日々の出来事 4月13日 巌流島の決闘
今日は、巌流島の決闘があった日です。(慶長17年4月13日)
巌流島の決闘の流れ
(1755年の細川藩の豊田正脩が著した武公伝より)
佐々木小次郎は富田勢源の家人で、常に勢源の打太刀を勤め三尺の太刀を扱えるようになり、18歳で自流を立て巌流と号しました。
その後、小倉城主の細川忠興に気に入られ小倉に留まりました。
慶長17年に宮本武蔵が京都よりやって来て、佐々木小次郎との勝負を細川家に願い出て、細川家で相談の結果、舟島(後の巌流島)にて勝負することが決まります。
慶長17年4月12日、武蔵は勝負の許可と、舟島には小次郎は細川家の船で、武蔵は家老の松井家の船で島に渡るように伝えられました。
そして、武蔵は小倉を去り、下関の問屋小林太郎右衛門のもとに滞在します。
慶長17年4月13日、勝負の時刻を知らせる飛脚が小倉から度々訪れても武蔵は遅くまで寝ていました。
その後、武蔵は朝食をとり、小林太郎右衛門から艫を貰い、削って木刀を作りました。
そして、村屋勘八郎を梢人として舟で島に向かいました。
舟島で長く待たされた小次郎は、やっと島に着いた武蔵を見て憤然として言いました。
「 来るのが遅い!」
木刀を持って武蔵がなぎさより来たとき、小次郎は三尺の刀を抜き、鞘を水中に投げ捨てました。
それを見た武蔵は言いました。
「 小次郎、おまえは敗れた。
勝つつもりならば、大事な鞘を捨てはしないはずだ。」
それを聞いた小次郎は怒って、刀で武蔵の眉間を打ち、鉢巻が切れました。
同時に、武蔵も木刀を打ち、小次郎の頭に当たります。
小次郎が倒れたところに武蔵が近付きますが、起き上がった小次郎は武蔵に切り掛かり、膝上の袷衣の裾を切りました。
このとき、武蔵の木刀が佐々木小次郎の脇下を打ち、骨が折れた小次郎は気絶しました。
武蔵は手で小次郎の口鼻を蓋って死活を窺った後、検使に一礼し、舟に乗って帰りました。
巌流島
☆今日の壺々話
江ノ島の展望台の落書き
江ノ島の展望台の落書きを読んだ。
「 ユミVSタカアキ ず〜っといっしょ!」
闘え、一生闘うがいい。
生活指導
「 武蔵君、遅刻はいかんねぇ~。
理由は?」
「 寝てました。」
「 えっ?」
「 それに、ご飯を食べて・・・・。」
「 うん?」
「 木刀を削るのに時間が掛かって・・・。」
「 ばかも~ん!
そんなことは、前の日にやっとけ!
反省文、原稿用紙5枚!!」
「 そ、そんなァ~。」
ワシントン大学英語学序論
ワシントン大学での英語学序論の期末試験でのことである。
このクラスは800人も学生がいたので、1年生の他の多くの科目と同じく、この試験も新しい学生を振り落とすためのものだった。
試験は2時間で、問題用紙が配られた。
教授はとても厳しい人で、きっかり2時間後にこの机の上に提出しないと受け取らないこと、従って試験には落ちることを学生たちに言い渡した。
試験が始まって30分後、1人の学生が息せき切って駆け込んできて、教授に問題用紙を下さいと言った。
「 もう最後までやる時間はないと思うがね。」
と教授は用紙を渡しながら言った。
「 いえ、やります。」
とその学生は答えると、席についてやり始めた。
2時間後、教授が試験の終了を宣言すると、学生たちは列をなして答案を提出し、出ていった。
後には、遅刻した学生がただひとり残って、書き続けた。
30分後、机に向かって次の授業の準備をしていた教授のところに、その学生がやって来た。
彼は机上に積み上げてある答案用紙の上に、自分の答案を置こうとした。
「 駄目、駄目。
受けとれんよ。
もう、時間切れだ。」
学生は不信感と怒りを露わにした。
「 先生は私が誰だか御存知ですか?」
「 いいや、どなた様か知らんね。」
と皮肉な口調で答えた。
「 先生は私が誰だか御存知ないのですか?」
と再び学生が聞いた。
「 知らんね、関係ないだろう。」
と高圧的な口調で教授が答えた。
「 分りました。」
と学生は答えると、答案用紙の山をさっと持ち上げ、素早く自分の答案用紙をその中ほどに差し込んで教室をでていった。
言い訳
会社に遅刻しそうになった山下君は猛スピードで運転する車の中で遅刻の言い訳を考えていた。
試行錯誤の末、三つの言い訳を思いついた。
①友達と朝まで呑んでたから。
②夜遅く迄TVゲームで遊んでいたから。
③母が熱を出したので寝ずに看病してたから。
山下君は決めた。
「 よしっ!③番だ。」
そして、会社に着いた山下君に部長が、
「 何で遅刻したんだっ!」
山下君は自信を持って言った。
「 ③番です。」
らしくねーじゃん
中三の時、たまたま学校遅刻して行った日にうちのクラスに転校生(女)がきた。
教室に着くと、いつもは空いているはずの俺の隣の席にその子が座っていて、その席を取り巻くように人だかりが出来てる様子を見て、転校生だというのがすぐにわかった。
当時の俺は対極のキャラだったにも関わらず、その転校生に他の男子生徒とは一味違うキャラだと思わせたくて、その女の子の顔を見るなり漫画のクールな不良キャラよろしく、不機嫌そうに発したセリフが、
「 見かけねー顔だな。」
言われた本人はもちろん、周りにいたクラスメートは一瞬の間を置いた後、大爆笑。
その日中にこの一件はクラスの枠をも超え、学年中の噂になり、友達はもちろん、一度も話したこともないにヤツにまですれ違い様に「見かけねー顔だなwww」とか言われる始末。
学年の女子の総意として、“スラムダンクの流川でも目指してたんじゃね?”という結論に達したらしく、俺についたあだ名は『らしくねーじゃん』。
今思い出してもケツの穴がムズムズする。
選択
その昔、自分が浪人をしていて、予備校の学生寮に住んでいた時の実話。
数年前のセンター試験当日の朝。
いつもより早い時間帯に寮生達がそろっていた。
戦場に挑む前の妙なにぎわいかたの食堂。
いつも一緒に食べるヤツと軽く談笑しながら朝食をとる。
ふと、対面するそいつの箸が急に止まり、口がぽかんと開く……。
後ろから聞こえてくるテレビの声……。
「 今日、最悪の運勢なのは○○座のあなた!
選ぶ選択が、ことごとく外れてしまうでしょう。
ラッキーアイテムは黄色い財布!」
そいつは、100円ショップに行って試験に遅刻した。
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