昨日4月9日、模型サークル仲間のTさんに誘われて、鳥取県倉吉市へガールズ&パンツァー劇場版の視聴に行ってまいりました。
4月に入った時点で西日本における劇場版の上映館は大阪、京都、姫路などの数ヵ所のみとなり、それも夜遅い時間帯ばかりでした。そんななかで、鳥取県倉吉市にあるシネマエポックが4月9日から約一ヶ月間の上映をする、という情報をTさんに示されたのは、三日前の6日のことでした。
「星野さんは確か、昔に鳥取県に住んでたそうやね。倉吉の大ファンで何十回も遊びに行ってんやってね」
「ええ、鳥取市に居た二年半の間に、毎週のように行ってました。町並みとか歴史的風情とか食べ物とか、色々と気に入っちゃっててね。隣の三朝温泉にもよく行きましたし。心の故郷の一つですよ、今でも」
「そんなら、今度ガルパンの劇場版をやるっつうシネマエポックってのも知ってるんかね?」
「もちろんです。パープルタウンっていうショッピングセンターのなかにあるんです。映画を観に行ったことはありませんけど、買い物しに何度か行ってますんで」
「そんならバッチリやな。9日に一緒に行かへん?と言うか、案内してくれへんか?僕は倉吉は行ったこと無いんで」
「喜んでお供させていただきます」
というわけで、Tさんの車で京都を朝5時に出発し、名神高速と中国道を走り、勝央SAからは私が運転して米子道の湯原インターで降り、蒜山高原から関金経由で倉吉入りしました。倉吉市役所の観光駐車場に車を入れ、桜が散りゆく打吹公園に入ったのは、9時前のことでした。
倉吉パープルタウンのシネマエポックでの上映は10時50分からでした。シネマエポックは予約制を一切とらず、チケットは当日販売分のみです。パープルタウン本館の開館時刻が10時からなので、それから入っても充分に間に合います。ファンが殺到して行列になる可能性はまず有り得ない、と思われましたので、それまでに町並みのミニ観光と朝食を済ませておこう、ということになりました。
倉吉と言えば、打吹山麓の重要伝統的建造物群の古い町並みが有名です。まだ観光客の姿は少なく、美しい歴史的景観を保つ家並みの落ち着いた雰囲気が味わえました。
Tさんが「飛騨高山の街並みによく似てるねえ」と楽しそうにスマホであちこち撮影していました。町並みの景色にインパクトを添える打吹山は、かつて伯耆国守護職の本拠が置かれて山名氏が長きにわたって君臨した歴史を伝えています。
Tさんが「これええなあ、懐かしい感じで面白いなあ」と注目していた木彫りの看板です。こういう類のものは町並みの各所にて見られます。アシカの木彫とか、竹細工の花入れとか、銅板を切り抜いて作った店名表示とか、他では見られない手作り品の数々が、訪れる人々を楽しませてくれます。
朝食は、こちらのお店「あじくらや」でいただきました。町並みのほぼ中央に所在し、朝食サービスもやっているので、朝から散策を楽しむ観光客の定番食事処の一つとして知られています。
倉吉を代表する味噌製品のメーカーが経営するラーメン専門店であるので、外に掲示してある見本写真の大部分は味噌ラーメンの系列です。色々あるねえ、と感心しながら見ていたTさんでした。
「あじくらや」を含む「あじくら本舗」の公式サイトはこちら。
「あじくらや」の朝食は上図のように二種類あります。土曜と日曜と祝日のみのサービスなので、この日は絶対に食べよう、と張り切っていて、「右のやつがボリュームありそうやね」と「チャーシュー目玉焼き定食」をチョイスしたTさんでした。
実は、私もこれが好きでして、何度か食べたことがあります。ボリュームのわりに550円とリーズナブルなのも魅力です。
食後は町並みの路地を散歩し、掘割の竹花細工などを見ました。
近くの「赤瓦一号館」に立ち寄りました。ここだけは中へ入りましょう、見せたいものがあるんで、とTさんを誘いました。
中に入ってまもなく、感嘆のつぶやきをもらしたTさんでした。
「ここには、グッスマの商品も売ってるんやねえ、知らなかった」
「グッスマの直営オフィシャルショップがここにあるんですよ。本社のある東京にも無いんで、全国唯一、ここ倉吉にだけあるんです」
「すげえなあ、あの「桜ミク」が並んでるやんか。これ買えるん?よし買おう」
「赤瓦一号館」の中にある、グッドスマイルカンパニーの直営オフィシャルショップです。同じ倉吉市内にある生産工場「ラッキーファクトリー」の出張所という位置付けです。
御存知のラブライブねんどろいども展示されています。他にも色々な展示品があります。
「桜ミク」の生産に使用された原型や金型なども展示されています。模型ファンのTさんにとっても興味深く楽しい陳列だったようです。
ねんどろいど、フィグマ、関連グッズなど、現時点で発売中の商品の大部分が販売されており、品切れの分も予約して発送して貰うことが出来ます。
続いてTさんが驚いていたのが、街中のあちこちに上図のような感じでアニメキャラクターのパネルが配置されていることでした。まるで大洗みたいやんか、と嬉しそうでした。
倉吉市は、以前から観光振興策の一つとしてアニメとのコラボを展開することに熱心な所です。鳥取県が県をあげて「まんが王国プロジェクト」を推進しており、ゲゲゲの鬼太郎や探偵少年コナンの故郷である点も生かして数年前から積極的にアニメを観光資源に取り入れていることもあり、「きみわた」のようなご当地コンテンツもしっかり展開中です。
最近には、コナミの音楽配信コンテンツ「ひなビタ」との連携を進め、「ひなビタ」の本拠地である架空の街「倉野川市」との姉妹都市提携を本気で実現しています。行政側が積極的にノリノリでやっているため、ガルパンの大洗とはまた違った方向でいろいろな楽しい要素が生み出されています。
「ひなビタ」の公式サイトはこちら。「何考えとんねん倉吉市、市長さんマジですか、いいぞもっとやれ」的な案内情報はこちら。
で、しっかりと御覧のような「ひなビタ」との連携イベント「桜まつり」も展開しております。ものすごく行きたいんですが、4月16、17日は仕事がありますので行けません・・・。
このイベントで笑えるのが、倉野川市の住民票を発行するというサービス。ガルパンの大洗でも同じことをやってましたが、取り組み自体は倉吉市の方が早かったと聞いています。「きみわた」の住民票とか欲しかったんですけどね・・・。
さらに凄いのがコスプレイベントで、コスプレイヤーが市内を回遊するそうです。もちろん撮影も可だそうです。また、「ひなビタ」キャラクターのパネルを巡る撮影ラリー、限定グッズ配布など、まるで大洗がやってるのと同じことを、行政当局の積極的サポートによって大々的に展開するようです。
倉吉市「桜まつり」の公式案内情報はこちら。
さて、10時になったので、天神川沿いのパープルタウンに移動しました。実質的には総合商業施設内の専門店街という感じです。食品スーパーの「あじそう」と繋がっていて、大型スーパーチェーン店舗が存在しない倉吉市における中心的なショッピングセンターとしての機能を果たしています。
倉吉パープルタウンの公式サイトはこちら。
映画館のシネマエポックは、パープルタウンの三階にあります。案内情報はこちら。
初日でしたが行列もなく、普通に入って普通にチケットを買って、二種類の特典もいただきました。一つは年賀状デザインの西住まほ、一つはバレンタインデザインの西住みほ、でした。西住姉妹が揃ったのがラッキーな感じでしたが、Tさんも同じ組み合わせでしたので、もしかしてこの二枚しか無いんちゃうか、などと笑ったりしました。
シアタールームは2番で、席は150でしたが、上映時には三分の一程度が埋まっていたようです。
視聴後は、上図のラーメン専門店「幸雅」に行きました。Tさんが「せっかくなんで、鳥取県グルメの牛骨ラーメンなるものを食べてみたい」とリクエストしてきたからです。それで、倉吉市ではナンバーワンの人気を誇るこちらのお店へ案内しました。パープルタウンのすぐ北に位置し、私も何度か入ったことがあります。
「幸雅」の案内情報はこちら。参考までに、倉吉市のラーメンランキングも添えておきます。こちら。
その後、倉吉博物館などを見学し、早めに帰途につきました。倉吉はものすごく面白かった、また行きたいね、とTさんが何度も繰り返していましたが、私も同じ思いでした。
いずれにせよ、ガルパン劇場版を映画館で観るのは、これが最後になるかな、という気がします。一か月後にはDVDが発売されますし、4DXは期待したほどではありませんでしたので・・・。
4月に入った時点で西日本における劇場版の上映館は大阪、京都、姫路などの数ヵ所のみとなり、それも夜遅い時間帯ばかりでした。そんななかで、鳥取県倉吉市にあるシネマエポックが4月9日から約一ヶ月間の上映をする、という情報をTさんに示されたのは、三日前の6日のことでした。
「星野さんは確か、昔に鳥取県に住んでたそうやね。倉吉の大ファンで何十回も遊びに行ってんやってね」
「ええ、鳥取市に居た二年半の間に、毎週のように行ってました。町並みとか歴史的風情とか食べ物とか、色々と気に入っちゃっててね。隣の三朝温泉にもよく行きましたし。心の故郷の一つですよ、今でも」
「そんなら、今度ガルパンの劇場版をやるっつうシネマエポックってのも知ってるんかね?」
「もちろんです。パープルタウンっていうショッピングセンターのなかにあるんです。映画を観に行ったことはありませんけど、買い物しに何度か行ってますんで」
「そんならバッチリやな。9日に一緒に行かへん?と言うか、案内してくれへんか?僕は倉吉は行ったこと無いんで」
「喜んでお供させていただきます」
というわけで、Tさんの車で京都を朝5時に出発し、名神高速と中国道を走り、勝央SAからは私が運転して米子道の湯原インターで降り、蒜山高原から関金経由で倉吉入りしました。倉吉市役所の観光駐車場に車を入れ、桜が散りゆく打吹公園に入ったのは、9時前のことでした。
倉吉パープルタウンのシネマエポックでの上映は10時50分からでした。シネマエポックは予約制を一切とらず、チケットは当日販売分のみです。パープルタウン本館の開館時刻が10時からなので、それから入っても充分に間に合います。ファンが殺到して行列になる可能性はまず有り得ない、と思われましたので、それまでに町並みのミニ観光と朝食を済ませておこう、ということになりました。
倉吉と言えば、打吹山麓の重要伝統的建造物群の古い町並みが有名です。まだ観光客の姿は少なく、美しい歴史的景観を保つ家並みの落ち着いた雰囲気が味わえました。
Tさんが「飛騨高山の街並みによく似てるねえ」と楽しそうにスマホであちこち撮影していました。町並みの景色にインパクトを添える打吹山は、かつて伯耆国守護職の本拠が置かれて山名氏が長きにわたって君臨した歴史を伝えています。
Tさんが「これええなあ、懐かしい感じで面白いなあ」と注目していた木彫りの看板です。こういう類のものは町並みの各所にて見られます。アシカの木彫とか、竹細工の花入れとか、銅板を切り抜いて作った店名表示とか、他では見られない手作り品の数々が、訪れる人々を楽しませてくれます。
朝食は、こちらのお店「あじくらや」でいただきました。町並みのほぼ中央に所在し、朝食サービスもやっているので、朝から散策を楽しむ観光客の定番食事処の一つとして知られています。
倉吉を代表する味噌製品のメーカーが経営するラーメン専門店であるので、外に掲示してある見本写真の大部分は味噌ラーメンの系列です。色々あるねえ、と感心しながら見ていたTさんでした。
「あじくらや」を含む「あじくら本舗」の公式サイトはこちら。
「あじくらや」の朝食は上図のように二種類あります。土曜と日曜と祝日のみのサービスなので、この日は絶対に食べよう、と張り切っていて、「右のやつがボリュームありそうやね」と「チャーシュー目玉焼き定食」をチョイスしたTさんでした。
実は、私もこれが好きでして、何度か食べたことがあります。ボリュームのわりに550円とリーズナブルなのも魅力です。
食後は町並みの路地を散歩し、掘割の竹花細工などを見ました。
近くの「赤瓦一号館」に立ち寄りました。ここだけは中へ入りましょう、見せたいものがあるんで、とTさんを誘いました。
中に入ってまもなく、感嘆のつぶやきをもらしたTさんでした。
「ここには、グッスマの商品も売ってるんやねえ、知らなかった」
「グッスマの直営オフィシャルショップがここにあるんですよ。本社のある東京にも無いんで、全国唯一、ここ倉吉にだけあるんです」
「すげえなあ、あの「桜ミク」が並んでるやんか。これ買えるん?よし買おう」
「赤瓦一号館」の中にある、グッドスマイルカンパニーの直営オフィシャルショップです。同じ倉吉市内にある生産工場「ラッキーファクトリー」の出張所という位置付けです。
御存知のラブライブねんどろいども展示されています。他にも色々な展示品があります。
「桜ミク」の生産に使用された原型や金型なども展示されています。模型ファンのTさんにとっても興味深く楽しい陳列だったようです。
ねんどろいど、フィグマ、関連グッズなど、現時点で発売中の商品の大部分が販売されており、品切れの分も予約して発送して貰うことが出来ます。
続いてTさんが驚いていたのが、街中のあちこちに上図のような感じでアニメキャラクターのパネルが配置されていることでした。まるで大洗みたいやんか、と嬉しそうでした。
倉吉市は、以前から観光振興策の一つとしてアニメとのコラボを展開することに熱心な所です。鳥取県が県をあげて「まんが王国プロジェクト」を推進しており、ゲゲゲの鬼太郎や探偵少年コナンの故郷である点も生かして数年前から積極的にアニメを観光資源に取り入れていることもあり、「きみわた」のようなご当地コンテンツもしっかり展開中です。
最近には、コナミの音楽配信コンテンツ「ひなビタ」との連携を進め、「ひなビタ」の本拠地である架空の街「倉野川市」との姉妹都市提携を本気で実現しています。行政側が積極的にノリノリでやっているため、ガルパンの大洗とはまた違った方向でいろいろな楽しい要素が生み出されています。
「ひなビタ」の公式サイトはこちら。「何考えとんねん倉吉市、市長さんマジですか、いいぞもっとやれ」的な案内情報はこちら。
で、しっかりと御覧のような「ひなビタ」との連携イベント「桜まつり」も展開しております。ものすごく行きたいんですが、4月16、17日は仕事がありますので行けません・・・。
このイベントで笑えるのが、倉野川市の住民票を発行するというサービス。ガルパンの大洗でも同じことをやってましたが、取り組み自体は倉吉市の方が早かったと聞いています。「きみわた」の住民票とか欲しかったんですけどね・・・。
さらに凄いのがコスプレイベントで、コスプレイヤーが市内を回遊するそうです。もちろん撮影も可だそうです。また、「ひなビタ」キャラクターのパネルを巡る撮影ラリー、限定グッズ配布など、まるで大洗がやってるのと同じことを、行政当局の積極的サポートによって大々的に展開するようです。
倉吉市「桜まつり」の公式案内情報はこちら。
さて、10時になったので、天神川沿いのパープルタウンに移動しました。実質的には総合商業施設内の専門店街という感じです。食品スーパーの「あじそう」と繋がっていて、大型スーパーチェーン店舗が存在しない倉吉市における中心的なショッピングセンターとしての機能を果たしています。
倉吉パープルタウンの公式サイトはこちら。
映画館のシネマエポックは、パープルタウンの三階にあります。案内情報はこちら。
初日でしたが行列もなく、普通に入って普通にチケットを買って、二種類の特典もいただきました。一つは年賀状デザインの西住まほ、一つはバレンタインデザインの西住みほ、でした。西住姉妹が揃ったのがラッキーな感じでしたが、Tさんも同じ組み合わせでしたので、もしかしてこの二枚しか無いんちゃうか、などと笑ったりしました。
シアタールームは2番で、席は150でしたが、上映時には三分の一程度が埋まっていたようです。
視聴後は、上図のラーメン専門店「幸雅」に行きました。Tさんが「せっかくなんで、鳥取県グルメの牛骨ラーメンなるものを食べてみたい」とリクエストしてきたからです。それで、倉吉市ではナンバーワンの人気を誇るこちらのお店へ案内しました。パープルタウンのすぐ北に位置し、私も何度か入ったことがあります。
「幸雅」の案内情報はこちら。参考までに、倉吉市のラーメンランキングも添えておきます。こちら。
その後、倉吉博物館などを見学し、早めに帰途につきました。倉吉はものすごく面白かった、また行きたいね、とTさんが何度も繰り返していましたが、私も同じ思いでした。
いずれにせよ、ガルパン劇場版を映画館で観るのは、これが最後になるかな、という気がします。一か月後にはDVDが発売されますし、4DXは期待したほどではありませんでしたので・・・。