上部車体の自作に取り掛かりました。ネット上で見つけたハリー・ホプキンスの三面図をパソコンの3D描画ソフトに落としこんで寸法を1/35スケールに指定し、仕上がった図面を正面、側面、背面、上面の4アングルにてプリントしました。それぞれのプリント図の車体各部を切り取って型紙とし、それをプラ板に添えてカットしてパーツを作りました。
プラ板を切り出したパーツは、上図のように正面部分から始めました。ここから左右の装甲板の各パーツを貼り合わせて繋いでゆくという手順でした。
次に左右のフェンダーをプラ板でカットしました。ハリー・ホプキンスのフェンダーはテトラークよりも幅があって後半部が鍵形に広くなりますので、テトラークのフェンダーのパーツは転用出来ません。
左右のフェンダーを取り付けました。上部車体の構築はフェンダーから上において進めますので、フェンダーがプラ板で自作する車体範囲の下辺にあたることになります。
続いて車体後部をプラ板パーツで組み上げました。まず上図のように側面に支持板を垂直にかませて強度を付けておいて、天板を三枚のパーツで順に傾斜を付けてセットしました。
それから、左右フェンダーの中央に付く雑具ボックスを、テトラークのパーツをベースに転用してプラ板で組み立てました。
それから車体後部側面の傾斜板を貼りました。ハリー・ホプキンスの車体は傾斜装甲で覆われていて全体的に三角形の輪郭にまとまります。したがって全ての傾斜装甲板を貼りつけることで、上部車体が組み上がることになります。
前面の左右の傾斜装甲板を貼り付けました。寸法計算をミスって上辺がやや斜めに折れましたが、修正しても大して変わりませんので、そのまま進めました。
続いて背面部を作りました。御覧のように給排気システムをともなって複雑な形状を呈しています。上図はAタイプの背面で逆台形になっていますが、他に方形になっているBタイプがあります。作中車は背面部の描写が見当たらなかったため、方形になっているBタイプで製作することにしました。
排気口はガンプラ用のパーツをモケジョさんに貰いましたが、御覧のように大して違和感もなく、それらしい形に仕上がりました。両側の耳状のパーツはプラ板で作りました。
方形になっているBタイプで製作した背面部です。テトラークのパーツが転用出来ませんので、プラ板をカットして貼りました。
この段階で、上部車体の大体の輪郭が仕上がりました。 (続く)