満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ゲド戦記』(映画)※毒あり、ネタバレあり

2006-08-31 01:52:51 | 映画

皆様ごきげんよう。健康診断を無事に終え、ワインで乾杯中の黒猫でございます。


ところで、昨日の日記にも書いたとおり、今日映画の『ゲド戦記』を観に行って参りました。

先に申しあげておきますが、今日、わたしは以下にネタバレを含め、あまりいいことを書きません。
日頃は雑記も含めてあまり否定的な内容は読み手側にとっても不快だろうし、感じ方は人それぞれだと思うので、あまり書かないようにしているんですが、今回は書きます。かなり辛い内容になります。その上かなりの長文になります。
ですので、ネタバレはイヤだとか、そんな不愉快な内容はイヤだとか長文無理という方は、ここでお引取り下さい。

念のため多めに改行して、続けます。
















内容なんですが・・・ええと。わたし、普段映画や本のレビューを書くときは、自分なりにまとめたあらすじを載せているのですが、今回自信がありません・・・一応、わたしなりに「こういう内容?」と思ったあらすじを書きますが、正確な内容は上に貼った公式サイトでご確認下さい。


エンラッドの王子アレン(声:岡田准一)は、名君の誉れ高い父王を刺し、王家に伝わる剣を持って出奔する。
逃亡中の砂漠で狼に囲まれたアレンは、偶然居合わせたハイタカと名乗る魔法使い(声:菅原文太)に助けられ、行くあてがないのなら同道しようと誘われる。ハイタカとともに大都市ホート・タウンを訪れたアレンは、奴隷狩りに追い回されていた少女テルー(声:手蔦葵)を助けるが、その自暴自棄な戦いぶりに「命を大切にしない奴なんか大嫌いだ」と詰られる。アレンは自分のあとをつけてくる不気味な影に悩まされ、投げやりになっていたのだった。その後、油断したところを報復のために戻ってきた奴隷狩りに捕らわれたアレンだったが、ハイタカに救われ、ふたりはハイタカの昔なじみだというテナー(声:風吹ジュン)の暮らす農家に身を寄せる。そこでアレンはテルーと再会し、警戒されながらも少しずつ仲良くなるが・・・?


というようなお話・・・なのかなあ?すいません、やっぱりよくわかりません。申し訳ない。

わたしは今回原作とされるアーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』シリーズのガチなファンなので、ジブリによる映画化決定(ル=グウィン承認済み)→宮崎駿ではなく息子の吾朗が監督→製作中 という時点から追っていたのですが、ゲド戦記製作ブログなどを見るにつけ、大丈夫かなぁと結構不安になりつつ公開を待っていました。そして封切りの時は丁度旅行に出ていたので初日には行けず、そのあとのネットでの不評ぶりにためらって、今まで観に行けずにいたのでした。

が。

観た感想を簡潔に申しあげたい。

ル=グウィンは訴えたら勝てるんじゃないかなと思いました。
(作品のイメージを著しく低下させた上に契約不履行(駿じゃなくて吾朗だなんて聞いてなかったよ)という内容で)

それくらい酷い。

原作『ゲド戦記』、原案『シュナの旅』(※宮崎駿氏の著作。アニメージュ文庫かなんかから出てます)って何だよ。じゃあおとなしくシュナの旅の映画化しろよ。



わたしの趣味は読書で、しかも傾向がSF・ファンタジー寄りなので、今まで読んだ大好きな作品が映画化された、というケースが結構あります。そのたびに「原作と全然違う」とかブーブー言ってきましたが、今回はそんなレベルじゃない。
タイトルをゲド戦記ではなく違うものにして、ゲド戦記既読者に見せたら「名前モロゲド戦記からパクってたねー(笑)」という感想になったと思います。それくらい話が違う。

今回わたしが自分で書いたあらすじに自信がないのは、結局原作のどの時代を描いているのかわからなかったからです。いろんな時代がごちゃまぜな上、キャラクターの設定が変わりすぎていて、正直「誰だよお前」という状況です。そんな調子で原作読者を混乱させたかと思えば、原作を読んでなければ絶対にわからない台詞(例:テナーの「あのひとがアチュアンの墓所からわたしを連れ出してくれた」云々発言)を連発。一体どういう人をターゲットにしているのかさっぱりわかりません。

原作既読者ならかろうじてわかる点は、映画のみの方には「ハァ?」という感じだったと思います。全体として、とにかくストーリーが不親切すぎる。中途半端に固有名詞を出されても、原作未読者には全っ然わからないと思います。
この日記を書く前に、レビューサイトをいくつか回ったのですが、好意的な意見が本当に少なく、あーあ、といった感じでした。
ついでに言うと、映画館を出て階段を降りていた時にわたしの前を歩いていたカップルの会話がヤバかった。

男性「・・・なんか難しかったけど、面白かったね」
女性「えッ!?・・・う、うん・・・まあ・・・それなりに・・・」

カップル崩壊の予兆を目撃してしまいました(笑)。


『ゲド戦記』は、1968年に第一巻が刊行されて以来、多くの人々を魅了してきた物語です。『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』と並んで、三大ファンタジーと言われるような作品です。作中で描かれるアースシーの世界に魅了された愛読者が世界中にいます。

そんな作品を、こんな風に捻じ曲げなければいけなかったのなら、映画化なんて要らなかった。本当に失望しました。

原作者ル=グウィン自身が、ご本人の公式サイトで遺憾の意を表明しており、映画を見せに来て「どうでした?」と訊いた吾朗監督に向かって"Yes. It is not my book. It is your movie. It is a good movie." と答えています。これはわたしの本じゃない。そう言うしかなかったのでしょう。大人の対応だと思いますが、きっとすごく失望されたと思います。

今日び、ネットやオフラインで二次創作をする方だって、原典の設定とあまりにかけ離れたことを書く場合は前もって注意書きを載せるのが普通だと思うのですが。
この場合なら、

・アレン王子はちょっと欝入ってて、ゲドが『影との戦い』で追いつ追われつした影のようなものにつきまとわれている設定です~☆
・テルーは思い切ってアレンと同じかちょっと下くらいの年頃の少女にしちゃいました☆火傷は可哀想なので軽めにしました♪
・色々説明が面倒くさい(爆)ので、すべての出来事はハブナーで起こっていることにしちゃいました☆

ぐらいは書いてくれると思いますよ、普通の同人作家は。

かくいうわたしも幻想水滸伝3の二次創作をしていますので、何というか、原作に対する真摯な姿勢というのは大事だなあと、心の底から思いました。好きが高じて二次創作をしているわたしですが、自分の妄想が入りすぎて受け手に不快な思いをさせないように、気をつけなくちゃいけないな、と、本当に思いました。そういう意味では勉強させてもらいました(笑)。


否定ばかりではアレなので、個人的によかった点。
テナーの「あのひとはアンタたちなんかには負けやしないけどね」と「あのひとに悪さする気なら承知しないよ」(うろ覚え)というような台詞。テナーのゲド大好きぶりが如実に表れていて、個人的に微笑ましかったです。

あと最後のほう、クモがテルーを連れて塔の上に逃亡するあたりの安っぽい展開は、香港伝奇アクションだよねコレと思いました。アレンはいっそ剣を前に構えてワイヤーアクション気味に跳べばいい。テルーはドラゴンに変身した時にいっそ「実はわたしはドラゴンの血を引く家系・・・」とかぶっちゃければいい。もうなんだか何でもアリな展開でした。
映像的な面から言うと、最後のほう、クモが二次形態三次形態になった時の映像は、時間がなかったのかギャグなのか手抜きなのかわかりませんでした。

結論。

レディスデーでよかった。

明日に備えて

2006-08-29 23:09:54 | 雑記

皆様ごきげんよう。
明日の健康診断に備えて、ジムで限界まで運動してきましたが全然体重が減ってなかった黒猫でございます。てやんでえもうお前には頼まねぇよってことで、晩御飯をがっつり食べてしまいましたとさ。はっはっは。我ながらやけくそ具合がいっそ清清しいと思います。
でも禁酒は続けているのできっと腎臓は綺麗なはず!終わり次第呑みますよ☆

無駄にジムで頑張ってしまったので、もう今現在眼を開けているのも辛いような状態です。へろへろ。なので今日は早めに寝ます。

ちなみに明日、仕事のあとで健康診断に行って、そのあとでいよいよ『ゲド戦記』を観に行こうかと思っております。水曜1000円だから(笑)。なんか、職場の人で昨日観たという人がいたんですが、原作読んでないからってあれほど話が伝わってないのはどういうこった。「なんであの人たち名前が二個あるの?」と訊かれました。一体どんな映画作ったんだ吾朗監督はよう。

それでは今日はこれで失礼します。ごきげんよう、おやすみなさいませ。

今日も今日とて

2006-08-29 01:43:12 | 雑記

皆様ごきげんよう。水曜日の健康診断に向けてただいま禁酒中、黒猫でございます。

あれ?待てよ・・・。
似てるなあ・・・禁酒中と錦糸町って似てるなぁ・・・。

似てるよマルさんそっくりだよ!

・・・やっぱり似てないでごわす。


一連の流れがわからない方、すみません。わたしの大好きな番組「地球特捜隊ダイバスター」の一幕を真似てみました。ここ3週間くらい放送してない気がするんですが、クレーム入れてもいいですか?


ところでわたくし・・・今日も今日とて行っちゃった、兄貴祭り。てへ☆(キモい)
今日はジムが月に一度の閉館日だったので、平日夜の混雑状況はどうなのかなぁ、という偵察の意味をこめて行ってみたのです。もう三度目ともなると迷うことなくイメージフォーラムに突き進めるようになりました☆(わたしは方向音痴です)
そして華麗にVIP定期券を提示。そういや今回、「ご本人確認のできるものをお持ちですか」と言われ、免許証を提示しました。前回はなかったのに。VIP定期券には名前を書く欄がありますが、まあ、誰かに貸しちゃう人が出ると劇場側も商売あがったりですからねえ。ご安心を、間違いなく俺だよ俺!(詐欺っぽいよ)


で、整理番号札を貰ってから、付近にお詳しいYさんからの情報をもとにタイ料理屋へ向かいました。(Yさん情報ありがとうございました)
初めて行ったお店ですが、支店には行ったことがありました。トムヤムラーメンを食べたんですが、この系列のお店はテーブルに必ず辛いトッピングが4種類ばかりセットしてあるようなのです。もちろん使いました。乾燥唐辛子と唐辛子入りナンプラーを。
でももともとスープが赤いので(画像参照)、どんだけ入れたのか自分でもよくわからない状況になりました。でも別に泣くほどではなく、まずまずヒリっとくる辛さにできたので、満足です☆ちなみに画像奥のジュースはもちろんマンゴー求道者の嗜み、マンゴージュースです☆


兄貴祭りですが、平日7時までに会場に来られるラジニファン、という非常に限定された条件の中、来場者は30名ほどだったと思います。これくらいだとわりと余裕を持って座れるので、なかなかいい席でくつろいで観られましたよ。でも予告編が結構長いので、19:15くらいまでに入れば普通に観られそうですが。
つうかやっぱラジニかっこいいよコレ。あとジョーティカーやっぱりすごい。今日は二度目だったので、細かいところを観ていくことができ、最後のほうはジョーティカーの凄すぎる演技にほろりとしてしまいました。その10秒前は「ありえないから」と笑っていたんですが。さすがマサラムービー。泣いたり笑ったり忙しいぜ!
ちなみに鑑賞中に今構想中のSSで引っかかっていたところをどうすればいいのかが稲妻のように閃きました。ラジニのおかげです。ありがとうラジニ、惚れ直したよ!(笑)


今週はもう平日は無理かな・・・週末でまた上映作品が変わるので、土日どっちかで行こうと思います。
ついでに渋谷周辺でエスニックのお店を開拓したいので、美味しいカレー屋さん等ご存知の方、よろしければご一報下さると非常に嬉しいです。

たっぷりマンゴーのタルト

2006-08-28 01:50:06 | マンゴー

皆様ごきげんよう。
そろそろデパ地下等のスイーツ屋さんの季節の品が、マンゴーから白桃とか栗とかに移行しつつあるのを物悲しい気分で見つめている黒猫でございます。YOU、1年中マンゴーにしちゃいなよ。君がやらなくても俺はやるぜ!(誰なのアンタ)
そんなこんなでマンゴー報告ですよ。

たっぷりマンゴーのタルト。成城石井のスイーツコーナーで購入しました。三口くらいで食べられそうな小さいサイズのが4個入って600円弱、だったと思います。
成城石井ってわたしの通勤ルートにはないので、たまに立ち寄るとわくわくしながら店内を探索します。マンゴープリンも美味しそうだったな~。
こちらは上の部分にマンゴー果肉とジャムっぽいものがトッピングされていて、中はカスタードでした。4個入りですが小さいのでその場で全部イケると思いましたが(笑)、自制して夜朝昼おやつという展開にしておきました(それ自制なの?)。美味しかった☆


『X-MEN ファイナルディシジョン』

2006-08-28 01:34:55 | 映画

皆様ごきげんよう。黒猫でございます。

今日は持ち越しになっていた『X-MEN ファイナルディシジョン』の感想を。

アメコミが原作で、実写映画としては3作目になりますがわたしは2を観ていません。でもわりと大丈夫でした。以下に一応全体の簡単なあらすじを。1・2のおさらいは公式サイトでもできるようなので、興味のある方はそちらをご参照下さい。

近未来。突然変異により特殊な身体的特徴や能力を持つ人間たちが生まれ始める。彼らはミュータントと呼ばれ、時に自分の能力を持て余し、能力によっては普通人に忌避・差別されていた。
ミュータントの先駆的存在であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は、その強力なテレパシー能力でミュータントを探し出し、力の使い方を自分で制御し、学べるよう「恵まれし子どもたちの学園」を創設。次々とミュータントを探し出しては周囲に疎外されているミュータントの子どもたちに居場所を与えていた。(そこの卒業生でX-MENというチームを結成)
プロフェッサーがミュータントと人間との平和共存を図り、人間側の理解を求める活動をする一方で、金属を自在に操る能力を持ち、かつてプロフェッサーの親友だったマグニートーことエリック(イアン・マッケラン)は、人間とミュータントは相容れない存在とし、人間よりも優れているミュータントによる支配を主張する「ブラザーフット」を創設。人間に辛い目に遭わされたミュータントたちを次々取り込み、プロフェッサー一派と対立していた。

前作「2」までの戦いにより、プロフェッサー側からマグニートー側に寝返ったミュータントが数名いて、且つすべてのミュータントの中で最強とされるレベル5のサイキック能力を持つジェーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン、プロフェッサー側のミュータント)が洪水に巻き込まれて死んでしまったらしい、という状況で今回の『ファイナルディシジョン』が始まります。

ミュータント能力を消し去ることができる「キュア」という薬が開発された。プロフェッサー側では進んでその薬を使って普通の人間になりたいと思う者もいる中、マグニートー側では人間たちがそれを使ってミュータントを無力化するに違いないと断定、薬の元を断つために、薬が開発された研究所にいるという薬の元になる遺伝子を持つ少年の奪取を計画。
多くのミュータントが揺れる中、死んだと思われていたジーンが生還、しかしジーンは強すぎる己の能力で恋人のサイクロプス(ジェームズ・マーズデン)を犠牲にしてしまう。コントロールできない強大すぎる力に苦悩したジーンはマグニートー側に寝返るが・・・?

というような話。

いや、面白かったですよ。プロフェッサーとマグニートーがいればあと要らないですわたし。(なにその偏り方)マグニートーことイアン・マッケランの勝負服(?)はまずまず素敵なのですが、ヘルメットがどうにも。それと取ろうよ、と何回思ったことか(笑)。
多分今回の話のキモは、最強のミュータント、ジーンの苦悩と、ジーンに思いを寄せつつも恋人(サイクロプス)がいるから手出しできなかったウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)のもどかしさにあるんだと思いますが、わたしはひとりプロフェッサーとマグニートーばかり見てました。そういう愛の形もあります(笑)。
あと1作目と比べたらストーム(ハル・ベリー)のお色気度が3割増しくらいになっていたのは気のせいですか(笑)。シャツのボタン開けすぎですよ。かっこいいからいいけど。

多分アメリカでは原作ファンがたくさんいて、そういう人が製作に関わったんだろうなと思われるほど映像はよくできてました。いちいちかっこいいもの。CGがなかったら特殊能力をあれほど見事に描けないだろうし。

そして「ファイナルディシジョン」というのはどうやら邦題のようで、続けようと思えばまだまだ続けられそうなラストににやっとしました。
「ファイナル~」からいきなり観るとちょっと厳しいかもしれませんが、1か2を観ている方は面白く観られると思いますよ。

いよいよ開催☆踊る!兄貴祭り

2006-08-27 02:49:38 | 映画



皆様ごきげんよう!ラジニ大好き☆黒猫でございますよ。
楽しい週末、いかがお過ごしでしょうか。

わたしはと言えば、もちろん今日から始まりました踊る!兄貴祭りに行って参りましたことよ。
ホントは初日の初回に行こうと思っていたんですが、起きたら10時でした。・・・僕ってものはー!

初回は12:00~なので、間に合うっちゃあ間に合ったんですが、初日の初回で週末ともあれば日本全国津々浦々からラジニファンが押し寄せていないとも限りません。同好の士に会えるのは嬉しくもありますが、それでもし満席すぎて立ち見だったらちと辛い・・・。というわけで、2回目15:30~に間に合うように行って参りました。

14:30頃会場のイメージフォーラム付近に到着。道路を渡る前にマンゴー求道者の嗜みとして華々美人(マンゴースイーツのお店)にてテイクアウト用のマンゴーアイスシャワーをオーダー(画像下)。なんか知りませんが「スプーンはおひとつでよろしかったですか?」と訊かれました。(※わたしはひとりでした)
連れがいたとしてもマンゴーモノを半分こするほど広い心は持ち合わせていませんことよ(威張るな)。

そしてマンゴーアイスシャワーを貪りながら会場前に到着。ちらほらと人がいます。コレ次回の待ち人か?と思いつつ、とりあえず入り口前でアイスシャワー完食。中に入ると、受付前でラジニグッズがちらほらと販売されています。うわ、大人買いしたいという気持ちを抑えてとりあえずピンバッジとパンフのみ購入(パンフでかいよ!A3だよ!)。その際VIPパスを提示すると整理券を渡されました。わたしは38番でした。自由席ですが、定員以上入れないようにとの配慮なのでしょうか?その場で待つことにして、時間があったので色々見てみましたが、どうやら座席数67と小さめのホールのようです。

そうこうするうちに前回が終わり、番号順に呼ばれて無事座れました。いちばんうしろに補助席が用意されていたので、定員より何人かはオーバーしても大丈夫なようです。でも1時間前に手続きしたわたしが38番だったので、直前に来ると厳しかったかも。入れ替え制だけどまた並んで続けて観る人もいるかもしれませんし。

さて、~9/1まではすべての回が『チャンドラムキ』です。昨年の東京国際映画祭を見逃したので、わたしはこれが初めて。タイトルロール前のスーパースタークレジットの時点でもうどきどきしてました。(※ラジニ主演の映画には必ず本編前に「SUPER STAR RAJNI」というクレジットが流れます)

とりあえず、

いきなり軽々と悪漢をやっつけ、Y字バランスをキメて颯爽と登場するラジニにキュンとしました。そして悪漢が全員規則正しく一人一台ずつ車のフロントガラスに突っ込むのに笑いました。

いやあん、ラジニ様・・・!相変わらず素敵・・・!

ストーリーに関しては今回まとめられる自信がないのでこちらを参照して下さい。

歌って踊るインドの京極堂(※京極堂=京極夏彦の妖怪シリーズ主人公?の古本屋兼陰陽師)って感じでしょうか。・・・え?違う・・・?だって憑き物落としだったよ・・・?
ラジニはアメリカ帰りの精神科医という役なんですが、なんとなくかっこいいからそういうキャラにしたんじゃないの、と思ったら、どうしてどうして、ちゃんとトラブルのもとを解明して原因まで突き止め、治療をするのです。その片手間に人妻にモテたりカップルの取り持ち役をしたり歌ったり踊ったり花火をバックに悪漢をぶちのめしたりマトリックスをパクったりと、大忙しです(笑)。
ラジニはどこもかしこも素晴らしかったんですが(笑)、ラスト、取り憑かれたジョーティカー(女優さんの名前)の演技がすごかった。眼がイってたよ。あれはまた観たいですね~。イヤ、観るけどネ☆

ホント、推理作品のように、最後のほうで謎を一気に明かすつくりになっているので、ラジニが推理を披露したところで「あ、あれはそういうことだったのか!マサラ映画にありがちな正直無駄なシーンじゃなかったのか!」と思いました(笑)。

ちなみにインド映画は長いので、本国では途中にインターミッション(休憩、5分程度)が入るのですが、今回残念ながら無しのようです。飲食禁止で喉が渇いたりしたし、どうにか入れて欲しいなあ・・・。あと、皆さん結構大人しかったですね・・・?てっきり最初のスーパースタークレジットで「ヘイ!ヘイ!」って皆で手を叩くかと思ったのに。


そんなこんなで鑑賞を終え、満足感とともに劇場を出たところで、ぴあ(雑誌)のスタッフにつかまりました。感想のアンケートに答えたのですが、五段階評価ですべての点に五をつけたのでわたしのアンケート結果は参考にならないかと思います。ただのラジニ信者ですから(笑)。思わず熱く語ったせいか、「差し支えなければお写真撮らせて頂いてお名前も頂いて、ぴあに載せる候補にしてもいいですか」と言われたんですが「差し支えあります」と即答・・・だってそんな、恥ずかしいじゃないですか☆
まだまだ世界の中心でラジニ大好きと叫ぶほどには覚悟ができていない、チキンな黒猫だったのでした(きょうのわんこ風に締めてみた)。


とりあえずご参考まで。

2006-08-26 01:44:03 | 映画

皆様ごきげんよう。ご存知ラジニ大好き!黒猫でございます。

で。

いよいよ数時間後に一ヶ月にもわたるラジニ祭りが始まらんとしておりますが、皆様準備はよろしいでしょうか。

え?何の話か、だって??

馬鹿もーん!!!!(殴打音)

そういうたわごとを言う奴はなぁ、たわごとを言う奴はなぁ!下記参照だ!

踊る!兄貴祭りってなあに?

よーし、じゃあ博士は(誰が博士だ)明日の初回に備えてもう寝るぞ~。
諸君も早く寝たまえ!(アンタに言われたくないよ)じゃ、おやすみ~☆

『グエムル 漢江の怪物』

2006-08-26 01:10:18 | 映画

皆様ごきげんよう。今日もへろへろ、黒猫です。ですが今日こそは映画の感想を。

とりあえず今日は一本だけでも。韓国映画です。

『グエムル 漢江の怪物』

漢江のほとりで訪れる行楽客相手の売店を営むパク一家。一家の主ヒボン(ピョン・ヒボン)の心配の種は、いい歳をして家業の手伝いすらろくにやる気のない長男カンドゥ(ソン・ガンホ)のことだった。店番をしながら居眠りし、客の注文したスルメの足をむしって食べてしまうようなカンドゥだったが、そんな彼も、今年中学生になったひとり娘のヒョンソ(コ・アソン)にはとことん弱い。
父に怒られたカンドゥがサービスのビールを持って客に謝りに行ったところ、行楽客たちが川のほとりに集っていた。橋の下に何か巨大な物体がぶら下がっていたのだ。それはおもむろに水中に没し、川岸付近にやってきた。カンドゥがためしに缶ビールを投げてみると、長い触手状のものがそれをつかんだ。何だかよくわからないが生き物らしい、と、面白がって手元にあった食べ物を次々と投げ入れる行楽客たち。初めのうちはそれらを取っていた謎の生物だったが、おもむろに陸に上がり、人間を襲い出した!
逃げまとう人々の中で、カンドゥはヒョンソを連れて逃げたつもりがはぐれてしまい、ヒョンソが怪物に捕らえられるところを目撃する。
その後、被害者の集められた避難所で嘆き悲しむヒボンとカンドゥのもとに、次男でもと学生運動家のナミル(パク・ヘイル)と長女で全国レベルのアーチェリー選手ナムジュ(ペ・ドゥナ)が合流するが、その場の全員は謎の怪物に触れ、未知のウイルスのキャリアになった疑いがあるとして強制的に入院させられてしまう。そんな中、カンドゥの携帯にヒョンソから「お父さん、助けて!」との着信が入る。ヒョンソはどこかで生きているのだ!
一家は一致団結してヒョンソを助けるために病院を抜け出すが・・・?


というようなお話。
いわゆるパニックムービーですね。パニックのもとが怪物というところが特異ですが。

長男カンドゥのゆるーいだらけた日常から、いきなり阿鼻叫喚の大パニック場面になるあたりは見ごたえあります。そもそもこの怪物、漢江(川の名前)にものすごい量の毒物が流されたため、突然変異で生じたものらしいんですが、泳ぐし走るしぶら下がるし実に多芸(?)です。
この怪物(=グエムル)がもうちょっと安っぽかったらB級で終わったかもしれませんが、特殊効果担当はあのWATA(『LotR』特殊効果担当チーム)。絶対こんな生き物いないよと思う反面、ぬめぬめ感なんかはかなりリアルです。あと顔が怖い(笑)。あんなチューリップの花弁みたいに6枚くらいの口蓋が合わさって口になる生物なんかいないとは思うんですが、まあ、怪物だから。・・・と思っていたら、「グエムルのモデルは竹中直人だった」という記事を発見。怪物だよ?ぬめぬめのずるずるでキシャーとか言って人を襲うんだよ?
竹中直人がいつどこであんな動きをしたのか教えて頂きたいものです。

気を悪くしてなきゃいいけど(笑)。

わたしはこういうの結構好きなので、面白かったですね。
主役のパク一家がいつもちょっと間抜けで、誰かしらがポカミスをやっているんですが、それに失笑した直後なんかに容赦なくシリアスシーンが入ったりして、その辺のテンポがちょっと独特でした。それをアリとするかナシとするかで好き嫌いが別れるかも。

ちなみに韓国の男性は兵役があるので基本的にみんな銃器を扱えるんですね。警察はあてにならないから自分たちでヒョンソを助けるぞ、ということになって銃を手に入れた時、みんなすごく手馴れた感じなのでおお、と思いました。あと長女のアーチェリーも武器に。戦闘一家だね☆日本だったら戦隊かヒーローが来てくれそうなものですが。

完全カレーモードだったのに

2006-08-25 01:07:09 | 雑記

皆様ごきげんよう。見つめられたら見つめ返したいのは山々ですが今にも瞼が閉じそうな黒猫ですよ(意味わからん)。

『X-MEN ファイナルディシジョン』観てきました。やあ、面白かったですよ☆『2』観てないけどね!近いうちに借りてきて観ようと思います。
わたしは正直言ってウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)とかストーム(ハル・ベリー)とかどうでもいいのです。わたしのお目当てはもちろんプロフェッサー(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)。

だってピカード(『スタートレックネクストジェネレーション』シリーズのエンタープライズCの艦長)とガンダルフ(『LotR』灰色の魔法使い)だよ!?


ひとり萌えのツボが違う人間がここに・・・(笑)。
わたしにとっては夢のナイスミドル対決です。なんで『2』を観てないのか自分でもよくわかりません。『1』は劇場で観たのにね☆

すいませんがレビューはまたも後回しになります。また週末まとめて、になるかと。眠いんだもの・・・。

ところで今日・明日と、有楽町の東京国際フォーラム前1F広場にてネオ屋台村スーパーナイトというイベントをやっています。なんかエスニックの屋台とJAZZの生ライブがあるイベントです。
わたし、試写会のあとこっちに回ってインドカレーでも食べてやろうとほくそ笑んでいたんですが、会場に着いた20:30頃、既にカレーは終わってました。もう完全カレーモードだったのに、裏切られた感じです。他の屋台もけっこう終わってしまっていて、最終的にはフォーを食べました。美味しかったですが、調味料を自分でかけられなかったので辛さがね・・・なんかマイチリパウダーとか持ち歩いたほうがいいですか?

このイベント明日もやってますので、お近くをお通りの方はよろしければ是非。
一応22時までですが、屋台の食べ物はおそらく今日以上の速さで売り切れると思われます。ご注意を。


以下私信になります。

・Sさん
ひとことありがとうございました!あんな姐さんを可愛いと言って下さるのは多分Sさんだけです。もうきっと城中から畏れられています(笑)。
ムーミンカフェ&ベーカリー、是非近いうちにご一緒しましょう☆

おはッス

2006-08-24 07:04:53 | 雑記

皆様おはようございます。久々に気がついたら寝ていた黒猫でございますよ。

昨日のエアロがきつかったんです・・・。
わたしが出ているのは「ビート&コア」というやつなんですが、インストさん曰く「ローインパクト中心で飛んだり跳ねたりはない」との話なんですが、明らかに飛んだり跳ねたりしている気がしてなりません。しかも最近明らかにエスカレートしてるよ。50分かけて大体1セット2~3分の動きを完成させるんですが、それを4回とか5回とか繰り返してます最近。間に休憩的な動きを挟んでくれないと死にそうです。ハァハァ。でも来週は健康診断で行けないのでその分頑張りました。


そんなわけで起きたら朝でちょっともう支度をしないといけないので、映画の感想はまた持ち越しになります・・・ご、ごめんなさい・・・しかも今日も映画なんでどんどこやることが溜まっていきそうな予感。
今日は『X-MEN ファイナルディシジョン』ですよ。X-MEN2を観てないけど気にしない方向で観て来ます。

さー支度支度。