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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖の移転のお知らせ

2025-08-16 13:04:06 | _HOMEページ_
「大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖」は、「大峰正楓の隠し部屋」に再度移転しました。

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日々の恐怖 7月19日 一万円分(3)

2025-07-19 11:04:27 | B,日々の恐怖
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日々の恐怖 7月5日 一万円分(2)

2025-07-05 22:55:50 | B,日々の恐怖
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日々の恐怖 6月29日 一万円分(1)

2025-06-29 11:37:22 | B,日々の恐怖
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日々の恐怖 6月14日 ガノンドロフ(4)

2025-06-14 17:20:46 | A,日々の出来事_
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日々の恐怖 6月1日 ガノンドロフ(3)

2025-06-01 10:51:01 | B,日々の恐怖
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はてなblogに移転

2025-05-31 23:39:18 | B,日々の恐怖

            はてなblogに移転

はてなblogに引越ししました。
まだ、表示に微妙なところがありますが、追って再開したいと思います。
下記のリンクに入ってください。



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はてなblogに移転の件

2025-04-25 20:44:49 | B,日々の恐怖

            はてなblogに移転の件

goo blogが終了しますので、はてなblogに引越しします。
引っ越し先の設定が出来次第、連絡をここに表示します。





 
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日々の恐怖 4月14日 ガノンドロフ(2)

2025-04-14 21:55:45 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 4月14日 ガノンドロフ(2)





 小学5年の夏休み、部活を終えて帰宅すると、父親にビールのお使いを頼まれたので千
円札を握りしめて個人商店へと向かい、6缶パックと500ml2本を買ったあと、チョコバットも
買った。
おこづかい制ではなかったので、お釣りは貴重な収入源だった。
頼み方が横柄だったので、500mlはシェイクして、開けたときにあふれるようにせめてもの復
讐をした。
 家に帰ると父親が電話で誰かと話をしていた。
6缶パックを冷蔵庫に入れて、チョコバットを食べてたら電話を終えた父親が、

「 新聞集金のおばちゃんが行方不明になったらしい。」

と言ってきた。
 聞くと電話の相手は町内会のおっさんで、おばちゃんは昨日から帰っていないらしく、捜索
願を出したけど町内会でも捜索をすることになったから参加してくれないか、という内容だった。
父親は明日も仕事があるからと断ったそうで、おもむろに500mlを開けようとしたので、怒ら
れないように2階へ避難した。
 夜中にリビングでテレビを見てたら、階段を降りる音が聞こえた。
父親が出勤する時間だった。
10時以降にテレビを見ていると怒られるので、俺は急いで消して、ポケモンの攻略本を読ん
でるフリをした。
出勤前はピリピリしているので、家族全員が気を遣っているような感じがほとんどだったが、こ
の日は違った。

「 さっき夢でおばちゃんに会った。」

父親が母親にそう告げた。










 
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日々の恐怖 4月2日 ガノンドロフ(1)

2025-04-02 15:53:02 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 4月2日 ガノンドロフ(1)





 父親は定年になるまで、小さな工場の副主任をやっていた。
豆腐工場なので出勤するのは夜中9時ごろ、帰ってくるのは午前中だった。
さも当たり前のように"豆腐工場なので"と書いたが、たぶん朝にスーパーに並ぶ
豆腐のために夜中働く必要があったのではないかと推測している。
 夜勤生活なので平日の昼間は寝ているが、土日は日中でも俺を含めた3人の子
供を遊びに連れていってくれたりして、しんどかっただろうに無理してくれてた
んだなと今になって思う。
だが当時の父親は文字通りの亭主関白、何かあればげんこつが飛んでくるし、短
気でガノンドロフみたいな見た目なので子供の俺には怖かった。
 俺の実家は離島の小さい町。
住所とかに”大字”がつくようなところだった。
そういう小さい町だから当時は近所の結びつきとかが強くて(今は知らん)、新聞
の集金のおばちゃんだったり、薬箱の中身を補充しに来るおじさんだったり、家
にやってくる人がだいたい顔見知りだった。
 現に新聞集金のおばちゃんは近所に住んでいて、おばちゃんの旦那さんは子供
たちに公民館で相撲を教えてたりしてた。
父親も町の祭りや行事にはほどほどに参加していて、町のおっさんたちにも認知
されてたから、俺も○○さんの息子って感じで認知されてたと思う。
今はアウトだろうが、夏休みには町に1か所しかない個人商店でビールのお使い
をよく頼まれて、実際買えた。
レジのおばちゃんも特段気にせず、6缶パックを小学生の俺に渡していた。







 
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日々の恐怖 3月23日 ガキの頃の話 (11)

2025-03-23 14:39:10 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 3月23日 ガキの頃の話 (11)





 食事中も、

「 おっさんの家が、どうのこうの・・・。」

とか、

「 金持ちのおっさんに気に入られた。」
「 今度おっさんから、バイオリン習う約束した。」

とか、訳の分からないことを繰り返し、見かねた父親がMに、

「 何があったのか全て話せ。」

と詰め寄り、観念したMが賽銭泥棒のことも含め全てを話した。

「 罰当たりなことして!」

と当たり前のごとく父は兄弟をぶん殴った。
 が、それ異常に恐ろしかったのはS・Mの母。
Sを全裸に縛り上げ風呂場へ連れて行くと頭から水を何度も浴びせたあと、部屋
へ連れ戻すとベッドの柱に全裸状態のSを縛り付けタバコの火を体中に押しつけ
た。
 タバコの押しつけはお灸と称し、除霊だと言いしばらく続いた。
風邪や蕁麻疹なんかではなく、母親がSを軟禁していたからSは学校へ来られな
かったとKから聞かされた。
除霊と称して夜な夜なSの体を痛めたそうだ。
 母親は、

「 Sだけ除霊しても無駄!」

と言い、

「 Kを除霊しないと、お前ら一家は焼け落ちる。」

などと言い、

「 除霊してやるから来い!
Kを出せ!」

とK宅にもわめき散らしに来た。
この様子だと俺宅にもS・M母が行くだろうと思ったSとKは、俺は関係ないを
徹底して一切俺の名前を出さなかった。
 一時的に可笑しくなったSも除霊のおかげか正気に戻り、Mがチクったことは
すぐに分かった様子でみんなに言わないかわりにKと俺は関係ないと、誰に聞か
れても言うようにと言い聞かせたそうだ。
その話を聞いた俺はSの気持ちを知りまた泣いた。
 結局、一時的なSの奇行や謎のおっさん事件は、賽銭泥棒によって何かに魅入
られたからかどうかは分からないままだけど、Sの母親の狂気の話はその後も
度々耳にすることになった。
 この件より前からSに対しての体罰があったこと、Mに対してはごく普通の母
親だったこと、学校へチクったのはこの母親が匿名で他人を装って電話をしたら
しく、本当に俺とKが無関係か確かめる為だったと後から知った。
 S・M父親は愛想を尽かしたのかその数年後、夜逃げをするように居なくなっ
た。
その後S・Mは父方の祖母に引き取られた。

 俺は高校生になる頃に、家族でその田舎から引っ越した。
Kとは大人になってからも変わらず友達でいた。
 数年前、K伝手にS・Mの身内から世間を騒がした事件の犯人となる者が出た
と聞いた。
さらにその数年後、S・Mの引き取られた先の祖母の家が火事で焼け落ちたこと
を知った。
タバコの不始末による火事とされているが恐らくはあの女がやったのでは?と身
内同士では語っているらしい。
 Kはというと、お前の家は狐に祟られていると言われ油揚げを口に加えて跳ね
回りながら家に押しかけられたのを最後に縁をきったりとのこと。
どこまでが祟りでどこからが人間の異常性なのか未だに分からない話だった。
長文になったけど、実際にあったはなし。
分かる人には身バレしそうだから多少脚色した。
最後に、その神社では未だに数年に一度首吊り自殺があるらしい。










 
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日々の恐怖 3月13日 ガキの頃の話 (10)

2025-03-13 19:24:51 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 3月13日 ガキの頃の話 (10)





 家に戻ったMがすぐに、父親にSがおかしくなったことを言うと、父親は車で
飛び出して行き、数分後にSを引きずる形で連れ帰ってきた。

「 嘘やろ……?」

俺は言葉を失った。

「 俺も最初は嘘やとおもた。
俺を怖がらせる為に、SとMが組んでまた作り話しとるんやと思った。
しばらくSが休んで、二人でお見舞い行ったやろ?
あの時のSのチクったっていう言葉や、Mの様子が気になったからMに、

「 お前がチクったんか?」

って、こっそりあの後聞いた。
そしたら、この話されたんや。
お前は、知らんやろうけどな、あいつらの母親ヤバイんや。
身内やから渋々付き合いしとるけどな、ほんまは俺ら家族はあいつらのオカンと
は関わりたくないくらいや。」

と、Kが唐突にSとMの母の話を始めた。

「 何や?話が逸れまくりで理解できん。」

と俺が制すと、

「 ええから聞きや、話繋がってるから。」

と言われて、また、話はあの日へと巻き戻る。



 SとMの父がSを連れ帰ったあとも、しばらくSの奇行は続いた。
持ち帰た砂利を机に飾り、

「 次は、俺やKにも教えてやらんと・・・・。
連れて行ってやらんと・・・・・。」

と、譫言のように繰り返していた。







 
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日々の恐怖 3月4日 ガキの頃の話 (9)

2025-03-04 12:18:51 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 3月4日 ガキの頃の話 (9)





 MはSに連れられて空き家に入ったが何にもなかった。
ええもんどころか、湿気た匂いと汚い家具、外人の少女が書かれた絵が壁に掛け
られているくらいの何てことない空き家だった。

「 何もないやん!」

と呆れるMに対して、

「 こっち、来てみ!」

と、Sはさらに奥の部屋へとMを引っ張った。
 そこでMはギョッとした。
部屋の中だと言うのに、床に砂利が敷かれていた。

「 何ここ?気持ち悪い・・・。」

と言うMに対してSは、

「 宝石や!」

と言いだした。

「 宝石・・・・?」

頭をかしげるMの両手を器の形にさせると、Sは床の砂利をつかみMの手の中へ、

「 宝石や。」

と流し込んだ。
 またいつもの悪ふざけと思ったMは、

「 あほが!
こんなとこまで連れてきやがって!」

と砂利を投げ捨てた。
その途端にSは、

「 何するんや!」

と急に形相をかえMの投げた砂利を広い集めてポケットへしまい込んだ。
Mが投げた砂利だけで足らず、そこら一面床に転がった砂利を、

「 宝石!宝石!」

と取り憑かれたようにポケットにパンパンに入れ始めたとこで、Mは怖くなって
Sを置いて逃げ帰った。






 
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日々の恐怖 2月23日 ガキの頃の話 (8)

2025-02-23 11:46:38 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 2月23日 ガキの頃の話 (8)





 Sは雨の降る中一人、あの山に出掛けた。
さすがに一人で神社へ近づくのは怖かったらしく、しばらく周りを散策しながら当てもなく山道
を歩いていた。
それらしい家も見つからず、飽きてきて帰宅するために山を降りるはずだった。
 いつも通りに山を下れば数分で民家へ繋がるような何てこともない山道を、その日は何故
か違うルートで下った。
このルートも大したことはない。
何度か俺たちも通ったことはあるが、単にたどり着くのが自分たちの住む村の反対側だから遠
回りという理由で滅多に選ばないルートであるだけ。
 その別ルートを下ったさきに数件の空き家があることも、俺も含めみんな知っている。
ただ、知らなかったのは、その空き家がSの隠れ家として使われていたこと。
これは俺もK、Mも誰も知らなかった。
 その日、中々戻らないSを心配したMがKに電話をかけていた時に、妙にハイテンションな
状態でSが帰宅した。

「 M、ええもん見せてやるから来い!」

と誘われたMは、Kにも来るように言ったがKは、

「 俺が行かないなら行かん。」

と答えたそうだ。
 Mは俺にも電話をしたらしいが、俺宅は不在だったのだろう。
連絡が取れなかったことを再度Kに電話すると、

「 それなら、やっぱり行かんとく。」

とKは答えた。
 Kによると空き家にはSとMだけで行き、その翌日からSは学校を休み始めたそうだ。
そこまで話しを聞いても俺には全く要領が掴めないでいた。

「 それが何や?
何で、それを俺に隠す必要があったん?
ええもん見付けたって?
何・・・?」

問い詰めた俺にKは言いにくそうに口を噤んだまま下を向いている。

「 そこまで話したんやから話せや!」

と俺が苛立ちをぶつけ渋々Kは、

「 ここからは、後からMから聞かされただけやから・・・・・。」

と続きを話し始めた。






 
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日々の恐怖 2月11日 ガキの頃の話 (7)

2025-02-11 21:10:38 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 2月11日 ガキの頃の話 (7)





 そこでMがとうとう泣きだして、

「 俺君は関係ない。
Kも直接は関係ないけど、僕が話したから知ってる。」

とだけ言うと、後は泣いて何も話さなかった。
 俺とKは関係ないということで、直ぐにその場から追い出すように出された。
そのまま、Kと帰宅することになるが複雑な気持ちは拭えなかった。

「 俺だけ退けもんか?」

と誰に言うでもなく呟いたあと、何故か悔しくて涙が流れた。

「 ごめん。」

とKは謝った。

「 口止めされてたから。」
「 どうせ、俺だけ退けもんや。
お前らは兄弟・従兄弟やからな。」 

と引くに引けず、俺はKに八つ当たりした。

「 違う。
Sがお前を巻き込むなって言うたんや。
俺かってほんまは聞きたくなかった。
巻き込まれたくなかった。」

とKの本音を聞いて、俺は居たたまれなくなった。

「 何があったんや?」

と問いかけた俺にKは俄には信じられない話をした。


 話は、おっさん探しを思いついた翌日にまで遡る。
翌日は雨で誰もが諦めたはずだった。
その翌日も翌々日も雨はしばらく続き、誰もがおっさんのことすら忘れていたは
ずがSだけは違った。







 
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