満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『Sad movie』

2006-10-31 01:47:45 | 映画

皆様ごきげんよう。黒猫でございます。
今回はサイト更新を頑張った結果、延び延びになっていた試写会の感想を。

『Sad movie』(※音声が出ます)

消防士のジヌ(チョン・ウソン)と手話通訳アナウンサーのスジョン(イム・スジョン)は恋人同士。常に危険と隣り合わせの仕事をするジヌを心配するスジョンは、守らなければならない家族がいれば、ジヌは危険な仕事を辞めてくれるのではないかと考え、暗にジヌにプロポーズを促す。紆余曲折の末、プロポーズすることを決めたジヌだったが、スジョンとの待ち合わせの夜に火災が発生、ジヌは現場に急行し・・・?

定職に就かずにフリーター的な仕事で日銭を稼ぐハソク(チャ・テヒョン)は、付き合っていた恋人のスッキョン(ソン・テヨン)に「貴方とじゃ将来が見えない」と別れを告げられる。しかしスッキョンを諦めきれないハソクは、ひょんなことから「別れさせ屋」を始め、それを定職にする。この仕事が軌道に乗ったらスッキョンもきっと考え直してくれると、ネットを介して依頼を受け、多くの別れを仲介してきたハソクだったが・・・?

耳の聴こえない少女、スウン(シン・ミナ)は、遊園地で着ぐるみのマスコットの仕事をしている。ある日、遊園地で似顔絵を描く売れなそうな絵描き、サンギュ(イ・ギウ)に出会い、好意を持つ。次第にサンギュもスウンに好意を寄せるが、スウンはかつて火事に遭って顔に火傷の跡があった。着ぐるみを着たまま、言葉を発しないままのスウンに、サンギュは「君の素顔を描いてみたい」と持ちかけるが・・・?

小学校低学年の男の子、フィチャン(ヨ・ジング)は、母親のジュヨン(ヨム・ジュンア)の仕事が忙しく、構ってもらえないのが不満で反抗的になっていた。そんな折、両親が車で事故を起こし、その際の入院で母の病気が発覚する。
仕事を離れ、入院することになった母に、フィチャンはいつ行っても会うことができた。
ママがずっとこのままならいいのに。でもママが元気にならないのはイヤだな。
そんな折、フィチャンはジュヨンが独身時代からつけていた日記を発見し・・・?


という、4つのエピソードが多少絡み合いつつ同時に綴られるお話です。


4組中3組までは恋愛話なのですが、一組だけが親子愛です。この親子愛がね。だってわたし予告観た時点でもう涙ぐんだもの。
お子さんのほうがなんか私立の小学校に通う頭のよさげな男の子なんですが、まだ小さいゆえに「治るよね?」とか「僕がママの代わりに病気になってあげる」とか無邪気に言ったり、その一方で母親の日記を読んで色々理解してしまったり。もう泣かすんですよこの子が。詳しく書くとネタバレになってしまうので避けますが、笛のエピソードには泣きました。わーん。

『Sad movie』というだけあって、すべてに共通するテーマは「別れ」です。「別れの温かい涙」ということなんですが、別れさせ屋を演じたチャ・テヒョン(『猟奇的な彼女』の人)はこういうヘタレな役に本当にハマるなと思いました(※褒めてます)。
どのエピソードもよかったですが、耳の聴こえない少女と絵描きの恋だけやや未消化に終わったような気がします。なんかちょっと勿体無いなあ。

更新しました(奇跡の連日更新)

2006-10-30 22:39:40 | サイト関係

皆様ごきげんよう。やることが実に極端な黒猫でございますよ。

更新しました今日もまた。

こんなことはもう次の惑星直列まで起きないと思われます(相当な確率だな)。さあさ、よってらっしゃい見てらっしゃい。珍しくハロウィンというイベントに間に合ったSSがアップされておりますよ・・・!(※わたしはたいがいそのイベントが過ぎて忘れられかけた頃にコソっとアップします)

しかしこれは特別わたしが頑張った結果というわけではなく、昨日アップしたSSがやたら遅くなり、今日アップしたハロウィンSSがちょっと早く出来た、というだけの話なんですが。・・・ご、ごめんなさい・・・。
今回はタイトルを真面目に考えたにも関わらず前回と被りました。決して手を抜いたわけではありませんことよ、ええ決して。紛らわしいので、今回は漢字にしました。紛らわしいですが、前回は『いたずらかごちそうか』、今回は『悪戯かご馳走か』ということで、何となく了承して頂けるとありがたく存じます。

ちなみにもう皆様お分かりかと思いますが、わたしのサイトの幻水世界ではサザエさん的タイムループを推奨しております(※年は取らないくせに毎年毎年イベントは律儀に祝う)。

・・・ねえタラちゃん、アンタが毎年春先に「もうすぐ幼稚園です、お兄さんですぅ」とか言って黄色い帽子を被ったりなんかして、とてちてた~と奇妙な音を発しながらそのへんをうきうきと走り回ってるのを見るとね、おねえさんとても切ないのよ。
言えない、アンタ去年もそんなこと言ってたよねなんてこと。
言えない、イクラちゃんはこの先も「ハーイ」「チャーン」「バブー」しか言えないと思うよなんてこと。

皆様もお分かりでしょう?この気持ち。

だからわたしが何度も同じイベントを書いたとしても「アレこれ去年も」とか、どうか言わないで下さいませ・・・。


更新しました。

2006-10-29 23:41:56 | サイト関係

皆様ごきげんよう。昨日も気がついたら寝ておりました黒猫でございます。貴重な土曜の夜をただ寝て過ごすなんて、くっ、不覚・・・!


ところで久々にSSを更新しました。
『オウムンの休日』、ゲドクイです。

これは9月中旬に旅行したマカオをモデルにして何か書こうと思って書き始めたのですが、マカオに行く人をササライ様にしてしまったがばっかりに話があっちこっちに飛んで、わたしにしては珍しく削っては書き削っては書きという行為を繰り返しました。
自分でやろうと思っていたのは「舞台はマカオ、ジャンルはゲドクイ」だったのに、ササライ様が戻ってきてくれないんですもの・・・。本当はドッグレース場にて出走前の犬にちょっかいを出すササライ様やら、鬼気迫った様子でポーカーをするギャンブラーの後ろで「うわあブタだね」とか言っちゃうササライ様やら、ワイン博物館でもっと味見させろとゴネるササライ様やらがありましたが全部削りました。
ちなみにササライ様が買っていたいやげ物は、全部香港・マカオに実在しましたよ☆

何だか方向性が違うぞ、ということで、気を取り直して書いたゲドクイ部分も、長い期間を経てわたしがおかしくなっていたのか(笑)姐さんがついにジャイアニズムな発言をしています(ジャイアニズム・・・「ドラえもん」におけるジャイアンの発想。「のび太のくせに生意気だぞ」「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」など、利己的で決めつけがちな発想)。
「のび太のくせに生意気だぞ」って言われても、もうのび太的にはどうしようもないよね(笑)。のび太以外になりようがないもの。

そんなのび太扱いされてしまった大将は、「えーんドラえもーん」と泣きつきたいのは山々なのに泣きつける人がおらず、執務室の机の引き出しの一番上からドラえもんが出てこないかな、と、開けたり閉めたり開けたり閉めたりしているうちに指を挟み、痛みに涙ぐみながら指をふーふーやっているところを出来杉君(サロメあたりか)に目撃され、「誰にも言いませんから」とか言われちゃうのかもしれません。

・・・わたしのサイトの大将って可哀想だね。(何を今更)

『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

2006-10-28 02:25:32 | 映画

皆様ごきげんよう。今日は今月一杯で辞める方とその後任の方の歓送迎会で飲んできました黒猫でございます。飲み放題だったので、ワイン飲もうと思ったら途中から副社長とか来ちゃったので我慢しました。くう。ビールばっかじゃ酔えないよ。かわりとばかりに今飲んでるけど。

今日は火曜に見た映画の感想を。

『ナチョ・リブレ 覆面の神様』※音声注意(笑)

イグナシオ=愛称ナチョ(ジャック・ブラック)は貧しい教会の修道士。幼くして両親を失くしたナチョは教会で育てられ、長じてからは調理担当修道士として日々を過ごしていた。幼い頃からルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)が大好きで、密かにルチャドール(プロレスラー)にあこがれ続けて来たナチョだったが、修道士たちは「レスリングは罪悪だ」と言ってTVで見ることすら禁じていた。
そんなある日、孤児たちの新しい先生として美しいシスター、エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レグエラ)がやってくる。ひと目でシスターに恋心を抱いたナチョは、どうにか彼女にいいところを見せたいと思う。しかし修道院は貧しく、ナチョの料理の腕も最悪。いいところの見せ場もない。ナチョを慕う子どもたちもたまには美味しいものを食べたいと漏らす。
そんな折、ナチョは街で新人レスラーを募集する広告を目にする。勝てばファイトマネーがもらえる。それがあればもっといいものを食事に出せる。ファイトマネー目当てに試合に出たいナチョは、先日ナチョを襲撃して修道院用の食べ物を強奪した半裸の男、スティーヴン(ヘクター・ヒメネス)をパートナーとしてスカウト。渋るスティーヴンを説得し、正体を隠すため覆面をして、覆面レスラー・ナチョとその相棒ヤセとして試合に出場するが、あっさり負けてしまう。しかしその負けっぷりが何故か観客に受け、定期的に試合に出られるようになるふたり。ファイトマネーは得られるようになったものの、ナチョの中でプロになりたい、勝ちたいという願望が募るようになり・・・?

というようなお話。

かなり面白かったです☆

かの「タイガーマスク」のモデルになったという、メキシコの伝説的ルチャドール、フライ・トルメンタ(覆面レスラー、ファイトマネーで孤児を養った神父)をモデルにした話だそうですが、フライ・トルメンタはここまで痛い感じじゃなかったと思う(笑)。
ジャック・ブラックが演じると、いい奴だけど基本的に利己的な感じになってしまうような。いや、そこがいいんですけど。
それにしてもジャック・ブラックは小太りなのになんであんなにすばしっこいんだろう(笑)。青いタイツに赤いパンツ、ものすごいハマってた(笑)。

物語のキモとして、ナチョが憧れているカリスマルチャドールでラムセスという人が出てくるんですが、この人、本物のルチャドールだそうです。(セサール・ゴンザレス、本当のリングネームはブロンコ)。流石に本物はすごい。
試合シーンがあるんですが、魅せてますみたいな感じがしました。ムエタイなんかと同じで、ある程度やったりやられたり、見せ場を作るんですね。それがすごく上手い。いくらジャック・ブラックがすばしっこくても、この人の協力なしには試合のシーンは撮れなかっただろうな。

あと、ナチョが一目惚れするシスター役、アナ・デ・ラ・レグエラが本当にうつくしい。好みです。(訊いてないよ)清楚なシスターの格好がまたよく似合うし。

余談ですがわたし、覆面レスラーは覆面を取られたら死んでしまうくらいのイメージを持ってました・・・ホラ、グレートサスケ氏も議員時代もあのままだったし、モンゴルマンなんかマスク取られたら呼吸がヤバいしね(それキン肉マンの話)。
・・・わたしのイメージ間違ってますか?(笑)

安心して笑って観られる楽しい映画でした。
わたしはメキシコに憧れがあるので、いつか行ってみたいなあ。

おはよーございます

2006-10-27 07:07:25 | 雑記

皆様おはようございます。久々に気づいたら寝てました、黒猫でございますよ。
なんかへんな寝方したらしく、微妙に身体が痛いですよ。うーん。

ようやく金曜ですね。今週は疲れた・・・三本映画を観たので。でも今日は今月一杯で辞める人の送別会なんだよな。お世話になったし、行ってきます。

あっ、そういえば今日デスノート放映!?やばい予約してかなきゃ、ワタリのために・・・!(笑)TV放映して前編を映画館で見逃した人も後編には動員しようって肚ですね。面白さ次第ではそれもあるのかも。どうだろ。
最近もう後編の予告編を試写会で観ますが、外国でもかなりやるようですね。そういやタイに行った時漫画あったなあ。

おう、もうこんな時間。支度します!

わけわからん

2006-10-26 00:55:20 | 雑記

皆様ごきげんよう。風邪にかこつけて一週間ジムに行かず、好きなものばかり(イヤ嫌いなものないんですが)貪り食べちゃ寝てすごしていた結果、当然のように太りました黒猫でございます。・・・やばいっすよ。

今日久々にジムに行ったんですが、もうさ、ヤバい。身体が動かないよ・・・!なんだか最近服のウエストがデンジャラスな感じもしており、体重計に乗るのやだなあ、と思っていたんですが。

案の定、と言いますか何と言いますか。
とにかく正視に耐えない数値がはじき出されておりました。

心を入れ替えて運動せねば・・・。
とか何とか言いながら、給料日(月末)に高野のグリーンマンゴーのケーキを食べる気満々です。どうなの、我ながら。



でも疲労度だけは一人前、なんか身体がだるいです。あーうー。
本当は今日こそSSを、と思っていたんですが、その前に母に旅行で撮った写真をCD-ROMに焼いて、と言われ、それをやっていたんですが、ごく稀にしかそんなことしない上、新しいプリンタになってからそういうことをほとんどしていないのでもう手こずる手こずる。わけわからん。絶対に他のやり方がある気がしつつも、かなりめんどくさい方法でどうにか焼きました。ああ疲れた。こんなはずでは。


今月は自作のSSは一本もアップしていないままもう月末になってしまい、反省しきりでございます。やる気はあります。空回りしてるだけですよ。(なんでそんな偉そうな物言いなの)
一応近日中にアップ予定のマカオをネタにしたものと、ハロウィンものは目処が立ちました。どっちもゲドクイ的な感じです。でも近日中のやつ、タイトル決まってないんだよなあ(笑)。どーしよ。有名なフレーズをパク・・・いえ、もじったりすることが多いんですが、それも今ちょっと思いつきません。時折「無題」と題してSSを公開しておられる方もお見受けしますが、わたしが一度それをやってしまうと何だかもう収拾がつかなくなりそうな気がしてできません。んー、どうしようかな。明日一日考えます。


ところで今気づいたけどボジョレー解禁日が思いのほか近いですね。去年と同じ店でボジョレーヴィラージュを予約しとこうかと思います。
噂によると今年は飲酒運転取締り強化の風潮からか、解禁日に試飲会を行わないと決めたメーカーもあるとか。こちとら電車で帰るんだから飲ましてくれよ・・・!冗談ぬきで、多少は味を見てから買いたいじゃないですが。くすんくすん。


ところで明日から革のジャケット着て行ってもいいですか。寒いんだもの・・・。


活動限界か

2006-10-25 00:54:59 | 雑記

皆様ごきげんよう。毎日毎日「今日こそ帰ったらこれやろう、あれやろう」と思うものの、ひとつも果たせぬまま日々が過ぎてゆくばかりの黒猫でございます。
ただでさえ、冬に向かって駄目人間度は増すばかり。昨日今日と雨が降って寒くてもうホント憂鬱です。今年手袋まだ買ってないんだから。動く気力が無くなる前に、冬支度をしておかねば・・・。ヒーターも出さなきゃなあ。


実は今日も試写会に行って来たのでレビューしたいのは山々なんですが、人ごみをくぐったせいか治ったはずの喉がちょっとばかりイガっと来ました。何だコノヤロー、イガイガするな!色々やることあんだってばよ!!
・・・イガイガを退治するためにも、そのうち地球にやってくる知的生命体パピルスを気持ちよく迎えるためにも、うがいしまくってから寝ます(※ダイバスターネタ、わからなかったらごめんなさい)。
今日見た『ナチョ・リブレ 覆面の神様』のレビューは近日中に必ずやります。面白かった☆


ホントは明日返さなきゃならない本もちまっとレビューしたかったですが、無理っぽいです。面白かったです、『ひなのころ』(粕谷知世著、中央公論社)と『秘密』(東野圭吾著、毎日新聞社)。実はYAも一冊読みかけ・・・これは寝る前に読み終えたいです。
あと今日はわたしの大好きな梶尾真治さんの名作『サラマンダー殲滅』のハードカバー版を読み終えたので、そのことも書きたいんだけど、眠い。これは自分の本なのでいずれゆっくりと。すごく面白かった。カジシンさんは幅が広いなあ。
ちなみにこの作品、最近文庫でも出たんですが、結末がハードカバーと違うらしいですよ奥さん!わたしは文庫版は未読なので、読み比べてみたいです。
とりあえず明日からはガンスリンガーシリーズの『荒地』に戻りま・・・あっ、でも今日エウレカの小説の一巻買っちゃったんだけどね。途中まで読んじゃったんだけどね。・・・文庫なら二冊ぐらい全然余裕で持ち歩けるさ☆


・・・明日は暖かくなりますように。できれば30℃くらいに。(無理言うな)

それではお休みなさいませ。また明日。


『父親たちの星条旗』

2006-10-24 01:20:49 | 映画

皆様ごきげんよう。今朝、最寄り駅で電車に乗ろうとしたら、ドアが開いた瞬間自分の待っていたドアの隣のドアから「お前降りろよコラァ!」と怒声が。
なんだなんだと見てみると、原因不明ながらリーマン同士で何かでもみ合いになったらしく、ひとりのリーマンはシャツのボタンがあらかた取れていてネクタイを他のリーマンに掴まれていました。「駅員さんこいつなんとかして!」とか「こいつのほうこそなんとかして!」とか。押した押さないでモメたのか、もしかして痴漢だったのか知りませんが、わたしが思ったことは「それ以上モメるならとりあえず降りてからやってくれ」でした。だってこの電車が遅れたら遅刻だぜ!

朝の通勤ラッシュって、誰もが少なからず不快だとは思うんです。押し合いへしあいしてて楽しく盛り上がれようはずもなかろうし、気持ちはわかりますが、日本の鉄道は世界一正確なダイヤを誇っているのです。それも利用客のグッドマナーがあればこそ。お互い少しずつ譲り合って、快適ではなくとも不快ではない程度で過ごせるよう心がけようじゃありませんか。

グッドマナー。バイ、黒猫。

・・・とか何とか、なんかマナー広告っぽく始めてみましたが皆様ごきげんいかがですか黒猫でございます(つかみが長すぎるよ)。


それはさておき(置くのかよ)、今日は『父親たちの星条旗』の試写会に行って参りました。

なんか「セキュリティチェックのため荷物検査をしますので予めご了承下さい」とか言われたり、実際検査された上、金属探知機みたいなのでポケットまで検査されたので、もしかして誰かキャストが来るのかな?と思っていたら誰も来ませんでした。・・・あれぇ?普通ここまで厳重にされる時は、舞台挨拶があったりするんですけどねぇ。ま、確かにハガキには何も書いてなかったんですけど。

今は葬儀社を営んでおり、かつて硫黄島に出兵した経験を持つ老人が倒れた。彼の名はジョン・“ドク”・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)。かつて「硫黄島にアメリカ国旗を立てた英雄」として、ふたりの戦友アイラ(アダム・ビーチ)とレイニー(ジェシー・ブラットフォード)とともに熱狂を持って祖国に迎えられ、全米をツアーして戦争資金獲得のための国債の購入キャンペーンを行った過去がある。
しかしそんな過去を持ちながら、ジョンは息子には戦争体験を何一つ語らなかった。父が死に行こうとしている今、息子ジェイムズはかつての父の戦友たちを訪ね、その足跡を探ろうと試みる。

1945年。辛く長い戦争が続く中、厳しい戦いになると思われていた硫黄島に星条旗を打ち立てた6人の兵士の姿が、偶然戦場カメラマンによって撮影されていた。それが有力紙の一面を飾ることで、彼ら6人は国全体の戦意を高揚させた英雄に祭り上げられる。彼らを使って国債の購入を国民に呼びかければ、不足している軍事費の調達もうまくいくに違いないという上層部の判断により、彼らは本土へ連れ戻されたが、6人のうち3人は既に戦死していた。しかも写真に写った彼らは、実は最初に旗を立てたグループではないということが判明し・・・?

というようなお話。

これは12月に公開される『硫黄島からの手紙』(邦画、上のリンクから飛べます)と併せて硫黄島二部作という形で公開されるようです。今回の『父親たちの~』はアメリカ兵から見た硫黄島、『硫黄島からの~』は、日本兵から見た硫黄島を描くようです。

おそらく20歳になるかならないか程度の、ほとんど何も知らないであろう新兵たちが、決死覚悟の日本軍の猛攻に曝されて次々と斃れていく場面はひたすら痛々しいばかりです。主人公のドクは衛生兵なのですが、ひとたび戦争が始まると色んなところで「衛生兵!衛生兵!」と呼ばれ、負傷した兵士を手当て・移送するために色々危ない目にも遭います。ひとを殺したことなんてなかっただろう若者が、苛烈な戦争を体験して、心に傷を残さないはずはないのに、アメリカでもこの当時はまだPTSDがきちんと病気として認識されていなかったのでしょう。帰国した3人に課せられた猿芝居がさらに傷を抉っています。これも戦争のひとつのむごさかも。

彼らはものすごい犠牲を払い、心にも身体にも深い傷を負って生き延びたわけですが、それで得たものはあったのだろうか、というような、何だか虚しくもの哀しい映画でした。
予想していた泣かせるよ!と狙ったシーンがほとんどなく、淡々と進んだのが意外でした。

機会があれば『硫黄島からの手紙』も観てみたいですね。こちらはもう予告編だけで玉砕感がひしひしと感じられ、虚しさ満載の予感がします・・・。

勝っても負けても、戦争は消せない傷を両者に残すということでしょうね。

エウレカセブン全話視聴終了~☆

2006-10-23 02:04:41 | 雑記

皆様ごきげんよう。さきほど途中まで書いた日記がぷつりと消えてしまい、一気に脱力、そこから気を取り直した黒猫でございます。なんで?わたしどこ押したんだろう。

それはさておき。

Gyaoで途中まで視聴して以来ハマったアニメ「エウレカセブン」、今日ようやく全話観終えました☆

いやあ、青春でした。

そもそも英雄願望のある14歳の少年が主人公で、思いがけず一目惚れした少女とともに人型ロボットのパイロットになって・・・という話なので、主人公の行動は思春期特有で色々アレなことが多いんですが、これはそれを楽しむアニメなのかもしれません(笑)。青春すぎる展開、好きだったけど、最後の月に文字はちょっとやりすぎだと思いました(笑)。
主役のレントンとエウレカも可愛くて好きだったけど、どうしてもオヤジ好きなわたしは最後のほうに大活躍したユンゲルス艦長と、レントンのじっちゃんが好きでしたよ(笑)。

面白かったですが、世界設定や用語などはほとんど解説のないままどんどん進んでいくので、アニメを観ただけじゃ理解は難しいと思いました。ウィキペディアに項目があったので目を通しましたが、未だにわたしも全部理解できたとはお世辞にも言いがたいです。
特に、実際放送されていたのは日曜朝7時だったという事実を知って驚きました。・・・その時間に早起きしてアニメを観る小さいお友達は確実に理解できなかったに違いない(笑)。というか、明らかにこのアニメ子ども向けじゃあないよね(笑)。

それにしても漫画とはかなり違います、これ。共通なのはドミニクはドMという点くらい?(笑)漫画はともかく、アニメではアネモネのどこが好きだったんだろう・・・。わたしはアネモネみたいなイっちゃってる子は結構好きです。

とりあえず、次は小説を読むよ(笑)。


来週はちょっと忙しそうなんですが、もう体調を崩さないように気をつけなければ。

ほぼ復活

2006-10-22 05:02:11 | 雑記

皆様ごきげんよう。いやはやお久しぶりです(そうか?)、今週は平均睡眠時間10時間くらいだった黒猫でございますよ。いやあ寝た寝た、直帰してごはん食べて眠る日々でした。

そんな過剰な睡眠と、ガラガラしたあとゴックンするというある意味過激な薬「のどぬーるガラゴック」を三本も摂取したおかげか、ようやくほぼ復活いたしました~。やったぜ!!ガラゴックは、ゴックンしたあと「アレこれホントに飲んじゃってよかったんだよね・・・?」と説明書きを見直さずにはいられないお味でした。良薬口に苦しってやつですか?

いやはや、丈夫だけが取り得なのに、こんな時期に風邪にやられちゃって大反省です。今後はもっと睡眠をたくさん取るように心がけます。とか言いながら今何時ですか。(答え:午前5時前)
・・・い、いいんです、土曜の夜だもの。明日も休みだもの。


そんな中でもエウレカセブンに夢中なわたしは、前回の日記の通りに漫画を最新刊の5巻まで買い、DVDは最終巻まで借りてきました☆今11巻まで観終えましたよ。わー、このまま全部観ちゃいたい・・・!
漫画もいいけどアニメもいいよ・・・!両方ストーリーかなり違うけどどっちもいいよ・・・!このままでは次は小説、あと本編とは別の漫画、さらにゲームと買い進めてしまいそうで怖いです。折りよく月末給料日の流れ。どーすんの俺。
漫画は最新刊まで買ったわけですが、もうアニメとはかなり違いますね~。でもどっちもエウレカが可愛すぎます。そしてアニメを観て密かに思っていたホランドの髪の毛の件(デコ広い疑惑)は漫画では公式だったようで(笑)ちょっと安心?しました。
アニメはあと8話、どうなることやら。わたしは皆様ご存知のようにインド映画ファンなので、ハッピーエンドじゃなかったら暴れますのでそこんとこヨロシク(笑)。

明日からは通常の生活パターンに戻ろうと思っているので、久々にジムにも行く予定ですが、通常って言うと起きるの昼過ぎってことでもありますので(笑)どうなることやら。今回の風邪で体力づくりの必要性も感じたし、体調が悪いと食欲はむしろ増進するという悪癖のせいでなんか太ったような気すらするので、明日は是非とも汗を流してきたいところです。


そういや今、スティーヴン・キングのガンスリンガーシリーズの3、『荒地 上』を読んでいるんですが、金曜の朝、電車の中で隣り合ったリーマンのおじさんが読んでいたのは『荒地 下』でした。ヘイおじさんお友達になりませんかガンスリンガー今どこですかと話しかけそうになりました(イヤ話しかけなかったですが)。
新刊だと同じ車両で同じ本を読んでいる人に出逢うケースも稀にありますが、出版からちょっと間が空いているので何だか嬉しかったですね。

わたしは電車の中で隣り合った人が本を読んでいるとつい覗いてしまうという悪癖を持っています・・・ごめんなさい。知らない本だとイラっと来ます(勝手だな)。