
ステップ9ではアンテナケースやシュルツェン架を取り付けます。前者はステップ8にてエアクリーナーを改造して取り付ける際に組み合わせて調整しながら取り付けましたので、ここではシュルツェン架の組み立てを行ないます。ただし、優勝パレード時の姿を再現するため、シュルツェン架を車体に接着せず、仮留めの形で組み立てます。
背面のワイヤーは、劇中車にはありませんので、D4は不要です。

車体右側のシュルツェン架の組み立てから始めました。必要なパーツを全て切り出しました。

4本のアームのうちのH3は、アンテナケースの内側にくぐらせないとセット出来ないため、そのままではシュルツェン架の着脱が難しくなります。そこで、アンテナケースの内側に入る部分だけを接着し、残りはアンテナケースの下でカットして、上図のような状態にしました。これをシュルツェン架のB22に接着するという形で、シュルツェン架の着脱が出来るようにしました。

4本のアームのうち、H3を除く3本は、御覧のようにテープで仮留めして指示位置にセットしました。この状態でシュルツェン架のB22に接着しました。

接着後の状態です。B22の両端の突起は、劇中車には無いので、あらかじめカットしておきました。アームとの接着は、さらに流し込み接着剤で再び施してしっかりと固定し、このまま一日置いておきました。

横から見るとこんな感じです。指示通りの位置におさまっているようなので、問題は無いと判断しました。

続いて車体左側のシュルツェン架の組み立てを、同じ要領で進めました。こちらは4本のアームをそのまま指示位置に仮留めして組み立てました。その後、両側前方のクラッペG20も取り付けました。

ステップ10では、上下の車体パーツを組み合わせます。他に接着するパーツはB43のみなので、ここで二つの改造を行ないます。一つはガルパン仕様への改造です。

ガルパン仕様に直すのは、ステップ1で組んだフロントパネルの増加装甲板G9の、ボルトの位置です。ボルトの位置が劇中車においては、もっと外側に並んでいますが、キットのパーツでは上図のような状態です。

上掲のワンシーンにて、劇中車の増加装甲板のボルトパターンを御覧下さい。キットパーツのそれよりも外寄りに位置しているのが分かります。

修正後の状態です。下列中央の1個だけをそのままにしてあとの7個はいったん切り取り、劇中車の状態に合わせて外寄りに付け直しました。
この修正は、ステップ1の段階で行なっても良いのですが、左右の牽引フックとの位置関係がいまひとつ分かりにくいため、このように取り付けた後に全体の形状をみながらボルトを並べ直すほうが楽だろうと考えた次第です。

ガイド指示にしたがって、パーツB43を取り付けました。

上下の車体パーツを仮組みしてみて、御覧のように大きな吹き抜けが生じることに気付きました。実際には有り得ない状態ですので、プラ板を張って閉じる改造を行ないました。

上図のようにプラ板をカットして貼り付け、フェンダー下を閉じておきました。

あらためて上下の車体パーツを仮組みしてみました。これで塗装前の車体部分の組み立て工程は全て完了しました。次のステップ11からは、砲塔部分の組み立てに入ります。 (続く)