ステップ6の続きです。残る作業は、上図の左右フェンダー前端部のガルパン仕様への改造です。
劇中車の当該部分は、御覧のように分割ラインがあり、前縁に沿うリブが後ろに長く伸び、車体から斜め前にリブが付きます。以前にアリサ車を劇場版仕様にて制作した際のイタレリの同型車キットでも同様になっていますので、今回も劇中車に合わせます。
分割ラインを鉛筆でトレースしました。
トレース線をラインチゼルでスジ彫りしました。外縁に沿うリブの後ろの屈曲部分を削り取り、劇中車に合わせて真っ直ぐに延長し直しました。
車体に取り付けた後、車体から斜め前に付くリブをブラ板で追加再現しました。
これでステップ6の工作が完了しました。
ステップ7に進みました。ガルパン仕様への工作ポイントは幾つかあります。エンジンフードのパネルはK1を選択し、その余分なモールドを削り取ります。背面左右の予備履帯は装備しませんので、H5、K2、K3は不要です。その取り付け穴も埋めます。クリーニングロッドのA5、クランクロッドのA39も劇中車には見えませんので不要となります。C15の内部に入れるMA1もありませんので不要です。
車外装備品の多くは位置や形状が若干異なりますので、手直しします。そのうちの履帯張調整具J21は形状が全く違いますので、劇中車の形状に一致するA36に変更します。それでH22も不要となります。
関連のパーツ群です。
劇中車の赤円内のパネルの形状を再確認しましょう。御覧のように、パーツK1に一致します。
パーツK1です。左右下側に余分なリブのモールドがありますので、削り取ります。
余分なリブのモールドを削り取りました。
赤円で示した窪みも、劇中車にはありませんので、後でブラ材で埋めました。
予備履帯の取り付け部が四か所にありますので、これらも後でブラ材で埋めました。
余分な穴を埋めた後、車外装備品などのパーツを順に取り付けました。履帯張調整具J21は形状が全く違いますので、劇中車の形状に一致するA36に変更しましたが、それでも長さが足りませんので、ブラ材で延長しました。ハンマーH26も柄をブラ棒で約5ミリ延長し、留め具も追加再現しました。
以上が、ステップ7の工作手順でした。 (続く)