皆様ごきげんよう、雨にぬれてちょっとのどが痛いからってワインを飲んでいい気分の黒猫でございます(いつもだろ)。
えー、今日は『ブギーマン』の試写会に行って参りました。
ホラー映画ですので、苦手な方はここまででお戻り下さい。
ティム(バリー・ワトソン)は、8歳の頃、クローゼットの中に潜んでいるという怪物、ブギーマンに目の前で父親を攫われる。しかしそんなことは誰も信じてくれず、ティムは小児精神科に通いながら大人になった。
成人して出版社に勤め始めたティムのもとに、伯父から「お前の母が亡くなった」と連絡が入る。ティムは葬儀のため故郷に戻り、忌まわしい思い出の眠る実家(今は売りに出す手続き中で誰も住んでいない)を訪れ、遺品の整理をするが、どうも家の中、クローゼットの中に何かがいる気配を感じ・・・?
というような話です。
・・・えーとね。
どうした、サム・ライミ。
という感じです。
※以下ネタバレ気味の感想になります。観る予定の方はここまでにしておいて下さい。
ブギーマンというのはアメリカでは有名なクローゼットの中に潜むお化け的存在のようで、ブギーマンを題材にした話って結構あるような気がします。
が。
子どもの頃に父親がブギーマンに攫われた(というか殺られた)という主人公の主張は「父親が家族を捨てて出て行ったショックをやわらげるために作り上げた嘘」ととらえられていて、小児精神科に通っている履歴があるせいか、途中からはで、どこまでが妄想なの?と思いながら観てしまいました・・・。
実際かなりわかりにくい創り方で、クローゼットを通じて別の場所に移動したりする点など、アレこれSFだったの?とか思ったり。
大体そんな怖い思い出のある家(しかも今は実質上廃屋)にひとりで泊まろうとかいう気を起こす時点でどうよと思います。怖いでしょ、普通に。
あと、ホラー映画のすべてに言えることですが、扉は一気に開けなきゃ駄目だよ。ギィィイイイ~・・・と開けていいことがあった試しはありませんよ。銃を構えながら蹴破るぐらいすればアクション映画に移行できるのに(無茶言うなよ)。
あと女の人はバスタブにお湯を張って浸かったらおしまいと思っておいたほうがいい(笑)。あまりにお約束すぎてアチャーという感じでした・・・。
それよりも何よりも、肝心のブギーマンがあまりにも徹底したチラリズムを貫いていたせいで、何が起こっているのかよくわかりませんでした。動体視力に自信のある方にはいいかもしれません。
そしてオチも「え?これで終わり???」的なオチ。いいの?アレで。なんか色々ツッコミどころを残したまま終わっていました。
『死霊のはらわた』のサム・ライミ監督作品ということで、期待が大きすぎたのかもしれません・・・。まあ、もともとわたしはホラーには辛い点をつけることが多いですが。
あらゆるメディアが発達した今現在じゃあ、どんなにもっともらしいホラーもそう感じにくいのかもしれませんね・・・。
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