組み立てのステップ1です。車体を組み立てて、各所にパーツを取り付けます。この工程で輪郭が出来上がります。
車体は、御覧のように6つのパーツを貼り合わせての箱組みです。
まず、底面パーツの左右に、左右のフェンダーおよび側面パーツを貼り合わせました。このように下から組み上げたほうが、ズレや歪みが出にくくなることを、仮組みして知りました。
パーツの一部にはバリが残っていたりするので、ナイフで丁寧に削り取りました。反っているパーツもありましたが、接着時にテープ留めして固定すれば充分でした。
今回のキットでは、ガルパン仕様をあまり意識していませんでした。と言うか、コミックの描写が大雑把ですから、細部にこだわろうにも出来なかったのでした。
一応、組み上がってまいりました。コミックの作中車は、上図のような右側面観をメインとした描写シーンが多いので、右側はどう仕上げるかについて大体のイメージが確定します。
例えば、こんな感じのシーンが多いです。カチューシャ義勇軍チームのT-70部隊は御覧のように向かって左からやってくるような感じで描かれていますが、それは向かって右からボンプル高校チームがやってくるように描かれているからでしょう。
だから、T-70に関しては、戦車の右側面が多く描かれることになります。
なので、左側面はどうなっているのか、という疑問がつきまといます。作中ではとんど左側面の描写が見られないからです。
例えば、上図ではフェンダー上に4つのステーが等間隔で並びますが、これらが作中車には見えないのです。
一応、左フェンダー上の後方に2個のボックスを載せていることは確認出来ます。これらのボックスはそのまま取り付けました。作中シーンを細かく観察してゆくと、左フェンダー上の前方には予備履帯らしきものを装備しているようですが、描画が雑なので形状がいまひとつ分かりません。
ヘッドライトは、キットの取り付け指示位置と同じですので、そのまま取り付けました。しかし、フェンダー上に並ぶ2つのステーは、作中車には付いているようには見えないシーンが殆どでした。
それで、いったんは上図のように取り付けていますが、作中車に合わせてカットすることも今後の選択肢に入れておきました。
情報が不足している左側面に対して、右側面は作中での描写も豊富です。キットの形状どおりであるようなので、ストレートに組みつけていって、上図のように仕上げました。作中車は車外装備品もほとんど付けていないのですが、今回のトーガのキットにも車外装備品パーツは全く入っていません。 (続く)