goo blog サービス終了のお知らせ 

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

しづめばこ 4月8日 P517

2018-04-08 18:31:17 | B,日々の恐怖



 しづめばこ 4月8日 P517  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。
小説“しづめばこ”



大峰正楓の小説書庫です。
大峰正楓小説書庫


童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の出来事 4月8日 ミロのヴィーナス

2018-04-08 10:05:40 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 4月8日 ミロのヴィーナス






 今日は、ミロのヴィーナスが発見された日です。(1820年4月8日)




ミロのヴィーナス経緯


 エーゲ海のメロス島で農夫のYorgosが、洞窟の中で変わった形の大理石の断片を2個発見しました。

「 お、これは金目の物だ。
 取り敢えず、畑に埋めて隠しておこう!」

Olivier Voultier(フランス人水夫)が、それを目撃します。

“ お、怪しいヤツ・・・。
 死体でも埋めているのかな?”

「 コラッツ、おまえ、何をしている?」

ビビッたYorgosが答えます。

“ し、しまった、見付かった!
 もう、仕方が無い・・・・。”

「 これは洞窟で見付けた大理石でさァ。」

Olivier Voultierが、それを見て考えました。

「 そうか、他にもあるかも知れないぞ。
 見つけたところに案内しろ!」

二人は洞窟に行き、残りの4個を拾いました。

「 もう、無いな。
 それじゃ、これを上官に見せることにしよう。」

Jules Dumont d'Urville (Olivier Voultierの上官)が、それを見ました。

「 う~む・・・。
 これを組み合わせると・・・・・。
 うわっつ、これは芸術だ!!」

所有権を巡って、いろいろな人々や国々のケンカが始まります。

「 バコ、バコ、バコ、バコ、バコ、バコ、バコ!!」

Riviere侯爵(フランスのトルコ大使)の勝利宣言です。

「 やったァ~~!
 1000フランで買えたぞ。
 フランスに持ち帰って修復だ!」

数日後のRiviere侯爵です。

「 修復できたぞ。
 国王に献上しよう。
 褒美はタップリだ!」

これを見たルイ18世(フランス国王)は、大喜びです。

「 お~、これはスゴイ!
 よし、ルーブル美術館に収納だ!
 いや、待てよ、手が無いぞ・・・・・・。
 そうだ、誰か芸術家に手を作成させよう!」

 その後、いろいろな手の案が寄せられます。
でも、適当なものがありません。
ルイ18世は呟きました。

「 う~ん、ろくな物が無い・・・。
 もう、手は無しだ!」


 ミロのヴィーナスは、高さ2.02mの大理石製です。
同時に発見された台座に“アンティオキアの市民、メニデスの息子、アレクサンドロス”と言う銘があり、これが作者であると言われています。
様式からヘレニズム時代の初期のものと推定され、BC150~120頃の作品であると考えられます。










  ミロのヴィーナス






















☆今日の壺々話














エイプリルフール







 1987年4月1日、イギリスの新聞で“ミロのビーナスの両腕がギリシャのメロス島で発見され、ルーブル美術館に送られました”と言うニュースが流れました。


「 あ、これは・・・・。」
「 う~ん、困ったぞ・・・。」
「 どうしよう・・・。」
「 う~~ん、弱ったな。」
「 これは、やっぱりマズイよな。」
「 そうだな、発表は無理だよな。」
「 ま、ちょうど4月1日だし・・・。」
「 エイプリルフールと言うことで・・・。」
「 まあ、そう言うことにしておくか・・・。」
「 でも、これホンモノなんだけどなァ・・・。」
「 倉庫に仕舞って置くのも惜しいけどなァ~。」
「 それでも、やっぱり、仕方ないと思うな・・・。」
「 そうだな・・・・。」
「 いくらなんでも、これ、“コマネチポーズ”だからなァ・・・。」





















花入れと金づち







 武野紹鴎は、あるとき古道具屋の店先に伊賀焼の両耳のついた花入れを見つけた。
紹鴎はその花入れが欲しかったが、急用の途中なのでそのまま行き過ぎた。
紹鴎は、翌日古道具屋に買いに行ってみたが、すでに千休利がその花入れを買ってしまっていた。
 ある日、千利休よりその花入れを用いた茶会を開くと誘われた。
茶室に入ると、例の花入れが床の間に飾られていた。
なんと、両耳であったはずの花入れの片耳を欠いてあるではないか。
 紹鴎は心の内で大きく頷き、茶が終わってから利休にこう言った。

「 自分もこの花入れを見たとき、片耳を欠いて使えば面白いと思いました。
もし、今日利休殿が両耳のまま花入れを使用されていれば、片耳を叩き割ってしまおう考えていました。
ほらこの通り。」

と懐中から小さな金づちを出して見せた。
利休と紹鴎は互いの審美眼の確かさを再認識したという。





実は利休に花入れを買われたのに腹立って、壊そうとして金づちを持って来たのかも。


利休は落として割ってしまっていたので、内心ヒヤヒヤでしたとさ。


利休「お…おう、そ、そ、そうだぜ・・・。」


未完の美ですね。
この話と一緒で「ミロのヴィーナスは、実際にどんな腕があったかはもはや関係ない。腕が無いことで"ミロのビーナス"として完成しているのだ。」という話を中学の頃に聞いた記憶がある。


ミロのヴィーナスが美しいのは、欠けている腕を、自分が最も美しいと思う形に想像することが出来るからじゃなかったか?





















アフリカの手








 小学生の頃、日光への修学旅行のお土産屋のすみに、彫刻コーナーみたいな謎の展示スペースがあって、そこで家族へのお土産にリアルな木彫りの孫の手を買った。
黒光りする荒々しい木彫りで、人間の肘から下を精巧かつダイナミックに模した(爪や手相っぽいのまで彫ってあった)孫の手だった。
 凄く高かったのに、気味悪がって誰も使ってくれなかった(´・ω・`) 。
いつしかそれは家族から“アフリカの手”と呼ばれ恐れられる様になった。
仕方ないので自分でたまに、かゆくもないのに背中かいて使ってそこら辺に放置してたら、夜中にトイレに起きた姉が、暗がりのコタツ布団からニョッキリ出たアフリカの手に仰天してちょっぴりチビってしまい、それ以降、アフリカの手禁止令が出てお蔵入り。
自室のガラクタ箱に入れて、そのままほとんど忘れてしまった。
 そして16年後の先月、夜中にトイレに起きたら、ベッドの下から筋肉質の骨張った腕が月明かりにスックと出てて、しかも勢い余って踏んでしまいギャアアアアアアアアアア!
模様替えで、ベッドの下にガラクタ箱つっこんだんだった・・・。
 さすがにチビりはしなかったけど、向こう30年分くらいの驚きを消費してしまった…。
て、いうか“なんでこんなもん買ったんだよ!!”って、16年越しに自分にツッコんだ。
家族の気持ちがやっとわかったわ。
アフリカの手こわい。



























『 職場の同僚A、B、C、D、Eの5人が熱海の旅館で小さな忘年会を開いた。
その帰り際、旅館の仲居さんにシャッターを押してもらって集合写真を撮った。
しかし、その集合写真には不思議なものが写っていた。

Aの頭からうっすらと白い手が生えており、指を1本立てている。
Bの頭に生えている手は指を2本立てている。
同じくCは3本、Dは4本、Eは5本。

すると、あいついでA、B、Cが順番に亡くなった。
Dは写真を思い出した、「次は自分だ・・・」
しかし、Dよりも先にEが死んだ。
自分の順番が順番がとばされたことでDは安堵した。

心に少し余裕が戻ったDは、忘年会の時に撮ったその他の写真を見直してみた。
すると問題の写真の右端に、旅館の仲居さん(シャッターを押してくれたのとは別の人)の半身が見切れており、やはり頭から白い手が生えている。
しかし見切れているせいで、指が何本立っているか分からなかった。
Dは旅館に問い合わせたところ、Cの死とEの死の間に、その仲居さんは亡くなっていたらしい。

Dはいよいよ自分の順番が来たことを悟った。』



こんなの、どう?


そうか。
片手で数を1から順番に表現する場合、6を4本指で表現する事を、感覚的には「折り返した」って思うよね。
要するに、Dは4じゃなく6だったんだ。
仲居さんが4。
こんなところかなァ。



じゃあ、これは?


『 こんな体験ない。
ある花火大会の日、アイスを食べて腹を壊し公園のトイレに駆け込んだ。数分、大きい方で我慢していると、何故か隣のトイレの水洗が流れる音がした。
誰かいたのかと思い、気にせず数分後トイレを出た。
ところが、親友の所へ戻ってフッとある事に気付いた。
隣のトイレは確か、故障中という張り紙があった事に。
それに、確かあの時、誰かが出て行った気配が無かった事に気づいてしまった。
その瞬間、またも腹いたが。
さすがに、あのトイレだけは行きたく無く、コンビニに恥を忍んで駆け込んだ事がある。
あれって、もしかして心霊なの。』


うん・・・・。


「 あなたの使用した個室で、数分前に別の誰かが用をたしていた。
そこへ下痢気味の男が便器を求めてやってくる。
使用可能な個室は塞がってるので、仕方なく「故障中」の貼り紙がある個室に入る。
隣の個室の男は用をすませてトイレを出て、かわりに新しい男(あなた)が入ってくる。
下痢気味の男もひととおり便を出し終え、水を流して退室しようとするが、そこは下痢腹。
「 痛ェ……、まだ出そうな気がする。」
上げたズボンを再び下ろし、便器に腰掛ける。
そうこうしているうちに、隣の個室の新しい便客(あなた)も用をすませて出ていった……。」


これでどう?

















童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月7日(土)のつぶやき

2018-04-08 09:57:50 | _HOMEページ_



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------