”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

バム9日目:阿蘇/高岳

2006年03月25日 | bum
道の駅を7時出発。R3を熊本から阿蘇方向に向う。途中ミニストップで今日の行動食としておにぎり2個調達した、R11山なみハイウエーから仙酔峡道路に入り、標高950m程度のロープウエー乗り場に9時頃到着。途中サイクリストの一団がこの坂道を登っていた。今日は何かしら人が多いなと思っていたら、土曜日である。天気も良好な週末なら多いはずだ。それでも駐車場は2割ほどの入りでまあガラガラという感じだ。阿蘇の火口見るなら反対側の阿蘇山ロープウエーの方が人気有るからだろう。

ロープウエーは使わずここから赤茶けた草木も無い荒涼とした仙酔尾根を阿蘇山の最高峰高岳に標高差600mの単調な登りだ。土が殆ど無く、石ばかりなので踏み跡が判らない、黄色いペンキの印を目印にし、黙々と登る。少し先に先行者が1名居た。高岳直下では岩肌に大きなツララがぶら下がっていた。2時間ほどで高岳山頂到着。何とも雄大な景色だ。はるか彼方に阿蘇外輪山が見え阿蘇山の規模のデカサにいまさらながら驚嘆した。ここが噴火した時は天地が裂けんばかりだったろう。

高岳から中岳のピークを越え中岳展望所への下り時にコースを間違え、ガケの上に出てしまった。進路がオーバーハングに成っており、どうした物かと迷っていたら、運良く逆コースを登ってくる二人連れがオーバーハングの下を通りかかったので声を掛けた所、右側に大きく回った所に本来のコースがある、と教えて貰った。岩を攀じ登り元の道に戻り、事無きを得た。やれやれ。私が進路を阻まれた岩場には以前に誰かが迷い込んだらしく、レキのストックが2本放置してあった。易しい山でも単独時は十分な注意が必要と反省。

無事本来のコースに戻り、ロープウエーに沿った遊歩道を歩いて下りる途中に先ほど迷い込んだ崖方向を振り返ると、何たる事か赤シャツの人ともう一人が迷い込んで右往左往しているではないか、声が届く距離ではないし・・・「引き返せ!」と心で叫んでそのまま下った。しばらくして見ると引き返す姿が見えたので、良かった。こちらも無事ロープウエー乗り場に戻った。ガイドブック通り、約3.5時間かかった。再び仙酔峡道路を下り、山なみハイウエーを九重に向う、九重登山口である牧ノ戸峠に午後4時到着。ここから久重山、中岳法華院温泉を経て、長者原までは7時間のコースである。とても今からの入山は無理。ここで泊まって明朝入山しようかと考えるが、ここで一泊すると帰宅が遅れるので久住登山は断念し、次回のバムで取り残した久住、祖母山、宮之浦岳の3山を狙う事とした。

そのまま長者原に下る、ここは絶好のキャンプサイトだった。週末と言う事でキャンピングカーが沢山、同類の軽ワンボックスも3台ほど泊まってた。写真だけ撮ってすぐ先に有った久住観光ホテルの温泉にだけ浸かる事にした。入湯料500円なり、大きい風呂と露天風呂にゆっくり浸かった。ああ時間がもっと有ったら、と悔やんでも仕方ない。九州最後の温泉を楽しんで後は一路、別府から佐賀関に走りフェリーに乗り四国に舞い戻った。今日は強行軍で四国の田舎着は午後11時だった。
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