「キ」
漢字にすると
木、樹、気、鬼などなど…。
最近、日本語の言葉の本質、いわゆる「言霊」に興味があって、音(オン)そのものの響きやそれを表象化した漢字との関わりとか、古代日本人の感覚に素直に感動しております。
最近読んだ本に玄音の”玄”に字に関する興味深い話。
「ところで、<樹>の下で元<気>がみなぎる、という点は重要である。何も知らぬ人は、これを語呂合わせと考えるかも知れないが、ここには言霊が宿っているのだ。
たとえば、<元気>のゲンは、原・源・玄…等々に置き換えることができる。要するに元気とは宇宙の大本の気(エネルギー)のことである。
ちなみに、漢字の「玄」とは現象(物質を含む)の究極にある根源的存在のことだ。つまり、元気がみなぎるとは、宇宙と一体化することである。」(『言霊の宇宙へ』p79、菅田正昭著、たま出版)
玄音の活動コンセプトがそのまま1977年に出版された本に記されてたので、なんとも偶然とはいえ嬉しいのでおもわず抜粋。
我々兄弟はたまたま名前に”玄”の字をあてられたのだが、よく考えると名前って生まれてから一番接してる”言葉”であり”音”であると捉えるとなんだかおもしろい。
同じ名前の人ってなんだか同じような雰囲気があったりしません?言葉が人を創っていく最たるものが名前だとしたなら、命名するという作業はものすごいことで、こんなに創造的な事はないなと強く感じました。
そんなこんなで周りの人の名前をちょっと意識して読んでみる。
そこには言霊の世界が広がってると考えると、なんとも小さな日常が豊かに感じられる。たまにコンチクショウってな気持ちになる名前もあるけどね。。例えば”ヤス”とか…(笑)
写真:玄音合宿で行った紀伊、熊野の一風景。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます