岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

秋の建て方シーズンです

2011-10-25 | 日記

明日は瑞穂で建前です。いつもより足場が低いです。

そうなんです。平屋なんです。 そうそう、最近凄く忙しそうですねと言われますが、実は昨年と変わっていません。タマゴグミは小さな会社です。年7棟程度しか施工をしません。

建前は重ねる癖があり、それで凄くやっているような雰囲気を出しているみたいです。

今回の家は、切妻屋根と片流れ屋根2枚が組み合わさるデザインを取っています。不動産さんの御好意で、隣の土地をお借りできたので楽な作業になりそうです。

 

そして今朝は

昨日コンクリートを打った現場の水まきです。

こんな感じになるまで水をまきます。

写真で長いボルトがホールダウンアンカーボルトです。

家は、地震や風に抵抗するために構造壁というものを設けます。スジカイや構造用合板を貼った壁ですね。この構造壁は水平の力を受けたとき、回転しようとします。すると引き抜きの力がかかるのですね。その力に対抗するためのアンカーボルトがこれです。

と、説明するとややこしいですね。じゃあ実験を。

近くにある本かノートを立てて持ってください。そして、上の端っこをグーっと指で押してみてください。すると、指で押しているほうが机から浮きましたよね。これが引き抜力です。なんとなく解っていただけましたでしょうか。

 

じゃあ、引き抜きに抵抗するボルトだから沢山あったほうが丈夫だろう。と思いますよね。 私としてはこのボルトを一本でも減らすように壁量計算をしています。

ボルトで押さえる=無理な力がかかる恐れがある

と考えているからです。(これは、いろいろな考えかたがありますので、私が正解というわけではありません)

木造は、一人だけ(一本の柱)ががんばるんじゃなくて、みんな(全部の柱)が一緒にそこそこ働くのがいいのです。 それが長持ちの秘訣なんですね。 なんか、会社に似てますよね。

 

そこそこしか働いていない いてでした。


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