気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その10 「ミッコとニーナです!!」

2016年04月15日 | 大洗巡礼記

 空はどんよりと曇っていて、下手すると雨が降ってくるかもしれない雰囲気でした。この日の午前中に那珂湊まで遠出する計画でしたが、どうしたものかと迷いました。天気予報を調べると、午後から天気が良くなる見込みだというので、計画を変更して午前と午後の行程を入れ替えました。
 それで、まずは、午後から行く予定であったミッコの日野屋石油店に行きました。


 お目当ては、このお店に寄贈展示されているガルパン戦車プラモデルの数々でした。まずはお約束のBT-42です。なかなか良い出来で、ムーミンとスナフキンのフィギュアまで添えられているのが楽しいです。継続高校チームのフィギュアはまだ市販されていませんから、こういう感じでまとめることになるのでしょう。

 BT-42のキットは、劇場版での人気沸騰によるタミヤ製品の完売品切れによって、ほぼ入手不可能となりましたが、4月に再販がなされました。これに伴って公式キット化が図られるかどうかが関心の的でしたが、プラッツから公式キット化が発表されたのは、1/72スケールの方でした。元キットはユニモデルの製品です。1/35スケールの方については、いまだに情報がありません。


 こちらはBT-7です。月刊戦車道の資料によれば、継続高校チームはBT-7も保有していて、全国大会での対黒森峰戦にも参加させています。前述のBT-42は、このBT-7の砲塔を改造して大型化したものなので、車体は全部フェンダー部分を除いてほぼ同一です。
 展示されているキットは、タミヤの製品をストレート組みしているようです。アニメ本編に登場しておらず公式設定資料図もありませんから、いわゆるガルパン仕様への作り替えが必要ありません。いつもガルパン仕様への修正工作に苦労している身からすると、こういったストレート組みは魅力的に思えてしまいます。


 Ⅳ号戦車J型です。タミヤのキットのようです。これも月刊戦車道の資料において、継続高校チームの保有車輌として列記されています。周知のように、継続高校チームは第二次大戦時のフィンランド軍装甲部隊の陣容が元ネタになっていますので、主力となる車輛は、Ⅲ号突撃砲G型やこのⅣ号戦車J型が挙げられます。
 しかし、劇場版では、Ⅲ号突撃砲G型やⅣ号戦車J型をさしおいて、BT-42が単独で参戦しています。ミカ隊長以下三人の搭乗車であるからでしょうが、、Ⅲ号突撃砲やⅣ号戦車が大洗女子学園チームの保有車輌とかぶるから、というのが制作サイドの本質的理由であるようです。

 このⅣ号戦車J型がもしアニメに登場した場合、タミヤキットのままの姿になるかどうか、ですが、おそらくはあんこうチームのⅣ号戦車のH型仕様に準じた形状になるのではないかと推定されます。


 こちらは、劇場版のBT-42バトルシーンの再現モデルです。誰かが作るだろう、と思っていたら実際にそうなりました。それ以上に、継続高校チーム関係のプラモデルの寄贈品がこのお店に集中している点が面白いです。店主さんがプラモデルを作るそうなので、こういった寄贈展示にも積極的なのでしょう。
 この傾向が続くのであれば、今後はⅢ号突撃砲G型やT28、T34/76のプラモデルも寄贈されるのではないでしょうか。そうなったら、継続高校チームの戦車部隊が揃っているという点でもこのお店は人気スポットの一つになることでしょう。


 あっという間にお昼になったので、予定通りに「魚来庵」へ行きました。このお店を利用するのは、今回が初めてでした。


 お店の場所は、神磯の鳥居を見下ろす高台です。レストランルームからも、波濤の間に屹然と建つ鳥居の姿がよく見えます。


 このお店は、海鮮料理がおすすめだと聞いていたので、迷わず刺身定食を注文しました。


 程なくして運ばれてきた刺身定食です。予想よりもボリュームがあり、1180円の価格は非常に良心的だなあと感心してしまいました。


 刺身の種類も豊富です。他の店で刺身を頼んでも出て来ないアンコウやカニの身も含まれています。色々な味を楽しむにはもってこいのメニューです。


 食後の満足感により、上図のニーナのような笑顔になったと思います。展示品は誕生日記念ケーキの写真ですが、ニーナに誕生日の設定なんてあったかな、と首をかしげました。


 お約束のように、ニーナが車長を務めるKV-2のプラモデルも寄贈展示されていました。フェンダーステーの肉抜きがされていませんので、公式キットまたはタミヤキットを使用したもののようです。カラーは劇場版仕様で、形状もだいたいそうなっていますが、フェンダーステーが貫通していないので、テレビ版仕様との混在状態になっています。
 これを見ていて、劇場版の劇中車はトランペッター等の海外製キットで作るのが良いのかな、と思ったりもしました。現時点で、手元にはプラッツ発の公式キットがありますが、それでテレビ版の劇中車を作る予定だからです。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その9 「メグミの夜とミカの朝です!!」

2016年04月14日 | 大洗巡礼記

 食事の部屋の奥に懸けられた大漁旗です。浅野丸さんの正式名称が「浅野丸荘」であることが分かります。


 元防衛相を務めた自民党議員の名前がある額です。後で店主さんに尋ねて、地元茨城県から選出された人物であったことを知らされました。

 その後、店主さん夫婦と色々と話をして盛り上がり、玄関口の寄贈品展示コーナーに移動して色々と教えてもらったりしました。話題が、この宿の宿泊特典品の件に及んだ時、店主さんが缶バッジの新しいデザインをこれから申請する予定だという旨のことを教えて下さいました。

 これにはびっくりしました。まだガルパンフラン宿泊特典がスタートして一ヶ月も経っていません。もう変えてしまうのですか、欲しがるファンがこれからも大勢泊まりに来られるでしょうから、いまのデザインの缶バッジをしばらく継続したほうが良いのではありませんか、と申し上げたところ、「申請から許可貰うまで大体三ヶ月ぐらいかかるってんで、その頃には今のバッジも無くなるかもしれんから、新しいバッジに切り替えて繋ごうかと思ってるんだけどね」との事でした。

 ですが、現在のデザイン(ミカの横顔)は予告編でもお馴染みの有名なシーンです。ミカの人気の起点ともいうべき図であるので、これを欲しがる人はまだまだ全国に居る筈です。現在の在庫が無くなっても、デザインを変えずに追加発注して、しばらく継続された方が良いかもしれませんよ、なにしろ継続高校ですから、とジョークをまじえて提案したところ、「それもそうだな、いや、こういう風にファンの方から提案されるって、今まで無かったんで、これは参考になるし有難いことです。じゃあ、このデザインのままでしばらくいってみますわ」と言われました。新デザイン申請の件は、後送りと決まったようです。
 そこで、現在の特典缶バッジの仕入れ数を訊ねたところ、奥さんが数を答えてきて、「一年ぐらいもちますかねえ」と言いました。週末やイベントなどでガルパンファンの団体が入ったりしたら、一日で10数個を配布することになりますし、とても一年はもたないですよ、と話しました。

 そのうちに、夕食時に一緒だった若い宿泊客の方も、話の輪に加わってきて、しばらく楽しく雑談を続けました。彼は、神奈川県から初めての大洗巡礼に来たということでしたが、初めての宿を浅野丸さんに決めたあたり、相当な継続高校チームファンなのだろうと察せられました。
 この若き新規巡礼のNさんとは、この夜から25日の帰路まで殆ど行動を共にすることになります。


 この日の夜は、「和久」店主の海野さんと飲みに行く約束でした。8時頃に迎えに来てくださったので、Nさんも誘いました。飲みに行く店が、ガルパンパネル設置店の一つでメグミの居る「七輪」なので、ガルパンファンであるならば一緒に楽しんで貰った方が良いだろう、と考えたからでした。海野さんにそれを伝えると「おお、いいよいいよ、賑やかになるじゃない」と承諾して下さいました。

 「七輪」の駐車場には別に奥さんの車も待機していて、今回初めて二人の息子さんにも紹介されました。店に入るに先立って、海野さんが「ちょっと「しゅんさい」に寄っていこう」と言い、Nさんに島田愛里寿のパネルを示していました。そして店内へ入っていき、なんと2月14日のバレンタインイベントのカードを貰ってきて下さいました。


 「七輪」の店先のメグミです。飲み会では、海楽フェスタでの出店の成果、販売した商品の売れ行きなどを伺いました。以前に提案し、試作品が仕上がった「イカのガルパン砲弾焼き」は、ガルパン特典の申請が間に合わず、しかも中身に使う材料が調達出来なかったため、イカ飯の仕様でつくり、「砲弾焼き」と銘打って販売、完売したそうです。出店は多忙で、二人の息子さんが頑張って切り回して下さったそうです。

 とりあえず、イカの砲弾焼きが商品として出て、完売したことに海野さんも手応えを感じたようでした。問題は、材料調達の可否が水揚げ量に左右されることであり、またガルパン特典をどうやって具体化させるか、ということでした。
 それで、劇場版にて、「和久」が建設される以前の丸海商店さんの施設が上空からのアングルでワンカットだけ登場することが話題になりました。あれをデザインした特典品はどうか、という話もしましたが、パッと見て何の施設か分からない感じなので、それよりは店の前の道路上での戦車戦のシーンなどを採用した方が分かりやすいだろう、などという話もしました。Nさんも、色々意見を披露していました。

 とにかく、楽しい飲み会でした。海野さんは私と同じ酒が入ってしまっているので、息子さんの運転にて宿まで送っていただきました。聞けば、息子さんは翌日に東京の下宿に戻るのだそうです。またいつか会いましょう、と挨拶を交わしました。


 部屋に戻ると、酔いのせいか急に眠くなり、布団に倒れるようにして眠りに落ちました。起きたのは、7時半前でした。ぐっすり寝たなあ、と伸びをした途端に部屋の電話が鳴り、朝食のお知らせがありました。


 すぐに着替えて階下に降りました。ミカが玄関フロアの水槽の横に居ました。


 朝食は、御覧のような、私好みのメニューでした。熟睡したおかげで空腹感が強く、美味しくいただきました。一緒に食べていたNさんとも、色々と話をして、この日の予定などを伝え合いました。
 天気がいま一つなので、私はどうしようかと迷っていたのですが、Nさんの方は初めての大洗行きなので、どこへどのようにして行ったらいいかという情報すらまだまとまっていないようでした。
 ですが、やはり継続高校チームのファンだけあって、アキとミッコの居る店舗には絶対に行く、との事でした。


 朝食後は、玄関フロアのガルパンコーナーで店主夫妻と色々と雑談を楽しみました。私のことを、店主さんはかなりの常連だとみたらしく、よう知っとられるわ、こういった色々知っておられるファンの方に話を聞いて教えて貰うのが、ウチにとってはとても参考になりますわ、と言っておられました。
 それで、Nさんに訊ねられるままにアキの「マルハンひもの家」とミッコの「日野屋石油店」への行き方を教えている際にも、「ほんとによう知っとられるわ」と感心したように言っておられました。


 上図は、寄贈展示品の一つ、カンテレのCDです。御覧のように奏者あらひろこさんの直筆サイン入りです。カンテレの方も弾かせていただきましたが、初めて聞くような独特の澄明な音が出るのに驚かされました。ただ、チューニングをまだしていないので、本来の音などがうまく出せない、とのことでした。

 それとは別に、大洗の各店舗に展示されて客寄せ効果も発揮している、一番くじ景品のガルパンフラッグのことなどを話しました。あのフラッグがこちらにあったらもっと人気になりますよ、等と話しましたら、奥さんが「それは是非欲しいです」と笑顔になりました。
 とりあえず、現在ではとても入手が難しいレアグッズであること、ガルパンファンの中には持っている方が相当数居ると思われること、を話しました。そういった方々に、それとなく頼んでみると寄贈してくれるかもしれませんよ、と言っておきました。

 出発直前に、Nさんと情報交換をしたところ、Nさんが予定では一泊二日だが、もう一泊しようかと思案している旨を言いました。その場合はどこに泊まるの?と尋ねたら、この日に私が泊まる予定の「さかなや隠居」の名を挙げてきました。
 それで、もし泊まることになった場合に備えて、先方に打診の電話を入れたところ、部屋は空いてるとの事でした。同時に、レンタサイクルの利用ポイントを聞かれましたので、榎澤輪業商会さんの電話番号を紹介しておきました。

 そうして、またお会い出来たらいいですね、と挨拶を交わして、それぞれに出発しました。 (続く)
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聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ 作ります!! その3

2016年04月13日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では、マフラーと補助タンクを組み立てます。いずれもガルパン仕様への工作が追加されます。


 マフラーのパーツを全て切り出しました。


 公式設定資料図を見ますと、ガイド指示では真っ直ぐ後ろに向けられる排気口が、45度の角度で斜め下に向けられているのが分かります。


 劇中車の状態に合わせて、右上と左下のパーツC20を45度の角度で斜め下に向けました。パーツの取り付けはダボをダボ穴に差し込む形なので、ダボをカットする必要がありました。

(追記)
 読者からの御指摘により、パーツC20を45度の角度でつけるのは間違いであることが判明しました。詳しくは、下のコメント欄をご参照下さい。
 マフラーを車体に取り付けた場合、車体背面部も約20度傾斜しているため、それも加算しての排気口の約45度の向きを表す必要があります。それで計測したところ、パーツC20の理想的な取り付け角度はだいたい約30度ぐらいになります。
 キットの指示通りに横に向けますと、マフラーを取り付けた際の見え方がやや上向きになりますので、劇中車のような見え方に合わせてパーツC20を付け直したところ、30度から25度ぐらいの間におさまりました。そこで、今回の制作においては、パーツC20の取り付け角度を、下向き約30度、に修正しました。
 なお上掲の写真は、45度で取り付けた状態のままですので、30度に直しますと、排気口がもう少し横向きになっている状態となります。


 続いて、補助タンクのパーツを全て切り出しました。側板のパーツC15、C16には実車と同じ模様がモールドされ、ハンドルの形も一応再現されています。


 ですが、劇中のワンシーンにてルクリリ車の補助タンクを見ますと、側板の表面がフラットになっているのが分かります。


 そこで、上図右側のように、表面のモールドは全て削ってフラットにしました。ハンドルも真鍮線にて再現しました。



 C15、C16の両方の修正工作を終えました。これをパーツC23、C24と共に組み立てれば良いのですが、ガルパン仕様では更にタンクの上部中央に凹部をつけてキャップも再現する必要があります。その工作は、タンクを車体後部にセットするステップ11の工程にて実施する予定なので、それまで補助タンクの組み立ては保留にしておきました。


 ステップ4では、左右のアーマープレート内側につく上部転輪を取り付けます。ここでもガルパン仕様への工作が二つあります。


 左右のアーマープレートのパーツB2およびB17です。これについては、形状とサイズは新キットのパーツの方が劇中車に近いです。B2およびB17はやや大きめです。
 そこで、劇中車に合わせてB2およびB17を修正するか、新キットのパーツを移植するか、という二通りの方法を検討しました。が、前者はパーツ全体を縮小する必要があって技術的には無理であり、後者はそもそも車体パーツの接合部のラインが微妙に異なるために移植は難しい、と分かりました。
 そこで、左右のアーマープレートについてはキットパーツをそのまま使用するのが最善であろう、との結論に至りました。


 表面のリベットパターンは、ほぼ劇中車のそれに準じています。後方に縦のハンドル状のモールドが二つありますが、これは劇中車には無いので削り取りました。また、各所にリベットとは別の穴が数ヵ所モールドされていますが、これらも劇中車には無いのでパテで埋めました。
 以上が、修正工作の一つ目です。


 修正工作の二つ目は、キットでは省略されている前輪軸調整器(履帯張度調整器)の再現です。ワンシーンにて劇中車のそれを参考にして、プラ板で自作します。


 前輪軸調整器は、前輪の両側にあるので、四個作ります。アーマープレートのパーツB2およびB17には、外側の分がつきますので、とりあえず二個を作ります。
 まず、上図のようにプラ板を3.5ミリ×5.5ミリと1ミリ×5.5ミリのサイズでカットして四枚ずつ準備しました。


 劇中車のパーツを参考にして、アーマープレートのパーツB2およびB17の裏側に貼り付け、これにプラ棒を横に付けて調整ネジを再現しました。ボルトは、ウェーブのリベット角セットの2.0と1.0のサイズを一個ずつ使いました。


 左右の外側の前輪軸調整器がなんとか仕上がりました。内側の二個は、上下の車体を貼り合わせてから作る予定です。


 あとは、ガイドの指示通りに、上部転輪のパーツD15を取り付けました。これでステップ4は完了です。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その8 「浅野丸の夕食です!!」

2016年04月12日 | 大洗巡礼記

 浅野丸さんの玄関口に飾られている寄贈品の一部です。フィンランド、ムーミン、カンテレ関係の品が多いです。従来のガルパンコーナーを見慣れた目には、多少変わった雰囲気のコーナーです。


 劇場版のカンテレ演奏で有名になった、あらひろこさんの直筆サイン入り色紙も飾られています。


 ファンの方々からの様々なイラストは、大部分がミカを描いていますが、なかでも秀逸の出来をみせるのが上図のイラストです。劇場版のキャラクターの独特の存在感をよく写し描いてあります。


 このクリアファイルは、劇場版上映館での販売グッズの一つでした。公開開始直後にほぼ瞬殺で無くなったそうです。


 目をひく展示品は、いずれも公式発のカードやイラストです。素朴な疑問ですが、ミカが常にカンテレを弾いている理由は何でしょうね・・・。


 夜になると、宿の店名表示灯が明るく点いていました。付近には街灯が少ないので、かなり目立ちます。


 夕食をいただきました。宿泊客は他に学生らしい20代ぐらいの若い方でした。いかにも新規のガルパン巡礼、といった雰囲気の方でした。


 刺身です。なかなかの旨さでした。漁師料理を自慢にするだけのことはあります。


 焼き魚です。個人的にはこういうのが好きなので、ゆっくりと味わいました。


 色々なおかずがあり、他にハマグリの煮物やカレイの煮物もあり、ボリュームたっぷりでした。御飯は釜飯タイプで楽しめました。ハマグリの煮汁をかけると美味しいです。


 初めて食べたのがこの唐揚げでした。何と言う魚だったか、思い出せません・・・。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その7 「ミカの宿です!!」

2016年04月11日 | 大洗巡礼記

 新屋酒店からの移動中に、魚来庵に立ち寄りました。この日の昼食をここでいただく予定でしたが、時間的に遅かったので諦め、翌日の昼食を予定することにしました。カウンターに居た女将さんに営業時間を確認しておきました。


 神磯の鳥居に参拝した後、神社境内地の北へ回り、いまなお倒壊したままの、北参道の鳥居を見ました。ガルパンファンからの寄進を募れば、修復費用は短期間で工面出来そうに思えますが・・・。


 この日の宿は、継続高校チーム隊長ミカの居る、浅野丸さんでした。前回の訪問時に前を通り、次はここに泊まろうと決めていたのを、実行した次第です。


 落ち着いた感じの部屋です。私の実家の部屋と良く似た造りですので、初めて入った気がしません。テレビも、奈良に住んでいた頃に使用していたものと全く同じでした。なにか懐かしい気分を覚えたのも、当然でした。


 この宿では、玄関口の広い空間がガルパンコーナーに変化しつつあります。ガルパンコーナーというより、フィンランド&継続高校コーナーとしての色彩が濃いのですが、その中心的な展示品の一つが上図のカンテレです。ミカ隊長が常に弾いているフィンランドの楽器で、もちろん劇中のそれと同じ形式のものです。
 ただ、関西人の私にとって、カンテレというと、普通は関西テレビの略称なんですね・・・。


 継続高校仕様の折りたたみ式自転車です。お店のレンタサイクルですか、と聞きましたら違うのだそうです。寄贈品なのでしょうか。かなり使い古した感じなので、お店の私有品かもしれません。


 お店の業務用の軽トラをそのまま模したプラモデルの寄贈品です。荷台にはしっかりミニサイズのBT-42が載せてあります。劇場版にも登場した、フィンランド海軍のウイスコ型上陸用舟艇のパロディなんでしょうね。見ていて楽しいです。
 これと似たような軽トラのプラモデル、確か丸五水産さんにも展示されていましたね。


 ミニサイズのBT-42です。ユニモデルの1/72キットでしょうか。履帯がついているように見えないので、近づいて見ましたら、履帯はついていませんでした。劇場版のシーンを再現してあるのだとしたら、反対側の車輪類は吹っ飛んで無くなっているはずなのですが、そこまでは確かめませんでした。


 ガルパンパネル設置店のお約束とも言える、公式缶バッジの陳列ボードです。ファンの方々からの寄贈品ですか、と店主さんに聞きましたら、それもありますが、大半は家内が集めたものですよ、と教えられました。奥さんが以前から少しずつ集めていたそうですが、収集を始めた時期がまだ最近のことであるようで、現在でも入手出来る品が殆どでした。
 かなり前のバッジが私の手元にも幾つかありますが、今度寄贈させていただきましょうか、と聞いたところ、笑顔になって「それはもう、是非是非」と笑顔になった奥さんでした。 (続く)

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倉吉にてガールズ&パンツァー劇場版を視聴しました

2016年04月10日 | 倉吉巡礼記
 昨日4月9日、模型サークル仲間のTさんに誘われて、鳥取県倉吉市へガールズ&パンツァー劇場版の視聴に行ってまいりました。

 4月に入った時点で西日本における劇場版の上映館は大阪、京都、姫路などの数ヵ所のみとなり、それも夜遅い時間帯ばかりでした。そんななかで、鳥取県倉吉市にあるシネマエポックが4月9日から約一ヶ月間の上映をする、という情報をTさんに示されたのは、三日前の6日のことでした。

「星野さんは確か、昔に鳥取県に住んでたそうやね。倉吉の大ファンで何十回も遊びに行ってんやってね」
「ええ、鳥取市に居た二年半の間に、毎週のように行ってました。町並みとか歴史的風情とか食べ物とか、色々と気に入っちゃっててね。隣の三朝温泉にもよく行きましたし。心の故郷の一つですよ、今でも」
「そんなら、今度ガルパンの劇場版をやるっつうシネマエポックってのも知ってるんかね?」
「もちろんです。パープルタウンっていうショッピングセンターのなかにあるんです。映画を観に行ったことはありませんけど、買い物しに何度か行ってますんで」
「そんならバッチリやな。9日に一緒に行かへん?と言うか、案内してくれへんか?僕は倉吉は行ったこと無いんで」
「喜んでお供させていただきます」


 というわけで、Tさんの車で京都を朝5時に出発し、名神高速と中国道を走り、勝央SAからは私が運転して米子道の湯原インターで降り、蒜山高原から関金経由で倉吉入りしました。倉吉市役所の観光駐車場に車を入れ、桜が散りゆく打吹公園に入ったのは、9時前のことでした。

 倉吉パープルタウンのシネマエポックでの上映は10時50分からでした。シネマエポックは予約制を一切とらず、チケットは当日販売分のみです。パープルタウン本館の開館時刻が10時からなので、それから入っても充分に間に合います。ファンが殺到して行列になる可能性はまず有り得ない、と思われましたので、それまでに町並みのミニ観光と朝食を済ませておこう、ということになりました。


 倉吉と言えば、打吹山麓の重要伝統的建造物群の古い町並みが有名です。まだ観光客の姿は少なく、美しい歴史的景観を保つ家並みの落ち着いた雰囲気が味わえました。
 Tさんが「飛騨高山の街並みによく似てるねえ」と楽しそうにスマホであちこち撮影していました。町並みの景色にインパクトを添える打吹山は、かつて伯耆国守護職の本拠が置かれて山名氏が長きにわたって君臨した歴史を伝えています。


 Tさんが「これええなあ、懐かしい感じで面白いなあ」と注目していた木彫りの看板です。こういう類のものは町並みの各所にて見られます。アシカの木彫とか、竹細工の花入れとか、銅板を切り抜いて作った店名表示とか、他では見られない手作り品の数々が、訪れる人々を楽しませてくれます。


 朝食は、こちらのお店「あじくらや」でいただきました。町並みのほぼ中央に所在し、朝食サービスもやっているので、朝から散策を楽しむ観光客の定番食事処の一つとして知られています。
 倉吉を代表する味噌製品のメーカーが経営するラーメン専門店であるので、外に掲示してある見本写真の大部分は味噌ラーメンの系列です。色々あるねえ、と感心しながら見ていたTさんでした。
 「あじくらや」を含む「あじくら本舗」の公式サイトはこちら


 「あじくらや」の朝食は上図のように二種類あります。土曜と日曜と祝日のみのサービスなので、この日は絶対に食べよう、と張り切っていて、「右のやつがボリュームありそうやね」と「チャーシュー目玉焼き定食」をチョイスしたTさんでした。
 実は、私もこれが好きでして、何度か食べたことがあります。ボリュームのわりに550円とリーズナブルなのも魅力です。


 食後は町並みの路地を散歩し、掘割の竹花細工などを見ました。


 近くの「赤瓦一号館」に立ち寄りました。ここだけは中へ入りましょう、見せたいものがあるんで、とTさんを誘いました。


 中に入ってまもなく、感嘆のつぶやきをもらしたTさんでした。
「ここには、グッスマの商品も売ってるんやねえ、知らなかった」
「グッスマの直営オフィシャルショップがここにあるんですよ。本社のある東京にも無いんで、全国唯一、ここ倉吉にだけあるんです」
「すげえなあ、あの「桜ミク」が並んでるやんか。これ買えるん?よし買おう」


 「赤瓦一号館」の中にある、グッドスマイルカンパニーの直営オフィシャルショップです。同じ倉吉市内にある生産工場「ラッキーファクトリー」の出張所という位置付けです。


 御存知のラブライブねんどろいども展示されています。他にも色々な展示品があります。


 「桜ミク」の生産に使用された原型や金型なども展示されています。模型ファンのTさんにとっても興味深く楽しい陳列だったようです。


 ねんどろいど、フィグマ、関連グッズなど、現時点で発売中の商品の大部分が販売されており、品切れの分も予約して発送して貰うことが出来ます。


 続いてTさんが驚いていたのが、街中のあちこちに上図のような感じでアニメキャラクターのパネルが配置されていることでした。まるで大洗みたいやんか、と嬉しそうでした。

 倉吉市は、以前から観光振興策の一つとしてアニメとのコラボを展開することに熱心な所です。鳥取県が県をあげて「まんが王国プロジェクト」を推進しており、ゲゲゲの鬼太郎や探偵少年コナンの故郷である点も生かして数年前から積極的にアニメを観光資源に取り入れていることもあり、「きみわた」のようなご当地コンテンツもしっかり展開中です。
 最近には、コナミの音楽配信コンテンツ「ひなビタ」との連携を進め、「ひなビタ」の本拠地である架空の街「倉野川市」との姉妹都市提携を本気で実現しています。行政側が積極的にノリノリでやっているため、ガルパンの大洗とはまた違った方向でいろいろな楽しい要素が生み出されています。
 「ひなビタ」の公式サイトはこちら。「何考えとんねん倉吉市、市長さんマジですか、いいぞもっとやれ」的な案内情報はこちら


 で、しっかりと御覧のような「ひなビタ」との連携イベント「桜まつり」も展開しております。ものすごく行きたいんですが、4月16、17日は仕事がありますので行けません・・・。
 このイベントで笑えるのが、倉野川市の住民票を発行するというサービス。ガルパンの大洗でも同じことをやってましたが、取り組み自体は倉吉市の方が早かったと聞いています。「きみわた」の住民票とか欲しかったんですけどね・・・。
 さらに凄いのがコスプレイベントで、コスプレイヤーが市内を回遊するそうです。もちろん撮影も可だそうです。また、「ひなビタ」キャラクターのパネルを巡る撮影ラリー、限定グッズ配布など、まるで大洗がやってるのと同じことを、行政当局の積極的サポートによって大々的に展開するようです。
 倉吉市「桜まつり」の公式案内情報はこちら


 さて、10時になったので、天神川沿いのパープルタウンに移動しました。実質的には総合商業施設内の専門店街という感じです。食品スーパーの「あじそう」と繋がっていて、大型スーパーチェーン店舗が存在しない倉吉市における中心的なショッピングセンターとしての機能を果たしています。
 倉吉パープルタウンの公式サイトはこちら


 映画館のシネマエポックは、パープルタウンの三階にあります。案内情報はこちら


 初日でしたが行列もなく、普通に入って普通にチケットを買って、二種類の特典もいただきました。一つは年賀状デザインの西住まほ、一つはバレンタインデザインの西住みほ、でした。西住姉妹が揃ったのがラッキーな感じでしたが、Tさんも同じ組み合わせでしたので、もしかしてこの二枚しか無いんちゃうか、などと笑ったりしました。


 シアタールームは2番で、席は150でしたが、上映時には三分の一程度が埋まっていたようです。


 視聴後は、上図のラーメン専門店「幸雅」に行きました。Tさんが「せっかくなんで、鳥取県グルメの牛骨ラーメンなるものを食べてみたい」とリクエストしてきたからです。それで、倉吉市ではナンバーワンの人気を誇るこちらのお店へ案内しました。パープルタウンのすぐ北に位置し、私も何度か入ったことがあります。
 「幸雅」の案内情報はこちら。参考までに、倉吉市のラーメンランキングも添えておきます。こちら

 その後、倉吉博物館などを見学し、早めに帰途につきました。倉吉はものすごく面白かった、また行きたいね、とTさんが何度も繰り返していましたが、私も同じ思いでした。
 いずれにせよ、ガルパン劇場版を映画館で観るのは、これが最後になるかな、という気がします。一か月後にはDVDが発売されますし、4DXは期待したほどではありませんでしたので・・・。
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ガルパン劇場版特典色紙を額装しました

2016年04月09日 | ガールズ&パンツァー

 ガールズ&パンツァー劇場版の上映一週目からの特典として配布されていた色紙です。以後もポストカードなどの特典が次々と配られていましたが、私が視聴時に頂いた分で、全ての種類が揃ったのはこの色紙だけでした。


 上左の西住姉妹は「水戸シネプレックス」、上右の島田&西住は「梅田ブルク7」、下左のダージリン&ケイは「T・ジョイ・京都」、下右のカチューシャ&ノンナは「TOHOシネマズ橿原」で頂きました。水戸で一点、関西地区の主要3館で三点、という組み合わせでした。

 前回の大洗行きにて、この四種の色紙を一つにまとめて額装してあるのを幾つかの店舗で見かけました。あれはいいなあ、自分もやってみよう、と思ったのでした。


 色紙の寸法を測りますと、縦が13.5センチ、横が12センチでした。つまり四枚セットにしますと、縦は27センチ、横は24センチになるわけです。


 配列は、上図のようにしました。それぞれのイラストのフレームが三角形にまとまり、縦辺を左右いずれかに置いて人物を手前に描く構図が二種類ずつあります。縦辺が左に来る図を上段に、右に来る図を下段に並べてバランスをとりました。
 上段の手前の人物、島田愛里寿と西住みほは、いずれもほぼ前を向きますが、下段の手前のダージリンとノンナは、いずれも横向きです。そうした姿勢の共通点も重要でした。


 額は、サイズが合うものがダイソーで200円で販売されています。


 裏板を外して色紙をセットしてみました。ピッタリおさまりました。


 額装が完了しました。やっぱりこれは良いですね。


 とりあえず、空いている所の壁に立てかけてみました。良いですねー。両側に並んでいる缶バッジ群よりも存在感があります。眺めているだけで、気分はガルパン、です。
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聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ 作ります!! その2

2016年04月08日 | ガルパン模型制作記

 ステップ2では、上部車体内部の部品を組み付けます。同時に、ガルパン仕様への工作なども施します。


 まずは、ガイドの指示通りに、該当するパーツを切り出して準備しました。


 組み立ててゆきました。パーツC42は操縦手用スライドハッチで、接着しないことになっていますが、可動にしてもあまり意味が無いので、後で接着しました。


 上部車体パーツにおける、ガルパン仕様への工作ポイントは上図の様に数ヵ所にわたります。このうち、左右5ヶ所のハンドルは、省略した形でモールドされていますので、モールドを削り取って真鍮線にて再現します。


 ハンドルのモールドは、全部で6ヶ所にあり、あわせて7つのハンドルがあります。このうち、黄円で示した後部の二つは、劇中車にありませんので、モールドを削り取るだけでオーケーです。あとの四つの黄方形のハンドルを真鍮線で作り直して再現します。
 また、後部の突起物も劇中車にはありませんので、削り取ります。


 修正工作前の上部車体パーツです。


 ガルパン仕様への修正工作箇所は、上掲の通りです。車体側面の切欠きの処理とリベット追加は、左右双方で行ないます。またハンドルは、四ヶ所で真鍮線にて再現しますが、左側前方の位置では二つ並びます。


 修正工作前の上部車体パーツの前部です。


 ガルパン仕様への修正工作箇所は、上掲の通りです。


 修正工作後の上部車体パーツです。


 修正工作後の上部車体パーツの前部です。


 フェンダー前端に2個のリベットを追加、外側に並ぶリベットの1個を削り取りました。


 車体前部の溶接線のようなラインを、伸ばしランナーで左右とも斜め上に延長しました。操縦手用スライドハッチの前端左右の金具をプラ板で追加し、ハンドルは真鍮線で再現しました。


 車体側面の前後の切欠きはプラ板を貼って埋め、前端にはリベット2個を追加しました。


 また、右側面にある、パールC47を取り付けるための穴が大き過ぎるので、仮埋めの処理を行ないました。パールC47そのものも、劇中車のそれと形も位置も微妙に異なるので、修正する必要があるかもしれません。


 後方の左右のハンドルのモールド、および中央の突起物も削り取りました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その6 「西絹代です!!」

2016年04月07日 | 大洗巡礼記

 フェリー埠頭から大洗町役場までは、歩いて10分もかかりません。文化センターの前庭を横切って「和久」に行き、顔見知りの従業員に挨拶しておきました。前夜に店主海野さんと電話でやり取りし、この日の夜はどこかへ飲みに行こう、と決めてあったからです。それで、この日泊まる宿の名前を告げて伝言を頼んでおきました。
 それから榎澤輪業商会に行き、いつものようにレンタサイクルを利用しました。新店舗の建物は完成していて、来月にはそちらで営業しているだろう、との店主榎澤さんの話でした。


 次に曲松商店街の「みとや」に行きました。オリジナルのガルパン帽子を作ってもらう予定でしたが、帽子は前回と違ってミリタリータイプを選びました。このお店は、定休日が日曜日ということになっていますが、平日でも時々閉めていることが多く、実態としては不定休に近いです。
 なので、開いている時にパッと入って買い物しておかないと、後悔することになります。帽子は翌日に出来上がるということでしたので、出来上がり次第、宿の方に届けてくれるようにお願いしておきました。翌日の宿は、斜め向かいの「さかなや隠居」に予約していたからです。


 店先の西絹代です。最初はアウトレットにて見かけたパネルがこれでしょうか。


 西絹代のパンツァージャケットを再現したレプリカです。スポーツ洋品店の入り口にあるので、知らない方は商品の一つかと思ってしまいそうですね。日本軍将校の軍服がモデルになっていることがよく分かる、デザインとカラーです。右襟の星形バッジは、チームの隊長であることを示しているのでしょうか。


 ファンの方の寄贈品の一つ、西絹代のフィギュアです。パネルが元ネタのようです。


 向かいにある、スルガヤ薬局の仮店舗です。交差点辻の店舗は、建て替え工事の最中でした。


 続いて、久しぶりに「田口理容所」に立ち寄りました。店主の北見さんと色々話しました。カッティングステッカー類は、種類も大幅に増えているようでした。


 興味深かったのは、劇場版の新キャラクターのパネルの配布に関して抽選方式が採用されたことについての事情および反省にかかわるお話でした。
 2013年の最初のパネル配布はほとんど商工会からの一方通行状態、アンツィオ戦OVA公開後の新パネル配置は実質的に内輪での決定、今回が初めて抽選方式だった、ということでした。パネルの配布方式すら一定していないところに、大洗での行き当たりばったり式の進め方がうかがえます。


 次に、模型サークル仲間に頼まれた土産「山郷のしずく」を買いに新屋酒店に立ち寄りました。ともにガルパン戦車プラモデルを作っている仲間のTさんが、前回の大洗行きの際に買ってくるのを忘れたのだそうです。四本欲しいから宅配便で送ってくれ、と依頼されていたので、その通りの手続きをしました。


 ところが、奥さんが申し訳なさそうに「特典のバッジが切れちゃってるの。海楽フェスタで全部無くなっちゃってねえ」と言いました。そこでTさんに電話したところ、「バッジは結構ですよ、梅酒だけでええんや」ということでした。
 そこで「山郷のしずく」四本を箱詰めにして発送手続きをしました。じゃあこれを入れておきますね、と奥さんが同封して下さったのが、大洗限定販売の午後の紅茶用のポストカードでした。聖グロリアーナ女学院チームのメンバー四人のデザインをカップ型のカードに印刷したもので、私も初めてみました。午後の紅茶を二本購入すると、いずれかのカードが貰えるのだそうです。
 そこで、午後の紅茶を二本購入し、ローズヒップのカードを貰いました。二泊三日の滞在なので、飲み物は全て午後の紅茶に統一し、あとの三枚もゲットしてみるか、と決めました。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その5 「大洗港です!!」

2016年04月06日 | 大洗巡礼記

 船体が左に回り、景色も左へと流れていきました。フェリーは大洗港に入った後に船体をターンさせ、船首を南西に向けて埠頭に接岸するようでした。その方が、出港時には離岸後にそのまま直進して外へ出られるからです。


 大洗の広々とした港湾エリアも、船上から見ると狭くみえてしまいます。


 リゾートアウトレットやマリンタワー横のトラックヤードは、この日は広々と空いていました。


 マリンタワーは、フェリーからみると灯台の役目も果たしているそうです。頂上に船舶用の信号灯が設置されていると聞きましたが、望遠モードで見てもそれらしきライトが見えませんでした。


 船がゆっくりと後進し、同時に右に横滑りしていました。舵の取り方によって船は横にも進みますが、かなりの熟練が必要とされ、船長の腕の見せ所でもあるそうです。


 フェリー埠頭の可動式乗船通路施設です。これが船の乗船口に接する位置まで船を持っていくわけですが、ゆっくりと進むので、かなり時間がかかっていました。


 岸壁には、数個の壁形の防舷材が並んでいます。船体が岸壁にぶつかるのを防ぎ、かつ接岸時の船体を固定する装置です。小さなものですとゴム製もありますが、大型船舶の場合は鋼製の大型のものが用いられます。これにピタッとつける感じで接岸作業が行われます。


 港湾作業員が、係止用ロープの伸張準備に取り掛かりました。細いロープが船から降ろされ、それを手繰り寄せて、ロープが次第に太いものに代わってゆく様子が分かりました。この作業を船の船首と船尾にて同時に進めていました。


 船体が、防舷材にだんだん近づいて行きます。ガツンとぶつけるのではなく、ソローリと寄せてピタリとつけるようにして接岸するのが理想的であるそうです。こちらもドキドキしながら見下ろしていました。 


 さしたる衝撃も音も無く、静かな接岸でした。お見事な舵さばきでした。港の外堤口から入って接岸するまでに30分以上かかっていますが、船とはそういうものですね。


 これで大洗港に着いたわけです。すぐに下船というわけではなく、可動式通路のセット、安全確認などのステップがあるので、乗船客は20分ほど待機となりました。荷物を客室を出てカウンター前に並んだ時に、五人の外国人の方々と挨拶し、握手を交わしました。
 ドイツの方が「色々教えて貰って助かった。もう迷わなくて済みそうだ。宿も紹介して貰ったし、ガルパンの聖地巡りを心行くまで楽しめそうだ」と言いました。アメリカの方は「町のどこかで会えるといいね。見かけたら声をかけてくれ」と陽気に肩をたたいてきました。
 ノルウェーとフランスの方は、笑顔で会釈してきました。お二人とも、あまり英語は得意でなかったようなので、会話は少なかったのですが、それでも気持は伝え合うことが出来たのではないかと思いました。


 最後に、フィンランドの方がこう話しかけてきました。
「I am a person of the travel company. This time it came to the preliminary inspection survey in Oarai. Because of the popularity Garupan is higher in Finland, to determine whether the tour to Oarai can be held in the future.」(私は旅行社の者でしてね。今回は大洗に下見調査に来たんだ。ガルパンはフィンランドでも人気があるので、大洗へのツアーを今後実施できるかどうかを調べる積りです)
「So you see a member panel of the Finnish team.」(継続高校チームのメンバーのパネルも見るのですね)
「of course. look at the store. Check the menu for the meal. Examine the accommodation. Problem is the word, but it will be somehow. What is important is whether spend fun.」(もちろんだ。店舗、食事のメニュー、宿泊施設も調べます。問題は言葉だが、それは何とかなるだろう。重要なのは、楽しく過ごせるかどうか、ですな)
「Once you spend happily in Oarai, also it will go well work. I'm sure.」(貴方が大洗で楽しく過過ごせたならば、お仕事の方もうまくいきますよ。きっと)
「Your word is correct. The hunch it's very strong. Wonderful thing it. It is your thanks. And deeply grateful.」(貴方の言う通りだ。その予感がとても強いんだよ。素晴らしい事だね。貴方のお蔭です。深く御礼申し上げます)
 そして、固く握手を交わしました。最後に、こう話しかけました。
「In the meantime, why the BT-42 appeared, you might find.」(そのうちに、BT-42が登場した理由も、分かるかもしれませんね)
「The thing is I want to know I also always. Let's hope it.」(それは私も是非知りたい。分かるといいね)
 笑顔でそう応じてきました。

 昨晩からの会話を通じて、BT-42が本国ではあまり評価されていない様子がうかがえましたが、それは戦時中の史実を顧みれば首肯出来ます。だから、BT-42がガルパンに登場したことに、フィンランドの方が疑問を抱いたのは当然のことでした。
 でもその疑問は、大洗にある継続高校チームメンバーのスポットを見てその人気ぶりを感じ取って貰えれば、ある程度解けるのではないか、と感じました。


 ともあれ、思いがけずドラマチックな、楽しい船旅になりました。海外のガルパンファンの方々との交流は面白かったですが、それ以上に学ぶべき事柄が沢山ありました。


 下船時刻になりました。予定より早い13時42分でした。


 通路内から撮りました。劇場版に登場したさんふらわあ号と同じ船かどうかはまだ確認出来ていませんが、どれに乗っても、大洗の海景色は変わらないです。


 フェリーターミナルビルへの連絡通路橋を通りました。


 ビル一階のガルパンキャラクターパネルです。


 一気にガルパンの雰囲気になりました。やっぱり大洗ならばでのものですね。


 フェリーから降車した大型トラックが次々に通る横を、歩いて次の目的地に向かいました。町内巡回バスの時刻にはまだ間があったので、歩いた方が早いと判断したからです。 (続く)
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聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ 作ります!! その1

2016年04月05日 | ガルパン模型制作記

 ガルパン戦車プラモデル制作において、プラウダ高校チームのT34/85を完成させた数日後、奈良県橿原市の「ユナイテッドシネマ橿原」にて劇場版4DXの視聴に臨みました。その時のポストカード特典が誰であるかによって次の製作候補を決めようと考えましたが、結果は上図のダージリンでした。

 それで、次のプラモデルキットは聖グロリアーナ女学院チームの車輌を選ぶ事にしました。手元にあるのはチャーチルとマチルダの二車種でしたが、私は難しそうな方から先に作ることが多いので、マチルダに決めました。マチルダⅡ歩兵戦車、です。


 これがテレビシリーズに登場したマチルダⅡです。この時点では車長キャラクターにまだ名前がありませんでしたね・・・。


 テレビシリーズでの車番は05です。劇場版では車番のマーキングが無くなり、車長キャラクターの名前がルクリリであることが判明しています。


 今回は、このルクリリのマチルダⅡをテレビシリーズ版仕様にて作ってみたいと思います。現時点でテレビシリーズの劇中車のカットが豊富にあって、色んなアングルからの図が知られるのがルクリリ車なので、ガルパン仕様への製作にも適した候補です。劇場版でも二度出場して活躍していますので、存在感も大きく、再現するのも楽しいことでしょう。


 マチルダⅡのキットは、上掲のタミヤの新旧の二製品がよく知られています。ともにミリタリーミニチュアシリーズのナンバーで、新版(上)は300番、旧版(下)は24番です。


 そのうち、新版の方がガルパン戦車の適応キットとして模型誌などで広く紹介されています。公式設定図資料のガルパンアハトゥンクで「マチルダⅡ歩兵戦車MkⅢ/Ⅳ」と紹介されているため、名前が同じ新版キットは「そのものズバリ」だとされています。


 しかし、新旧のキットの形状を比較してみますと、ガルパンアハトゥンクの「マチルダⅡ歩兵戦車MkⅢ/Ⅳ」に近似するのは、旧版のMkⅡの方です。上図の左が新版、右が旧版ですが、全体的にモールドが少なくて表現が大まかな旧版の方が、ガルパンアハトゥンクの図面つまりテレビシリーズ版の劇中車に通じる要素を多く示しています。


 特に分かりやすいのが、砲塔天板の形状です。上図は、公式サイトのメカニック紹介画像から拡大したものです。ガルパンアハトゥンクの図面にも同じものが使われています。


 新版キットの砲塔パーツC9を見ますと、かなり相違点が目立ちます。周縁部などにラインが通り、リベット穴も細かく再現されているほか、ハッチのヒンジ数、小さな蓋の形や配置が異なります。また、ペリスコープのカバーがありません。


 これに対して、旧版の砲塔パーツA1は、形状がほぼ同じです。ラインもリベット穴もありません。キューボラの基部リングは別パーツになっていますが、付ければ全く同じ姿になります。ペリスコープのカバーも再現されています。
 したがって、テレビシリーズ版の劇中車に関しては、旧版キットの方が適応していることが理解されます。これに対して新版キットの方は、劇場版の劇中車に通じる要素が多いです。

 そのことに関しては、アーマーモデリングの2016年2月号の20ページにて、ダージリンが「さながら某社の旧版と新版の」とさりげなく指摘しています。オレンジペコに「そういう話はちょっと」と牽制されたものの、堂々と公式に認めているわけですから、もう間違いありません。
 要するに、ガルパンのマチルダⅡは、最初はタミヤの旧版モデルを参考にしてテレビシリーズ版の3Dデータが構築されたのでしょう。


 かくして、テレビシリーズ版のルクリリのマチルダⅡを、タミヤの旧版キットにて制作するという方針が固まりました。現時点ではスポット生産品ですが、市場在庫はまだかなりあるようで、模型専門店や中古ショップなどでもよく見かけます。絶版品扱いになっているものの、まだまだ入手可能な品と言えましょう。


 パッケージの中身です。ミリタリーミニチュアシリーズの初期の製品らしいシンプルな構成になっています。パーツ数も少なく抑えられ、子供でも楽に組めるようになっています。
 ただ、モーターライズキットであったので、車体パーツにはその名残が残されており、底面のディティールは完全に省略されています。目立たない部分ですので、問題はありません。


 ステップ1です。車輪類を組み立てます。四種類の車輪がありますが、ガイド通りに組み立てます。


 組み立て作業中の状態です。小さな転輪が多いのですが、車体に組み付けると大部分はアーマープレートに隠れますので、細部のディティールはあまり問題になりません。
 しかし、ガルパンの劇中車は、車輪類の全てが車体色と異なるグレー系のカラーにまとめられていますので、ガイド通りに組み立ててしまうと、塗装が難しくなります。そこで、塗装してから組み立てるパーツなどをあらかじめチェックし、それに応じた制作の段取りを決めておくことにしました。


 全ての車輪類を組み立て終わりました。完成すれば、殆ど見えなくなる車輪もあります。 (続く)

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継続高校ジャージ

2016年04月04日 | ガールズ&パンツァー

 来たる5月26日に発売が予定されている、継続高校チームのユニフォームのジャージです。劇場版でのミカ隊長たちのドラマチックな活躍が人気の的となり、現時点でガルパン系ファッション製品のナンバー1として注目を集めているようです。
 3月の大洗行きで、出会った方、話した方々の全員がこのジャージを予約しているのには笑ってしまいました。もちろん、私も予約しています。部屋着にちょうど良いな、と思って購入を決めました。

 ガルパン系ジャージとしては、背中にあんこうマークをつけた大洗女子学園チームのそれが以前にヒットし、それを着て大洗を巡礼しているファンもよく見かけました。今後は、この継続高校チームジャージを着て巡礼に訪れるファンが増えることでしょう。

 さらにカンテレも抱えて弾きながら歩いていれば、もう完璧ですね・・・。いや、そこまですることに意味があるとは思えない・・・。(カンテレの弦音)

 ムービックの案内情報はこちら。アニメイトでの案内情報はこちら
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その4 「大洗の海景色です!!」

2016年04月03日 | 大洗巡礼記

 12時30分にもう一度外に出て、デジカメの望遠モードを使用してみると、上図のような景色が見えました。中央にマリンタワー、右手に大洗ホテルの姿が認められました。間違いなく、大洗の海景色でした。劇場版のラストのシーンそのものでした。

 おお、と声に出して感動していると、背後から声を掛けられました。フィンランドの方でした。
「Do you see the scenery of Oarai?」(大洗の景色が見えるのか?)
「Yes. Looks.」(ええ、見えますよ)


 肉眼では、こんな感じに見えました。しばらく二人で見ていましたが、ふいに話しかけられました。

「To Garupan of the movie, Why BT-42 appeared?」(ガルパンにどうしてBT-42が登場したのだろうか?)
 やはり、フィンランドの方だけに、その疑問がずっと頭から離れなかったようでした。その気持ちが何となく察せられたので、私も真面目に答えました。
「Production staff of the movie, probably because they knew the BT-42. But, if was watching the of your country the movie "Tali-Ihantala", Ⅲ No. assault gun and KV-1 also might have to appear.」(製作スタッフが、BT-42にこだわったからでしょう。でも、貴国の映画「Tali-Ihantala」を観ていたならば、Ⅲ号突撃砲やKV-1も登場させたかもしれませんね)
「Law, do you know that movie.」(ほう、あの映画を知ってるのかい)
「Yes, I have seen on the net of the video. I was able to know about the jatkosota war. The movies, the real tanks came out nothing units.」(ええ、ネットの動画で見たことがあります。それで継続戦争について知りました。本物の戦車を何台か出演させていますね)
 相手は微笑して、そうだ、と誇らしげに答えました。

 フィンランド製の戦争映画「Tali-Ihantala 1944」には、シュトゥルミことⅢ号突撃砲G型やT-34/76、T34/85などの本物が登場して戦車戦を繰り広げます。第二次大戦中にフィンランド軍がドイツから仕入れた車輌やソ連軍から鹵獲した戦車のうちの数輌が、いまも軍用車輌として現役であるため、それらを映画の撮影にも使ったのだそうです。
 そして、映画に出てくるフィンランド軍の戦車部隊は、そのままガルパンの継続高校チームの元ネタであります。ミカ隊長率いる北欧ティストの戦車道チームをプラモデルで再現するさいの参考映像として最適です。私自身は、プラウダ高校チームのT-34/76およびT34/85の製作の参考として見ました。
 「Tali-Ihantala 1944」の情報はこちら


 大洗の海景色が、はっきりと見えるようになってきました。


 船は面舵をきって、針路を大洗港に向け始めました。


 13時を過ぎてしばらくすると、大洗港の外堤が見えてきました。


 外堤の中に入ってゆきました。大洗の街区もよく見えました。


 左舷側に移動してみると、進行方向の左にマリンタワーが見えました。


 大洗の馴染みの施設や建物がはっきりと視認出来ました。学園艦から見えるであろう景色ですが、劇中ではそんなに忠実に描写されていませんね・・・。


 船は速度を落としていき、惰性で進んでいるのではないか、と思えるほどのゆっくりしたスピードで港内に進んでいきました。


 左舷側からの眺めです。


 大洗サンビーチです。海から見るとこういう景色です。


 この頃になると、乗船客の多くが第七甲板の展望デッキに上がってきて、港の景色などを見物していました。昨晩に語り合った五人の外国人のうちでは、フィンランドの方の他にフランス、ノルウェーの方も居ました。お二人とも片手を挙げて「やあ」と合図してきました。


 フランスの方に、あの展望タワーに登れるのか、と尋ねられました。もちろんです、ガルパンのキャラクターパネルや戦車喫茶店も楽しめますよ、と答えました。すると、カモさんチームのB1bisも見られるのか、と問い返されました。やっぱり、自分の国の戦車が見たいのだな、と納得しました。
 B1bisのパネルは別の場所で見られます、B1bisデザインの自販機もありますので見ておくと楽しいですよ、と教えておきました。その場所を訊かれたので、彼が持参していた観光地図に印を付け、手書きの地図も渡しておきました。B1bisは絶対に撮影する積りだ、と張り切っていたフランスの方でした。


 船が、再び面舵をきりました。一万三千トンの大きな船体がゆっくりと右に揺れ、大洗港の景色が左舷側に大きく広がり始めました。


 終点の大洗港フェリー埠頭が近づいてきました。


 今度は、取り舵をとって左に舳先を向け始めました。どうやら右舷側を岸に寄せて接岸するようだ、と気付きました。


 ゆっくりと左に回るので、大洗漁港などのエリアが右舷側に近づいてきました。


 大洗漁港の左の埠頭に、見覚えのある白い船体が見えました。


 海上保安庁の巡視船「あかぎ」です。今日も大洗港に停泊しているということは、海での事故や緊急事態が発生していない、ということなのでしょう。大洗の海は、この日も平和であるようでした。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く23 その3 「太平洋の朝です!!」

2016年04月02日 | 大洗巡礼記

 翌朝は6時過ぎに起きました。フェリーで寝ると特有の横揺れに悩まされることがありますが、今回は太平洋も凪いでいたようで、さほどの揺れも振動も感じられず、熟睡することが出来ました。


 第七甲板の展望デッキに出てみると、右舷側の遠くに陸地が望まれました。


 船尾から続くウェーキは一直線に続いていて、船がずっと0時方向に直進していることを示していました。


 この船の操船デッキは前方の最上部にあり、すぐ後ろに赤いレーダー塔やマストが並びます。


 太陽は、既に高く登っていました。


 救命用の浮き輪です。訓練などで何度か使用されたのか、あちこちで塗装が剥げ、古びた感じになっていました。


 通路後部の自販機で、コーヒーを買って飲みました。昨夜話したドイツの方も起きてきて、同じようにコーヒーを買い、上のリビングルームで話さないか、と誘ってきました。自販機の向かいの階段を登ると、リビングルームにあがります。ソファーやカウンターテーブルがあり、談笑するのにはもってこいの空間です。
 同じガルパンファン同士なので、自然と話題もまとまりました。最初の質問は、こうでした。
「Whether the German armored division of Garupan is, what happened then?」(ガルパンのドイツ機甲部隊は、あれからどうなったのかね?)

 周知のように、海外ではまだ劇場版が公開されていません。しかしネット上では既に情報が出回っていますので、海外のファンは皆がものすごく気にしているわけです。黒森峰女学園チームのことを「ドイツ機甲部隊」と形容しているあたりも、ドイツ人らしい直截さでした。
 彼もまた、劇場版が日本各地で上映されていることは知っているようでしたが、その具体的な内容はまだ全然知らないようでした。それで、ネタばれになるような内容は話さず、ヒント程度にとどめておこうと判断しました。
「Please rest assured. They are alive and well.」(心配には及びません。彼女たちは健在でした)
「Is that so. It will be to turn mouse also was active?」(そうなのか。今度はマウスも活躍したのかね?)
「No, the mouse did not appear. The number was also reduced.」(いや、マウスは登場していません。編成数が減りましたので)
 驚いた表情をみせつつ、何両になったのですか、と尋ねられたので、右手の指を四本立てて示しました。それを見て、ワッツ!と低く叫んで、左手で目を抑えて可笑しそうに肩を揺すっていました。テレビシリーズでは20輌を揃えて堂々たるパンツァーカイルを構成していたのですから、それが4輌になったのを、何かのジョークと受け取ったようです。
 それで、指を四本立てて確認してきましたが、私が大きく頷くと、ジョークでないことを悟ったようでした。顎に手を添えて考え込むような目つきになりました。
「・・・Do They lost the Oarai team again?」(・・・彼女たちは、また大洗チームに敗れたのかね?)
「No.」(いいえ)
「While I do not think the win in just four tank?」(たった四両で勝てるとは思えないがね?)
「It does not say so. German armored division, They did not lose her our likeness to the end.」(そうとも言えませんよ。ドイツ機甲部隊は、最後まで自らの道を見失いませんでしたから)

 そう答えると、相手は目を見開いていましたが、やがて微笑してかすかに頷き、残りのコーヒーを飲み干しました。何か感じるものがあったのでしょう。弾むような手つきで、テーブルをポンと小さく叩きました。
「For now, Let's wait to enjoy the broadcast.」(それでは、放送を楽しみに待つことにしよう)


 下に降りて、廊下を歩いて客室に戻りました。ドイツの方は、もう一眠りするよ、と片手を上げて自身の客室に戻ってゆきました。向かいの355号室に席があるようでした。


 客室内はまだ寝静まっていました。私も毛布をかぶって一時間ほど横になりました。


 7時半過ぎに再び起きて、朝食をいただきにレストランに登りました。バイキングでしたので、好みのメニューを選んで上図のようにまとめて食べました。


 9時過ぎに、再び展望デッキに出て、周囲の景色を見回して撮影しました。


 船は、相変わらず直進を続けていました。


 第七甲板の左舷側デッキより、レストランルームの施設を見たところです。右に並ぶ円筒形の装備品は、救命用筏の容器です。非常時は海面に投下して自動的に空気が入る仕組みになっているそうです。


 右舷側に移動して、陸地を遠くに眺めていると、ノルウェーの方がやってきました。30代ぐらいの物静かな人で、昨夜の会話でもほとんど聞き役に回っていましたが、今朝は少し話をしました。大洗のガルパングッズを買うのに必要な費用はどれくらいか、と聞かれたので、私たちの平均的な費用を答えておきました。するとスマホの画面で計算していました。片方の眉を寄せたところをみると、彼にとっては高すぎる額だったのでしょう。首を少し振っていました。


 ノルウェーの方に撮って頂きました。しきりに私のデジカメを「いいカメラだ」と褒めていました。吹き付ける風に寒そうにしていると、向こうは「寒いのか?こんなに暖かいのに」と言いました。さすがに北欧の方は寒さに強いですね・・・。


 相手は朝食をとりにレストランルームに移動していきました。私も第七甲板の最後尾に行きました。


 第六甲板の後部もなかなか広いです。でも乗客が自由に歩き回れるスペースは、限られているようでした。


 しばらく客室で一眠りした後、本を読んだりして過ごし、12時を回った時に、右舷側の景色を確かめに行きました。船内の現在地案内モニターによれば、茨城県の海岸沿いに南下している形でしたが、外に見える陸地の様子もそれらしい雰囲気になっていました。低丘陵がずっと続いて見えました。もう近いんだろうな、と思いました。 (続く)
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モデルグラフィックス 2016年5月号

2016年04月01日 | ガールズ&パンツァー

 去る3月22日に発売された、モデルグラフィックスの2016年5月号です。表紙をT34/85に乗ったプラウダ高校チームの面々が飾っています。背景にキエフ級重航空巡洋艦をモチーフとした学園艦が控えているのもインパクトがあります。ものすごくカッコイイ表紙です。ガルパンはカッコイイのですから、当然です。


 近くの書店で、発売日の一週間後に買ってまいりました。どこの書店でも5冊ぐらいは置かれていて、当分の間は売り切れることが無さそうに思えました。これで、同誌のガルパン認定オフィシャルガイドブックシリーズも、5冊目に達しました。

 今回はプラウダ高校チーム特集ですので、その車輌群をプラモデルで作っている側としては、タイミングも良く、参考になります。ただ、ガルパン仕様への工作よりも、塗装や質感表現の方に重きを置いたテクニック講座などがメインですので、ガルパン仕様への製作自体については、これまでのように自分でポイントを探して作り方を工夫してゆく流れが変わりません。

 興味深いのは、劇場版仕様の公式設定図で、アーマーモデリングに掲載されていた英国戦車篇、米国戦車篇に続くソ連戦車篇としてまとめられています。それによれば、T34/76とT34/85はテレビ版仕様とほぼ同じで、アンテナと目立たない底面部分のハッチ等が変更点として挙げられる程度です。KV-2とIS-2は、それぞれに変更点が幾つかありますので、この二車種についてはテレビ版仕様と劇場版仕様の作り分けが必要となります。

 あと、面白かったのは、フィンランド軍講座ですが、これ、連載シリーズの三回目なんですね。全部読もうと思ったら、バックナンバー2冊と来月号を揃えないといけませんね・・・。どこかで一つにまとめていただけませんかね・・・。
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