ととりとめる。しかし、今度はジョンガに拷問にかけられ、またしても「うう!!」と声を漏らしてしまうゴルゴ。本作のゴルゴは二度までも苦痛のために発声している。
拷問が効かないとみたジョンガはゴルゴを銃殺刑に処す。勇者に敬意をはらい勇者の武器で処刑するという村の掟に従い、ゴルゴのM16でゴルゴを撃たんとしたした刹那、M16が暴発、ジョンガは死亡する。村の掟を知っていたゴルゴがカートリッジに細工を加えていたのであった。
ジョンガ殺害を完遂しナイル川を下るゴルゴだが、アミン大統領側近の裏切りにあう。ゴルゴは大量に採取した「ツェツェバエ」をぶちまけることで危機を回避、次なる依頼人への待ち合わせ場所に向かう。
ゴルゴのタフネスぶりとパンクチュアルさが描かれていて、ゴルゴの魅力を楽しめる作品。危機を乗り切り、何事もなかったかのように依頼人を待ち受けるラストシーンのゴルゴは最高にクールだ。
しかし、よく考えてみよう。「ツェツェバエ」の異常発生は周知の事実なのに、何の備えもなく乗り込んで生命の危機にさらされてしまうゴルゴは軽率すぎやしないか?また、洞窟内に休んでいるところをジョンガの娘に助けられなかったらどうなっていたのだろう?あまりにも偶然に頼り過ぎてはいなだろうか?さらに、アミン大統領側近達がツェツェバエにやられてしまうシーン。小さなバスケットにあんなにも大量の生きているハエを詰め込むことができるのだろうか?
ストーリー的にはこのように甘さが見受けられる為、評価は★★となるところだが、ゴルゴの隈があまりにもひどいこと・拷問によく耐えたことに敬意を表し、★★★の評価とする。
ズキューン
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