大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 裏拍手 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P536 )                          

日々の出来事 11月17日 ゆけ!ゆけ!川口浩探検隊!!

2018-11-17 07:00:00 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月17日 ゆけ!ゆけ!川口浩探検隊!!






 今日は、川口 浩が亡くなった日です。(1987年11月17日)
川口 浩は、映画俳優、タレント、探検家(?)で、テレビでは“キイハンター”や “ザ・ガードマン”で活躍していました。
 探検家(?)としては、1977年に始まった“水曜スペシャル、川口浩探検隊シリーズ”が有名で、そのヤラセは芸術と言ってよいものでした。
 このシリーズは、テレビ朝日系で43回放映され、“恐怖!双頭の巨大怪蛇ゴーグ!南部タイ秘境に蛇島カウングの魔人は実在した!!”、“恐怖の巨大怪鳥ギロン!ギアナ奥地落差1000メートルの大滝ツボ洞穴に原始怪獣を追え!!”、“爬虫類王国オーストラリア!猛毒蛇の大洞窟征服の果てに幻の白いカンガルーを見た!!”などの視聴者の興味を引きそうな強烈な見出しが印象的で、ヤラセと分かっていてもツイツイ見てしまうものでした。
 このことについては、後に、嘉門達夫が“ゆけ!ゆけ!川口浩!!”と言う曲を作り、大ヒットしたことに繋がります。






    ゆけ!ゆけ!川口浩!!(作詞・作曲、嘉門 達夫)



ヽ( ・∀・)ノ 川口浩が洞窟に入る
      カメラマンと照明さんの後に入る
      洞窟の中には 白骨が転がる♪
      何かで磨いた様な ピカピカの白骨が転がる
      すると突然頭の上から
      恐いヘビが襲って来る♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ 何故か不思議な事に
      尻尾から落ちてくる
      ヘビの攻撃さけると 動かないサソリが襲って来る♪
      サソリの次は毒グモだ ヒロシは素手で払い落とす
      ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩
      どんとゆけ~!!♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ 原住民が底なし沼にはまる
      溺れている原住民の顔は笑ってる♪
      川口浩は ピラニアにかまれる
      かまれた素手が 突然画面に大アップになる♪
      さらに未開のジャングルを進む
      道には何故かタイヤの跡がある♪
      ジャングルの奥地に新人類発見!
      腕には時計の跡がある~♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ こんな大発見をしながら決して学会には発表しない
      川口浩の奥ゆかしさに僕らは思わず涙ぐむ♪
      ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩
      どんとゆけ~!!♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ 大発見をしてジャングルを後にする
      来る時あれだけいたヘビやサソリ毒蜘蛛いやしない
      底なし沼さえ消えている♪
      ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩 ゆけゆけ川口浩
      どんとゆけ~!!♪ ヽ(´∀`)ノ








  川口浩探検隊

















☆今日の壺々話









探検




 ドイツ人、アメリカ人、メキシコ人がアマゾンを探検していた時のこと。
原住民に捕まって鞭打ち10回の刑を受けることになった。

「鞭打ちに際して、背中に何か置くことを許そう」と、族長。

ドイツ人は「油を塗ってくれ」と言った。
鞭打たれた跡には大きなみみず腫れが出来て、彼は痛みのためほとんど動けなかった。

次のメキシコ人は「何もいらない」と言った。
彼はひるむことなくまっすぐ立って、10回の鞭打ちを受けきった。

最後に、族長は「お前はどうする?」とアメリカ人に尋ねた。
アメリカ人は横をチラッと見て言った。

「私はメキシコ人を。」

















        青いキリン




 ある大富豪が『青いキリン』を見つけた者に多額の賞金をやると言いました。

アメリカ人は、すぐに探検隊を組織してアフリカの奥地へ出発しました。
イギリス人は、本当にそんな動物がいるかどうか何度も議論を重ねました。
ドイツ人は、過去の文献を引っ張り出してきて青いキリンに関しての統計を調べ始めました。
日本人は、遺伝仕組み換えによって青い色素を持つキリンを作る研究を始めました。

一方、中国人は青いペンキを買いに走りました。

















      逆転勝利





 森の中で、大きな動物対小さな動物のサッカーの試合が行われました。

試合は予想通り、大きな動物チームの圧倒的リード。
ゾウやサイ、カバたちが大量得点をあげて前半が終了しました。

そして後半。

ゾウが突然、ドリブルの途中で転倒しました。
サイは止まって動きません。
カバはシュートの手前で転んでしまいました。
その間にアリがコーナーキックを決め、ミミズがヘディングし、芋虫がオーバーヘッドシュート!

ついに小さい動物チームが逆転し、試合は終了しました。

涙を流して選手を出迎える、ノミ監督。

「 みんなよくやったぞ!!
 しかし、いったい誰がゾウを倒したんだ?」
「 あ、オレっす。」

手を上げたのはムカデでした。

「 そうか!よくやった。
 サイを止めたのは?
 カバを倒したのは誰だ?」
「 あ、全部オレっす。」

と、ムカデ。

「 そうだったか!すごいぞ。
 でも、どうして前半から出なかったんだ?」
「 あ、靴履いてて間に合わなかったっす。」


















文集




 2年生最後に配られる「ミニ文集」の件で担任から電話があった。
“この内容で載せてもいいか?”とのコト。
何を書いたのかもまったく知らなかったので担任に聞くと、言いにくそうに全部読んでくれた。お題は「将来の夢」。



将来の夢

 僕が将来一番なりたいのは山崎邦正です。(げっ)
二番目は探検家で…(4番まで続く、略)。
お母さんは将来ダチョウ倶楽部になって、人間大砲をやりたいといってました。
かっこいいと思います。


 死なせて、とにかく死なせて。
もちろんダメ出し後、2番以降を繰り上げ、お母さん話は削除させました。
あぁ・・・。


『 で、母は本当に人間大砲をやりたかったのかが気になる・・・。』


 母です。
人間大砲は私の憧れです。
バンジーとかは素人でも出来るけど(マカオタワー経験済)、人間大砲はダチョウ倶楽部4人目じゃないと出来そうにないから。

「 ママはいつかダチョウの4人目になりたい。」

と熱く語ったのは間違いないです。
 息子はビビリのへたれなので、バンジーを平気でやる、人間大砲をやりたがる母を尊敬してくれてるそうです。


















洞窟





 先輩から聞いた話なんだけど、俺が入ってる部活で昔洞窟探検を本格的にやっていた。
岩手県には洞窟がいっぱいあり、当時は今ほど観光地化されておらず、まだまだ洞窟内部がどのようになっているかわからなくて、近くの洞窟調査を趣味でやっている人などと一緒に測量を行うことが頻繁にあった。
 
 冬に、恒例の洞窟測量の集まりがあり、かなり広い洞窟を測量していたときの話です。 
参加者はそれぞれグループに別れ洞窟に入り、先輩たちは仲間と一緒に調査をしていた。
 測量などはすでに終わっている場所もあり、何より測量はかなり面倒くさいものらしく、先輩たちは測量そっちのけで洞窟内を好き勝手に探索しちゃえみたいな雰囲気になってきた。
それで、そのうちみんな落ち合うところだけ決めてそれぞれ行きたい所に入って、蝙蝠をいじめたり、記念撮影をしたりしていたようです。

 そのうち一人が、洞窟の太い穴の横にあった下りの細い穴に這って入って行った。
まわりの人は、既に測量済みで行き止まりの場所だと知っていたので、

“ どうせ奥のほうですぐ詰まって後ろ向きでもぞもぞ出てくるんだろう・・・。”

くらいにしか思ってなかったのですが、何分たっても出てくる様子がありませんでした

“ 遅すぎだなぁ・・・。”

と思っていた頃、入っていった人がこちらを向いて這って出てきた。
 体を反転させるスペースがあったのか、と不思議に思い、待っていた先輩が声をかけると 入っていった人がひどく震えながらモゾモゾと話し始めた。

「 なんか、穴の奥に、腕2本がようやく入るくらいのさらに細い穴があった。
それで、細い穴の下の土が手で簡単にどけられて、しばらく掘っていたら通り抜けられた。
その先には、3畳くらいのスペースがあった。」

待っていた先輩は、あぁだからこっち向きに出てきたのか、と納得した。
 しかし、入っていった人は震えながら話を続けた。

「 で、そのスペースにライト照らしたら、なんか、泥人形が横たわってた。」
 
待っていた先輩は、

“人型の鍾乳石を発見してビビったのか。”

と思ったらしいが、入っていった人が更に続けた。

「 その泥人形が、なぜか、メガネ、かけてるんだよ。
誰だろうあんなイタズラしたの・・・。」

近くにいた全員が、

“ あぁ死体だ・・・。”

と思ったようで、洞窟内は一気に空気が重くなった
その日、すぐ全員がその洞窟から出て、警察に連絡した。

 後日、死体の身元がわかった。
警察によると何年か前に突然行方不明になった地元の村の高校生で、死因は年数がたちすぎていて不明。
ロウソク一本持って、その洞窟に入ったらしい。
おそらく探検か、自殺が目的で入ったのではないか、とのこと。
 死体のあったスペースには、溶け残ったロウソクと、菓子の袋が発見された。
死体は洞窟の空気循環の悪さや、そのスペースが長期にわたり閉空間であったおかげで腐食が進行せずに元の形を保ったまま、上から染み出て落ちてくる泥水によって全身が覆われたらしい。
メガネが泥に覆われていない理由はわからなかったようだ。


















防空壕 





 昨日久しぶりに友人と酒を飲んでて話題になった話。
小さな事件だったけど、全国紙にも載ったし、ニュースにもなってたと思う。


登場人物は、
A:リーダー格        
B:Aの幼馴染
C:大人しくて、頭がいい。 
D:俺


 俺の地元は近年都市のベッドタウンとして開発されるまでは、結構寂れた寒村だった。
コンビニはおろか、自動販売機すらチャリで20分くらい走らないとないような田舎と言えば分りやすいと思う。
 で、当然そんな田舎に娯楽施設なんかもないわけで、当時小学生だった俺たちは、家同士が近いこともあって、小さな山(標高100m位)とその麓にある公園で遊ぶのが日課となっていた。
かくれんぼや鬼ごっこはもちろん、公園のほとりにある池では鯉やフナ、ブルーギル、ブラックバスなど色々な魚が釣れるし、山に入れば、クワガタやカブトが面白いように取れる。
俺達以外にも小さな子を連れた母親たちが良く遊びに来ていたのを覚えている。

 そんな中、Bが面白い話があるとニヤニヤしながら俺たちを集めたのは、梅雨明けの蒸し暑い日の事だった。
小学校のグループワークで地元の歴史について調べていたBは、地元史の中から面白い記述を見つけていた。
 曰く、俺たちの遊び場となっていた山はいくつかの古墳が残っており、戦時中はその古墳を利用して陸軍の演習場及び武器や弾薬の倉庫、防空壕が存在していたというのだ。
 陸軍・防空壕と聞いてドン引きする俺とC。
Aは興味をひかれたような顔をしていた。

B「 なぁ~、面白そうだろ!! でさ、明日この防空壕に行ってみないか??」

怖いもの知らずのBは喜色満面。
 怖がりな俺とCは断固として拒否したが、あろうことかリーダー格のAが賛成してしまった為に、やむなく俺たちは山中にあるという防空壕に行く事となってしまったのだ。


 当日はうだるような暑さだった。
防空壕に行くのは心底嫌であったが、皆を待たせるのも悪いと思って、学校から帰るとすぐに準備をして山の麓の公園へと向かった。
 しかし、公園へ向かう途中に自転車のチェーンが外れてしまい、結局俺が公園につくころにはA・B・C全員が少し怒ったような顔で俺を待っていた。

A「 なんだD。怖がって来ないかと思ったぞ。」
B「 遅いよ、何してたんだ!」
C「 ……帰りたい。」
俺「 あ、ゴメン。自転車のチェーンが外れちゃってさ。」

俺がそう言うと、Aが少し怪訝な顔をしたまま俺の自転車の側にかがみこんで、あっという間にチェーンをはめてしまった。

俺「 うわっ、スゲー!ありがと!!」
A「 うん。それよりも、早く行こうぜ。ここ暑い。」

Aの一声で俺達はいつも使っている小さなけもの道から山に入った。
 Bが言うには、目的の防空壕は山の中腹当たりにあるらしい。
いつも山を駆けまわっていた俺達が見つけられなかったのだから、結構奥まった所にあるのだろうというのがBの見解だった。

俺「 暑いね。」
B「 まぁな。でも、山の中は外と比べると涼しいよな。」
C「 日影だからね。」
A「 あちー。」

 山に入っておよそ30分。
学校での出来事やマンガの話をしているうちにBが大きな声を出した。

B「 あっ、多分こっちだ!」

 俺達の背丈と同じくらい伸びた草をかき分け、どこかで拾った木の枝で道を作って行くB。
俺は一番後ろで皆の後に続いた。
そしてしばらく歩いて行くと、Bが再び上機嫌に声を上げた。

B「 あったーーーーー!!」
A「 おぉ、本当にあったよ。」
C「 ……うわー。」

樹木の根もとに、その防空壕はひっそりと存在していた。
 夏だというのになぜかその周辺はひんやりとした空気が立ち込め、俺は暑さとは別の嫌な汗を額にびっしょりかいていた。
正直、俺はそれを見て、なんとなく嫌な感じがしたのだ。
 割とマジに「帰ろうよ」と言うが、テンションの上がっているAとBは聞く耳を持たず、不安そうにしているCも俺を一瞥しただけで、雑草の生い茂る防空壕の暗い穴をジッと見つめている。
そうこうしているうちに、Bがリュックサックから懐中電灯を取り出した。

B「 よっし、それじゃあ入ってみようぜ!」
A「 おう!」

勇ましく防空壕の中に入っていく二人、俺とCは顔を見合わせるとしぶしぶ二人に続いた。

 防空壕の中は外とは比べ物にならない位寒かった。
壁はびっしりと苔に覆われ、湿った空気とカビ臭さが不気味な雰囲気を強めている。
地面も湿っているのか、濡れた岩がぬるぬると滑って何度かこけそうになった。
Bがふざけて顔を照らしたり、懐中電灯を消したりするものだから、俺達はその都度Bに文句を言う。
 異変が起きたのは入口から十数メートルほど進み、少し広い空間に出た時だった。
再びBがふざけて懐中電灯を消した瞬間、光源はBの持つ懐中電灯しかないのに壕の奥に淡い光が見えたのだ。
 暗闇の中での光源ほど目立つ物はない。
俺を含めてその場にいる全員がその光に気付き、そして誰ひとりとして声を上げるような奴はいなかった。
 後から聞いた話では、Aは外への亀裂があるのかとぼんやり考えていたらしく、Bについてはビビって腰を抜かしていたらしい。
異変は続く。
初めは針の先程の光だった謎の光源は、チラチラと揺れるような動きを見せると、徐々にその大きさを変えて行った。
針の先から米粒のような大きさに、さらに天道虫、ピンポン玉、野球ボール、そしてその光が子犬位の大きさになった時、俺達は初めてやばい事になっていることに気付いた。

“ あの光は近づいてきている。”

 あの光がどういった物かは知らない。
ただ、とても怖かったのを覚えている。
 俺達は一瞬でパニックになった。
我先に出口に向かおうとするが、隣の友人の顔すら見えない暗闇に加えて、足元が滑るせいでまともに先に進めない。
なおも、謎の光は俺達に近づいてくる。
 先ほどまで子犬程度の大きさだった光はいまや、ドッヂボール程の大きさにまで成長していた。

「 うわぁああぁぁぁあああああああ!!」

防空壕の中に響き渡る俺達の絶叫。
 手当たり次第に、持っていた木の枝や落ちていた石を光に向けて投げつける。
そのいくつかは確実に当たっているはずなのに、それらが物に当たるような手ごたえは無かった。
それでも、何度も躓き、膝をすりむきながら出口までたどり着いた俺達は、一目散に山の麓まで駆け下りた。

俺「 何だ、何だよあれ!!?」
A「 分んねーよ!! それよりBとCは!?」

Aの声に振り返ると、その場には俺とAしかいなかった。
B・Cの自転車はまだ残っている事から考えても、二人はまだあの防空壕に残されてしまっているらしい。
額から冷や汗が流れ落ちる。

俺「 ど、どうすんだよ! あそこにまた戻るのか!? 俺はもう嫌だぞ!!」
A「 俺だって嫌だよ!! でも、仕方ないだろ、あいつら二人置いとけねーよ!!」

走りだすA。
俺は笑う膝を抑えて、Aの背中を追いかけた。

 Bはすぐに見つかった。
樹の下の防空壕の入り口で、懐中電灯を持ったまま気絶していたのだ。
軽く失禁していたようだが、膝や手のひらの傷以外目立った外傷はないように見えた。
AはBを俺に任せると言うと、Bの手から懐中電灯を奪い、一人防空壕の中に消えて行った。
 どのくらい時間が経っただろうか。実際には5分~10分程度だと思うが、一人待たされた俺が心細さと恐怖から半泣きになりかけていた頃に、Aが防空壕の中から慌てた様子で飛び出して来た。

A「 Cがいない!!」
俺「 何で!?」
A「 分らん! すれ違いになったのかもしらん。取りあえずBを運ぼう。」

Bの腕を俺達の肩に回して、山を下る。
二人掛かりとはいえ、完全に気絶してしまっているBを抱えながら山を下るのはとても辛かった。
Bが目を覚ましたのはちょうど山を下りきり、自転車置き場にたどりついた時だった。

「 ひぃ!!」

と口の端を震わせて辺りを見渡したBは、そこにAと俺がいることに気付くと安堵して崩れ落ちた。

A「 おい、B大丈夫か?」
B「 …………。」
俺「 怪我、痛くない?」
B「 ……首が。」
A「 首が痛いのか?」

 Bは相当憔悴しているようで、まともに答えることは出来なかった。
ただ、しきりに首を撫でていたのが印象的だった。
 要領を得ないBから視線を外し、ふと俺達の自転車を見ると、Cの自転車が無くなっていた。

俺「 なぁ、Cの自転車。」
A「 なんだよ、先に帰ったのか。」
俺「 くそ、あいつ。俺怖いの我慢して残ったのに。」

とりあえず、Bをこのまま放っておくことは出来ないし、Cも無事だという事が分った俺達は、Bを支えるようにしてそれぞれの自宅へと戻った。


 事件が起きたのはこの日から丁度三日後、防空壕に行ったあの日のように蒸し暑い土曜の昼のことだった。
その日、俺はちょうど家族との買い物で朝から隣町のジャスコに行っていた。
誕生日が近いこともあって、プレゼントを買ってもらう事になっていたのだ。
新作のゲームを買ってもらい、回転寿司を食べて、俺はとても幸せな気分に浸っていた。
 その帰り道、あの山の上空にヘリコプターが何台も飛んでいるのを目撃した。
何度も言うが、小さな町だ。
何もないのにヘリコプターがあんなに集まるはずがない。
 俺の嫌な予感は最悪の形で的中することとなる。
あの日以来、学校を休んでいたBとC。
Aと俺は、あんなことがあったのだから心配だけど、仕方がないだろうとそれほど気にしてはいなかった。
 家に帰り着いたとたんに、鳴り響く電話の着信音。
慌てて出るとAだった。

A「 やっと出た! おい、ヤバい事になった!!」
俺「 は? どうしたんだよ、ヘリコプターが沢山飛んでるのは見たけど、何か事件でも起きたのか?」
A「 Bが刺された!!」
俺「 …………え?」
A「 俺もさっき父さんから聞いたんだ! あの公園でBが誰かに刺されたんだってよ!! なぁ、Dどうしよう、Bが死ぬかもしれん!!!!」

電話越しで涙声になっているA。
俺はただポカンと電話を持って突っ立っていた。
 と、同じように携帯電話で誰かと話していた母親は、俺のその様子を見ると、さっと電話を取り上げた。
そして、

「 A君? ごめんなさいね。Dとてもショックだったみたいで、ちょっと今お話出来ないみたいだから、またあとで、お電話してくれるかな?」

と一言二言話すと、電話を切って俺を抱きしめた。

母「 ショックだとは思うけど、ちゃんとしなさい。
今警察が犯人を探しているから、今日は外に出ちゃだめよ。」
俺「 …………。」

母は俺にそういうと、電話を取り出してまたどこかに掛け始めた。
 茫然自失という言葉があれほど身にしみて分る体験は無いだろう。
全身の血液が足元から流れ出し、目の奥がカァっと熱くなる感覚。
自分が立っている地面が揺らいでいるみたいで、まともに立っている事すらままならなかった。
 これは後日聞いた話であるが、Bの傷は異常なほどひどかったらしい、
全身を数十か所突き刺され、手や腕にも、刺されるのを防いだ時に刻まれた傷が無数にあったらしい。
 そして、憎むべき犯人はその日のうちに捕まってしまった。
あまりにもあっけなく、ある意味すがすがしいほどあっさりと。
病院に搬送されたBが証言したのだ。
 それまで報道されていた犯人の特徴である、自転車に乗った男などではなく、自分を刺したのは、友人のCであると。
事件は急展開を迎えた。
その証言のもと、緊急逮捕されたC。
 小学生が級友を刺したという凶悪な事件性から、マスコミや新聞社が連日BやCの家に押しかけ、芸能人の出待ちのように俺やAの家の周りにも、カメラや記者が張り付いたのだ。
学校では緊急集会が開かれ、俺達のクラスにはその後、副担任という形で心理カウンセラーの教師が配属されることとなった。
 Cの家族は当然、地元に留まれるはずなどなく、半ば夜逃げのように引っ越ししていった。
小さな町で起きた大きな事件。
CがBを刺した原因は、世間ではイジメだと囁かれていたが、俺達はあの防空壕での出来事こそが原因ではないかと睨んでいる。
BがCをイジメているような素振りを見せたことなど一度もなかったし、あの日以降のCの行動には不可解な点がいくつかあるのだ。

 ちなみにBは生きている。
一時は危ない状態だったらしいのだが、一命は取り留めた。
 で、一番初めに話した久しぶりに酒を飲んだ友人というのは、このBである。
少しだけ傷痕を見せてもらったが、マンガのように全身傷だらけという事はなく、ほとんど気付かないレベルの物だった。
ただ一つ、ネクタイの襟元に隠された首元の傷を除いて。
 そして、その時の話題の中心は、あの日防空壕で俺達が見た光の正体についてである。
元々俺達の地元は、血で汚れた刀を河の水で漱いだという事から地名が付いた土地があるほど、血の多く流れた土地である。
そして、あの小さな山にあった横穴(防空壕)は古墳というよりも首塚であったのではないかという見解である。
 Bが見たという光の正体。
それは、様々な動物と落ち武者のような男の顔がごちゃ混ぜになった、生首だけの異形の怪物だったらしい。
 Bが刺される直前に見たCの顔は、普段の人好きのするCの顔ではなく、異常につりあがった目と、だらしなく開きよだれを垂らす口元、腐った獣のような臭い。
どれを取っても、あの時に防空壕で見た怪物の顔そのものだったそうである。
それが何故Cに取憑いたのか、その生首の怪物は一体何者で、あの後はどうなったのか。
全てはあの防空壕の闇の中である。
ひょっとして、この話、地元の人が読んだら我等の素性がバレルかもしれません。
















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11月16日(金)のつぶやき

2018-11-17 02:58:31 | _HOMEページ_
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しづめばこ 11月16日 P536

2018-11-16 17:30:43 | C,しづめばこ



 しづめばこ 11月16日 P536  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。
小説“しづめばこ”



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日々の出来事 11月16日 仮面の忍者赤影

2018-11-16 07:00:00 | A,日々の出来事_





 日々の出来事 11月16日 仮面の忍者赤影





 今日は、伊上 勝が亡くなった日です。(1991年11月15日)
伊上 勝は脚本家で、1958年特撮ドラマの“遊星王子”で原作・脚本家としてデビューしました。
( この遊星王子は当時のイケメン梅宮辰夫が演じており、後に遊星王子が漬物屋になるとは誰も予想しておりませんでした。)
 伊上 勝は、特に子供向け特撮ドラマについて非常に多くの脚本を手掛け、代表作としては、“仮面の忍者赤影”や“仮面ライダー”があります。
最初の作品である遊星王子に見られた、悪人が科学者の発明を助手を使って盗み出そうとするパターンは、後の仮面ライダー等の特撮番組の脚本に数多く流用されています。
また、自分が脚本を書いた番組の多くで主題歌の作詞もしていました。
( 現在活躍している脚本家の井上敏樹は実子です。)


主な脚本番組

遊星王子、仮面の忍者赤影、仮面ライダー、快傑ハリマオ、光速エスパー、隠密剣士、サイボーグ009、ジャイアントロボ、人造人間キカイダー、悪魔くん、がんばれ!レッドビッキーズ、帰ってきたウルトラマン、超人バロム・1、イナズマン、水戸黄門、河童の三平等




  仮面の忍者 赤影(作詞 伊上 勝、作曲 小川寛興)

ヽ( ・∀・)ノ 赤い仮面は謎の人
      どんな顔だか知らないが ♪
      キラリと光る涼しい目
      仮面の忍者だ赤影だ ♪
      手裏剣シュシュシュシュシュ!
      赤影は行く ♪ ヽ(´∀`)ノ


♪(´∀`)ノ゙ 小さな影は青い影
      無敵の術を身につけて ♪
      ヒラリと跳んで宙を行く
      少年忍者だ青影だ ♪
      手裏剣シュシュシュシュシュ!
      青影は行く ♪ ヽ(´∀`)ノ


♪(´∀`)ノ゙ やさしいおじさん白い影
      三人そろって力を合わせ ♪
      悪いやつらをなぎ倒す
      正義の忍者だ白影だ ♪
      手裏剣シュシュシュシュシュ!
      白影は行く ♪ ヽ(´∀`)ノ









  魔風雷丸
















☆今日の壺々話











   伊上 勝の脚本( 仮面ライダー )




カミキリキッドの光線でやられるゴキブリ男・・・。

「 ど、どうして俺がやられるのだ・・・。」
「 貴様が間抜けだからだ!」

アハハハハハハハ!( 見ていた人、思わず笑ってしまう。)
















AD




 昔テレビドラマの制作進行(ADみたいな雑用係り)をやってた時の話。
撮影が深夜になって冷え込んできてプロデューサーに、

「 近くのコンビニで、スタッフ全員に缶コーヒーでも買ってきてあげて。」

って言われたから寒い中住宅街を走り回って(車使えないから文字通りダッシュで)、コンビニ2軒ハシゴしてホットコーヒー35本買って来たんだわ。
 んで、帰って来たら同じ制作の女の先輩に、

「 何勝手に制作費無駄いしてんの?
制作進行なら、その辺の家で電源借りてポットで湯沸かしてコーヒー淹れろよ!」

って、一方的に怒られてコーヒーはそいつに奪われ、電源貸しくれるトコ探しにポット片手にまた住宅街を回るハメになったんさ。
 んで、何件か民家回って事情を説明して電源かしてくれるトコ見っけて、お湯が沸くまで現場にいようと思って急いで帰って来たら、そのクソ女が満面の笑顔で“お疲れ様で~す☆”とかぬかしながら、スタッフに俺が買って来た缶コーヒー渡して歩いてるんだよ。
 しかも、“ありがと~!わざわざ買いに行ってくれたの?”って言うスタッフの問いに対し“そうですよ~☆”と即答する腹黒っぷり。
 最後に俺の手元にはぬるいからいらないと言われた缶コーヒーが5,6本残り、コーヒー代4200円は制作費として認められず俺の自腹にされた。
他にも信じられん事が何回かその現場であって、俺リアルに人間不信になった。















手術




 テレビドラマといえば、手術室にクラシック音楽流して執刀する医師とか出てくるけど、自分が見聞きした例。

 オペ中に流れるマツケンサンバ。
無言で執刀する医師。
なぜか無言の看護師たち。
静かな室内に響き渡るオーレーオーレー! マツケンサーンバー!
しばらくして、

「 ……俺さあ、オペ中にマツケンはないと思うんだよな。」
「 ああっ! 私もそう思ってました!」
「 私も!」
「 誰だよ! 持ってきたの!」

皆で言い出すまで30分以上かかっていた。
その間ずっとマツケンは流れていた。
ヒドイヨ…。


看護師の身内に聞いた話。
手術中かかっていた音楽は、赤塚不二夫のテレビアニメ全集。
手術を終えた執刀医が一言。

「 おそまつさまでした。」


















     テレビドラマ“舌”





ドラマが始まります。

 昔、神様の住んでいる森で、禁止されていた猟をした10人の猟師がいました。
数日後、その猟師達が次々に死んで行きます。
そして、不思議なことに、その死体にはどれも舌がありませんでした。
 9人の猟師が亡くなって、最後に一番年下の少年が残りました。
少年は、次は自分であることが怖くて怖くて仕方がありませんでした。
そこで、少年は村の長老である婆さんに相談に行きます。
 婆さんは、少年に知恵を与えました。
それは、名前を呼ばれても返事をしないこと。
 その日の夜、少年が寝ていると少年の名前を呼ぶ声が家の外から聞こえます。
でも、少年は婆さんに言われた通り、返事をしませんでした。
少年の名前を呼ぶ声は、家の周りを4回まわって去って行きました。
次の日、少年は村を出る決心をします。

 村を出て42年の歳月が流れました。
少年は老人になり、少年の息子は昔住んでいた村から嫁をもらいます。
 息子が猟に出て、老人と息子の嫁だけが留守番をすることになります。
老人は、よく働く嫁に風呂を沸かしてあげます。
老人が風呂場の外で薪をくべ、嫁は風呂に入ります。
 しばらくして、風呂に入っている嫁が自分の村の思い出話を、薪をくべている老人に始めました。
それに答えて老人も、昔、猟をして仲間が次々と死んで行った話をすると、不意に老人の名前を呼ぶ声が聞こえました。
 老人がまったく警戒せずにその声に返事をしてしまったとき、突然、テレビ画面が真っ暗になります。
そして、真っ暗な画面の中で老人の舌がポトーンと落ちて消えて行くシーンに続いて、何も映っていない黒い画面をバックに女の細い笑い声がいつまでも響いていました。



 昔話って、スゴイですね。

















考察“砂嵐”




 砂嵐(すなあらし)とは、21世紀初頭まで、深夜の時間帯に放映されていた謎のテレビ番組である。


「概要」

2010年頃まで、深夜にテレビを付けると、「砂嵐」という番組が放映されていたと伝えられている。それは「ザー」という無機質な音のもと、白と黒のランダムノイズの映像がひたすら流れるという、視聴者にある種の恐怖を植え付ける内容であった。現在では放映されていない。理由として、心身に不調をきたす者が続出したからという説もある。
この砂嵐という番組が何のために放映されていたのか、不思議な事に知る者は誰もいない。


「都市伝説」

その無機質で恐怖を感じさせる内容から、砂嵐については数々の都市伝説が存在している。

・ずっと見ていると、謎の恐怖映像が流れる。
恐怖映像の種類は異なるが、この手の都市伝説は多い。

・3分以上見続けると変死してしまう。
変死とまではいかなくても、ゲシュタルト崩壊を起こすことは確実である。精神病になる可能性もある。

・テレビ局の局員が、誤って砂嵐の最中にアダルトビデオ映像を流してしまった。すぐに抗議の電話が数10件来た。
この話の怖い所は、砂嵐を見ていた者が、少なくとも数10人(実際はその何百倍)もいたということである。

・本日の告知が流れる。
主に明け方に突然火葬をする場所や葬式の場面が映り、その日に死を迎える日本在住の方々の姓名がテロップで流れる。

・深夜に起きると、親父が砂嵐を見ていた。
ゾクッとする怖い話である。でもね、それ、親父がこっそり見ていたアダルトビデオを急いで停止しただけだから。

・深夜2時に砂嵐を見ると画面の中の世界に吸い込まれる。
一見怖そうな話ではあるが言い換えれば二次元の世界にいけるということだ。なるほど、その手があったか!と思った君は早速今日の深夜に試してみよう!















お話“テレビ”




 風呂上がりに、テレビでも見ながら髪を乾かそうかと思って、ドライヤーを持って部屋へ行ってテレビをつける。
いきなり怖い女の人の顔、どアップ。
 怖い話の特集かな・・・・?
なんか色がおかしいけど、まあリサイクルショップで安くで買った古いテレビだからしょうがないか。
などと思いつつ、ドライヤーをオンにしたら、いきなり電気がバツン!と切れて真っ暗になった。
 あっちゃ、クーラー入れたままドライヤーは無理があったかと思いつつ、テレビの光を頼りにブレーカーの所に行ったら、やっぱりブレーカーが落ちてやがった。
もう、まったく、困ったもんだ。


















お話“テレビ画面”





 夜中、私は一人でテレビを見ながら,いつの間にかうとうととしていました。
やがて、ふと気づくと、なぜか部屋の電気は消え、テレビの画面だけがぼおっと暗い闇に浮かび上がっています。
 テレビ画面にはやたらと長い石階段が映っています。
どうやらどこかの神社のようです。
生放送なのでしょうか。
そこも暗闇に覆われています。
 そして、まるで私が見るのを待っていたかのように、画面は階段の上へと移動しはじめました。
画面にはまったく登場人物がいません。
ナレーションもありません。
静かな暗闇の中、コツ、コツ、と足音だけが響いています。
 やがて石段を昇りきり、鳥居をくぐり、境内の森の中へとカメラは進んで行きます。
しばらくしてカメラはふと止まりました。
そして照明が落とされます。
画面はほとんど真っ暗です。
私は部屋の電気を点けるのも忘れて、その真っ暗な画面を凝視しつづけました。
 かなり長い沈黙の後、さっと白い影と明かりが画面上を横切りました。

そしてまた沈黙が続きます。

 やがて、カーン、カーンと釘を打つような音が聞えました。
数分間その音は続き、それが終わった後、また白い影と明かりが画面を横切りました。

また沈黙。

 やっとすこしだけ照明がつき、カメラは先ほど音がした方へと近づいて行きます。
私がテレビを見はじめてから、人間の声はまだ一言も聞いてません。
しばらくして、カメラはひとつの木へどんどんと近づいて行きました。
その木の幹には藁人形が五寸釘で打ち付けられています。
その藁人形へさらにカメラが近づく、そして・・・・・。

見なければよかった。

その藁人形には私の名が書かれ、私の写真が貼られていたのです。















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11月15日(木)のつぶやき

2018-11-16 06:53:44 | _HOMEページ_


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日々の出来事 11月15日 坂本龍馬

2018-11-15 07:00:00 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月15日 坂本龍馬






 今日は、坂本龍馬が暗殺された日です。(慶応3年11月15日)
坂本龍馬は、事件当日、風邪を引いて京都河原町蛸薬師で醤油屋をしている近江屋新助の母屋二階に居ました。
ここに陸援隊の中岡慎太郎や土佐藩士の岡本健三郎、画家の淡海槐堂が訪問して来ます。
 四人が二階で話していたところ、数人の男達が二階にやって来ます。
坂本龍馬は、この男達を近江屋の者と思って油断し、刀を持っていませんでした。
 そして、男達は十津川郷士と名乗り、四人はいきなり切り付けられます。
刀を持っていない坂本龍馬は、額を深く切られ死亡します。
中岡慎太郎は重傷を負うなか当初意識はあり、事件の経緯を言い残しますが、結局、傷がもとで死亡しました。
 この暗殺については、勝海舟は幕府上層部の指示でなされたものと推測しますが不明のまま時は過ぎます。
そして、大正時代になって、元見廻組隊士だった今井信郎と渡辺篤が、佐々木只三郎らが実行犯であることを証言し、ようやく見廻組の犯行であることが分かりました。





    坂本龍馬














☆今日の壺々話





    龍馬が行く




「 おい龍馬、土佐では長い刀が流行ってるんだ。
 それなのに、どうして短い刀を差しているんだ?」
「 アハハハハ、バカだなァ~。
 実戦では、短い刀の方が、そんな長いものより使い易いぜ!」
「 あ、そうか・・・。」

数日後

「 おい龍馬、見ろ。
 俺も短い刀にしたぞ!」
「 アハハハハ、バカだなァ~。
 俺は、これだよ。」
「 ゲッ、拳銃!」
「 拳銃の前では、刀なんて役に立つもんか!
 ドン、これでお仕舞い!」
「 あ、そうか・・・。」

数日後

「 おい龍馬、見ろ。
 俺も拳銃を手に入れたぞ!」
「 アハハハハ。
 俺は、これだよ。」
「 えっ、本?」
「 これは、万国公法。
 外国の本だよ。
 これからは、世界を知らなければダメだよ!」
「 あ~もう、付いて行けない!
 家に帰って、刀を磨こう・・・。」

 坂本龍馬は、寺田屋事件直後にお龍と結婚し、薩摩に新婚旅行に出かけます。
これが、日本で最初の新婚旅行と言われています。
そして、坂本龍馬とお龍は、それぞれ拳銃“S&Wモデル1 22口径”を持っており、薩摩でこの拳銃を使って狩猟を楽しみました。
 近江屋事件の時も、坂本龍馬はこの拳銃を持っていました。
でも、暗殺者に向かってこの拳銃が火を噴くことも無く、坂本龍馬はこの世を去ってしまいました。
















新婚旅行1




 結婚することが決まった2人が、新婚旅行の行き先をどこにしようか話し合っていました。

男「 新婚旅行どこにする?」
女「 私、ハワイだけはいや。
  なんか定番過ぎるって言うか・・・。
  どこに行っても日本人ばっかで海外のような気がしないのよね。」
男「 なるほど、んじゃどっか行きたいとこってある?」
女「 オーロラって生で見てみたいの。」
男「 いいね、オレも一度は見たいと思ってたんだ。」
女「 OK!すっごい寒そうだけど。」
男「 豊胸手術してると凍るんだってさ、ハハハ。」
女「 やっぱハワイがいい。」










新婚旅行2




 世間知らずに育てられた男が結婚しました。
ハネムーンのホテルで、花婿は家に電話をしました。

花婿「 初夜は、何をすればいいの?」
母親「 あなたのとっても固いところを、お嫁さんがおしっこするところ
   に入れるのよ。」

真夜中になって、ホテルは救急車に出動を求めました。
「 トイレに頭を突っ込んで、とれなくなったお客さんがいるんですが・・。」









新婚旅行3



ある田舎町で結婚50周年を迎えた老夫婦に地元の新聞社がインタビューした。

「 50年間も結婚を続けてこられた秘訣は?」

すると夫が昔を振り返って懐かしそうに答えた。

「 わしらは新婚旅行でメキシコへ行ったんじゃ。
そして、ロバを借りて二人で砂漠をのんびりと歩き回った。
 すると妻の乗ったロバが急にガクンと膝を折り、妻は落ちてしまったんじゃ。
妻は『1』と言うと、何事も無かったようにロバに乗り、再び散歩を続けた。
 するとまたそのロバが急に膝を折ってな、妻はまた落ちてしまった。
妻は『2』と言うと、また何事も無かったようにロバに乗った。
そして三度目に落とされたとき、荷物の中からリボルバーを取りだして、ロバを撃ち殺してしまったのじゃ。
 わしゃあ、びっくりしてな。
いくらなんでも撃ち殺すことはなかろうと妻をひどく叱ったんじゃ。
そうしたら妻が言ったんじゃよ。」
「 何て?」
「 『1』。」


















結婚式



 昔、出席した結婚式の話だが、当日新郎と新郎妹が揉めて、逆上した新郎妹が、高砂に座ってた新郎のヅラを剥ぎ取った事があったな。
もちろん新郎はヅラだという事を伏せていたんで、場内が一瞬で凍りついたよ。
 固まる新郎新婦と客に、

「 ほらほら~、皆さんこいつハゲですよ~w。
ハゲがハゲ隠して結婚なんて、ふざけ過ぎwww。」

と、新郎妹が言い放った途端、新婦がドレス姿で飛び掛かった。
 新郎妹どつきまわしながら、

「 人の隠してること、ばらすなあああああ!!」

と絶叫。
そのまま二人で高砂吹っ飛ばすほどの大乱闘。
 新婦むちゃくちゃ強くて止める外野を掻い潜り、最後泣き喚く新郎妹タックルで床に沈めて、

「 ハゲの何が悪いのよ!
ハゲでもいいじゃない!
どうせ、年取ったらみんなハゲるでしょ!
ハゲでも好きなのよー!」

と大号泣。
 何かこっちの目頭が熱くなった式だった。
新郎より独り身のこちらが不幸な気分になったわ。



その後、どうなったのか気になるw
妹連れ出して、新婦お色直しして続行とか?



 その後、新郎新婦、新郎妹と両方の家族退場、片付け済んでから新郎が出てきて謝罪と、改めてヅラのカミングアウト。
それからお色直し済んだ新婦迎えに行って、今度は二人で登場。
もう一度、謝罪のスピーチと新婦への感謝述べて披露宴続行、新郎妹と新郎母は出てこないまま無事式は終了。
 その後の二人は、うらやましいくらい仲のいい夫婦だよ
しかも、新郎はヅラ捨てて頭皮に爽やかな風を満喫してやがるw。

 それから妹とのケンカの詳細は良く知らんが、噂だと元々妹と新婦の気が合わなかったのと、無理難題吹っかけられたのを新郎が全部蹴ったのが原因らしい。
自分のドレスも作れとか、新婚旅行連れてけとか、そんな事言う奴がいるんか?分からんな。
 ただ、新郎妹美人だけど、すごい我がままそうに見えたな。
年も新郎と離れてるんで、甘やかされてたらしい。
当時まだ22~3歳くらいで、一応就職してたはずだ。
 割といいとこ出てるらしいが、この騒動で見合い話一切来ないとは聞いた。
新郎にも縁切られて、親抜きでの行き来は無いそうだ。
まあ、美人でも、あれじゃ付き合うヤツはおらんだろうな。

















アンケート『こんな結婚式はイヤだ』



聞いてみました…『こんな結婚式はイヤだ』

我々が出した例は以下の6つ

●出されたパンが全部「揚げパン」だ
●神父が10代だ
●ブーケがメチャメチャ重い
●ウェディングケーキが凍っている
●ケーキ入刀に1時間かかった
●どっちが新郎でどっちが新婦かがわからない


全国の老若男女500人から寄せられた回答の中で、我々の心に残った回答を抜粋したいと思います。

東京都 33歳 男性
「バージンロードがベルトコンベアになっている」

福島県 37歳 男性
「係員がタメ口」

大阪府 37歳 女性
「ライスシャワーが炊きたてご飯だった」

東京都 41歳 女性
「席順が『あいうえお順』」

京都府 18歳 男性
「新婦の名前が『シン・ロー』」

大阪府 42歳 女性
「料理が精進料理だ」

新潟県 41歳 女性
「司会者が笑い上戸」

東京都 33歳 女性
「すべて氷で出来ている」

東京都 45歳 男性
「司会が離婚調停中」

埼玉県 35歳 男性
「式場が泥沼」

神奈川県 30歳 女性
「会場がくさい」

北海道 35歳 女性
「新婦からの手紙が夏目漱石の『こころ』並みに長い」

埼玉県 34歳 女性
「キャンドルサービスがどうみても亀山蝋燭仏前用だ」

神奈川県 38歳 女性
「投げたブーケを受け取ったら臭かった」

東京都 43歳 女性
「司会の人がやけに暗い」

神奈川県 21歳 男性
「料理が定食」

様々な回答が寄せられましたが、今回1番心に残った回答は、
宮崎県の68歳・男性から頂きました、

「男同士の結婚式は、招待されても断る」

にさせて頂きます。

次回は「こんな盆踊りはイヤだ」(予定)です。

















親戚の結婚式





 じいちゃんが他界したので親戚一同が大集合した。
見たことも無い親戚が大半だった事もあり、軽く挨拶する程度でその場は終わった。

 で、数ヵ月後に知らない人から結婚式に出席して欲しいとハガキが来た。
とりあえず無視しても良かったけど、母が一応連絡してみたら葬式で軽く挨拶した親戚のおばちゃんだった。

「 田舎に住んでいるために、結婚式に呼べる人が少なくて困っている。
特に若い人が少ないので何とか協力してもらえないでしょうか?」

との事。

「 まぁそんなに遠くないし、行って来たら?」

と母親にも言われ参加することに。


 当日、受付を済ませて新郎新婦に挨拶も終わり、親戚の控え室のベランダで休んでいたら 、新郎新婦と新郎両親が入ってきた。

新郎「 っていうかさ、さっきのアイツ誰?俺知らないんだけど。」
新郎母「 ○×さんよ、親戚も遠くて高齢な人が多くてなかなか来てもらえないから、来て貰ったの。」
新郎「 知らん奴に来てもらってもな。マジで何しにきたんだよって。」
新郎母「 あんた、来てもらっておいて何言ってるの。」
新郎「 いや、別に俺は頼んでないじゃん。」

「 そうなんだ、頼まれて無いなら帰るわ、祝儀と交通費は返せよ。」と、俺ベランダから登場。


固まる親戚一同、ニコニコ笑いながら、

「 あんたの旦那こんな奴だけど、まぁ頑張ってね。」

と新婦に挨拶して部屋から出る俺。

受付でご祝儀返してもらってる最中も、「穏便に」と言われたけど、

「 あそこまでバカにされて、式の間耐えろっての?
悪いけど、あんな最低な新郎など祝う気にはならん!!」

と言って帰ってきた、ヤジ馬も結構いたし最悪な結婚式になっただろうな。


















結婚式場





 3年ぐらいまえ、不動産の仕事の関係で廃業した大型結婚式場を視察することになった。
バブル崩壊のあおりを受けて倒産した結婚式場は、売れる物以外は全て建物内に放置された状態だった。
 
 視察に行ったのはわたしと不動産屋を含めた計6人。
裏手の通用口から中に入ると、少しカビ臭かった。
建物内は惨澹としていたが、第三者が勝手に入り込んで荒らしたという感じではなかった。

 建物全体の広さや、どの程度補修が必要かなど話しをしながら、まず最初に入ったのはその建物な中でも一番大きなホールだった。
おそらく大披露宴会場だったのだろう。
緞帳のはずされた舞台には壊れかけたテーブルや造り物のウェディングケーキ、段ボール箱なんかが積まれていた。

 視察にきた6人でその舞台の前を通り過ぎ、裏手のドアへ抜けようとした時、わたしは一瞬ドキッ! とした。
荷物の積まれた舞台の右片隅に、白いウェディングドレス姿の女が立っているのだ。
 びっくりして同僚に教えると、

 「 ただのマネキン人形じゃないですか。」

と笑われた。
そうか、マネキン人形か・・・、そう納得しながらわたしは大広間を後にした。

 建物全部をざっと見て回り、わたしたちは外に出るためにまたさっきの大広間に戻った。
マネキン人形のことは怖いのであまり考えないように心掛けた。
 舞台の前を横切り、大広間のドアを出て、外へ続く通用口へ向かおうとした時だ。
わたしは何かの視線を感じて振り返った。

 開けっ放しにされた大広間の扉の横には、穴だらけの金屏風が置かれていた。
その金屏風の後ろから、体を半分だけ出した状態でドレス姿のマネキン人形が立っていたのだ。
おまけに、その人形の目がまるで生きているように動いて見えた。
 わたしはものすごく怖くなって前を歩いていた同僚の腕を掴んだ。 
同僚は、

「 ただのマネキンに、いちいち騒がないで下さいよ。」

そんな一言を返されただけで、相手にしてもらえなかった。

 ところが、会社に戻ってから珈琲を飲んでいるとあの同僚がやってきて何故かわたしに謝った。

「 あのマネキン、最初は舞台の上にありましたよね・・・。
すいません、あそこでそういうこと考えるの、怖かったもので・・・。」

やっぱり、わたしの気のせいじゃなかった。
その後、例の結婚式場は買い手がつかないまま、今も「売却物件」の看板が掲げられている。
















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11月14日(水)のつぶやき

2018-11-15 06:54:54 | _HOMEページ_







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日々の恐怖 11月14日 裏拍手(1)

2018-11-14 17:40:01 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 11月14日 裏拍手(1)




 久しぶりの同窓会でのことだった。
そのときの出来事を話そうと思う。
 ある日、同窓会への誘いの手紙が届いた。
中学の同窓会で、前回は20歳の時だった。
 このとき俺は30歳だったので、実に10年ぶりの同窓会だ。
かつて仲の良かったクラスメイトたちとも、今はあまり付き合いがない。
久しぶりに旧交を温めたいと思い、参加することにした。
 当日、それなりの人数が集まりワイワイと近況の報告をし合ったり、かつての思い出を語り合ったりしてとても楽しい同窓会となった。
 30歳にもなると、見た目にもおじさんおばさんになってる人もいたり、ハゲてきてる人も中にはいて、

“ みな着実に年を重ねているんだなァ・・・。”

と、自分のことを棚に上げて、しみじみと思った。
 また、結婚してる人もかなり多くて、まだ未婚だった俺は少し焦ったことを覚えている。
ちなみに担任の先生にも声をかけたらしいのだが、今はご病気とのことで残念ながら欠席だった。
 立食形式の1次会が終わり、2次会は大衆向けの居酒屋に行くことになった。
それには、6割ほどの人が参加した。
 俺も翌日は仕事がなかったので、少しくらい飲み過ぎても大丈夫かなと思い参加することにした。
1次会よりも皆酔いが回り、どこか解放的なくだけた気分で話していたそのとき、新たな参加者A君が現れた。















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日々の出来事 11月14日 水戸黄門

2018-11-14 06:49:26 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月14日 水戸黄門






 今日は、徳川光圀が御隠居さんになった日です。(1690年11月14日)
徳川光圀は、別名“水戸黄門”と言われ、この名前は水戸藩の“水戸”と中納言職の別称である“黄門”を合成させて作った名前です。
 テレビの水戸黄門は諸国を漫遊しておりますが、徳川光圀の旅は、17日間、水戸から鎌倉・江戸へと旅行してお仕舞いです。
それでも、徳川光圀は“大日本史”を編纂のため各地に家臣を派遣しましたので、これが水戸黄門の話のもとであるとも言われています。








  水戸黄門
















☆今日の壺々話








    黄門の実像




少年期

「 うわっ、来た!」
「 あら~、酷いなァ~。」
「 何だ、あのカラフルな着物は・・・。」
「 おまけに、ビロードの襟巻き!」
「 脇差し、前にビロ~ンと突き出して差してる・・。」
「 異様・・・。」

『 アハハハハハ、オッス!』

「 あ~、軽薄。」
「 ホント悲しくなる・・・。」
「 うわっ、三味線を弾きだしたぞ!」

“ ペン、ペン、ペン。”

『 あ~、もう飽きた!
 厩番か、草履取りの所に行ってエッチな話でもしようっと!』

「 こりゃダメだ・・・。」

『 あ、そうだ!
 夜は、吉原に繰り出そう。
 帰りは、明日だな!』

“ スタスタスタ・・・。”

「 行ってらっしゃいませ・・・。」
「 もう、ダメだ。」
「 水戸藩も、もう終わりだ・・・。」


18才に到達し、司馬遷の“史記”を読んで感銘する。

“ シャキ~ン!”

「 何、この大勢の人?」
「 もうじき、登城で、やって来るわ!」
「 来たァ~!」
「 キャ~ッ、カッコイイ!!」
「 色白で切れ長の眼、ステキィ~!!」
「 鼻梁も高いし、かっわいい~!」
「 うわ~っ、押すな、押すな!」
「 人垣が崩れるぞ~!!」

学問を身に付け、モテモテになりました。




その他、いろいろ。

(1)、食い物には眼が無い。

『 あ、ラーメン、餃子だ、食うぞ!』
『 おっ、チーズだ、チーズ。』
『 牛乳とワインは体に良いのだ。』
『 鮭の皮、大好き!
 厚さ一寸の鮭の皮を食べられれば死んでも良い!』
『 さあ、牛肉、豚肉、羊肉、何でも食うぞ!
 えっ、徳川綱吉の生類憐れみの令・・・。
 そんなの、無視無視!
 クソな法律作りやがって!
 綱吉に犬の皮50枚送ってやれ、バ~カ!』

でも、吉原からは離れられません。
『 吉原で見た手打ちうどんを、自分でやって食うのだ!』

“ こねこねこね。”


(2)、愛玩ペット

『 おい、朱舜水!
 インコを取り寄せろ!』
「 食べるんですか?」
『 ペットだ、ペット!!』


(3)、大日本史編纂

『 蝦夷地探索だ。』
「 未開の地ですが、大丈夫ですか?」
『 う~ん・・・。
 そうだ、外人がいた方が便利だろう。
 心当たりがある。
 黒人を二人雇うぞ。
 譜代の家臣にしてやろう。』

好奇心の塊であったことは事実です。


















水戸黄門覚書




その1.

「水戸黄門」と言う人は実は7人いた。「黄門」と言うのは、武家官位の一つで、正式には「権中納言」と言う。江戸時代、水戸藩主が権中納言に叙せられて以来、代々の水戸藩主は「水戸黄門」と呼ばれる様になった。ちなみに、「水戸黄門」となったのは、頼房、光圀、綱條、治保、斉脩、斉昭、慶篤の7人である。二代目黄門の光圀は、国史編纂等で有名だった為、TVや映画の「黄門様」の主人公となり、今や「水戸黄門」=「水戸(徳川)光圀」のイメージが定着したのだ。


その2.

実際には「副将軍」と言う位は無かった。ただし、水戸藩では「将軍様に万が一があった場合は、水戸藩主が将軍様の代わりを務める」と(勝手に)思っていたらしく、水戸藩内で藩主を「副将軍」と呼ぶ事はあったらしい。
TVで、光圀が「副将軍」と称しているのは、たぶん、「先の権中納言であらせられるぞ!!控えおろぉぉぉ!!」と大見得を切っても、現代の視聴者には「何?偉いのそれ?」と思われてしまうので、解り易くインパクトのある「副将軍」と言う事にしたのであろう。
ちなみに、「権中納言」と言うのは上から8番目位の官位であり、そんなに言う程偉くは無い様だ。


その3.

光圀が年がら年中諸国を回っていたと言うのも創作で、実際は、藩主時代に江戸を往復した以外は、鎌倉巡りに行った事がある位であり、むしろ旅行嫌いだったのではないかとさえ思える。
幕末期の講談師が『水戸黄門漫遊記』なる講談を創作し、人気を博したのがそもそもの始まりで、幕末から年代を経る内に様々な講談師や作家が話を膨らまして、現代の「黄門様の世直し旅」と言うストーリーに繋がったらしい。


その4.

助さん格さんには実在のモデル(水戸家臣の佐々介三郎と水戸藩士の安積澹泊・通称覚兵衛)がいるが、うっかり八兵衛は実在しなかった(当たり前だ!!)。お銀さんは是非実在して欲しい所である。
ちなみに、劇中の設定では、格さんより助さんの方が剣の腕は立つそうである。


その5.

光圀は文化事業を積極的に行った名君であると言う反面、おかげで藩財政が悪化し、庶民に重税を課していたと言う事は余り知られていない。ちなみに、大日本史の編纂にかかった費用は、水戸藩の年間財政収入の3分の1にのぼったそうである。しかも、幕府から10万両もの大金を借りて蝦夷地探検用の大船(快風丸)を建造したまではよかったが、大した成果も無く廃船にしている。
どうも、光圀は経済面には疎かった様である。


その6.

光圀は、子供の頃は相当グレており、遊郭通いをしていたばかりか、辻斬りにも手を染めていたトンでもないガキだったと言う事も余り知られていない。光圀を更生させたのは、18才の時に読んだ司馬遷の『史記』伯夷伝だったそうである。


その7.

うっかり八兵衛は元盗賊見習いだった。盗賊と言っても義賊であり、師匠は風車の矢七だった。八兵衛が矢七の事を「親分」と呼ぶのはその為である。


その8.
うっかり八兵衛役の高橋 元太郎さんの「水戸黄門」出演回数は歴代レギュラー出演者第1位(868回)であるのは当然と言えば当然の事だが、余り知られていない。


その9.

水戸黄門の主題歌の歌い手はそのシリーズの助さん格さんである。

















水戸黄門と心霊スポット




 千葉県市川市。
JR本八幡駅から市役所に向かう途中に、こんもりとした森があります。
18m四方の、こじんまりとした森です。
国道14号線に面し、すぐ向かいが市役所と言う場所柄、周囲には建物が密集しておりますが、何故かそこだけ、鬱蒼と茂る森が残されているのです。
 この場所は、古くから「決して立ち入ってはいけない場所(禁足地)」とされ、「入った者は二度と出て来る事が出きない」「入ればたちどころに命を落とす」「入った者は祟られる」等と言われております。
 少なくとも、「八幡の藪知らず」は江戸時代には禁足地となっていた様ですが、その理由として、色々な伝承があります。

・日本武尊が東征した時の陣屋である。〔「葛飾誌略」文化7(1810)年など〕
・平将門とその家来の墓所である。〔「葛飾記」寛延年2(1749)年など〕
・里見家の崇りがある。〔「遊歴雑記」文化11(1814)年など〕
・貴人の古墳である。〔「成田参詣記」安政4(1858)年など〕

 また、森の中には底なし沼があり、入った者を飲み込むと言う話も。
昔は、「八幡不知森(やわたしらずのもり)」・「不知八幡森(しらずやわたのもり)」と呼ばれ、『諸國に聞えて名高き杜也』(「葛飾誌略」)と書かれる程に有名だった様です。
 おどろおどろしい伝承があるので、昔はさぞ広大な森だったのかと思いきや、「葛飾記」に「そう広くも無く…」と言う様な記述がある所を見ると、元々そんなに深い森ではなかった様です。
 しかし、やはり現在でも、この森への立ち入りはタブーとされております・・・・、と言うか、柵で囲われているので入れない。
 この地の伝承としては、他にも、「藪知らずの中で機を織る音がして、時折近所に機織道具を借りに来る女性がいたが、返しに来た時は必ず機織道具に血がついていた」という話も残っており、それが為か、今でも、「藪知らず」の中から女の声がするのを聞いたと云う人が何人もいるそうです。


 実は、この「八幡の藪知らず」に水戸黄門がやって来て、森の中に入ったと言う伝承があるのです。
何考えてんだ、黄門様!?助さん格さんは止めなかったのか!?
 この話は、数々の古書に記述されており、その中で最も古いと思われるのが『遊歴雑記』。
文化11(1814)年の本ですから、光圀が亡くなってから、114年後に出されたものです。
書かれた本により話しの内容は若干異なりますが、概ね次の通りです。

『 水戸光圀卿が八幡の近くを通った折、「八幡の藪知らず」の話を聞きつけ大変興味を持ち、「藪知らず」に入ったと云う。
それは真昼の事だったが、茂みは濃く暗く、先が見えない。遂には方向も判らなくなり、光圀卿は途方にくれる事となった。
 すると、どこからともなく高貴と見える女性が現れて、光圀卿に言った。

「 ここに無闇に入ってはなりません。
今回はそなたの徳の高さに免じて返しますが、次に入った時は生きては出られませんよ。」

光圀卿は顔を土気色にして、藪知らずから出て来た。』


 高貴な女性が現れた、と言う事は、「貴人の古墳説」に基づいた話なのでしょうか。
「老人が現れた」「様々な妖怪変化が現れた」と言う別話もある様です。
 水戸黄門の諸国漫遊はフィクションだと言う事はご存知だと思います。
しかし、当時は江戸と水戸を繋ぐ水戸街道がこの近くを通っていた為、光圀が江戸往還の途中で八幡に立寄ったと言う事は考えられなくはないですね。
 ちなみに、「立ち入ったものは死ぬ」と云われる「八幡の藪知らず」ですが、道路の拡張工事の際に、数mに渡って削られてたと言う事は余り知られていません。
そして、工事の人が、特にどうかなったかと言う話もありません。


















水戸黄門の一行は道中で何をおしゃべりしてる?





質問

 水戸黄門の再放送を見ていると、悪代官を懲らしめて、次の目的地まで旅立つ時に、助さん角さんが

「 では、ご老公、我々も行くことにしましょう。」

なーんて切り出して歩き始めます。
ナレーションが被る最中、一行は何やら楽しそうに話をしていますが、あれは何を話しているのでしょうか?
 まあ、悪代官を懲らしめた直後だったら、その討伐についての感想でしょうが、次の宿場町まで延々その話も持たないでしょう。
その話がきれたら、今まで懲らしめてきた数々の悪代官の思いでを繰り返して語るのでしょうか?
そんな黄門様は自慢げで嫌ですねー。
 話が途切れて気まずくなることはないのでしょうか?
気まずくなった場合、弥七など忍びの者は、

「 では、私はここで先に行って道程の安全を確かめてきます・・・。」

とか何とか言って、抜け出してしまうのでしょうか?

気まずくなったので番組が終了しちゃったのでしょうか?




回答

 現代でも、秘密の会話は移動中に行うのが良いとされています。
周囲に誰もいないと思っても、何処に誰が隠れているかわかりませんが、移動しながらの会話であれば、盗み聞きの危険が減るようです。
 さて、黄門様一行は、常にかなりの秘密を抱えています。
そもそも、彼らが旅に出たのは、将軍・綱吉の政治を批判したことによる暗殺を恐れてのことでした。
後には、遠隔地の藩の内情を探る隠密のような任務を負っているようになりましたが、どちらにしろ宿屋等で大っぴらに出来ない話の必要も多くあったでしょう。
にこやかに談笑しているように見えますが、実は真剣な話をしていたのです。

















テレビドラマ 水戸黄門




静まれーい!静まれーい!この紋所が目に・・・・・。
静まれーぃ!皆のもの~静まれ!静まれ!静まれーい!
このお方をどなたと・・・、静まれーい!
ええい、静まれ!静まれ!静まれーい!
先の副将軍水戸の御老・・・し、静まれーい!静まれーい!
皆の物、静まれーい! 水戸・・・。
静まれーい!静まれーい!静まれーい!
















    水戸黄門 華麗なるワンパターン





妻がテレビの“水戸黄門”をバカにして一言。

「 あんなの、どうせ最後は“こうもん”みせて終わりじゃん!」
「 印籠、印籠!」
「 えっ?」



 テレビの歴代黄門様が懲らしめた悪代官の人数は、徳川幕府260年の期間に任命された全国代官の全人数の、すでに5倍以上です。
















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11月13日(火)のつぶやき

2018-11-14 02:56:03 | _HOMEページ_

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日々の出来事 11月13日 東京コミックショー

2018-11-13 07:00:00 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月13日 東京コミックショー






 今日は、東京コミックショーのショパン猪狩が亡くなった日です。(2005年11月13日)
東京コミックショーは、ショパン猪狩が頭にターバンを巻いたアラビア風衣装で、机の上の三つのカゴから赤、緑、黄色のヘビを出す芸で一世を風靡しました。
 同じネタを、数十年もやっていたわけですが、何回見ても笑ってしまいました。
怪しげなターバン男が、怪しげな笛を“ピ~ヒョロロロロ~”と吹きながら、レッドスネーク、カモ〜ンと言うと、手前にある箱のカゴからニョロニョロと大きなヘビが顔を出し、ターバン男と怪しげなコントを繰り広げるのです。








  東京コミックショー















☆今日の壺々話








    東京コミックショウ





ピ~ヒョロロロロ~。

「 ハイ、壺の中からレッドスネーク、グリーンスネーク出てくるよ。」
「 お客さんの好きな方、出すよ。
 レッドスネーク、グリーンスネーク?」

“ レッド!”

「 あら、お客さん、今日は燃えてんのね。」
「 それじゃ、レッドスネーク、カモン!」

ピ~ヒョロロロロ~。

「 あれッ、なんだ、おまえは緑だろ。
 おまえ、色盲!」
「 それじゃ、もう一度。
 レッドスネーク、カモン!」

ピ~ヒョロロロロ~。

「 お、赤出て来た。」

( レッドスネーク、耳打ちする。)

「 えっ、何だって、緑を叩くな・・・。」
「 あっ、おまえ、緑と出来てるな!」

( レッドスネーク、でれ~っ。)

「 よし、それでは、愛の証。」

“ キスオブファイヤ~!”

( ブチュ~っとレッドスネークとグリーンスネークがキスをする。)

ハハハハハハハハハ。

「 こないだのお客さん、赤出せって言うから、赤出したらチップくれたなぁ。
 ・・・イヤイヤ、冗談、冗談。
 ・・・冗談言ってもくれたお客さんいたなァ。」

ハハハハハハハハハ。

「 ハイ、お次はキングコブラ。」

ピ~ヒョロロロロ~。

「 勇敢にも・・・・、勇敢にも朝刊にも・・・・。」

( 尻尾から出て来る。)

「 あれっ、おまえ、それは逆さま。」

( キングコブラ登場する。)

「 おおーっ、キングコブラ。
 北海道はニシン場育ち。
 グッとサングラスが曇ってる。」

( ゴシゴシとサングラスを磨く仕草をする。)

この究極の芸が続きます。

 あのヘビたちは、ショパン猪狩の腋毛がエサだったのですが、その後、ヘビたちの食事はどうなったのでしょうか?


( 東京コミックショーの箱の中は、著書“スネークショウの箱の中”を書いたショパン猪狩の奥さんである猪狩千重子さんです。)

















       カイザー君





 4月1日、グーグルのニューヨークにあるオフィスで緊急メールが流れました。

「 本日、このようなメールを送ること自体がとてもありえないことなのですが、実は週末、とある社員が所有しているニシキヘビが、社内テクノロジー部室近くの檻から脱走してしまいました。
脱走中のヘビは体長3フィート(約90センチ)、茶と灰色の斑模様の『カイザー』君です。
 ニシキヘビは通常、無毒でペットとしてよく飼われている種類ですが、現在、動物駆除専門家と同社警備員、そして飼い主本人が必死で探しています。
もし『カイザー』を発見しても、触ったりしないで、すぐに警備に知らせてください。」

それを見た社員は“また、誰かがイタズラしたな”と思いました。

 その後、また、「これはジョークではない」とメールがやって来て、半信半疑の中、「ニシキヘビの『カイザー』君は、未だ発見されておりません。彼を見掛けた人は速やかに警備まで報告を!」となった辺りには、ようやくホンモノと社員皆で探し始めました。
 この頃になると、この情報が社外に漏れインターネットでニュースとして流れてグーグルは公式に出来事を公表、“カイザーを探せ”を合言葉に必死の探索が始まりました。
 その結果、脱走から4日後、カイザー君は室内の棚の陰でくつろいでいる所を逮捕されました。
グーグルでは、社内に連れて来てよい動物は犬に限っていますので、飼い主はかなり怒られ始末書を書いていると思います。

 この飼い主は、社員全員に宛てて「カイザーは呼ぶと応えるけど、みつけたらとにかく警備員に知らせてください」とメールを出していました。
“呼ぶと応える”と言うのは、まさに、東京コミックショウの“レッドスネーク、カモン!”の世界です。

















計画的犯行






 私のおばさんが3mぐらいある、身体もめっちゃくちゃ太いアナコンダ並のヘビをペットとして飼ってたらしいんですが・・・・・。
しかも、家の中で放し飼いで・・・・・。(笑)
 ある日、ヘビが餌を食べなくなっちゃったらしくて・・・。
おばさんは“おかしいな~??”と思って、掛かり付けの動物病院に診てもらったらしいんですが、ヘビには何も異状はなく、ただ食欲が無いだけって言われて、そっとしといたらしいんです。
 ですが、ある朝、おばさんが起きると、おばさんの横にヘビが真っすぐになってベットの上に寝ているんです。
ヘビは通常、寝る時はくるくる丸まって寝るらしいですけど・・・。
おばさんは、やっぱりおかしいと思い、動物病院にまた連絡すると、

「 今すぐ、その部屋から出て!!ヘビから離れて!!鍵を閉めて!!」

って、獣医さんからめっちゃ慌てて言われたらしいんです。
 それは何故だったのか?
ヘビはおばさんの身長を、自分の身体を長さで、計っていたらしいのです。
 つまり、おばさんを丸呑みできるか計っていた・・・。
そうなんです。
ヘビはおばさんを食べようとしていたのです。
だから、お腹を空かせる為に餌を食べなくなった。
前々から企んでいた、ヘビの計画的犯行ですよ。


















昔話




 昔々、あるところに旅をしている僧侶がいた。
ある日、僧侶が道を歩いていると、雀が蛇に捕らえられている。
雀が涙を流しながら僧侶に命乞いをするので、僧侶は雀を不憫に思い、蛇に語りかけた。

「 その雀はまだ若い。
私の腕の肉と交換に助けてやってくれないか。」

すると、蛇は不思議な天秤を持ち出すとこう言った。

「 これは命の重さを量る不思議な天秤だ。
この雀と釣り合うだけの肉を差し出せば、雀を助けてやろう。」

僧侶は少し訝しげに思ったが、涙する雀を見てその交渉を呑むことにした。

 僧侶はまず腕の肉を少し削ぎ落とし、天秤の反対側に載せた。
肉は雀と同じくらいの大きさだが、天秤はピクリとも動かない。
更に肉を削ぎ落とし載せたが、やはり天秤はびくともしない。
 次々と肉を削ぎ落とし、とうとう片腕を失ってしまった僧侶だが、やはり天秤は一向に動く気配を見せなかった。
業を煮やした僧侶が自ら天秤に乗ると、ようやく天秤は釣り合ったという。
 たまげた僧侶を尻目に、蛇は不適な笑みを浮かべて曰く、

「 どうだ坊主、この雀の命は、腕の肉切れ一片で足りるとでも思ったか。
己の命も犠牲に出来ぬ分際で、命を助けようなぞ高尚なことをほざきおって、おこがましくも哀れで愚かな人間らしいことよ。」

呆然とする僧侶を横目に、蛇は雀と僧侶の腕を丸呑みし、どこかへ去っていった。
















対談 “白蛇の神様”





私、これまで、

・階段20段を派手に転げ落ちるも無傷
・トラックと事故ってチャリ大破で本人無傷
・割れて飛んできたガラスで首切るも動脈から5cmズレていたため軽傷
・ポットを落とし熱湯をかぶるも軽傷、庇った母さん大火傷
・包丁落としたら足の指と指の隙間に突き刺さり無傷

などなど、怪我という怪我を回避して生きて来ました。
婆ちゃんには散々神様が憑いてると言われてはいたが、爺ちゃんの葬式でお坊さんに「白蛇の神様が憑いてる」と言われた。
ガキの頃拾ったが5年ほどで姿を消した蛇が、神格を得て私の守神になったらしい。
自分には蛇神様が憑いてるとかシャレにならない。


うらやましい。
別に害はないんだろ?


実害というか、蛇神様に憑かれてる為か男運は最悪です。
私に好意を寄せた男性は須く不幸になるというオマケ付き。
蛇神様って男性なんでしょうか?


人生半分終了レベルの危機をそんだけ回避してるとか。
クリスマスにテロリストが占拠した超高層ビルに偶然居合わせても、泣き言言いつつも結果的に全員倒しちゃうんじゃね?


そんな漫画みたいなシチュには遭遇してないから判りません。
でもなんとかなりそうだな、とは思う。
夜道で襲われた時は、蹴り上げた足がキャンタマに大当たりし、振り上げた腕が顎にクリーンヒットして暴漢が昏倒、という奇跡を起こした事ならあります。
あと、事故を数十秒単位で回避したり、困った時には必ず助けがあったりと。


危機に遭遇する頻度、多すぎですね。


ですよね、霊能者の方が言うには、私の事を蛇神様が気に入ってるので、そういうタチの悪い霊が私に寄ってきた影響だそうです。
でも子供の頃からこうなんで、これが普通だって感じです。
霊は浄化というか食っちゃうみたいなんで、私には実質的に無害です。
神憑きなもんで、宗教団体からよく「御神体として迎えたい」とか、大金添えた危ない相談が来るくらいかな。


5年蛇を飼ってたのですか?


なんか凄い人物になってるな私。
あ、でもあながち間違いでもないかな。
確かに蛇神様が私を宿主としてるのかもしれないですが、私に害為すモノを片っ端から喰って下さってるし、持ちつ持たれつみたいな。
実際に、地元では出ると有名な場所に住む友人宅にお邪魔して以来、友人宅では心霊現象が一切起こらなくなった、という実績までありますから、ガチでしょうね。
霊能者の方が言うには、私に巻きついて威嚇してる様に見えたらしいので、体内にいるわけではないかな。
まあ普段は体内にいるのかもですが。
実質、今の私は蛇神様に護られてるようなものだから、御祓いしたら死ぬかもしれないですし。
蛇は飼っていたというか、縁の下に住み着いた感じです。
5年くらいで姿を消し、それから15年ほどして、蛇神様になって私に憑いていたと発覚した次第です。
恩返しなんでしょうかね。

















おっきいヘビ





 俺が小さい頃の話。
母が言うには、俺が三才の時の出来事だそうだ。
少しずつ話せるようになって、まだ嘘もつけないような赤ん坊な俺は、夜中に泣き叫んで、母を起こす事が何回かあったそうだ。
泣き叫ぶ内容はこれ。

「 あー!おっきいよー!怖いよー!」

次第に泣き止んできて…、

「 ぅん…!」

こんな寝言を言うもんだから、母が心配になって俺を起こしたそうだ。
そしたら、

「 おっきいヘビがいてね、怖いって言ったら『怖くないよ』って言ってた。」

と俺が言っていたらしい。

 それが何回か続いて、ある日の盆に、墓参りするため家族で寺に行ったとき、寺の和尚と父が仲がいいので、ついでに寺院の中に入って茶をごちそうになることになった。
 その時、3歳の俺がまた叫んだ。

「 ヘビさんだー!」

と上の指さす。
 見るとそこには、木彫りの龍があった。
大きさは150センチぐらい。
いつも俺が見てるヘビなのか、と母が俺に尋ねたら、

「 うん!でももっとおっきいんだよ!」

だって。
 父が寺の和尚(友人)に、俺に何か憑いてないかと聞いた。
そして返ってきた和尚の返答は、驚くような内容だった。

「 わかんね、俺霊感ないし。」

いまだに、あの時の真相は掴めていない。















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11月12日(月)のつぶやき

2018-11-13 06:55:33 | _HOMEページ_

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日々の出来事 11月12日 ジョン万次郎

2018-11-12 07:00:00 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月12日 ジョン万次郎





 今日は、ジョン万次郎が亡くなった日です。(1898年11月12日)
ジョン万次郎は、14歳の時、船で漁に出ますが遭難し、鳥島に漂着します。
そこで、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に助けられて、アメリカに渡り知識や技術を身につけます。
 帰国した後は、ペリーの来航等で必要になったアメリカの知識を持った人物として江戸幕府に召聘され、直参の旗本となりました。
この時、生れ故郷の地名から、“中浜”の姓を名乗り“中浜万次郎”となります。
 そして、通訳として活躍すると同時に、語学を通じて幕末の動乱期には坂本龍馬などと交流を持ち、アメリカの民主主義を見てきた経験から来る世界観は、幕末に活躍する人々に大きな思想的影響を与えました。
また、中浜万次郎は、日本人として初めて鉄道や蒸気船に乗り、ネクタイを締めた人物です。








  ジョン万次郎

















☆今日の壺々話










   アメリカのナイスな野郎たち




 ある日本人がアメリカの大学で講義中、チョークを持って黒板に向かって数式を書いていました。

「 えっと、ここで因数分解して・・・・。
 あらっ、チョークが無くなった。
 困ったな、余分が無いぞ・・・。
 そうだ、事務員さんに持ってきてもらおう!」

『 ギブ ミー ア チョーク!』

別室から、プロレスラーのような事務員が飛び出して来ます。

「 うぐぐぐぐぐっ!
 こら~っ、どうして首を絞めるんだ、あほ~っ!」
「 ダッテ、私ノ首ヲ絞メッテッテ・・・・・。」
「 死ぬかと思った・・・・。」
「 ・・・?」
「 ホワイト チョ-ク!」
「 アハッ、オーケー!!」

『 Give me a chalk? 』・・・白墨を1つ下さい。
『 Give me a choke. 』・・・私の首を絞めてね。

chalkとchokeの発音は難しいのです。

 日本流の英語の発音は、外人になかなか通じません。
“What time is it now ?”を、学校で習った通り言っても、なかなか通じないのです。
ジョン万次郎がメモに残したように“掘った芋いじるな”と言った方が通じます。
ジョン万次郎流の英語は、今でも健在です。
















     英会話教材




その一子
 私の彼ったら最初にあった時から英会話の教材を薦めてくれたのo(^-^)o

これって出会った瞬間から「結婚しよう挙式は海外のチャペルでやりたいから英語もっと覚えていてねっ」って事だよね。

もぅ…彼ったらもうラブラブです。
今日お金50万振込みますよ(^0^)/



その二子
 彼の夢が叶うように今日もバイト三昧
いい加減疲れてサボった日は家から追い出された
これって若いうちの苦労は買ってでもしろってことカナ?
惚れ直しちゃった(*^_^*)



その三子
 ゥチのカレもィィ布団教えてくれたょ(*^-^*)
100マンもする高級品なんだぁ☆
カレも使ぅカラってゅってたから買っちゃった。。。
カレぅちのコト大切にしてくれててマダ一度もなぃケド
これからはそぉぃうコトもぁるってコトだょネ??(ノω///)キャッ

デモ今週になってカラ連絡取れなぃんだぁ↓↓
まぢチョー心配だょ。。。
ちょっくらスイーツ食べょ。。。



その四子
 みんな愛されてるねッ!
あたしのダァも超優しいの!!
「お前んちの水ヤバいよ!!コレ使え」ッて…浄水器♪
35万したけど、健康の為だもんねッ(^m^*)
今日はダァの友達と3人で遊ぶ☆
なんかダァも使ッてる高級枕会社の社長らしい!!
イケメンだッたらどうしよ~!!



被害者予備軍子
 皆がんばれ~
羨ましい話ばっかり★
あたしにもいつか皆みたいな彼ができるといいな~(*´∀`)
















ロス




 英語もできないのにみんなでロスに旅行に行って、オープンカフェみたいなところでブランチしようってことになったんだけど、あっちのメニューって写真ないのね。
何となく分かるけどよくわからないから、ウェイターを手招きで呼んで、隣で食べてた美味しそうなランチを指さして、次に四人それぞれを指しながら、

「ここぉ!」「ここぉ!」「ここぉ!」「ここぉ!」

とオーダーしたら、

「オーケイ!」

みたいに通じて、結構何とかなるもんだと思ったよ。
まあ、来たのはココア4つだったんだけどね。

















山田




 英語が得意な山田が中間テストで、myを使って文を書けという問いに解答した。

「Mypenisbig.」

 数日後、答案が帰ってきた。
山田のこの文章の隣には赤ペンで、

1.単語間は一文字分のスペースをあけること。
2.be動詞がありません。

と美人の英語教師らしく綺麗な文字で書いてあった。
しかし、山田は「isってbe動詞じゃないの・・・?」と言っていた。

















英語のテスト



英語のテストを受けた。

第一問:騎士にあって夜にないもの

第二問:私

第三問:陸にあってそしてにないもの

第四問: 学ぶにあって稼ぐにないもの

第五問:ヤードにあって急性呼吸器病にないもの

第六問:開けるにあってペンにないもの

問七問:あなた

私は悲鳴を上げた。





(解説)

鍵となるのは「英語のテスト」ということです。

ということは、第一問の「騎士にあって夜にないもの」の騎士と夜を英語にすると、

knightとnightになり、「k」が無いということになります。

第二問の「私」は、

「i」のみ。

第三問の「 陸にあってそしてにないもの」は、

landとandとなり、「l」が無い。

第四問の「 学ぶにあって稼ぐにないもの 」は、

learnとearnになり、「l」が無い。

第五問の「ヤードにあって急性呼吸器病にないもの 」は、

yardとARDとなり、「y」が無い。

第六問の「開けるにあってペンにないもの」は、

openとpenになり、「o」が無い。

第七問の「あなた」は、

youとなりますが、これは同じ発音の「u」に置き換えることができます。

そしてこれらを並べると、「kill you」になる。

ブラックな謎解きゲームでした。
そして、ありきたりなオチでした。



















メリケン来日






 夏休みに、姉の友人のメリケン一家が緊急来日してきやがった・・・。
姉は仕事でいられないのに・・・。
観光地など、近場にないし・・・。
英語なんて、姉以外話せないし・・・。

“ どーすりゃいいんだ!('A`)”

と悩んだあげく、近所の祭りに連れて行くしかないので、“どーせなら!”と5歳と8歳の娘さんに浴衣を買ってやろうと、

俺 「 おい!おまいら!ちょ 来い!( ´_ゝ`)」←日本語
姉妹「 ?(*´・д・)(・д・`*)?」
俺 「 いいから来いって!( ´_ゝ`)」

無理やり車に押し込む。

姉妹「 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)」

そして、無言のまま車発進。
 車の中で終始不安そうだった姉妹も、浴衣売り場に着いたら笑顔、超笑顔。
後は店員さんにすべてまかせて、試着室から浴衣姿で出てきた姉妹。
俺の前でクルクル回ったり、ポーズとったりしてる。
安直な考えだと思ってたんだが、仲良くなることにどーやら成功のようだ。
 浴衣着たメリケン姉妹を、家に連れて帰るため車に乗せる。
行きは「(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)していた姉妹も、帰りは「ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ」とはしゃいでる。
 家に着いたら、メリケン父母も大はしゃぎ。
奇声を発して写真撮ってる・・・。

俺「 |-`」.。oO(テ、テンション高すぎ・・・)。」

と思いつつも、喜んでくれた事にホッとする。
少し休ませてから縁日へ連れて行くことにして、俺もその間店を手伝うことに・・・(自宅兼商店の為)。

 ところが、浴衣に大はしゃぎしすぎて疲れたのか、一家全員寝てやがる( ´_ゝ`)・・・。
もう少し寝かせておくかと放置してたら、

米父「 qあwせdrftgyまつーりlp!!」
米母「 くぁwせdrfygまつーりlp!!」
姉妹「 まつーり!!くぁwせdrfygふじこlp!!」

と、店で仕事してる俺の所まで聞こえてきた。
そして、物凄い勢いで俺の所に一家揃って来て、一斉に。

米一家「 (俺の名)!!qあwせdrftgyまつーりlp?!!(((( ;゚Д゚))))
米父「 うおぉぉ!!まつーりくぁwせdrまつーり!!!(ノД`)」←頭抱えながら
米妹「 。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァン」
俺 「 なっ!なんだっ?!どーしたっっ!!?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)」

俺「 ( ´_ゝ`)起きたんなら、祭り行くぞ。」
一家「 (ノД`)!?」
俺 「 (#゚Д゚)だ〜か〜ら〜!ごーとぅまっつ〜り!」
一家「 (゚∀゚)!!!」←通じたらしい・・・。
一家「 キタ━━ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ━━!!」

ここまで楽しみにしてたとは・・・この一家・・・。
ちっぽけな縁日なのに・・・、一抹の不安を抱えつつ、縁日へ出かける事に。

 後で姉に聞いたんだが、以前姉に、

「 日本じゃ遅刻したら1発で会社クビ!」
「 時間守れないヤツは嫌われる!」

とか吹き込まれてたからか、俺が怒って縁日に連れて行ってくれない+寝過ごして縁日が終わってしまったと思ったらしい・・・|д゚)。

 車にメリケン一家を乗せ、縁日やってる神社近くの駐車場に到着。
そこから数分歩いて神社へ行く途中、同方向へ進む人、すれ違う人々。
その中に浴衣、若しくは甚平着た人を見かけると、それはもう、どんどんテンション上がってるのがわかってしまった・・・。

俺「 おいおい・・・、まだ上がんのかよ・・・。」

とか思ってたら、先の方に出店の姿が見えてきた。

米一家「 (俺の名)!!(*゚∀゚)=3」そして、家族を置き去りにして走って行く米父。
姉妹 「 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」戸惑う姉妹、しかしすぐに父を追いかける。
米母 「 ゲラゲラm9(^Д^)」そんな家族を見て笑う米母。
俺 「 |´_ゝ`」.。oO(米父が1番テンパってたんかよ・・・。)

追いついて見れば・・・、

米父姉妹「 Σ(゚∀゚*≡*゚∀゚)くぁwせdrftgy!!」そして米母も合流。
米一家 「 (゚∀゚*≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡*゚∀゚)くぁwせdrftgyふじこlp;」

まだ入り口だってのに、見る物すべてが珍しいらしい・・・。

 まずは、お参りしてからと思ったので、出店に突進する米父を押さえて境内へ。
俺がお賽銭、カランカラン、パン!パン!、とやって見せる。

米父「 ガランガランガラン(*゚∀゚)=3アヒャ ガラガラ!ガラガラ!ガラゴロガラガラ!」真似して姉妹も。
俺 「 ( ´_ゝ`)やりすぎだ!米父!」

米母もやりたそうだったが静止する。
 なんとか、お参りを済ませてお待ち兼ねの出店へ。
何を食べさせても(゚∀゚*≡*゚∀゚)=3 。
ラムネの栓の空け方に(*゚∀゚*)=3ムハーな一家。

特に焼き鳥は「 Σ(゚∀゚*≡*゚∀゚)(俺の名)!!(俺の名)!!(俺の名)!!」
俺 「 ( ´_ゝ`)落ち着け・・・米父。それは焼き鳥だ。」
米父「 Σ(゚∀゚*≡*゚∀゚)(俺の名)!!やきてゅーり!!(俺の名)!!やきつ〜り!!」
俺 「 (#´_ゝ`)一緒に呼ぶな!」
俺 「 (#´_ゝ`)わかった・・・この家族で1番の子供はおまいだ!」
米父「 (*゚∀゚)=3アヒャヒャ やき〜〜!!ちゅり〜〜!!」

 色々な初めての食べ物達で、お腹も膨れたろうし疲れたろうと思い、カキ氷を食わせながら休ませる。
てか、俺が休みたかっただけなんだが・・・。
米妹は、さすがに疲れたのかカキ氷を2~3口食べて(*゚∀゚*)となった後、( ゚д゚)ボーっと動きが止まるを繰り返してる。
それを心配そうに話しかける米父母姉。
 そんな時に本来のホストたる俺姉より電話がかかってきた。

・取り合えず言葉が通じないので、諸々説明が出来ない。
・米姉妹は疲れて限界近し。俺も結構ヤバし。

と言う現状を訴えて米母と代わる。
 米母と俺姉が楽しそうに話してる横で、米父がごちゃごちゃと話しに混ざろうとしてる。
米母、うざそうに米父から離れる。
それでも諦めない米父についに電話を渡す。
最初は(*゚∀゚)=3な感じで俺姉と話す米父。
しかし、すぐに、

米父「 (゚ロ゚;)ノー!!ノー!!!くぁwせdrf」

そして心配そうに俺に電話を渡す。
俺をじっと見てる。

俺姉「 いや、米姉妹も疲れてるんだから帰ってきなって言ったんだが・・・。
   自分はまだ大丈夫だってさ・・・どーする?w」
俺 「 ( ´_ゝ`)・・・正直俺も帰りてぇ・・・。」

 米父が俺を見てる。
米妹を抱きかかえた米母も見てる。
あと少しだけ付き合うことに・・・(負けた)。

 眠る米妹を背に、突然Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)と慌ててる米父。
今度はなんだと思って見ると、どーやらデジカメのメモリーいっぱいで撮影不可になったらしい・・・。
500枚以上撮れるはずなのにもういっぱいって・・・。
縁日出発前の娘の浴衣姿に200枚近く使ってるし・・・撮りすぎだろ・・・。

 そして、俺姉からお参りの意味を教えてもらった米一家と最後にお参りのやり直し。
最初の時とは違い、神妙な面持ちで米家族の健康と幸福だけでなく、俺一家の事もお願いする米父・・・(後で俺姉に聞いた)。
そして、おみやげに焼き鳥、米姉妹お気に入りのわた飴を買い帰宅。
帰宅中車の中では米一家全員寝てる。
一気に子供4人の親になった気分だ。
俺も疲れました・・・でも、楽しかった。


 家に着き、米姉妹をすぐ寝かせてから、焼き鳥をつまみにビールで乾杯。
英語を話せる俺姉を通して、縁日がいかに楽しかったか訴える米父母。
時に立ち上がり、射的の真似をしては(*゚∀゚)=3。
焼きそばやお好み焼きなら、帰国してからも家庭で作れる事を知って(*゚∀゚*)ゼッタイツクルヨ-。
家庭用のカキ氷器が売ってる事伝えると、

米父「 (俺の名)!!いますぐ買いに行こう!(*゚∀゚)=3」
俺 「 こんな時間じゃ店やってねーよ( ´_ゝ`)」
米父「 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
俺姉「 なにビックリしてんだよw・・・こんな時間にお店やってるわけねーだろ( ´_ゝ`)」
米父「 コ、コンビニは?!日本のコンビニは何でも売ってるって聞いたゾ(#゚Д゚) ゴルァ!!」
米母「 そーだそーだ!(俺姉)がそう言ってたろーが!(#゚Д゚) 」
俺姉「 さすがに売ってるわけねぇだろwwwなんだこの夫婦は・・・( ´_ゝ`)」
俺 「 なに揉めてんだか知らんけど、明日買いに行くの?( ´_ゝ`)」
米父「 おおぅ!!さすが(俺の名)!明日は何時に店は開くんだ?!何時だ?!(゚∀゚*≡*゚∀゚)」
米母「 恥ずかしいなぁ。落ち着きなさいよ。明日になれば買えるんだから(`・ω・´)」
米父「 ああ!早く明日にならないかなぁ(´∀`)」
米母「 だねぇ(*´∀`*)」
俺姉「 米母・・・おまいも買う気まんまんだな( ´_ゝ`)」
俺 「 明日は仕事手伝うから、一緒に行けない。気をつけてな( ´_ゝ`)」
米父母「 (;゚Д゚)な、なんだって〜!?」
俺父「 途中抜けて良いから行ってこい( ´_ゝ`)」
俺 「 いらんこと言うな。俺姉通訳すんなよ( ´_ゝ`)」
俺姉「 もう遅ぇ。通訳しちまった( ´_ゝ`)」
米父母「 ☆-(ノ゚Д゚)ハ(゚Д゚ )ノイエーイ」

その後、米父がつぶれてお開きに。

 その次の朝、しぼんでしまったおみやげのわた飴を(´・ω・`)ショボーンな顔で食べてる姉妹。
それを見た俺もちょっと(´・ω・`)しょぼーん。

 カキ氷器は結局一緒に買いに行ったんだが・・・ちょと後悔。
滞在中の毎食後と15時頃に必ずカキ氷作る。
毎回違うカキ氷担当者が全員分作る。
米一家、カキ氷作りすぎ・・・。
俺一家は3~4シーズン分のカキ氷を食べるはめに・・・。
この米一家にカキ氷器は、与えてはいけない物だったらしい。
 帰国後も毎日近所の人、米姉妹の友達、米父母の友達に作って食べさせたら、シロップ無くなりそうだから至急送れと俺姉にメールが・・・・・・・・・。



















留学






 俺が現在住んでいるアパートを見つけたのは、まだ隣町の友達の家のソファに生活してたときです。
近くの他のアパートに比べて安く、暖房とお湯使い放題で場所も学校に近くて好条件。
話を聞いた知り合いの日本人の女の子が、気に入ったら一緒にシェアするということで下見についてきました。

 管理人に連絡を取り女の子と一緒に「空く予定」の二人部屋に案内してもらいました。
若い夫婦が暮らしてたそうですが、奥さんが子供を連れて逃げてしまったとのこと。
家賃を滞納してるので、近いうちに空にしてしまうそうです。

 部屋に着き管理人が扉をノックするが返事はなし。
そこで管理人が合鍵で扉を開けると異臭が鼻につきました。
台所には洗ってない皿の山があり、応接間には食べかけのポップコーンと洗濯されてない服が放置されていて異臭の原因だと判明。
床のあちこちに服があります。
シャワーつきトイレには、シャンプーの容器が散らばり中身がはみ出してます。

 部屋は大小2つあり、まずは大きいほうの部屋に案内されました。
中にはダブルベッドと2つのタンスがあって、ベッドの上にも服が散乱。
タンスはいくつかの引き出しが開けっ放しになっていて服がはみ出してます。
 小さいの方の部屋の扉を開けると、明らかに違う異臭がしました。
部屋中に5センチから10センチぐらいの小さいぬいぐるみが散らばってました。
ざっと見ただけですが、おそらく150はあったと思います。
部屋の隅に大きめのゴミ箱があり、そこから黄ばんだ白いものがはみ出してました。
オムツです。
大量のオムツがゴミ箱にあふれ出すほど詰められてて、それらが悪臭を放ってました。
 床にはベッドのマットレスが置いてあり、その上には汚れたシーツが敷いてありました。
俺は絨毯も張り替えるだろうし、大切なのは間取りとかだろうと考えてて、特に気にしてませんでしたが、女の子は完全に参ってしまって、別の場所を探すことに決めたそうです。

 ルームメイトになってくれる人が居ないので、後日一人部屋を案内してもらいました。
3階にある部屋で訪れたときには、やっぱり住人は居ませんでした。
女性が一人暮らししてるらしく、大量の薬の容器が台所と洗面所にあった以外中は二人部屋と比べてかなり片付いてます。
ただし、ここでもやっぱり異臭がします。
違う点は臭いの元が見当たらず、部屋全体から臭ってるような感じだった。
 それ以外に特に気にすることも無く、広い部屋に一人で住めるということで、管理人と契約して部屋が空くとほぼ同時に住み始めました。
そして、安い理由を思い知ることになりました。

 トイレのレバーがおかしくなってて、きちんと上に戻さないと水があふれて洪水になる。
便器は黄ばんで恐ろしいほど汚い上、便座が割れてて即効で掃除して取り替える羽目に。
絨毯や壁はきちんと掃除してあったにもかかわらず臭いはありました。
下見の時には気がつかなかったけど、ベランダに糸くずの塊みたいなものがいくつかあって臭いはネコ臭だろうと納得しましたが、この臭いは今でも取れないまま。

 他の住人は、老人と中年女性が多く女性達の旦那らしき男性は見当たりません。
老人達は親切なのですが、中年女性たちは非常に態度が悪い上、外を歩いてるとよく罵倒と彼女達の息子と思われる子供の泣き声が聞こえてきます。
 日本語に直すと「このクソガキーさっさと出てけっ!」とか「ママ、もうやめてよ。痛いよ。」。
道路わきの部屋なのですが、ほぼ毎晩ネコの喧嘩や基地外や酔っ払いの叫び声とか怒鳴り声が聞こえる。

 3階のベランダから駐車場を見つめ、車に乗り降りする俺をベランダの椅子に座ってじっと見つめる一人の男。
その男はがりがりのスキンヘッドで、メガネをかけていて主に夜中に近所を徘徊しているようだ。
そのうちベランダから「あsdfghjk」って感じで言葉を発するようになり、気味が悪いのでは俺はシカトし続けていた。

 ある日、応接間でソファに座りながら勉強してるとコンコンとドアをノックする音が聞こえる。
ドアの覗き穴から見ると、あのスキンヘッドがドアの前にいるではないか!

“ なんだこいつは?
何が目的だ?”

とかいろいろ考えた結果、居留守を決め込むことにした。
 ノックする音は5分ほど経ったら消えたが、そいつはそれから毎日ノックするようになった。
いつも居留守を決め込んでいたが、さすがに不気味なので知人達にそのことを話してみた。
アパートに移る前に住んでいた友達。

「 やべーぞ。
そいつコカイン中毒者じゃねえの?
侵入されたら包丁持って捕まえろ。
俺の親父は斧持って侵入者追っかけまわしたことあるぜwww」

こいつは当てにならない。

同じクラスの女の子。

「 きっとAids付きのホモよ。
ドアを開けなきゃ安全だと思うわ。」

この発言で、スキンヘッドに対する俺の恐怖は倍増。

別のアパートを見つけた日本人の女の子。

「 えーっマジ?ちょーヤバいじゃん。
私住まなくてよかった。(笑)」

何の解決にもならん。


 それから1ヶ月ほど経った後、あまりにもウザいので俺はノックするスキンヘッドにドア越しで話す事にした。

俺:「誰?」

スキンヘッド:「○○○号室の住人だけど・・・。」

スキンヘッド:「砂糖余ってませんか?」

俺:「(゚Д゚)ハァ?んなもんねえよ。」

そうしてスキンヘッドは去っていったが、その後もノックは止まなかった。
 そしてある夜、俺はアパートに入る前に建物のドアの前の灰皿にタバコを入れたのだが、そのときにドアから出てきたスキンヘッドと鉢合わせになってしまった。
灰皿からシケモクとなった俺のタバコをとり、火をつけてすい始めるスキンヘッド。
そして俺に向かって、「これからシケモク拾いに行くけど一緒に行かない?」と言い放った。

(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?

と思い、「いかねえよ。」と返すと、スキンヘッドはそのまま夜の町に歩いていった。
この一件でさらに不気味さが倍増したのであった。

 1回エレベータで遭遇して名前を聞かれたので日立守護ノ守山中伊集院柿右衛門と早口で言ってまぎらわしたが、スキンヘッドはなぜか俺をトラビスとインプットして名指ししてくるようになる。
 数週間後、ドアの前のノックとトラビスという呼び声がうざくなってきたので、また答えることにした。

俺:「誰だ。何のようだ。」
スキン:「○○○号室の住人です。お茶余ってませんか。」
俺:「ねえよ。消えろ。」

 スキンヘッドは、これぐらいでは懲りないらしく、ノックは毎日のように続くが部屋に入れたくは無いのでノックには居留守で対応。
部屋の外で出くわした時に対処することに決めた。

 帰宅中、郵便ポスト前でエレベーターから出てきたスキンヘッドに遭遇。
当然のように声かけてきた。

スキン:「トラビス、タバコくれ。」
俺:「てめえ、何様のつもりだ?」
スキン:「そんな僕はただフレンドリーに・・・。」
俺:「俺はお前の友達なんかじゃねえぞ。
てめえは、物乞いしてるだけだろうが、何がフレンドリーだ!」
俺:「次物乞いに来てみろ、てめえのメガネが目に刺さるまで殴り飛ばしてやるよ。失せろ!」

そして、俺は反応を確認せずにエレベーターに乗り込み部屋に戻った。
 これ以降、スキンヘッドは部屋にこなくなり、引っ越してしまったらしくそのうち見かけなくなった。
ただ、彼は多くの住民の中の一人でしかない。
相変わらず中年女性の罵倒は聞こえてくるし、夜になると基地外が外で騒ぐ。
そして、そのスキンヘッドの部屋には、今、タトゥーだらけのバイカーが住み着いてる。

 ある日、車の鍵穴がドライバー入れられたらしく少し歪んでいて、別の日、他の車のタイヤにナイフで穴があけられてて持ち主が困ってた。
パトカーが敷地内に来てたことも何回もある。

 先日、例の日本人の女の子から聞いた話によると、俺の住んでいるアパートは低所得者と刑務所に入ってる夫が出てくるのを待つ妻が多く住み着いてて、ほぼスラム化してるとのこと。
以前から引越しを検討してるけど、中々好条件な場所が見つからないまま現在に至る。

何を言いたいかというと・・・、
幽霊アパートのほうがマシです。

















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11月11日(日)のつぶやき

2018-11-12 02:59:34 | _HOMEページ_
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日々の出来事 11月11日 淀川長治

2018-11-11 07:00:00 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月11日 淀川長治






 今日は、映画評論家の淀川長治が亡くなった日です。(1998年11月11日)
淀川長治は、1966年から始まる“日曜洋画劇場”の映画解説を、死亡する間際まで32年間に亘って務め、印象に残る語り口で人気がありました。
特に、語り終えた後に言う“さよなら、さよなら、さよなら”は流行語になり、物まねの演目や子供のギャグとして広く使われました。
 この“さよなら”は、番組当初は放送終了まで言い続けたので、回数が不安定でした。
そして、“さよなら”を言った回数が、一時期、子供の賭けの対象になったため、淀川長治はこれを憂慮して、三回言うことに決めました。
 淀川長治の映画解説は、、映画の演出に監督や演者の思い入れを読み取り、それを分かり易く噛み砕き、語り口も格調が高い解説でした。
そして、淀川長治が亡くなった後の日曜洋画劇場の解説は、担当者が何回も入れ替わりました。
32年間と言う時間の重みは、淀川長治だからこそのものであったと言えるでしょう。







  淀川長治















☆今日の壺々話








     てつこのへや



「 横浜市鶴見区に自宅があると聞いていますが、東京全日空ホテルで普
 段は暮らしているんですね。」
「 日曜洋画劇場の収録を行っていたテレビ朝日アーク放送センターの近
 くです。」
「 他にもホテルはありますが、そこに決めた理由は?」
「 棺桶がちゃんと入るかどうか、エレベーターの大きさを調べて決めた
 んです。」
「 へぇ~。」
「 アハハハハハ。
 怖いですねえ、恐ろしいですねえ。
 それでは次週を、ご期待ください。
 さよなら、さよなら、さよなら・・・・・。」


          黒柳徹子(徹子の部屋より)
















      さよならさよなら




どうして私がいつもダイエットしてる時に(・∀・)ニヤニヤと見つめやがりますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして私が悪いのにケンカになると先に謝りますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうしてお小遣い減らしたのに文句一つ言いませんか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして交代でやると約束した洗濯をし忘れたのに怒りませんか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして子供ができないのは私のせいなのにあんたが謝りますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして自分が体調悪い時は大丈夫だと私を突き放して会社へ行くくせに、私が倒れると会社を休んでまで看病しますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして妻の私に心配掛けたくなかったからと病気の事を隠しますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

おまけにもって半年とはどういう事ですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

長期出張だと嘘言って、知らない間に手術受けて助からないとはどういう事ですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

病院で俺の事は忘れていい男見つけろとはどういう事ですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

こっちの気持ちは無視ですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

正直、あんた以上のお人よしで優しい男なんていませんよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

それと私みたいな女を嫁にすんのはあんた位ですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

もう一つ言い忘れてましたが私、お腹に赤ちゃん出来たんですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

あんたの子供なのに何で生きられないのですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

そんな状態じゃ言い出せないじゃないですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

それでも言わない訳にはいかないから思い切って言ったら大喜びで私を抱き締めますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

生まれる頃にはあんたはこの世にいないんですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

元気な子だといいなぁってあんた自分の事は蔑ろですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

病院で周りの患者さんや看護婦さんに何自慢してやがりますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

病気で苦しいはずなのに何で姓名判断の本で名前を考えてやがりますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうして側にいてあげたいのに、一人の身体じゃ無いんだからと家に帰そうとしますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

どうしていつも自分の事は二の次なんですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

医者からいよいよダメだと言われ泣いてる私に大丈夫だよとバレバレの嘘を言いますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

こっちはあんたとこれからも生きて行きたいんですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

それがもうすぐ終わってしまうんですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

バカやって泣きそうな私を包んでくれるあんたが居なくなるんですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

忘れろと言われても忘れられる訳ないでしょ
(゚Д゚)ゴルァ!!

死ぬ一週間前に、俺みたいな奴と一緒になってくれてありがとなですか、そうですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

こっちがお礼を言わないといけないのに何も言えず泣いちまったじゃないですか
(゚Д゚)ゴルァ!!

あんなに苦しそうだったのに最期は私の手を握りしめて逝きやがりましたね
(゚Д゚)ゴルァ!!

何で死に顔まで微笑みやがりますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

そんなのはいいから起きて下さい
(゚Д゚)ゴルァ!!

生まれてくる子供を抱いて下さい
(゚Д゚)ゴルァ!!

子供に微笑みかけて下さい
(゚Д゚)ゴルァ!!

頼むから神様何とかして下さい
(゚Д゚)ゴルァ!!

ダメ女な私にこの先一人で子供を育てろと言いやがりますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

そんなあんたが死んで5ヶ月…

子供が生まれましたよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

元気な女の子ですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

目元はあんたにそっくりですよ
(゚Д゚)ゴルァ!!

どこかで見てますか
(゚Д゚)ゴルァ!!

私はこの子と生きてますよ

あんたも遠くから見守っていて下さい
















さよなら、青い鳥





 小さい頃は近所の駄目人間おじさんをバカにしてたっけ・・・。
よれよれの紺のビニールジャンパー、べた付いてそのままよりも少なく見える髪の毛。
猫背。
生気のない瞳。
ただその存在そのものを見下してたね。
 将来自分は絶対に出世するんだって何の根拠もなく思ってたね。
小さい頃からの日々の積み重ねが大人になるまで続いてくなんて夢にも思わなかったよ。
中学生の頃通っていた塾の先生が言ってたな。
「俺はあんまり頭良くないから法政にしか行けなかったんだ、ははは。」
クラスのみんなで大笑いしてたっけ。
あの内何人が法政以上の大学に行けたというのだろうね。
 毎日会社に通って夜遅くまで働いてるお父さんがいかに大変で偉大かって、やっと分かりました。
転職を繰り返して人に馬鹿にされて初めて分かりました。
 生きるって本当に大変。
何をやっても後悔が待ってるもんね。
特別じゃない。
自分は特別な人間でも何でもないんだって、20代後半になってやっと分かりました。
 あの頃、白い眼で見てしまったおじさん、ごめんね。
あなたのぶんまで生きようと思います。
でも、時間が必要だったことだけは分かって欲しいんだ、おじさん。

















花火



 母は、僕を女手一人で育てた。
僕の幼かったころに、亡くなった父は、マンションの10階を母に残した。
そのマンションからは、夏に花火をみることができる。

 父と母が過ごした街の花火。
毎年花火の時には、窓際にテーブルを移動して、母と一緒に父を偲んだ。
花火はいつもきれいで、母はうれしそうだった。
父は、母に素敵なものを残したなっと思った。

 でも、それは長くは続かなかった。
僕が高校の時に、うちのマンションの前に、もっと高層マンションが建設されたのだ。
僕は、景観が悪くなるなぁって、思ってた。

 その年の花火の日、いつものように、テーブルを移動して準備してた。
花火みれるかな?って、心配だった。

 花火みれなかった。
見事にマンションで見えなくなってる。
音だけの花火。
あんなに悲しそうな母の横顔を見たことがない。

 僕は、母を連れて、川辺に歩いていった。
母と見上げた初めての花火。

 父さん、心配するな。
これからは僕が母さんを笑顔にする。



















  恐怖“さよなら”




 五年間、付き合った女性がおりました。
五年という月日は、今思えば長いようであり短い期間でした。
四年目が過ぎたあたりから、彼女は結婚を口にするようになりました。
付き合い始めた当初から、私も将来は結婚しようと言っておりましたし、いつかは結婚するものと思ってはいたのです。
 しかし、当時の私は大学を卒業したばかりで、就職難民と呼ばれる身でした。
我が身一つの未来も見えず、どうして結婚などできますか。
彼女は自分も働くからと言っておりましたが、彼女といずれ出来るだろう子供を、私一人で養っていける自信が付くまでは、結婚するつもりにはなれません。
私の気持ちも分かって欲しいと何度も説得しましたが、互いの意見は食い違うばかりです。
 愛しているから結婚したい、護りたいから待って欲しい。
皮肉なことに、それが別れる原因となりました。
愛を紡いだ口で互いを汚く罵りあい、彼女の二度と顔も見たく無いという捨て台詞で、二人の関係は終わったのです。


 それから半年ほど経った時です。
彼女から電話がありました。
やりなおしたいと、忘れられない愛していると、泣きながら訴えるのです。
しかし、薄情と思われるかもしれませんが、最後の大喧嘩で私の気持ちはすっかり覚めていました。
寄りを戻すつもりは無いと告げて電話を切りました。

 三日後に再び着信がありました。
今度は、会って欲しいと言うのです。
会って話せば寄りが戻ると思っているのでしょう。
優柔不断で流されやすい私は、付き合っていた頃は彼女に決断を任せていました。
そんな私の性質を知っているからこその誘いなのです。
もちろん断りました。

 次の電話は二日後でした。
三度目ともなるとウンザリしてきます。
着信表示を見るのさえ嫌な気分で、クッションの下に携帯を押し込んで居留守を使うことにしました。
設定通りに20コールで切れたかと思うと、またすぐに掛かってきます。
何度も何度も何度も何度も・・・。
 耐え兼ねて出る決心をして携帯の画面を見ると、履歴は30を越えていました。
ここまで来るとイヤガラセとしか思えません。
ひとつ説教でもしてやろうと、受話ボタンを押した時です。

『 なんで出ないのよ!!!!』

耳に当てなくとも聞こえるような絶叫でした。
 情けない話ですが、私の怒りは彼女の声で萎んでしまいました。
怒りを鎮めなければ、それだけを考えました。
フと思いついた嘘を口にします。
携帯を忘れて出かけて今帰ってきた所である。
そして出来るだけ優しい声で、どうしたのか訊ねました。
 ククク・・・という押し殺した声に、泣いているのかと思いましたが違ったのです。
彼女はケラケラと笑い出しました。

『 そこから自販機見えたよね。今も見える?』

 私の部屋から数十メートル離れた先に自販機があります。
何を言っているのだろうと眺めて、手から携帯が滑り落ちました。
彼女が鬼の形相で涙を流しながら笑っていました。
付き合っていた五年の歳月の中でも、一度も見た事がない顔です。
いや、一度でも見たら即座に別れを決めていたと思えるような恐ろしい顔でした。
その夜は恐怖で一睡も出来ませんでした。

 朝日が部屋に差し込むのを感じて、救われたような気持ちになりました。
清々しい空気と明るい日差しがそう思わせるのでしょう。
薄くカーテンを開けて自販機を見ると、もう彼女はいませんでした。
 ほっとして勢いよくカーテンを開けました。
窓の真向かい、細い路地の電柱にもたれるようにして彼女は座り込んで、窓を見上げていました。
私を見つめて微笑みます。
おはよう、と口が動くのが見えました。
開けた時と同じ勢いでカーテンを閉めました。
 面倒な事になった。
溜息を付かずにはいられません。
気付かれないように外を見ると、彼女は座り込んだままコチラを見上げていました。
うちには1週間ほどの食料の貯えがあります。
彼女だって飲まず食わずで、トイレにも行かずにいる訳にはいかないでしょう。
隙をみて部屋を出て、当分友達の家を回る計画を立てて、荷物を纏めました。
 しかし、彼女は動きません。
もしかしたら、丁度私が覗いていない時に用を済ませているのかもしれませんが、
見ている間はずっとそこに居ました。

 4日目の夜。
彼女の姿がありませんでした。
私は嬉々として部屋を出ようとドアを見て背筋が凍りました。
新聞受けが奇妙な形で開いています。
造りが新聞を受け取る程度にしか開かなかったのが幸いです。
90度開くタイプだったら、私はそこに彼女の目を見ていたでしょう。
もっと開けようと指がもがくのも見えました。

「 ねえ、入れてよ。話をしようよ。
あんなに愛し合ったじゃない。もう一度話をしようよ。」

脳裏に浮かんだのは、長年見てきた笑顔ではなく、先日の恐ろしい形相です。
私は布団を頭から被り、みっとも無いほど震えていました。

 それでも何時しか眠ってしまったようです。
恐る恐る布団から顔を出して、音を立てないようにドアの様子を伺いました。
新聞受けから赤い筋がいくつも垂れていました。
カタン、と鉄の板が小さく開いて、何かが投げ込まれました。
赤い筋がひとつ増えます。
 それが何なのか理解できると同時に、警察に電話を入れました。
肉片でした。
彼女は小さくなって部屋に入って来るつもりなのです。

 ほどなくして部屋の外が騒がしくなり、男性の「救急車!」という叫び声が聞こえました。
サイレンの音が聞こえて騒がしさが増し、少しして「開けて下さい」という男性の声に扉を開けました。
本当は開けたくありませんでしたが、男性は警察でしょうから仕方がなかったのです。
 私の部屋のドアも床も真っ赤になっていました。
彼女の姿はありません。
既に救急車に運ばれていて、警察の方の配慮で会わないようにしてくれたようです。
発見した時、彼女は自分の指を食いちぎっていたそうです。


 部屋はすぐに引き払いました。
新しい住まいは、新聞や郵便物が、建物の入り口にあるポストに入れるようになっている所を選びました。
引っ越した当初は、カーテンを開けるたびに嫌な汗をかいたものです。

 あの事件から数ヵ月後、彼女が自殺したと風の便りで聞きました。
ほっとしました。
悪いとは思いましたが、安堵の気持ちが強かったのです。

 いつしか私の気持ちも落ち着き、暫くして新しい彼女ができました。
その頃からです。

“ カタン、ぽとん、カタン。”

不規則な音が聞こえるようになりました。
音は玄関の扉の方からします。

“ カタン、ぽとん、カタン。”

 別な所に越しても音は付いてきます。
ノイローゼ気味になり、彼女とは別れました。
そうすると音が止んだのです。

 また時間が経って、あれは気のせいだと思い始めた頃に、女性と付き合う事になりました。

“ カタン、ぽとん、カタン。
カタン、ぽとん、カタン。”

 私は今ひとりです。
結婚は一生できないでしょう。
いや・・・厳密に言えば、私は一生一人になる事ができなくなったのです。
彼女が扉の前で、自分を小さくし続けているのですから。















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