ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第39巻-3飛翔

2007-01-20 16:28:30 | 第036巻~第040巻

■飛翔(第140話) 発表1978年6月

評価     ★★

依頼人   CIAアフリカ支局長エリック

ターゲット  医師マリス/CIA局員ロジャー

報酬    $200,000 + ゴルゴ国際指名手配議題の取り下げ

今回弾丸発射数      4/ 通算弾丸発射数 919

今回殺害人数        4/ 通算殺害人数   819

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  71

<ストーリー>
CIAアフリカ支局長の依頼は、コンゴ内でのCIA要員の口封じ。報酬は$200,000とICPOでのゴルゴ国際指名手配議題の取り下げであった・・・

<この一言>
貴殿ノ言ワレタICPOデノ提案ノ事実ナシ----G

<解説>
コンゴでCIAのスパイとして活動していた医師マリスは、スパイ活動を止めたいと申し出るも、口封じのためCIA局員のロジャーに狙われる。一方、KGBはマリス、ロジャーを生け捕りにしようと画策、CIAとKGBは膠着状態が続いていた。業を煮やしたCIAアフリカ局長エリックはゴルゴにマリスとロジャーの殺害を依頼、報酬に現金$200,000とICPOでのゴルゴ国際指名手配議題の取り下げを提示する。

ロジャーが既にKGBに殺されたことを知ったゴルゴはマリスを狙撃、コンゴから立ち去ろうとする。国境付近で凄腕KGB局員アンドレイと一戦を交える。このとき、真紅の蝶「ベニイロタテハ」が飛翔、アンドレイはゴルゴの血しぶきと錯覚することからタイトルがとられている。

当初の目的に加えKGB局員の殺害までできたことに喜ぶエリックのもとに、ゴルゴからの電報が届く。
「貴殿ノ言ワレタICPOデノ提案ノ事実ナシ----G」
はったりをかましたことがバレてしまったのだが、話を聞いた時点で不審に思ったのに、何故ゴルゴは依頼を引き受けたのだろうか?ゴルゴらしからぬ行動だが、最終的にわざわざ電報を送りつけてくるあたりは執念深いゴルゴらしく、思わず笑ってしまう。

ズキューン

ゴルゴ13 (39) 巻掲載
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