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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 4月21日 千利休 浅野内匠頭 ボーイング747

2018-04-21 09:48:37 | A,日々の出来事_



  日々の出来事 4月21日 千利休 浅野内匠頭 ボーイング747



 今日は、

「 侘び茶の千利休殿、その切腹、待たれい、待たれい!」
「 おや、これは忠臣蔵の浅野内匠頭殿、どうしたん?」
「 拙者、先ほど江戸城の松の廊下で、吉良上野介に刃傷に及んだら、即日切腹と 言うことで、逃げて来たのでござる。
 一緒に飛行機で、さっさと国外に逃亡いたそう。」
「 よっしゃ、分かった!」

“ ぶ~ん、ぶ~ん・・・・。”

「 よし、脱出成功でござる!」
「 あらっ、戦闘機がやって来たぞ?」
「 歓迎でござるか・・・?」

“ バリバリバリ!!”

「 うわっ、弾を撃って来たぞ!」
「 お助けでござる!!」

二人を乗せた大韓航空ボーイング747型機は、ソ連戦闘機に攻撃されて湖に不時着し、ソ連軍に捕まってしまいました。

と言う日です。




  解説

・1591年4月21日、千利休は豊臣秀長死後の豊臣政権内の不安定さから来る政治闘争に巻き込まれ豊臣秀吉によって聚楽第で切腹しました。

・1701年4月21日、赤穂藩主の浅野内匠頭が江戸城松之廊下で吉良上野介に刃傷、内匠頭は即日切腹、赤穂藩は断絶の処分が下りました。

・1978年4月21日、大韓航空ボーイング747型機は、ソ連の領空を侵犯し、ソ連軍のスホーイ戦闘機に銃撃され、ソ連領内のムルマンスク郊外の凍結した湖に不時着、乗員乗客は全員拘束されました。






















☆今日の壺々話












   牧野家の家宝、忠臣蔵、スパイ天国






     牧野家の家宝




 徳川家康の有力な家臣である牧野康成の元に、商人が茶壺を売り込みに来た。
商人曰く、これは大変に貴重な茶壺だという。
茶のことを良くわからぬ牧野、これに大金を払って買い取った。
が、後にこれは真っ赤な贋物と判明。
牧野はやすやすと大金を巻き上げられたのだ。

それを聞いた太閤秀吉、牧野をその茶壺とともに呼び寄せた。

「 こんな贋物をつかまされたのか!わしが見ても贋物だとわかるわ!
 おぬしも馬鹿じゃのう。」
「 はあ、まったく。
 馬鹿でございますなあ…。」

あまりにがっかりしている牧野を気の毒に思ったのか秀吉、

「 よいよい。
 お主ほどの侍がこんなことで損をするのは、この太閤が許さない。」

と、茶壺の代金に加え、黄金一枚を添えて、牧野に下したのだ。
これを主君家康に報告すると、家康も面白がって、

「 なんと、贋の茶壺が金を産んだわ。」

そしてこの茶壺は「科銭の壷」と呼ばれ、天下に喧伝され牧野家の家宝とされた。

贋物が、本当の銘物になってしまったお話です。





















      忠臣蔵




 年末に忠臣蔵を見ていたら“お家再興”ってセリフがあったので、
ふと嫁に「どういう意味かわかるか?」って聞いたら、

「 お家、最高!」

って、返ってきたので、「よくわかったな。」って言っておいた。





















         スパイ天国




 日本ってスパイ天国すぎて、どの国のスパイも別の国のスパイにだだ漏れ過ぎて、逆に動きにくいってまじ?

まじっぽい。
あと、ヨーロッパなどで培ったスパイ感覚が狂うって話もあるようだ。



         KGB


KGBのスパイが霞ヶ関の官公庁や財界、政治家のパーティにほぼ必ず参加する謎の人物を発見。
         ↓
ほとんどのパーティで主催者が必ず挨拶に訪れる。
         ↓
驚くほど幅広い人脈から日本政界の大物と判断。
         ↓
ソ連政府、謎の人物との接触と背景の洗い出しをKGBスパイに命令。
         ↓
各国スパイ、謎の人物の背景を探るたび一人一人いなくなる。
         ↓
KGBスパイ、本国から細心の注意を払うよう命令を受ける。
         ↓
KGBスパイ、接触を経て謎の人物の自宅で夕飯を共にするまで仲良くなる。
         ↓
謎の人物、寿司職人から叩き上げた料理屋の会長で「安い・早い・旨い」と
パーティの厨房を任されてた業者の人だった。
         ↓
KGBスパイ、不手際で本国に召喚される。
         ↓
ソ連崩壊後出版された元KGBスパイの回顧録で
「あの親父、ロシア人に寿司とキリンビールの旨さを教えた悪魔だ」
         ↓
謎じゃなくなった料理屋の会長、ロシア進出。
         ↓
プーチンの同僚だった元KGBスパイ、紆余曲折を経て地元のお偉いさんに。
         ↓
日本語訳された回顧録読んだ親父、元KGBスパイの家を訪れ
ふたたびビールと寿司で食卓をともにする。





















外国人の感覚








 先日、外国人ばかり集う飲み屋に初めて行った。
意外だったのが、人種・国籍さまざまなのに、共通語が「日本語」だったこと。
反対に、相当な日本通で日本のことを予習してきた外国人でも、来日して最も驚いたことは街中、住宅街にお墓があること。
 ユダヤ人によると、日本はユダヤ人差別が無い唯一の先進国。
黒人は、差別というより日本人が“自分を怖がっている”ことに戸惑うようだ。
アジア人も若い男の間では、日本人女性は憧れの的でステータスが高い。
ドイツ人によると、ドイツ本国のくくりでは日本は東南アジアで、赴任前に各種予防接種を受けて赴任中は“熱帯地域赴任手当て”が付くとか。
 彼らの間では、とにかくやたらと“ニンジャ”が人気ある。
米国の高校ではニンジャサークルが多いらしいけど、日本のサークルの所在を訊かれて困った。
オランダ人の女の子は美人で日本語堪能だけど、世界地図で日本がドコなのか指せない。
豪州人の男の印象では、地図で見ると日本は森林ばかりで、その隙間に都市がある。
フィンランドやカナダと同じような印象の国のようだ。
 多くの外国人が言っていたのが、“日本人があまり和食を食べないことに意外だった”こと。
あと、日本のクリスマスは楽しい。
欧米本国では、キリスト教の厳格な意識がウザイ。
日本のクリスマスのように恋人が会うのは、アチラでは大晦日とか。
外国人に質問されても、分からないことが山ほどあった。




















外国人が日本で驚くこと






・トイレには予備のトイレットペーパーが備え付けられていて盗まれていない。
・電車内で携帯電話で話している人が誰もいないどころか、着信音すらしない。
・水道の水が普通に飲める。
・雨の日に電車の中で座ってる人は、みんな傘を足の間に挟んで他人に気を遣っている。
・トイレの便座が暖かく、しかもどれひとつとして故障していない。
・日曜日には繁華街のすべての店舗が開店している。
・自動販売機の誤作動がない。
・正月には教会に門松が飾られている。
・電車が遅れないのは有名だが、遅れると謝る。
・家電量販店の店頭では電化製品の実物が触り放題だ。
・フードコートにはゴミひとつ落ちていない。

中国人や韓国人が日本に来ると、少なくとも表面上は誰も自分たちを嫌っていないことに驚くらしいけどね。
しかも、学校で他国(特にアジアの国)と仲良くしましょう、と習うことに驚くってさ。

(追加)
・トイレに洗浄機能があるのが当たり前で、外国人にもわかるピクトグラム付き。
・駅の案内音声がクリアで英語でも放送される。
・工事現場や駐車場には案内人がいて、安全に配慮して誘導しているのが当たり前。



“正月には教会に門松が飾られている。”
これ会社でクソ吹いた。


餅の注文を受けたのだが、25日にアーメンした後に餅食べるんだって。
九州に送るって言ってた。


・電車が遅れないのは有名だが、遅れると謝る。
「 ただ今、列車到着時刻を1分遅れで走っています。
お急ぎのお客様には、大変ご迷惑をおかけしています。」
クレームを入れるヤツがいるから、こんな放送するの?


災害なんかで電車でないときの駅員のアナウンスが、時々、ツボに入りすぎて困る。
「○○から先はいけません!言ったら引き返せません!あきらめてください。」
「○○の到着時刻は不明です!私も知りたいです!」


どこの路線か教えれ?


以前、京急のダイヤが事故で乱れた時に、
「この電車の行き先はわかりません。取り敢えず行けるところまで行きます。」
って、アナウンスを聞いたことある。


こないだの台風の時に「残念なお知らせです」って、接続先の他社路線が運転再開見込みなし、のアナウンスしてた。


テラ京急イズム。
まあ、京急は乗客もプロ中のプロだから、これくらいのアナウンスでは、びくともしないが。






















学園都市での話







国立の研究所が林立しているせいか、いろんな国の研究者とその家族が暮らしている。
だから、変な風に外国人を見かける。


1.路上にて
ジャージにヘルメットという、田舎スタイルでだべりながらチャリ通する男子中学生集団。
その中に、なぜか金髪碧眼の男の子が…
ビックリして凝視してたら目が合ってしまった。ごめん。


2.コンビニにて
10月も下旬、かなり肌寒くなってきた頃の夕方。
コンビニに入ったら、必死に漫画を立ち読みする小学生(推定5年生)が…
すっごい鼻を啜ってるんだけど、そりゃそうだろうと思った。
だって、夏の体操服(半袖半ズボン)姿。
しかも、なんかあったかそうな国の子(インドとか中東系)っぽいし。
国に帰ったとき、コンビニとか漫画とか恋しくなったりするのかな、なんて思った。


3.ツタヤにて
「劇場版 呪怨」の前で固まる幼児(推定5歳)。隣にいる母親がサリーを着ているから、
インド人だと思う。
両親は隣でディズニーアニメを物色中。
きっと子供のためなんだろうけど、当の子供は呪怨に夢中。
とにかく、凝視ったら凝視。動きもしない。
やっと動いたと思ったら、母親に「これ借りたい」(身振りから推定)とおねだり。
当然、母親は「そんなのダメ!」(表情から推定)と速攻却下。
その後、母親に手を引かれて行ってしまったけど、何度も何度も呪怨を振り返っていた。
いつか見れたらいいね、呪怨。インドにあるかわからないけど。


4.イギリスな研究者
昨年の晩夏、実家から送られてきた梨の一部を勤め先に持っていった。
適度に冷やし、おやつタイムに出してみる。
一番最初に気付いたのは、一人の英国人留学生。
渡したデータをボスがチェックしている間、暇だから~って感じてプラプラやって来て1コつまむ。
で、シャリシャリやりながらボスのもとへ…と思ったら、3倍速で戻ってきた!
すんごい真剣な顔でもう1コゲット。美味しかったらしい。


5.デンマークな教授
母国語以外に、英語・仏語・独語が堪能。日本語もマスターすると息巻く。
しかし、漢字で挫折。
以下、中国人留学生との会話。
「お前ら中国人が余計なもの(漢字)を輸出するから、こんなに日本語が難しくなったんだ!」
「違う!中国人にとっても日本の漢字は難しい!こっちも困ってる!」
「え、そうなの?」


6.タイな留学生
浜崎あゆみのファンだとかで、日本語を覚えようと頑張る。
しかし、ひらがな・カタカナ・漢字のコンボにあえなく撃沈。
後に「君は、ひらがなとカタカナと漢字、全部使えるの?」と子犬のような目で聞いてくる。
正直、答えに困った。


7.9月頃の話。
フィンランドからの留学生が増えました。11月現在まだ日本語は微妙なんですが・・・
で、日本慣れしたフィン公がフィン2号に色々吹き込んでます。

フィン公「( ゚∀゚) えrdctfvフィンランドyぐひおおpkl」
2号  「(・ω・) rtdfyぐいフィンランド@@いお」
俺   「なんて言ったの?」
フィン公「スーミだと日本人分からないから自己紹介の時はフィンランドって言う様にって教えた」
俺   「妥当だな」

フィン公「( ゚∀゚) いおkfだお;dじあllkdムーミンじゃw;んklj」
2号  「(・ω・) アdjklるあいおmんkムーミンlさ:どいwjlんk、かjsk」
俺   「今度は何かムーミンって聞こえたんだが・・・?」
フィン公「自己紹介してどんなトコ?って聞かれたら、
     夜は野生のムーミンがごはんを探して歩き回る危険な場所って答えるようにって!」
俺   「そんなネタ吹き込むな・・・」



8.私の知り合いのイギリス人
(´・ω・`)「おみそしるの、スズメがすき」

シジミとスズメを言い間違えたらしかった。



9.身体の大きなクマみたいな青い眼のオッサンが、こんなこと言ってた。

「日本ってのは没個性というより鏡なんだ。
 拝金主義者が見れば拝金主義者に見える。
 スケベが見ればスケベに見える。
 好戦的な者が見れば好戦的に見える。
 差別主義者が見れば差別主義に見える。
 けれど礼儀正しい者が見れば礼儀正しく見える。
 優しい者が見れば優しく見える。
 好奇心旺盛な者が見れば好奇心旺盛に見える。
 義理堅い者が見れば義理堅く見える。
 みんなの言うことを聞くとわけわからないよ。
 確かに日本人は、相手に染まりやすいね。
 けど一枚の鏡だと思えばどうだい?
 日本人がどう見えるか聞けば、
 そいつがどんなヤツなのかわかるんだ。」























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