彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこ
と)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこに
ゃん」
13 子 路 し ろ
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「その身を正す能わざれば、人を正すをいかんせん」(13)
「近き者説べば、遠き者来たらん」(16)
「速やかならんと欲すれば、達せず。小利を見れば、大事成らず」(17)
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(23)
「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し」(27)
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29 善人が七年にわたって人民を教化すれば、人民は甘んじて戦場に
さえ赴くであろう。(孔子)
子曰、善人教民七年、亦可以即戎矣。
Confucius said, "You must educate the people for seven years
before conscription."
【ポストエネルギー革命序論 186:アフターコロナ時代⑤】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散の時代」
電気自動車+再エネ百%住宅販売事業(出典:日産)
富岳 世界一奪還
スーパーコンピューターの性能を競う最新の世界ランキングが発表され、
理化学研究所の最新のスーパーコンピューター「富岳」が計算速度など
4つの部門で世界一を達成した。スーパーコンピューターの世界ランキ
ングは、専門家による国際会議が半年ごとに発表していて、理化学研究
所と大手電機メーカーの富士通が神戸市の施設に整備を進めているスー
パーコンピューター「富岳」が初めて審査にエントリー。その結果、主
に6つある部門のうち、「富岳」は最も基本的な計算速度を競う部門な
ど4つで1位となった。1秒間に41.6京回数で、前回、1位だった
アメリカのスーパーコンピュターのおよそ3倍。スーパーコンピュータ
ーが計算速度を競う部門で1位になるのは、理化学研究所にあった前の
スーパーコンピューター、「京」以来、9年ぶり。このほか、シミュレ
ーションに使うことが多い計算方法や、人工知能の学習性能、それに、
ビッグデータの処理性能を示す部門でも1位となった。理化学研究所で
は、主要な項目で突出して世界最高性能を示すことができた。『富岳』
やそのテクノロジーでさまざまな社会問題を解決できるとしている。
黒の革命
人工的に作られたナノメートル構造におけるグラフェンディラックのよ
な電子の量子閉じ込めは、バンドギャップの開口やエネルギーレベルの
量子化など、グラフェンの電子特性を選択的に調整する戦略を提供する
長い間求められてきた目標だが、形状がナノメートルの精度で閉じ込め
構造を作製する、サイズ、場所は、トップダウンアプローチとボトムア
ップアプローチの両方で、実験的な課題として残っている。さらに、ク
ライントンネリングは、グラフェン電子への脱出経路を提供し、静電閉
じ込めの効率を制限。ここでは、走査型トンネル顕微鏡(STM)を使用
して、多数の水素原子を集合的に操作することにより、サブナノメート
ルの精度でグラフェンナノパターンを作製。個々のグラフェンナノ構造
は、選択された場所に構築され、所定の方向と形状で、寸法は2ナノメ
ートルから最大1ミクロンまで続く。この方法では、パターンを自由に
消去して再構築でき、さまざまなグラフェン基板に実装できる。STM実
験は、そのようなグラフェンナノ構造が非常に効率的にグラフェンディ
ラック準粒子を0次元および1次元構造の両方に閉じ込めることを示し
ている。グラフェン量子ドットでは、完全に定義された最大0.8 eVのエ
ネルギーバンドギャップが見つる。これは、質量のないディラックフェ
ルミオンで予想されるように、ドットの線形寸法の逆数としてスケール
リングする。
※ Quantum Confinement of Dirac Quasiparticles in Graphene
Patterned with Sub‐Nanometer Precision
葉を食べた虫、かじった痕で「DNA鑑定」
葉っぱのかじり痕に残されたわずかなDNAを検出し、「犯人」の虫を特定
する。京都大学などの研究チームが、警察の鑑識のような研究成果を発表。
農業での効果的な防除や、希少種の生息調査に役立つ可能性がある。野外
では、さまざまな虫が多くの植物の葉を餌としている。だが、虫が実際に
食べている最中を確認できない場合、葉がかじられた痕のみでは、虫の種
類を特定するのは困難。水や土から微量のDNAを検出して、生息する生物
の種類を特定する「環境DNA」という手法に着目。葉のかじり痕にも虫の
DNAを含んだ分泌物が残っているとみて、DNAの検出を試みる。飼育するカ
イコが桑の葉を食べた痕からは、カイコのDNAを検出できた。自然界でも、
雑草の一種ギシギシのかじり痕から、ベニシジミというチョウのDNAを検
出することに成功。今回の研究は、DNAが検出可能かどうかを確かめるの
が目的のため、かじった虫が事前に判明している「答え合わせ」だったが、
今後は虫の特定に応用する研究を進める。自然界では日光や雨の影響でDNA
が検出できなかった試料もあり、検出精度の向上が今後の課題。絶滅の危
機にある昆虫が主に何を食べているか、DNAを手がかりに調べたりするの
役立つ。
【要約】自然環境における植物と草食性昆虫の間の相互作用を調査するた
めに多くの技術が開発されており、(a)特定の草食性昆虫がどの植物種を
食べるか、または(b)特定の草食性草食動物であるかを決定するために
一般的に使用されている。前者の問題は通常、摂食の直接観察と腸内容物
および排泄物の顕微鏡観察、ならびにDNAバーコード技術の適用によって
対処されるが、後者の問題は通常、直接観察や飼育などの時間のかかる方
法で対処されてきた。したがって、草食性昆虫と植物の相互作用を識別お
よび定量化するには、より効率的な手法が必要。本研究は、草食性昆虫の
環境DNA(eDNA)が外部の葉の摂食マークを持つ葉から回復できることを
示す。草食性昆虫のミトコンドリアDNA断片は、標的種のDNAを増幅するプ
ライマーセットを使用して、昆虫に露出した葉から検出された。草食性の
昆虫DNAの増幅率は、摂食痕の縁の長さと明確に関連しており、これは、
昆虫DNAのほとんどが摂食痕に由来することを示唆している。さらに、こ
の方法が野外で採取した葉からeDNAを検出する可能性があることを示した。
この時間効率の良いアプローチは、植物と昆虫の草食動物の相互作用の検
出に貢献する。
高性能な高分子熱電変換材料
理化学研究所のチームは、独自に開発したナフトジチオフェン(NDTI)と
呼ばれる半導体骨格に2種類の分子を組み合わせ、新しいn型半導体の高分
子材料「pNB-Tz」を合成した。溶剤に溶けやすくするために、pNB-Tzの高
分子主鎖構造に枝分れ構造を持つ側鎖を結合させたが、その側鎖の構造を
調整したところ、薄膜中での分子配向を制御できることを見いだしました。
さらに、pNB-Tzに電子ドープを行った結果、高い電気伝導率とゼーベック
係数を示し、熱電変換特性の指標であるパワーファクターは53μW/m K2に
達した。これらの特性は、これまでに報告されているn型高分子半導体を
基盤とする熱電材料で最も優れています。また、薄膜中での分子配向の制
御が高性能な熱電変換材料の開発に有効であることが分かった。これら知
見は、今後の優れた材料の探索指針になると考えられている。
新しいn型高分子半導体と分子配向制御により熱電特性が向上
得られた熱電特性は、これまでのn型高分子半導体材料の中では最高レベ
ルであるものの、実用化のためにはさらなる高性能化が必要。一方で、3
次元電気伝導経路の構築とn型ドープ剤由来の対カチオン種の効果的な収
容という高性能化のための指針が明確になったことから、今後、これらを
意識した材料設計と開発を進める。分子集合体構造の設計は容易ではない
が、研究チームでは分子間相互作用に由来する集合体構造の設計と予測に
関する研究も進めており、これらの知見を融合することで、さらに優れた
特性を示すn型高分子熱電材料の開発に結び付けたいと考えている。
中国のキクガシラコウモリとコロナに感染しにくいアジア人
アジア人は欧米人に比べて、このウイルスに感染しにくい傾向がある。
日本をはじめアジア諸国においては、欧米のような感染爆発は起こって
いない。国内の疫学データによると、緊急事態宣言後の追加自粛による
効果もはっきりしない。このことは、日本は欧米のロックダウンのよう
な強い行動制限をしなくても、「100分の1作戦」だけで、このウイ
ルスから逃れることができることを示唆している。新型コロナウイルス
関連ウイルスは、キクガシラコウモリ属のコウモリから多数見つかって
いる。キクガシラコウモリの分布は、アジアから欧州、アフリカにかけ
てと広いが、新型コロナウイルス関連ウイルスは、中国に生息するキク
ガシラコウモリにのみ見つかっている。国内にもキクガシラコウモリは
存在し、中国のものと遺伝子的に近い。国内のキクガシラコウモリのウ
イルス保有状況は調べられていないが、国内のユビナガコウモリでは、
新型コロナウイルスと同じベータコロナウイルス属のウイルスも見つか
っている。コウモリとコロナウイルスは古くから共存関係にあり、たび
たび、人に感染したと思われる。アジアの人々は、コウモリからベータ
コロナウイルスの感染の洗礼を何度も受け、生き残った末裔であるのか
も知れない。(中国のキクガシラコウモリとコロナに感染しにくいアジ
ア人 京大ウイルス・再生医科学研 宮沢孝幸准教授が語る(日刊ゲンダ
イDIGITAL) Yahoo!ニュース)
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