大阪ダブル選挙結果がもたらす悪夢

　写真は大阪全労協旗開きであいさつする服部良一衆議院議員　

　午後は新社会党の会議。茨木市議会の報告、脱原発1000万署名など話し合いました。夜は放射能汚染がれきの件で情報交換。

　大阪ダブル選挙結果がもたらす悪夢（ＷＩＴＨ（ウィズ） 西日本入国管理センターを考える会に書いた原稿です。）

　後世に2011年は東北大震災・東京電力福島原発事故と大阪ダブル選挙が右翼的政界再編をもたらす契機となった年として記憶されるかもしれません。小選挙区制が導入されて以降、大きな政党が肥大化し護憲政党は選択肢から外されていきました。自民も民主も閉塞した社会の打破を託されて、交互に大勝したものの当然のことながら期待外れとなり、今回、右翼的潮流の維新の台頭を許すことになりました。

　自民、民主は理念で結集した政党ではありません。所属議員の大半は選挙共同体としての役割を期待して集まっているのが実際のところです。維新勝利の結果を目にした自民、民主には維新と対決する気概は失せ、すり寄る動きすら伝えられており、既に「みんな」と連携している維新が右翼潮流ばかりか、自民、民主を巻き込んで国政選挙で第一党になる悪夢はもはや杞憂ではなくなっています。また一人しか当選できない小選挙区制は日頃の努力よりも選挙時点での風向きが大きく左右し、この悪夢を準備しやすい制度です。
選挙結果は民意だ。だから結果に対して異議を唱えるのはおかしいとの意見があります。橋下に至っては「民意は独裁を選んだ」とさえ主張しています。

　しかし民意は常に正しいのでしょうか。小泉圧勝は格差と貧困を拡大し、民主大勝は民意に沿う動きが瞬間的には見られたものの、対米追随、沖縄無視、ＴＰＰ、消費税増税、原発維持など国民に失望を与えました。マスコミに煽られ熱に浮かされた挙句の民意は閉塞感を強くしたにすぎません。

　また選挙の勝利者は比較少数者の意思を切り捨てていいのでしょうか。大阪市長選挙の平松候補はダブルスコアと言われた告示前の状況を思えばかなりの善戦です。大阪都構想、教育条例、職員条例は深く議論されないままで、たとえ支持されたとしても「何か今の状況を変えるもの」としての期待感が大きいだけのことです。
　
　橋下は「日本人による買春は中国へのＯＤＡみたいなもの」、「特別永住者以外の外国人参政権は絶対反対」の発言や朝鮮人学校に対する補助金打ち切りなど露骨な差別排外主義者であり、「民意」を振りかざし強権を正当化する橋下は徹底して批判しなければなりません。

　危険な動きが勢いを増す中、より一層の警戒感をもって迎えなければならない年初めになりそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●12月に続き、1月、2月と3・11の東京電力原発事故に合わせて脱原発署名を行います。
　　ご参加いただければありがたいです。

◆実施日
　・１月11日（水）　午後 ５時半～６時半　阪急茨木市駅東口　
　・２月11日（土）　午後１時～２時　阪急茨木市駅東口

山下ＨＰ・「お元気ですか」 　今日も元気だ のぼりラン

≪これまでの福島原発関連情報≫

◆全国の放射能（水道、雨の放射能）濃度一覧

◆山下ＨＰ反核・反原発サイト、放射能情報公開、反原発の歌

≪被爆地福島の今を伝える地元紙など≫
福島民報　　福島民友新聞　　いわき民報

下記のblogランキングに参加しています。（←１日１クリックでできる山ちゃんへの励まし。みなさんの１クリックが山ちゃんの元気になります。

　　　 にほんブログ村