日々の出来事 4月19日 上杉謙信
今日は、上杉謙信が亡くなった日です。(1578年4月19日)
戦国時代、越後の龍と言われた上杉謙信は、ムチャムチャ強かったので、生涯、戦で負けたことが無かったと言われています。
死因は、梅干を食べ過ぎて、塩分過多からくる脳溢血のようです。
スクープ“上杉謙信は女性だった!”
1968年、読売新聞に歴史小説家の八切止夫が、“上杉謙信は男か女か”と言う連載を掲載しました。
この連載は、八切止夫がスペイン革命時のトレドで、城砦として使用されていた修道院から、15世紀から16世紀の舟乗りや宣教師による日本についての報告書を発見し、その中の佐渡金山に関する記述に“上杉景勝の叔母(tia)”という言葉を見つけたことから始まります。
この報告書で、スペインのゴンザレスという人物が日本についての調査報告書を国王のフェリペ2世に送ったのですが、この中で上杉謙信を“景勝の叔母(tia)”と記載しているから“上杉謙信を女性”と考えました。
そして、この上杉謙信女性説を補強するものをいろいろ取り上げました。
いくつかを紹介すると、“松平記”に見られるように、北条軍が上杉領に侵攻してきた際に10日間ほど腹痛を訴え、出陣せずに城内にて子守をしていたとされ、この他にも上杉謙信は周期的に度々腹痛を発生し、これが生理痛であると説明しています。
また、上杉謙信は源氏物語や伊勢物語などの恋愛物を好んで読んでおり、上洛した際に開催した歌会でも見事な恋歌を読み、参加者全員を驚かせたという逸話があります。
そして、上杉謙信の死因について、松平忠明の著書である“当代記”で“大虫”と記載されており、この“大虫”とは更年期障害による婦人病なのです。
さらに、上杉謙信の“生涯不犯”は、女性なら当然の事でもあります。
ついでに言うと、この話を題材にした小松左京の小説に、“武田信玄と上杉謙信が見合いをして意気投合、二人揃って織田信長を叩き潰す”と言う、取って置きのお話もあります。
これって、手塚治虫の“リボンの騎士”だなァ・・・。
♪(´∀`)ノ゙ 私の見る夢 秘密なの~
誰にも言わない 秘密なの~♪
赤いマントひらひら
馬を飛ばす王女 それが私♪
リボンの騎士は
本当は 本当は 私なのさ~ ♪ヽ(´∀`)ノ
☆今日の壺々話
お願い
昔、長尾家は何もない地方の豪族でしたが、そこの家臣たちは神を篤く信奉していました。
そこで神様が篤い信仰に報いようと長尾家臣たちの前に降臨し、“これから産まれてくる嫡男に何か望みはないか”と尋ねました。
家臣たちは、それぞれが言いました。
「 世界一戦がうまい男になれるようお願いします。」
「 よろしい、叶えよう。」
「 世界一剛胆な男になれるようお願いします。」
「 よろしい、叶えよう。」
「 世界一とは言わないが、名家になれるようお願いします。」
「 よろしい、叶えよう。」
「 世界一強い兵が集まる人物になるようお願いします。」
「 よろしい、叶えよう。」
「 世界一義に篤い男になれるようお願いします。」
「 よろしい、叶えよう。」
そして、最後に家臣たちが子の出来やすさと健康を・・・・、と言おうとしたところで、神は“では、さらばだ!”と言って天上に帰ってしまいました。
慌てた家臣たちは、神に“上杉家に子の出来やすさを”と、ひたすらお願いしました。
でも、一族繁栄を願うのは、どうも忘れていたようです。
梅干し好きのトルコ人
イラン系トルコ人とラーメン屋に入った。
紙に書いてあるトッピングのなかから、食べたいものにチェックを入れて注文するタイプの店で、ヤツは日本語を読むのは苦手なのでトッピングを英訳してやった。
自分:「 チャーシューは…、いらないよね?」
トルコ:「 え……いります。(゚Д゚)」
自分:「 !?Σ(-∀-;)で、でもポーク…。」
トルコ:「 いや、だってソレないと美味しくないですよね?(゚ω゚)」
逆に「何言ってるんだ?」って顔されたが、ヤツは普段、ソーセージは絶対魚肉、ファミレスでも日常でもポークは食べない。
しかし自宅の冷蔵庫の奥にはビールがあったり、水餃子ウマーだったりする。
ついでに、外人なのに梅干し大好き。
ある日きいてみた。
自分:「 …ホントは何人なん?(・ω・`*)」
トルコ:「 私は宇宙人デス。(゚∀゚)」
そーかもしれない。
うなぎと梅干の食べ合わせ
うなぎに梅干
スイカに天ぷら
が一般的。ちなみにうなぎに梅干は、
1 梅干しのさっぱり感から、ついついうなぎを食べ過ぎてお腹が痛くなる。
2、うなぎが腐っていたら酸味がある。
もし梅干しを一緒に食べると梅の酸味のせいで腐っているのが分かりにくい。
3、油っこいウナギと酸っぱい梅干しを一緒に食べると胃の調子が悪くなり消化不良になる。
4 華やかな元禄文化の落とし子であるウナギ屋と吉宗の緊縮政策を象徴する梅干しは、
「江戸の華(ウナギ)と吝嗇(りんしょく→ケチの意で梅干しのこと)は合わねぇよ」
と言う、皮肉を込めた当時のはやり言葉だったのでは?
などと諸説様々あるそうな。
糠に釘、豆腐に鎹の組み合わせも腹壊すな。
塾講師のバイトをしてた時、『糠に釘、の意味を答えなさい』の答えに、
7割:手応えがないこと
2割:漬物が美味しくなること
その他1:手応えはないけど歯ごたえがよくなる
その他2:姑の嫁に対するトラップ
その他3:嫌がらせをする事。同意語、パンに針
というのがあったな。
骨壺と梅干
お墓参りに行きました。
お墓はかなり遠く、車で6時間以上かけて家族で行きました。
父方のお墓なのですが、父は「墓参りに行くと晴天でも着くなり必ず雨が降る。」と言います。
本当か確かめたくて私たちは楽しみながら向かいました。
細い山道になり車から降り、歩き始めたときです。
ポタッ。
父が満足そうにニヤリと笑い、「おじいちゃんが喜んでるぞ。」と言います。
お墓に着き、手を合わせ、線香を立てお墓を磨きます。
父は、私たちに「じいちゃんの骨を見せてやる。」と言いました。
初めて見ます。
父はお墓の下にある扉を開け、6つある骨壺の中から1つ選び見せてくれました。
たくさん入っているかと思いきや、数えるほどしかありません。
でも骨壺の中には水がたまっています。
骨は、水分を吸うらしいのです。
父は骨壺を逆さまにし、水を抜きました。
その時何個か骨が落ちたのに拾わず、そのままお墓に仕舞いました。
「 お父さん!骨、おちたよ!」
「 あーいいよ、それぐらい。」
アバウトな父です。
私は骨を拾い戻しました。
帰り、祖母の家に行き、台所で見た物にびっくりしました。
骨壺が台所にあります。
さきほどお墓にあった6この骨壺と同じ模様の小さいつぼです。
中は骨かとおもいきや、自家製梅干しでした。
「 ぎゃー、ばあちゃん、骨壺にうめぼしいれてるん?」
そのとたん母が鬼のような形相で、
「 模様が同じだけよっ!」
と壺を叩きながら言います。
父に「あれ骨壺だよね。」と聞くと、
「 ああ、あれは骨壺だな。
ばあちゃん用じゃないのか?
まだ必要ないから梅干し入れてるんだろう。」
「 先に買ってるんだ!」
納得。
楽しい墓参りでした。
くだらない話ですみません。
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