満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

眠いので超短縮版で

2006-11-30 00:33:12 | 雑記

皆様ごきげんよう。使っている歯ブラシが開いてきたので、「ウルトラソフト」という、ブラシの硬さが一番柔らかい歯ブラシを買ったのになんかやたら固い気がしてならない黒猫でございます。ウルトラソフトってどこらへんが?物腰が?態度が?(それどんな歯ブラシだよ)

今日は『硫黄島からの手紙』を観て来たのでその感想と洒落込みたいところですが(妙な言い回しだな)、なんか非常に疲れました。2時間21分もあったし、何だかんだで帰ってきたの11時過ぎだし。ううーん、眠い。へろへろ。

明日ちゃんとしたレビューを書くつもりですが、超短縮版感想をひとこと。

謙さん素敵・・・。

てなわけで、詳しいことは明日あたりに。
今日はもう昏倒するように寝ます☆爽やかに目覚めたいもんだ。

おやすみなさいませ~。

『夏の魔法』

2006-11-29 01:07:26 | 

皆様ごきげんよう。今日は案の定寝坊しました黒猫でございます。携帯のアラームが鳴った時、「ハァ!?こちとら今寝たとこなんですけど!?」と逆ギレ気味に止めてまた寝たのを覚えています(笑)。

ところでそろそろSSをアップしなければといじっていたんですが、息抜きのつもりで読んだ本が、途中から何だかすごい方向に話が展開して、つい最後まで読んでしまいました。なんかすごかったよ、色んな意味で。

※ちょっとネタバレ気味かもしれません。核心には触れませんが。

『夏の魔法』(北國浩二著、東京創元社)

ケルトナー症候群(老化が急速に進んでしまう特殊な病気)を患っている主人公夏希は、22歳にして既に老婆のような容貌をしていた。老化が進行し、それに伴いがんの症状が末期に近づいていた夏希は、おそらく人生最後になるであろう夏を、人生で一番楽しい時を過ごした太平洋の孤島、風島で過ごすことにする。
9年前、夏希はそこで大好きな少年ヒロと一緒に輝かしい夏を過ごした。夏希は心配する両親の反対を押し切って単身風島に渡り、かつて投宿した宿に長期滞在することにする。
風島を再訪した夏希は、思いがけずそこで立派な青年に成長したヒロと再会する。ヒロはかつて夏希が贈ったイルカのネックレスを未だ大事に身につけ、初恋の女の子から貰った大事な品だと語る。病ですっかり老いた自分がそのネックレスの贈り主だと気づかれるわけもなく、夏希は内心ときめいたり傷ついたりしながら、ヒロと宿のアルバイトの少女沙耶、宿の息子良介とともに、普通の若者に混じって夏を過ごすが・・・?

というようなお話。

まだ若い女性が早老病で老婆のようになり、しかも余命いくばくもない。
この設定だけでわたしは既に泣いてまして(笑)しかも初恋の人に再会できたのに名乗りたくてもこんな姿では名乗れない、優しくされても却って辛いというジレンマがもう悲恋の予感をひしひしと感じさせ、「わたしはハッピーエンドが好きだけど悲恋もいいわよいいわよどんと来いよ」と思いながら読み進んだんです。

が。

なんか後半、主人公がわたしには思いもよらぬ心境の変化を見せ、あとは「え?え?マジで?いやまさかね」と思っているうちに結局えーーーーーーーーーと心の底から言いたくなるようなことをやってしまっておりました。その辺の描写だけやけに冷静で念入りだったのも何だかなあ。
回想シーンなどで、主人公夏希はとても心の優しい性格のいい子だという描写が繰り返されただけに、後半の行動には共感できないというか納得いかないというか途中までに流したわたしの涙は一体何なのというか。

RPGなんかでは、途中から性格が激変して別人のようになってしまうキャラクターがいたり、途中で物語がわけのわからん方向に行ってしまったり、え?このラスボス誰?今まで出てきたっけ?と突っ込まずにいられないほど脈絡のない展開があったりしてしまうようなものも少なくないですが(それ幻水のどれ?とか訊かないように)、この場合作り手が複数なので、途中でシナリオライターが降りたとかほぼ出来上がったストーリーをお偉いさんに却下されて変えざるをえなくなったとか、そういう大人の事情もあると思うんです。

でも小説って基本的にひとりで書くよね・・・?エラリー・クイーンとか合作作家は別にして。普通の名前だけど合作作家なのでしょうか。
とにかく、後半の展開にはアンタ一体何があったのというような違和感を感じました。あくまで個人的な意見ですが。
わたしとしては前半のせつない路線で最後までぶっちぎって欲しかった。そしたら素直に号泣ENDだったのに。
まあ、意表を突く展開だったといえば本当に意表を突かれましたが。

ところでラスト、わたしの脳みそではいまひとつ意味がわかりません・・・これ何オチ?

他の人のレビューが見たくてamazonで探しましたが、まだ新しい本なのでレビューがついていないようです。うーん、こういうのもアリなのかなあ・・・。他の人の意見も見てみたいです。

ほかほか

2006-11-28 03:10:27 | 雑記

皆様ごきげんよう。今日は月に一度のジム休館日につき、久々に早々に帰宅しました黒猫でございます。

週の初めだってのに朝から雨で電車がちょいと遅れたり、今の会社史上1、2を争う仕事量を一日で依頼されたりして(でもこれくらいで多分普通なんだと思う(笑))ちょっと疲れたので、今日はなんか美味しいものを食べようと思い、最近いつも行くスーパーで売るようになった男前豆腐店の「風に吹かれて波乗りジョニー」(豆腐)を初めて買ってみました。お豆腐なのに298円もするよママン・・・!大きいけど。
家に帰って食べてみたらとても美味しかったです!豆乳のババロアか!?みたいな勢い。なめらかで味が濃くて喉越しつるり。ああ、アレならわたしもう1個イケるかも(笑)。

そんな夕食を済ませて、今日は久々に自宅の風呂でゆっくりするか、と思っていたんですが。

・・・気がついたら寝ていました。ええ。皆様お察しの通りです(笑)。

起きたら1時でした。
1時かぁ・・・と、ちょっと迷いましたが、冬の朝からシャワーなど真っ平御免というか心臓麻痺で死ぬよと思い(老人か)、先ほどまでゆっくりまったりとお風呂を楽しんでしまいました。今のステータス:ほかほかです。えへ。
わたしは日頃たいていジムでお風呂に入ってきてしまうので、シャワーならまだしも、家で浴槽に浸かる機会がかなり少ないのです。今日は久々だったなあ。やっぱりひとりでのんびり入るお風呂はいいですね。
しかも今日はマンゴーの入浴剤使いましたから。えへ。結構出てるんですよコレが。見かけるたびについつい買ってしまいます。いつ使うかわからんくせに。ま、でも、すぐにダメになるもんでもないし、買い置きもアリかなと。
そしてそのあとマンゴーボディクリームを塗って、ご満悦状態です。これで明日仕事じゃなけりゃ最高☆

・・・いやまあ、こればっかりはどうしようも、ねえ・・・。
てなわけで、そろそろ寝ようかな。

明日からいよいよ『七王国の玉座』の続きを読み始めようと思います!ギャー楽しみッ☆

『犬神家の一族』

2006-11-27 01:59:53 | 

小説の感想です。

『金田一耕助ファイル5 犬神家の一族』(横溝正史著、角川文庫)

わたしの読んだ版はamazonに画像がなかったので今回セブンアンドワイにリンクを貼ってみました。これも表紙が違うんですが。


戦後間もない頃。
一代で信州に大財閥を築いた犬神家の創始者、佐兵衛翁。彼は死ぬにあたり、奇妙な遺言状を遺した。
曰く、犬神家の資産は、それぞれ母親の違う佐兵衛の三人の娘(松子・竹子・梅子)の息子、佐清、佐武、佐智のいずれかのうち、佐兵衛の恩人の孫、珠世が伴侶に選んだ者に譲られるものとする。そして総資産の何分の一かは、どんな場合であれ青沼静馬という青年に贈られるものとする、というものだった。

遺言状作成に携わった若林という弁護士から、手紙で「犬神家の遺言状公表に関する件であなたに依頼をしたい」という内容をぼかした依頼を受けた探偵、金田一耕助は、釈然としないまま犬神家のある那須を訪れる。しかしその直後、金田一に依頼をしてきた弁護士若林が毒殺される。
金田一の評判を聞いていた犬神家の顧問弁護士古舘により、金田一はそのまま犬神家の遺言状発表に立ち会うことになるが・・・?

というようなお話。

もうす映画がリメイク公開されるので、その前に読んでおきたかったのです。配役を見ると映画面白そうですよ~。

ちなみに金田一耕助シリーズ、わたしは『八つ墓村』しか読んだことがないです。

いやあ、ドロドロしてましたね~。まず遺言状の内容がすごいです。全部庶子とはいえ、自分の娘たち(と孫たち)をわざと争わせるような内容。もともと姉妹の仲はよくなかったようで、争った挙句に云々・・・という話ですね。行間から漂い出てくるような陰気な犬神家の感じが何だかイヤです。
旧作映画は観ていないんですが、それでも有名なシーン、ありますよね。アレの謎もばっちり解けました。そういうことだったのか~。

それにしても金田一さんはこれで5作目ということで、警察関係者なんかにも結構顔が利くようになっていますね。わたしが読んだ数少ない探偵モノはたいてい警察には邪魔者扱いされている探偵さんが多いので、何だか羨ましくなりました(なんで)。

しかしいざ謎解きになると、「なーんだ」感がすごかった(笑)。そんなことってあり得るかなあ、とか思ったり。でもみんながありえないと思うからこそ不可解な連続殺人になったわけなんですね。ネタバレになるので犯人が誰だかは明かしませんが、謎解き場面の堂々たる態度がすごいなと思いました。

猟奇殺人事件モノなので血なまぐささは否めないですが、わりとさくさく読めて面白かったです。

Zenの調子が悪いです

2006-11-27 01:23:20 | 雑記

皆様ごきげんよう。昨日YAMAHAに情熱大陸の楽譜を買いに行ったら、「のだめカンタービレ」が普通に置いてあってビックリした黒猫でございますよ。すごいなのだめ。漫画なのに楽器屋に。
ところで何故情熱大陸なのかと申しますと、この間一緒に飲んだ友達が「葉加瀬太郎いんだよマジで」とか激しく布教してきまして、うっかり聞いてみたらとてもよかった、と(笑)。だからって楽譜まで買う自分もどうかと思いました(笑)。チラ見してみましたが、音符いっぱいだあ。
普通に考えてこんなの 弾 け な い よ 。(なんで買ったの)

が、頑張る。とりあえず通勤電車の中で曲を聴きます。イメージトレーニングしたのとしてないのでは成功率が全然違うってシカマルも言ってたし!(何の話なの)


今日はバンプの新譜をZen(ポータブルオーディオ)に入れてジムに持って行き、聴きながら走ってきました~。新しい曲があるとやる気も上がりますね。いやあ、例によって行くまでが大変だったんですが。寒くて(笑)。今日も寒かったですね!!マジで。
ところでこのZenの調子がこのところずっと悪くて、イヤフォンの差込加減によって音がものすごい途切れがちなんですが修理に出したほうがいいですか。今のところ差込口に差したイヤフォンをぐるぐる回してどうにか接触のいい状態を探し、そのままの状態と必死で保って聴いていますが。
修理に出すといくらくらい取られるんだろう・・・。新しいの買ったほうが・・・?いやそんなお金はないです。あとまだ容量が空いてるので何だか勿体無いし。どうしようかな。今出すと来年まで戻ってこないような気もしないでもないんですが。
あと、修理する人にどんな曲入れてるのか知られちゃうのかなとか思うとどうも・・・ハウス世界名作劇場主題歌アルバムとか入ってるんだもん(笑)。朝から小公女セーラの主題歌とか聴くとものすごくテンション下がりますよ(笑)。

ipodがNIKEとコラボして出した、消費カロリーや心拍数が測れるってやつも気にはなるんですが・・・ipodって入れられる容量が少ないんだもの。今持ってるやつは20GBなので、今更容量が少ないものには満足できないなあ。他にいいポータブルオーディオありませんか。

だって寒いんだもん。

2006-11-26 03:37:48 | 雑記

皆様ごきげんよう。何を訊かれても「だって寒いんだもん」と言い訳する季節がやって参りました、黒猫でございます。

昨日は日記を書けませんでした。だって寒いんだもん。(早速使った)

帰宅して、暖房が効き始めるまでの間寒いので、ベッドに潜り込んでいたらそのまま寝てしまうという絵に描いたようなお馬鹿なパターンがこの冬何度繰り返されるんでしょうか。さあ、みんなで考えよう!(考えられても)



昨日は寝る前に待望の『Under the Rose』の4巻を読んだのですが・・・。

ヤバいだろこれ。黒すぎますウィリアム君。1~2巻で主役だったライナスが可愛く思えるほど黒い。キッツい展開です。眼鏡の光り方からして怖い(なんだそれ)。・・・何というか、あまりお若い方にはおすすめできないような。
もともと嫡子と庶子が入り乱れる伯爵家の愛憎溢れる(?)暗い話なんですが、ここへ来てうわあ、という感じの展開になりました。予想はしていたけど。
ウィルとレイチェルといい、伯爵とアンナさんといい、何一ついい方向に向かってないです。これどうなっちゃうの今後。今のところライナスが丸くなったぐらいしかいいことがないよ(笑)。

Web連載ということでペースが遅いので、続刊は来年だろうなあ。先は長そうです。


そういや先ほど、NHKで新人演芸大賞というのをやっていたのですが、何ともまあ微妙な感じでした。ウィキペディアで調べたら、わたしが見たのは演芸部門だったようですが、何というかノミネートされた人たちが全体的に微妙だった上みんなネタが振るわない感じでした。いいのアレで。普段のオンエアバトル爆笑編のほうが面白くね?とか思ってしまったんですが。

『涙のふるさと』

2006-11-24 01:29:08 | 音楽

皆様ごきげんよう。昨日の深酒の反省を抱いてジムでアルコールを追い出して参りました黒猫でございます。やっぱ深酒した次の日は身体が柔らかいと思うんですが・・・これってトリビアになりませんか。タモリさん。

ところで昨日、飲み始める前にバンプの新曲のCDを買いました。『涙のふるさと』。なんかタイトルだけ聞くと演歌っぽいですが(笑)演歌ではありません。PVなんかバンプのメンバーが制服姿で熱演ですよ!何それどんな層にアッピールするつもり!?(笑)ちょっと笑ってしまいました。
発売前からPVを何度も見ていたので、「涙の~」は大体覚えたんですが、2曲目もなかなかいいです。

・・・そして今回、隠しがすごくイイんですが。「おるすばん」。例によって歌詞はホント馬鹿馬鹿しいんですけど、サビのシャウト感は半端じゃないよ。マジで。「everybody」を升君が「えびばで」と発音し、藤君がeverybodyと発音してるのがまた何とも。
なんかわたしうっかり感動しちゃったんですけど(笑)。

隠しはカラオケに入らないので、歌える機会がないんですよね・・・前、2曲だけ入っていたんですが、どんな事情か今は「この曲はわけあって提供できません」みたいな画面が出るのです。何でだよう。

しょうがないからCDに合わせてシャウトしようっと(それもどうよ)。


さてと。明日はいよいよあんだろ(=「Under the Rose」)4巻の発売日です。全部読んで内容復習済み、さあどんと来い!!

『絶対音感』

2006-11-23 15:38:54 | 

皆様ごきげんよう。昨日は久々に帰りの記憶がおぼろげなほど飲んでしまいました黒猫でございます。メールで一緒に飲んだ人たちに確認しましたが、どうやら迷惑はかけていない模様。よ、よかった・・・。
酒は飲んでも呑まれるな。肝に銘じます。

そんな話は置いといて。今日は本の感想です。わたしにしては珍しいノンフィクション。

『絶対音感』(最相葉月著、小学館)

小鳥のさえずりも救急車のサイレンもドレミで聴こえる。そんな人たちが世の中にはいる。プロの音楽家に多い絶対音感の持ち主だ。それは天分なのか、訓練によって身につけられるのか。持っていてよかったかどうか、様々な音楽家へのインタビューや、科学的見地、日本の絶対音感教育の歴史などをまとめた一冊。

何年か前に結構話題になった本で、気にはなっていたんですが、図書館にリクエスト申請するのが面倒で今まで読まずにいました。読んでみたらこの本、「21世紀国際ノンフィクション大賞」という賞を受賞したそうですね。賞金1000万。それにビックリ(笑)。


わたしは小さい頃エレクトーンを習っていたんですが、絶対音感はありません(笑)。音を「聴く」、ソルフェージュもあんまりやった記憶がないです。が、日本の音楽教育は実は結構特殊で、これに力を入れて、幼いうちから耳を鍛えて絶対音感をつけさせようとする教育機関が多いそうです。そのため国際的に見ても、日本人には絶対音感の持ち主が多いとか。

わたし自身はエレクトーンも結構すぐにやめてしまいましたが、その後は吹奏楽や管弦系の部活動に参加しつづけていたので、それなりに音楽を続けてはきましたが、絶対音感のある人に遭ったことはありません。作中にもありましたが、以前は持っていたけど今はもうない、というように、途中で失うこともあるようです。
才能というよりも教育の賜物のようで、幼いうちに徹底した教育で音の高さを同定することを身につけさせれば誰でも獲得できるような印象を持ちました。
でも持っている人にも苦労はあるようで、オーケストラの基準音(A、日本は普通440ヘルツ)が1ヘルツでも変動したらもう気持ち悪いという人もいるようです。海外は総じて基準音が日本より高めの設定なので、国際的に活躍しようというソリストはこれで苦労するようです。
曲に表情をつけたり感情を込めたりすると、音程的にはかなりのブレが生じるらしいんですが、日本の演奏家は早期から絶対音感教育を受けている人が多いので、最初からそれがなく、個性に乏しい規定どおりな演奏になる、と評されることもあるとか。難しいですね。


とりあえず個人的に思ったことは、教育機関はイタリア音名(ドレミ)とドイツ音名(ツェーデーエー)、どっちかで統一してほしいということでした(笑)。これの混在、紛らわしいですよ。

ちなみにわたしは本のレビューをする時、いつもamazonで検索した先を貼っているんですが、この本のレビューはいつもと毛色が違って絶賛派と酷評派が居てちょっと面白かったです。

『王の男』

2006-11-22 01:55:33 | 映画

皆様ごきげんよう。日参させているサイトの方が日記で「バンプの新譜も忘れず買えた」とか書いておられて、焦って公式サイトで発売日を確認、やっぱ今日じゃんと安心するやら解せないやら羨ましいやらの黒猫でございますよ。イヤ、なんかもうサビ歌えるんだけどさ。

それはさておき。

今日は『王の男』の試写会に行って参りました。韓国映画、時代モノです。

※この日記の最後のほうでラストの展開にやや言及しています。ネタバレNGな方はここまでにしておいて下さい。


狂王と呼ばれた暴君、燕山君の時代。
固い友情で結ばれた貧しい芸人のチャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)。漢城(王都)に出てきたふたりは、時の王、燕山君(チョン・ジニョン)がもと妓生で今は王の愛妾となったノクス(カン・ソンヨン)に入れあげているという噂を面白おかしく芝居にし、評判を得る。ところがその芝居を王の側近チョソン(チャン・ハンソン)に見咎められ、王への侮辱だとされ捕らわれる。そのまま死刑になるところを、「王の前で同じ芝居を演じて、王が笑えば侮辱じゃない」と交渉、御前で芝居をし、王を笑わせることに成功。そのまま宮廷に住まうことを許される。
浮かれるチャンセンらに、王の側近チョソンは次は重臣たちをからかうような芝居をしてみろと要求。王の御前で重臣の横暴を嗤う芝居をすると、明らかに顔色を変えた者がいた。王はその者を詰問し、罪を認めた彼を罷免、全財産を没収の上、指を切り落とす厳罰を下す。
以来、チョソンの命じる内容の芝居を御前で演じるたびに誰かの罪が暴かれ、臣下の者が死んでゆく・・・。
王が非常に激しやすく不安定な性格だということをチャンセンらが理解しはじめた頃、コンギルは御前に召される。女と見紛うほどの美貌を持つコンギルは、これまでも行く先々で権力者に弄ばれてきたのだ。諦めと恐れを抱いて王を訪れたコンギルだったが、王は「余と遊ぼう」と言い、文字通り人形劇などをして夜を過ごすことになる。他の者の想像とは違う形でだが、王はコンギルを寵愛し、ついには官職を授ける。それに激しく嫉妬した愛妾ノクスは、コンギルを陥れる陰謀を企むが・・・?

というようなお話。

ストーリーが入り組んでいると、わたしのわかりにくいあらすじはいつもに増してわかりにくくなります。ごめんなさい。上のリンクから公式サイトであらすじを参照して頂いたほうが安全だと思います(無責任だな)。

いや、すごかったですよ王様のキレぶりが。人格障害の域です。聖君と呼ばれた父王と常に比較され、母親は早くに亡くしたという生育環境に問題があったんでしょうが、王様になってしまえば一番偉い人なのでおいそれと注意できません。怒りを買うのを承知で諌めた臣下はまず無事では済まないし、第一どういうキレ方をするのか予想もつかない。いやあ、こんな人に仕えるのは怖いでしょうねえ。王様を演じたチョン・ジニョンの演技が光ってました。イヤな光り方だけど(笑)。

そして王の寵愛を受ける、女よりも美しい男コンギルを演じたイ・ジュンギは、わたしは未見ですが『ホテルビーナス』に出演しているそうですね。確かに内山理奈を縦に伸ばしてもうちょっと男顔にしたみたいな綺麗な顔です(※褒めてます)。この人と、その相棒チャンセンの関係がまた微妙です。あくまで友情、なんでしょうが、コンギルがいつも権力者に身売りせざるをえず、それを自分はどうにもできないという状況を不甲斐なく思っているのです。日本にあまねく女性向け同人作家の方々はどう反応するんだろうとか余計なことを思ってしまいました。

最後のほうは何だかもう痛々しく、ああもうこれは暗い展開になりそうと思っていたんですが、案の定・・・でした。
韓国の時代モノは、結構キッツイ終わり方なものが多い気がします。そういう様式美があるんでしょうか。わたしはやっぱりハッピーエンドが好きだなあ。



ところでこれを書きながらデスノートを見ていたんですが、こんな話だっけ?ワタリがアイスクリームをトリプルで出してくれてたっけ?(笑)あとシリアスなシーンがやたらギャグっぽいのは原作を引き継いでいるのですか。このままじゃわたし要所要所で笑ってしまいますよ。

おまじないのことばはなあに

2006-11-21 00:40:50 | 雑記

皆様ごきげんよう。今日もアクティブヨガの最後で案の定意識を飛ばした黒猫でございます。はあ。キッツいよ。
しかし次回はまたジム休館日でお休み。やっぱ家でやれよって話ですよね。わかっちゃいる。わかっちゃいるけど、それができたら苦労しないって話ですよ。

今日は帰る時にコートに泥をはね散らかしてしまったようで、さっきまでそれを落とすので大変でした。パトラッシュ、何だかとっても疲れたよ。

皆様、こういうテンションのあがらない時に唱えるおまじないの言葉みたいなものはありますか?
わたしは主に「家に帰ったらワイン家に帰ったらワイン」ですね(それおまじないか?)今週はそれに加えて「もうすぐバンプ新譜」と「もうすぐあんだろ4巻」が入ってます。あ、あと「もうすぐボジョレー会(飲み会)」も。・・・わお、こうして考えると今週はけっこう楽しいぞ。頑張ろうっと。

寒さに弱いわたしとしては、時期が冬、というだけでテンション三割減くらいです。今日は寒くて雨という二本立てで、ホントやる気出なかったです。雪が降るほどまで寒ければ、それはそれでもう諦めるんですが。しかし所詮彩の国、雪なんて数えるほどしか降らないし、積もることもあまりないですね。寒いのは嫌いですが、積もるほど降ればテンション上がります(犬か)。
でもアイスバーンと化した道路をチャリで行くのはとても危険なんですよね~。いつスリップするかわからないスリル。歩けよという話ですね。はは。

とりあえず明日は久々の試写会です。『王の男』。予告編で観た限りでは面白そうだったけど、予告編ってたまに本編観たあとだと「別の話じゃね?」って思うほど誤解を与えてる時がありますよね。今回はどうだろう。