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除染で子どもの健康が守れるのでしょうか / 肉離れを気にしながら「お元気ですか」1700枚配布

2012年01月09日 |  #脱原発 #茨金 #11行動 #茨木市議会議員
写真は消防出初め式

 放射能がれき、原発事故などへの危機管理を問いただした議会質問など、「脱原発」特集号の「お元気ですか」を1700枚配布。右太ももの肉離れを気にしながらのビラニックですが、ゆっくり走る分には違和感はあるものの痛みが激化することはないようでホッとしています。【今日の動き】「お元気ですか」12月議会報告号がほぼ完成、事務所看板の取り換えなど。


 知人の池邊幸恵さんなどが、「除染で子どもの健康が守れるのでしょうか」と以下の提言を行っています。もっともな内容であり、国はいい加減な除染のために血税を使うべきではありません。すでに除染利権、がれき利権といわれる言葉が飛び交っています。被災者のためではなく、被災者を食い物にするビジネスがあるとすれば許せないことです。

内閣総理大臣 野田佳彦 殿
衆議院議長  横路孝弘 殿
参議院議長  平田健二 殿
衆参国会議員 各 位  殿

除染で子どもの健康が守れるのでしょうか
校庭・遊び場等の除染は応急措置にすぎません
予算1兆円超は退避・移住等有効に使うべきであります


市民が求め創るマニフェストの会

 野田佳彦首相は昨年12月16日の記者会見で福島第一原発の事故収束を目指した工程表のステップ2を完了した、と宣言されました。そして除染対策としては、
1)除染費として今年度予算と来年度予算案などで1兆円超を充てる。
2)政府の除染担当者数を来年4月までに400人規模に拡充。
3)除染を行う作業員を来年4月をメドに3万人以上確保するとの方針を示されました。

除染の目的は何でしょうか
 既に識者から、除染は移染(松井英介医師)、除染より移住(山内知也教授)、除染幻想(菅井益郎教授)と言われています。
雪が大地一面に降ったことを連想すればわかります。
除雪は屋根、庭、道路までは行えますが、溶けず、見えない雪(放射能)の土地、葉一枚一枚が汚染された山林はほぼ不可能です。ましてこれからは大地に地下水にと浸透してきます。
除染方法も放射能だけを吸引することはできず、外部に飛散し、完全に取り除くことはできません、
まさに移染・拡散です。しかも除染した汚物を捨てる場所がまだ決まっていません。
被曝地の子どもたちは窓を閉め切られ、外出はほぼ禁止にされています。
現在、校庭や遊び場の除染は進んでいます。しかし、これは応急処置に過ぎません。
全身病魔に冒された患者の身体の一部が治療できても、これで安心ですよ、とは言えません。
しかもまだ毎時6千万ベクレルのセシウムが放出されています。除染の本丸は広大な大地です。
これはほぼ不可能です。除染の目的は子どもたちの健康保障であるはずです。
除染で放射能がなくせると政府は立証できるのでしょうか。
汚染の高い地域はたとえ除染をしても住める値にはなりえないのです。
除染後も子どもたちの発症が生じたら政府はどのような対処・責任をとるのでしょうか。 


除染費用を退避、移住費用等に移行させるべきです
 1兆円もの予算(税金)をかけるなら、避難区域を広げること、子どものいる世帯の移住を国として行うよう措置をとることです。
勿論それにともなっての生活保障、就業保障も国が行うことです。
被曝地の親は子どもがいつ発症するか、を恐れており、子どもを持つ親はみんなが退避・移住するなら同意する、という意見を持っています。
チェルノブイリでの子どもの10年後は既に明らかであり、子どもと親は一生の問題、子孫につながる問題であります。


放射能汚泥は東電原発の地へ
校庭の汚泥や河口等の放射能汚泥、焼却炉の放射能灰は速やかに東電原発の地へ運ぶべきです。
その地で収納しきれない場合は周辺被曝地、避難地域の土地を国が買い上げ行うべきでしょう。
そしてそこから放射能が全国に散らないように国は管理すべきです。
(国は双葉郡に中間貯蔵施設を福島県知事に要請2011.12.28朝日)


カナダ医師会ジャーナル:不十分な除染努力が健康リスクをもたらしている日本
 一般公衆の年間被曝限度*20ミリシーベルトは人倫に劣る、とんでもない基準で、こんなことを自国民に許した政府は過去数十年で世界にない。「現時点では、長期にわたる健康被害を最小限にするための一番大事な公衆衛生上の方策は、避難区域を広げることだ。」
(2011.12.21。*放射線職業従事者の限度、妊婦、子どもは年間1ミリシーベルトを超えてはならない。)


神戸大学の山内知也教授(一部紹介)「たね蒔きジャーナル」12月22日
 現地で調査、福島・渡利地区で除染しても線量は下がらない、 特定避難緩衝区域に指定されていなくても、2.95マイクロシーベルト/時間で、3にならないので避難緩衝区域にならない、4歳の子供がいるところ、除染しても、次々入ってくる。コンクリートの建物は上が高く、古いコンクリートはセシウムをよく吸収する。町をいったん壊して作り替えるくらいでないと、事故前の線量にならない。

高圧洗浄機でもほとんど下がらない・中間貯蓄施設の選定はさらに難しい(日経2012.1.1)
2011.12月初旬、大熊町の役場付近で実施した除染では空間の放射線量は10マイクロシーベルト前後までしか下がらなかった。
これは年間被曝線量に換算すると50ミリシーベルとで政府が目安としている年間20ミリシーベルトに遠く及ばない。
政府は「貯蔵期間は最長30年、最終処分場は県外」とする方針だが、住民からは「自宅近所を最終処分場にすることは認めない」との声が強い。

以上のように有識者の発言を踏まえますと、「除染」だけでは内部・外部被曝を被っている福島の子どもたちの未来は保障することができません。私たちの提言をご考慮の上、子どもたちが次の日本を担うことを可能としうる施策の行政をおこなわれますよう、強く要望いたします。

連絡先 〒337-0032 さいたま市見沼区東新井866-7

市民が求め創るマニフェストの会  石垣敏夫 電話048-686-7398

池邊幸恵、大津けいこ、石橋行受、ヘンリー大津、林田 力、丸山南里、千一鎌倉、正清太一、景山恵司、原 秀介、今村哲男、櫻井智志 
 
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●12月に続き、1月、2月と3・11の東京電力原発事故に合わせて脱原発署名を行います
  ご参加いただければありがたいです。

◆実施日
 ・1月11日(水) 午後 5時半~6時半 阪急茨木市駅東口 
 ・2月11日(土) 午後1時~2時 阪急茨木市駅東口

山下HP・「お元気ですか」  今日も元気だ のぼりラン

≪これまでの福島原発関連情報≫

全国の放射能(水道、雨の放射能)濃度一覧

山下HP反核・反原発サイト、放射能情報公開、反原発の歌

≪被爆地福島の今を伝える地元紙など≫
福島民報  福島民友新聞  いわき民報

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