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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

知波単学園 特二式内火艇カミ 作ります!! その11

2020年06月30日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では砲塔上の展望塔、履帯、舵ワイヤーを取り付けます。このうち、舵ワイヤーは航行時にのみ取り付けるものであった旨をSさんに伺っており、今回は陸上での姿に仕上げますので舵ワイヤーは不要となります。履帯は塗装後に取り付けます。
 ステップ12では前部フロート底面の注排水弁をエッチングパーツにて取り付けます。

 

 ステップ11の手始めに、ガルパン仕様への工作を行ないます。展望塔のパーツ3点の他に、ジャンクパーツよりハンドル2点を準備しました。

 

 劇中にて西原が握っているハンドルを追加再現します。Sさんによれば、実車の展望塔内にもこのハンドルが左右に付いており、これを握って展望塔の上部を旋回させたそうです。パーツのJ15にあたり、戦車のペリスコープのように360度回せたそうで、つまりは全方位を見られるわけです。
 このSさんの証言により、上図の西原が展望塔の中に居る事が分かります。つまりはパーツJ15の中に居て旋回しつつ外を見ているわけです。西原の頭上に見える円形の線は、ハッチのJ9にあたります。

 

 パーツのJ15の内部左右にハンドルを取り付けました。

 

 展望塔が組み上がりました。これは航行時にのみ砲塔の上につけるものですから、着脱自在とすることにして接着はしませんでした。

 

 車体に砲塔をセットした状態です。

 

 そして砲塔の上に展望塔をセットしてみました。実際のカミにおいては、展望塔は航行時の見張り所として機能しました。艇長または無線士が天板ハッチ上に上半身を出して、双眼鏡で周囲の海面を見張って敵潜水艦の襲撃に備え、同時に右回りで上空を見張って敵機の来襲に備えたそうです。

 Sさんの艇は、パラオに配備されてからずっと海上に在ったため、この展望塔も装備したままであったそうです。ですが、マラカルでの戦訓工事にて37ミリ砲を25ミリ単装機銃に換装した際に展望塔を取り外したそうです。それ以降は高い位置からの見張りが出来なくなったため、見張り能力が低下したそうです。

 

 ステップ12のエッチングパーツの取り付けが完了しました。

 

 スクリューユニットは、実際には着脱自在であり、上陸後または陸上での行動においては外しておく場合もあったそうですが、いまパラオに現存している車輌の幾つかはスクリューユニットを付けたままです。その理由についてSさんはこう述べられました。

「・・・これを外しますとね、細長い窓が出来てしまうんですけれども、それを塞ぐ為の鉄板とかは何も付いてないわけです。しかも後ろの低い位置にありますからね、戦闘の際に敵の歩兵の攻撃の的になってしまいかねないわけです。機関銃とか突っ込まれて撃たれたらやられますし、手榴弾を放り込まれたらオシマイですから・・・。それで、陸に居っても推進軸ごと付けたままにしておいたんと違いますかね・・・」

 劇中車もスクリューユニットを付けたままの状態で密林内を疾駆していますので、ここでは上図のように接着固定しました。

 

 合わせて、内部のスクリュー推進軸もセットしました。Sさんによれば、推進軸は保護管の中に通されていたそうなので、上図のように推進軸変換器から伸びる保護管をタミヤのブラ棒で再現しました。推進軸の先端の穴にスクリュー軸の先端がかみ合わさる部分は保護管の外であったそうなので、その形状で作りました。

 

 再びエンジンを仮置きして全体の様子をチェックしました。Sさんに見て貰い、二ヶ所の訂正指導を受けましたので、削ったりして修正を施しました。

 

 後部フロートは付いたままの状態にしますので、接着固定しました。

 

 後部フロート底面の舵や注排水弁の様子です。

 

 砲塔を仮組みした状態です。

 

 前部フロートは磁石によって着脱自在としています。エンジンデッキの3枚のハッチも開閉自在としますので接着していません。それで仮組みの状態でマスキングテープを貼って固定しています。  (続く)

 


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