日々の出来事 4月27日 悪妻の日
今日は、悪妻の日(哲学の日)です。
紀元前399年、哲学者ソクラテスは、悪法も法と毒ニンジンの汁をあおり刑死しました。(紀元前399年4月27日)
また、彼は、世界三大悪妻の一人とされているクサンティッペを妻としていました。
今日も、クサンティッペはソクラテスに文句を言っていました。
「 うだうだうだうだ、がみがみがみがみ・・・・。」
ソクラテスは、木に止まって鳴いているセミを見ながら呟きました。
『 セミは幸せだ。
なぜなら物を言わない妻がいるからな。』
それを聞いたクサンティッペは、カンカンになって怒り出しました。
「 このとうへんぼく、とっとと出てお行き!」
クサンティッペは、ソクラテスの頭に水を浴びせました。
でも、ソクラテスは平然と言い放ちました。
『 雷の後は、雨はつきものだ。』
それを見て、結婚を控えた若者が不安な顔をしてソクラテスに聞きました。
「 ソクラテスさんを見ていると、結婚しようかどうか迷ってしまいます。」
『 いや、気にすることは無い。
ぜひ結婚しなさい。
よい妻を持てば幸せになれる。
悪い妻を持てば私のように哲学者になれる。』
『ソクラテス』の名言集でした。
ソクラテスさん
☆今日の壺々話
無知の知
哲学教授が、満席の教室の生徒に質問しました。
「 このクラスで無知を自認する人がいたら、立ち上がって下さい。」
ところが、いつまで経っても、生徒は誰も立ち上がろうとはしません。
哲学教授は、しびれを切らして言いました。
「 君たちは誰一人、“無知の知”と言う言葉を知らないのか?」
その言葉に生徒の一人が答えました。
「 え~と、その言葉は知ってるんですけど・・・・。
先生が真っ先に立っているので、無知であることに、よっぽど自信があるの
かと思って・・・。」
思い込み
ある日、男が家に電話をかけると、彼の妻ではなく、知らない女が電話を取りました。
不審に思った男は彼女に尋ねました。
「 誰だね君は?」
「 私はこの家で働いているメイドです。」
「 うちではメイドは雇ってはいないはずだが・・・・。」
「 ええ、でも私は今日奥様に雇われたばかりなので、ご主人にはお会いして
いません。」
夫はまたかと思い、苛立ちを隠さず言いました。
「 妻に替わってもらえるかね?」
「 奥様は今寝室で休んでおいでです。
一緒にいる男性がご主人だと私は思っていたのですが・・・・。」
それを聞いた男は何かを考え込むように黙り、そして思い切ったように言いました。
「 君は5万ドルほど稼いでみる気はないかね?」
「 どうすればいいんですか?」
男は静かに言いました。
「 電話台の下の引き出しに拳銃が入っている、弾は既にこめられている。
君がやるのは二階へ行って二人を撃ち殺すことだ。
できるかね?」
「 分かりました。
やりましょう。」
受話器が置かれる音がしました。
そして階段を上っていく足音が聞こえました。
そのあと2発の銃声が聞こえました。
そしてまた階段を降りる足音がしました。
メイドが電話に戻りました。
「 もしもし・・・・。」
男はほくそえんで訊いた。
「 やってくれたかね。」
「 ええ、死体はどう処分しましょう?」
「 そうだな、プールにでも放り投げておいてくれ。」
「 プール?
家にはプールはありませんが・・・・。」
「 ・・・・・・・・・。」
二人の間で長い沈黙が続きました。
そして最後に男は訊きました。
「 ええと、お宅の電話番号は・・・・・?」
相談
鉄道模型を捨てました。
かなり古い模型が、まさに大量(線路も敷いてて一部屋使っていた)という感じでした。
結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが、毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしまい、留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました。
帰ってきた夫は「売り払ったお金は好きにしていい」、「今まで迷惑かけててごめん」と謝ってくれました。
残っていた模型も全部処分してくれたので、すごく嬉しかったです。
でも、その後夫は蔵書をはじめ自分のもの全てを捨て始めてしまいました。
会社で着るスーツとワイシャツや下着以外は、服すらまともに持たなくなり、今では夫のものは全部含めても衣装ケース二つに納まるだけになってしまって、あまりにも行きすぎていて心配になり、色々なものを買っていいと言うのですが、夫は服などの消耗品以外絶対に買わなくなってしまい、かえって私が苦しくなってしまいました
これだけ夫のものがないと、夫がふらっといなくなってしまいそうですごく恐いのです。
こういう場合ってどうしたらいいんでしょう?
残業
昨日残業して午前2時頃帰ったら、リビングに行き倒れ状態の嫁と娘が。
嫁の手にはクラッカー、娘の手には「ぱぱおにんじょびおめでと」のカードが。
部屋はお誕生日パーティの飾りが、冷蔵庫には食べかけの俺の大好物のラザニアとケーキ(どちらも普段は太るからと、めったに食卓には上がらない)とシャンパンまで・・・。
残業だから先に寝てろって言っといたのに・・・。
泣きながら布団かぶせたら、嫁が起きて、
「 ごめん、1時までがんばったんだけど・・・。」
その声で娘も起きて、寝ぼけ眼で、
「 パパ、あけましておめでとう。」
また泣いた。
車炎上
先日、向かいの家の車が凄い勢いで炎上した、
下町で家が密集してたから、火が移るのではないかと近所の人達が大慌てで消化活動してて、俺も急いで現場に行ったのだが信じられない光景が広がっていた。
俺の母は子供用の小さいバケツを持ったまま騒いでるだけ。
父は水道に繋げてないホース持って「水が出ない!」と吠える。
向かいの家の家族は揃って座布団を抱えてオロオロしてて。
隣のオッサンは水を頭からかぶり「もう平気だ!落ち着け!」と叫ぶ。
みんなの混乱した様子を面白く眺めてた俺は、パンツ一丁で竹刀を持って跳ねていたと家族は語る。
事実
聞いてくれ。
昨日嫁の家の片付けしててとんでもない事実を発見した。
俺 30才
嫁 30才
もうじき結婚2年目、仲良しです。
俺は岩手、嫁は岐阜の産で、25才すぎるまで当然お互いの存在をしる筈もなく生きてきた。
出会いは26才当時、バリ島の格安ツアーで一緒になった事。
んで、昨日まで嫁さんの実家で慶事があったんで有休で行ってたんだ。
ついでに、実家の納戸を片付けてあげようって事になって(義母一人暮らしで男手無いもんで)、がさごそやってたら、お決まりの古いアルバムやらクラス文集やら発掘して、ぱらぱらめくって眺めたりしてたんだ。
そしたら、アルバムの中に何故か俺の見覚えのある写真があった。
カブスカウトの制服を着たちびっ子達が二列縦隊で行進してる。
行進の先頭は俺だ。
だって、この写真俺の実家のリビングに昔貼ってあったもん。
俺「 なんでこの写真がここにあるの?」
嫁「 え?だってほら先頭の女の子あたしだもの」
えええええええええええええええええ!!
この写真は俺が確か小3の頃、静岡のどっかで行われたジャンボリー(ボーイスカウトの大会)に参加した時のものだ。
写真に写ってる2列縦隊の先頭で、俺と嫁は22年前に既に一緒に手をつないでどっかに向かって歩いていた。
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