空はどんよりと曇っていて、下手すると雨が降ってくるかもしれない雰囲気でした。この日の午前中に那珂湊まで遠出する計画でしたが、どうしたものかと迷いました。天気予報を調べると、午後から天気が良くなる見込みだというので、計画を変更して午前と午後の行程を入れ替えました。
それで、まずは、午後から行く予定であったミッコの日野屋石油店に行きました。
お目当ては、このお店に寄贈展示されているガルパン戦車プラモデルの数々でした。まずはお約束のBT-42です。なかなか良い出来で、ムーミンとスナフキンのフィギュアまで添えられているのが楽しいです。継続高校チームのフィギュアはまだ市販されていませんから、こういう感じでまとめることになるのでしょう。
BT-42のキットは、劇場版での人気沸騰によるタミヤ製品の完売品切れによって、ほぼ入手不可能となりましたが、4月に再販がなされました。これに伴って公式キット化が図られるかどうかが関心の的でしたが、プラッツから公式キット化が発表されたのは、1/72スケールの方でした。元キットはユニモデルの製品です。1/35スケールの方については、いまだに情報がありません。
こちらはBT-7です。月刊戦車道の資料によれば、継続高校チームはBT-7も保有していて、全国大会での対黒森峰戦にも参加させています。前述のBT-42は、このBT-7の砲塔を改造して大型化したものなので、車体は全部フェンダー部分を除いてほぼ同一です。
展示されているキットは、タミヤの製品をストレート組みしているようです。アニメ本編に登場しておらず公式設定資料図もありませんから、いわゆるガルパン仕様への作り替えが必要ありません。いつもガルパン仕様への修正工作に苦労している身からすると、こういったストレート組みは魅力的に思えてしまいます。
Ⅳ号戦車J型です。タミヤのキットのようです。これも月刊戦車道の資料において、継続高校チームの保有車輌として列記されています。周知のように、継続高校チームは第二次大戦時のフィンランド軍装甲部隊の陣容が元ネタになっていますので、主力となる車輛は、Ⅲ号突撃砲G型やこのⅣ号戦車J型が挙げられます。
しかし、劇場版では、Ⅲ号突撃砲G型やⅣ号戦車J型をさしおいて、BT-42が単独で参戦しています。ミカ隊長以下三人の搭乗車であるからでしょうが、、Ⅲ号突撃砲やⅣ号戦車が大洗女子学園チームの保有車輌とかぶるから、というのが制作サイドの本質的理由であるようです。
このⅣ号戦車J型がもしアニメに登場した場合、タミヤキットのままの姿になるかどうか、ですが、おそらくはあんこうチームのⅣ号戦車のH型仕様に準じた形状になるのではないかと推定されます。
こちらは、劇場版のBT-42バトルシーンの再現モデルです。誰かが作るだろう、と思っていたら実際にそうなりました。それ以上に、継続高校チーム関係のプラモデルの寄贈品がこのお店に集中している点が面白いです。店主さんがプラモデルを作るそうなので、こういった寄贈展示にも積極的なのでしょう。
この傾向が続くのであれば、今後はⅢ号突撃砲G型やT28、T34/76のプラモデルも寄贈されるのではないでしょうか。そうなったら、継続高校チームの戦車部隊が揃っているという点でもこのお店は人気スポットの一つになることでしょう。
あっという間にお昼になったので、予定通りに「魚来庵」へ行きました。このお店を利用するのは、今回が初めてでした。
お店の場所は、神磯の鳥居を見下ろす高台です。レストランルームからも、波濤の間に屹然と建つ鳥居の姿がよく見えます。
このお店は、海鮮料理がおすすめだと聞いていたので、迷わず刺身定食を注文しました。
程なくして運ばれてきた刺身定食です。予想よりもボリュームがあり、1180円の価格は非常に良心的だなあと感心してしまいました。
刺身の種類も豊富です。他の店で刺身を頼んでも出て来ないアンコウやカニの身も含まれています。色々な味を楽しむにはもってこいのメニューです。
食後の満足感により、上図のニーナのような笑顔になったと思います。展示品は誕生日記念ケーキの写真ですが、ニーナに誕生日の設定なんてあったかな、と首をかしげました。
お約束のように、ニーナが車長を務めるKV-2のプラモデルも寄贈展示されていました。フェンダーステーの肉抜きがされていませんので、公式キットまたはタミヤキットを使用したもののようです。カラーは劇場版仕様で、形状もだいたいそうなっていますが、フェンダーステーが貫通していないので、テレビ版仕様との混在状態になっています。
これを見ていて、劇場版の劇中車はトランペッター等の海外製キットで作るのが良いのかな、と思ったりもしました。現時点で、手元にはプラッツ発の公式キットがありますが、それでテレビ版の劇中車を作る予定だからです。 (続く)