ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第36巻-2チチカカ湖はどしゃぶり

2007-01-08 01:53:42 | 第036巻~第040巻

■チチカカ湖はどしゃぶり(第128話) 発表1977年9月

評価     ★★★

依頼人    USマイニング社

ターゲット  ボリビア陸軍総司令官 アルフレド・デ・サントス

報酬     不明

今回弾丸発射数      2/ 通算弾丸発射数 885

今回殺害人数        2/ 通算殺害人数   787

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  65

<ストーリー>
ボリビアの影の大統領と呼ばれているアルフレド・デ・サントスを狙うゴルゴ。病的に用心深いサントスに隙はあるのか・・・

<この一言>
おれは裏切り者を信じるほど自信家じゃない・・・

<もう一言>
おれの顔を見ると死ぬことになる・・・

<解説>
CIAとUSマイニング社は「アルフレド・デ・サントス陸軍総司令官」を実力者に仕立て上げ、ボリビアを経済的に支配してきた。しかし、サントスに権力志向が芽生え、ソ連寄りの姿勢を打ち出してきたことから、USマイニング社はゴルゴにサントスの殺害を依頼する。サントスは権力維持のため自身の警護に細心の注意を払っており、週末に訪れる別荘にも一分の隙もない。別荘への移動には専用のジェット戦闘機を利用しており、狙撃のチャンスは皆無と思われた。しかし、ゴルゴはサントス周辺を調査し、唯一の狙撃機会を作るべく下記の工作の末、狙撃に成功する。
・ロサンジェルスから最高級の売春婦を呼び寄せ、ジェット戦闘機のパイロットを籠絡
・アナウンサーを脅迫し、非常時の放送コード「チチカカ湖はどしゃぶり」を聞き出す
・アマチュア無線愛好家に、電波妨害と電波ジャックをそれとわからないよう依頼
・戦闘機コックピットでサントスを待ち受け、ジェットエンジンの轟音にまぎれて狙撃

サントスの用心深さはゴルゴに通ずるものがある。サントスは「臆病と用心深さとは似ているようで少し違う。臆病者はしょせんいざとなれば、あわてふためくだけだ」と説いている。 第28巻-2『ザ・スーパースター』 で「おれがうさぎのように臆病だからだ・・・だが・・・臆病のせいでこうして生きている・・・」とゴルゴは語ったが、臆病であることを自覚し驕ることなく細心の用心を払うことが、二人の生死を分けたのだろう。ゴルゴのセリフはいついかなるときも重い・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (36)巻掲載
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