満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ダルバール』

2021-07-24 01:17:50 | 映画

皆様ごきげんよう。ついに東京オリンピックが始まりましたね。しかしそんなことよりラジニに夢中の黒猫でございますよ。イヤまあ割といつも夢中だけども(笑)。

先日のエントリで触れましたラジニ主演作『ダルバール』ですが、勿論有給取って初日初回に観てきましたし、そのあともう1回行きました。
外出を控えているため、超久しぶりに新宿に行ったんですが、考えてみたら『ロボット2.0』ぶりかもしれません。駅中がめっちゃ工事中で、無意識に目印にしていた店などがなくなっていて白い壁になっていて、東口こっちでええんか?となりました。新宿ピカデリーのはす向かいのアニメイトなくなっててびっくりしましたわ。

・・・結論から言おう、

最高に面白かった!

可能な方は絶対に観に行ったほうがいいです。※ただしPG12(親または保護者の助言があれば12歳未満の方でも鑑賞できます)で暴力・流血描写ありなので、苦手な方はご一考下さい。

ムンバイ市の警察長官、アーディティヤ・アルナーチャラム(ラジニカーント)は、犯罪者に対する苛烈なやり口で知られており、アーディティヤの命を受けた警察による超法規的殺人が連日報じられるようになる。あまりの苛烈さに人権委員会から調査員が派遣されるが、アーディティヤは意に介さず脅して追い返す。
かつてのアーディティヤを知る人権委員会の長官はその変貌を嘆くが、ムンバイ市警察長官を拝命した後行った容赦ない捜査により、地元のマフィアの恨みを買ったアーディティヤは、一人娘・ヴァッリ(ニヴェーダ・トーマス)とともに車に乗っているところを襲われ、娘は命を落としていた。妻には既に先立たれており、たった一人の家族である娘を喪ったアーディティヤは復讐の鬼と化し、娘を死なせた犯人を捜すため容赦ない捜査を行うが・・・?

というようなお話。

シリアスなんですが、シリアス一辺倒にならず、笑いも恋愛要素も「それ要る?」という小さい笑いもマサラに散りばめられていて、これぞインド映画!という感じでした。面白かったー!

公式サイトでも前情報でも「御年70歳のラジニカーントが」とやたらと強調していましたが、ラジニに年齢とか関係ねーから。ラジニはラジニですから。むしろ素敵さが増す一方ですから。
とはいえ観る側にそう思わせられるのは、きっとラジニがすごく頑張って身体を鍛えてコンディションを調えて臨んだ結果なんだろうなと思うと、ますますラジニへの愛と尊敬が深まります。すき・・・!
ホントにね、ダンスもアクションも演技も素晴らしかったです。

特筆すべきは、ラジニファンならご存じの「スーパースターラジニのテーマ」のアレンジ曲が随所に使われていること。
ご存じない方のために説明しますと、ラジニ主演の映画は、映画の冒頭に軽快な音楽と共に「SUPER STAR RAJNI」のロゴが展開される短いムービーが必ず挿入されます。

↓これ
Super Star Rajini Intro Theme Music


これを観つつ手拍子して、ヒャッホウラジニ来るゥ!と盛り上がってから本編が始まるわけです。

が、今回、この音楽をアレンジした楽曲が本編の至る所で使用され、ファンの興奮を否応なく煽るうえ、映画のかなり最初のほうの最初のダンス音楽「Chumma Kizhi」では曲中にラジニコールとがあるという事実。

↓これ
DARBAR (Tamil) - Chumma Kizhi (Video Song) | Rajinikanth | AR Murugadoss | Anirudh | Subaskaran


ヤダなにこれすっごい・・・!と盛り上がる一方、「あれっでも劇中の役名はアーディティヤでは・・・?ええんかラジニで」と2回観てから気づきました。ラジニの映画初見の人は「?」て思うのかも・・・そうならないためにこのエントリをご覧になった皆様は貼ったyoutubeの動画をご一見してから劇場に行って下さい。わたしとしては何の違和感もなかったけど(笑)。

ホントこれマサラ上映(声出し・クラッカー・鳴り物OK)だったらめちゃくちゃ盛り上がるよ!はよやりたい(笑)。

ラジニはとにかく全編通してかっこよかったんですけど(娘と絡むシーンは大体可愛い)、悪役が結構皆さん大物感あるイケメン揃いでした。ドラッグ売人の父で裏社会の大物を演じたNwab Shahはそのビジュアルから戦ったら絶対強いと思ったのに戦闘シーンはなしで残念。そしてラスボスのハリ・チョープラを演じたスニール・シェッティもめちゃくちゃかっこよかったです。ヴィゴ・モーテンセンに似てない?(ヴィゴ好き)劇中の服の趣味は微妙だったけど(笑)。

でもあらゆるイケメンの中でもやっぱりラジニが一番かっこよかったんだよなあ。

アクションとか有無を言わさぬ存在感とかが言及されがちですが、今回わたしが一番ラジニってすごいと感じたのは、娘からの動画を見終わったあとのラジニの表情でした。あんな表情できる人いる・・・?あ、いたわラジニが。
(このへんはストーリーに関わる部分となり、詳しく描写するとネタバレになりますので気になる方は劇場へGO)

とにかく色々と盛りだくさんで、ラジニファン必見の内容でしたが、

・Chumma Kizhiのラジニコール、また渋い色のスーツも似合うラジニのダンス
・バトルシーンでの「タレイバー(=ラジニのあだ名、「兄貴」的な意味)」コール
・タイの警官によるラジニのサングラスアクション完コピシーン(とそれに先立つラジニによるサングラスアクション)
・娘の動画を見たあとのラジニの表情
・駅のホームでの完全に相手を舐め切ったバトル
・クライマックス、ハリ・チョープラとのステゴロバトルのあらゆるラジニ

あたりが見どころかと。まあぶっちゃけ全編見どころだけども。

カリスマ性、演技力、アクション、人柄、その中に見え隠れする可愛さ・・・ ラジニって何拍子揃ってんの???

できればあと1回観に行ければと思っていますが、行けるかな・・・行けたら未来のマサラ上映に向けてクラッカー何個用意すればいいかカウントしたいと思います(笑)。

お時間があって行ける範囲に公開している劇場がある方、是非観に行って下さい!

『モンスターハンター』(映画)

2021-06-07 03:11:33 | 映画

皆様ごきげんよう。夏への準備がまだ整っていない黒猫でございますよ。(服装的な意味で)ホント中間服(?)って難しいですね。暑いのか寒いのか我ながらわからんし。

ところでもう結構前になりますが、わたしの好きなアクション映画スター、トニー・ジャーが出演した『モンスターハンター』、予告が出た時点で一度ブログで書きましたこれ、ちゃんと観に行っております。もう公開は終わってしまっているので遅まきながらですがレビューを。レビュー自体ひっさしぶりだな・・・!

我々の世界とは異なる別のとある世界。
砂漠を航行する帆船が砂中から突如現れた巨大なモンスター(ディアボロス)に襲われ、船は大破、乗員は散り散りになってしまう。そのうちの一人、ハンター(トニー・ジャー)はかろうじて生き延びたが、他の乗員とは離れ離れになり、目覚めたのは砂漠の海の中の孤島とも言える、地中から続く固い岩盤に支えられた岩屋だった。砂中のどこかにはディアボロスが潜んでいて、ひとたび踏み出せば砂の上の振動を捉えられてたちまち襲われてしまうため、うかつには動けない。
一方我々の世界。アルテミス(ミラ・ジョヴォビッチ)率いるファルコンチームは、行方不明になったブラボーチームの探索任務のために訪れた礫砂漠で突如砂嵐に遭う。ジープごと巻き上げられた先は先ほどとは異なる一面砂の海の世界で、彼らはそこでブラボーチームの痕跡を発見する。他に手がかりが見つけられず、なんとか動いたジープで移動した先で、恐竜のものより大きい何かの動物の骨の残骸を発見する。ここは本当に我々の世界なのか?と疑ったその時、砂中からディアボロスが現れ・・・?

というような話。

ゲーム『モンスターハンター』の映画化ということで良くも悪くも話題になった作品ですが、結論から言いますと、個人的にはかなり面白かったです。モンハン映画化!と思って観るとコレジャナイ感があるとは思いますが、モンハンのモンスターが出てくるアクション映画と思って観れば結構面白いものでした。
そもそもモンハンは狩りゲーで、新米ハンターが経験を積みながらより強敵を狩っていくものなので、こういっちゃなんですがそこまでストーリー性はないと思うので、これはこれでアリではないかなと。

わたしはモンハンはPSPで出ていた2G(だったと思う)と「ぽかぽかアイルー村」(これはまあスピンオフなので本編とはまた違うけど)をプレイしたことがある程度で、ゲーマー目線では物申せませんので、そこはご了承下さい。
とか言いながら、かなり序盤でトニー(役名は「ハンター」なんですけどわたしはトニーを観に行ったのでトニーと表現します)が陸の孤島で一人になっちゃった時点で「トニーなんでペイントボール持ってないんだよおおおお基本だろうが!!!」と思ってしまいました(笑)。
※ペイントボール=モンスターに当てることで数分間そのモンスターがどこにいるか手元の地図上でわかるアイテム。ペイントしておけばそのモンスターが遠くにいるときにダッシュして逃げる・罠を張る等の対策が打てる。
考えてみるとこの地図自体オーバーテクノロジーというかモンハン世界の文明レベルとそぐわないですが、そこはまあゲームですので。

映画上でペイント可だと、もうトニー一人で逃げ切りENDですぐ終わっちゃうでしょうから、まあ無いものは無いということで。
映画の話に戻りますと、かなり序盤でトニーもミラ・ジョヴォヴィッチも仲間とは離れて一人になってしまい、全体の五分の三くらいはトニーとミラ以外人間は出ません。そう考えるともうトニーも主演ということででいんじゃね?と思うわ。実際よくやってたわトニーは。
以前述べた通り、トニー・ジャーはムエタイ基本のアクション俳優です。なので、トニーに武器を持たすとはなんと勿体ない・・・と思わないでもなかったのですが、ちゃんと武器なしのアクションシーンもありました、ミラとのガチンコが。ミラ・ジョヴォヴィッチもつええ・・・!結構長いことアクション俳優としてやってきて、今なおこれかと思うとすごい俳優さんだなと思います。
トニーも弓とか大剣を扱う姿は初めて見ましたが、これはこれで良いものだ、と思いました。まあディアボロス相手に素手は無理だもんなあ(笑)。モンスターの造形はさすがのハリウッド。生きてる感じしました。

予告編でも見て取れるので言ってしまいますと、まあなんやかんやでトニーとミラはディアボロスをなんとかして陸の孤島から脱出しようぜ!という目的のもと、協力して事にあたります。ディアボロスなどというトンデモモンスターが存在する世界なので当然地球ではないどこか別の世界で、当然というか、トニーとミラは言葉が通じず、ひとしきり反発しあったあと和解し、身振りとフィーリングで意思疎通します。その過程のトニーの笑顔が可愛いったら・・・!(※いちファンの個人の感想です)布教したい、あの笑顔。ぜひ見てほしい。

こういう別世界人同士が出会う話は最後は涙ながらにお互いの世界に帰ることになって「離れても忘れないよ・・・!」みたいな終わりになるのが王道パターンだと思うのですが、この映画は違いました。そもそも「忘れないよ」的な友情とか愛情とかではなく、タフな戦士かつ同志みたいな間柄でしたわ(笑)。
しかしラストのほう、結構二転三転した挙句「そんなに色々来る?」ってくらいお腹一杯にいろんな要素が詰め込まれていました。あーハリウッド映画だわ~、って感じに。
あと、最後のほう、興行収入次第じゃ続編あるよ的な要素がふんだんに盛り込まれていましたね(笑)。どうなることやら。

あ、懸念していたアイルー、予想外のイケメンアイルーでした!可愛い方向じゃなくてイケメン方向。それもまたよし。不気味の谷方面に足を突っ込んでる系じゃなくてよかった。
あと、エンドロール結構流れた後、一部ですがモンハンメインテーマ(英雄の証)流れました!(※リンク先のように劇中では流れず、エンドロールの後半で流れました)この曲大好きなので流れて嬉しかったな。盛り上がるよね!

あと最後に言わせて頂きたいんですけど、公式サイトずいぶん出演者に失礼というか情報少なすぎない?普通最低でも主役・準主役くらいは略歴紹介くらいあると思うんですけど、トニー名前しか載ってないんだが????CAST/FILMMAKERSの項目、日本語吹き替え担当の松坂桃李君にしか触れてないよ????どういうことだってばよ・・・。
確かに日本語吹き替え版の声優さんは豪華だけど、ミラとトニー以外あんま出番ないからな?この二人を除いて一番多く出ていた(と思われる)大団長がかっこよかったので俳優さんのお名前を知ろうと思っても公式には記載なしでしたよ。逆にすごいわもう。ちなみにロン・パールマンさんでした。大塚明夫さんの声が確かにはまってたけども、それ以前に演じた俳優さんのお名前をちゃんと記載して下さいよ公式なら。

でもトニーが続投して続編があるのならまた映画館に観に行きます。次はちゃんと公式で役者さんの紹介をして下さい。よろしくお願いしますよホント。

【祝!トニー活動確認】ミラ・ジョヴォヴィッチ×トニー・ジャー主演!映画『モンスターハンター』US予告編

2020-10-31 00:17:16 | 映画

皆様ごきげんよう。日に日に寒くなる世界に怯える黒猫でございますよ。寒さに負けて活動が鈍る時期がもうすぐそこまで来ています。サムイヨ…コワイヨ…

ところで先日、個人的にビッグニュースがありました。

モンハンの映画の予告編にトニー(・ジャー)おった・・・!!!

ミラ・ジョヴォヴィッチ×トニー・ジャー主演!映画『モンスターハンター』US予告編


<おさらい>トニーとは?
トニー・ジャー。アクション俳優。タイ人。スタントなしの超絶ムエタイアクション映画「マッハ!!!!!!!」でわたしの心を鷲掴みにし、「マッハ!!!!!!!」の続編など、数作シビれるアクション映画に出演した。が、その後活躍を聞かなくなり、派遣先にいたタイ人の女の子に聞いてみたら「誰?知らない」と言われ、wikiの内容すらあまりにものさびしいまま大した更新もされずに今に至る。
わたしが選ぶ私的な「あの人は今」の上位ランカー。

wikiやなんかで映画の製作費を巡ってもめて一時期失踪したとかなんとか、なんだか不穏な情報が稀にみられるくらいで、もう全然名前を聞かなくなっていたのですが、ふと見たモンハン映画の予告編にスっと出てた。

いやあ驚いた。録画しといたタイのアクション映画「チョコレート・ファイター」を何気なく観たら阿部寛が出てたぐらい驚いた(※本当に出てます)。元気で活動を続けていたのね・・・!よかった!
久々にwikiを見てみたら、わたしが知らなかっただけで年一本くらいは映画出演しているようです。しかもタイ映画じゃないのが多い。そうだったのか・・・。

しかしモンハンかあ・・・ハリウッドじゃん。出世じゃん。頑張ってるんだなトニー!「アクションはすごいけど芝居がなぁ」とか散々言われていたけど、ハリウッド映画ということは英語で芝居をしているのでしょうか?わたしが知らない間にめっちゃ芝居が上達しているのでしょうか。

予告編を見る限り、モンスター相手に軍人さん?が何故か極めて現代的な銃器をぶっ放していたり、ジープで走り回っていたりヘリが飛んでたり、かと思えばゲームの世界にもある双剣や弓でも戦っていたり、どういう世界観なのかちょっとよくわかりません。案の定コメント欄には「コレジャナイ」的なコメントがたくさん。うーん、確かにコレジャナイ。モンスターはさすがの迫力ですが、原作ゲームにあるような、村の依頼で卵とか素材の採集クエストもあるよ、というような、時には牧歌的な場面もありそうな雰囲気はゼロ。原作モンハンにもある討伐クエストは、人里に被害が出ているから退治して、みたいな、やむを得ない感じのものだと思うのですが、映画の予告編を見る限り、怪獣パニック映画みたいな雰囲気でした。これはどこの世界線なんだ・・・?

わたしの予想では、軍の一個中隊がヘリのエンジントラブル等で人類未踏の島に墜落してしまい、救助を請い脱出を図るために島を歩き回っていたらでかいモンスターに遭遇し、最初は持っていた武器で応戦するも弾切れで、もうダメかというところをその島の原住民に助けられ・・・。
あっ、これ「キングコング 髑髏島の巨人」だわ。

とはいえトニーが出ると知ってしまった以上、地雷の空気を感じながらもわたしは絶対に劇場に観に行きますが、うーん、色々気になる。

あとさ、アイルーは出るの?そこ大事だよ。大事でしょ?アイルーのいないモンハンなんてモンハンじゃないよ。
しかしハリウッドさんは怪獣系はすごいんだけど、可愛い系のキャラクターをCG化すると悲惨なことになるからなあ・・・ここはひとつ、二足歩行じゃない本物の可愛い猫(アイルーを連想する名前がついていると尚可)を登場人物の誰かが家で飼ってるって程度でいいんで出して頂きたい。「俺、生きて帰ったらアイルーとのんびりするんだ・・・」ってね。


11月は忙しい予感

2018-08-14 01:58:18 | 映画

皆様ごきげんよう。今年の夏は本当に暑いですね、黒猫でございますよ。もうこれ亜熱帯ってことでいいだろってレベルの暑さですよ。
昼はまだしも夜暑いのがきつい。

ところで、最近相次いで嬉しい映画関連ニュースを知りました。

1.『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』
あの『シャークネード』がついに4DXになって登場だ!いろいろヤバイ!(特に自分の語彙の乏しさが)11/2~
マジかよラストってなんだよ!嘘だと言ってよ!
実は4DXで映画を観たことがないので、記念すべき初体験になりそうです。

映画『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』特報



2.『ムトゥ 踊るマハラジャ』4K&デジタル理マスター版公開 11/23~
わたしのインド映画愛の頂点にして原点、『ムトゥ 踊るマハラジャ』がなんかキレイな映像版でリバイバル上映決定だ!
神様ありがとう生きててよかった!

なんということでしょう。盆と正月と宝くじ当選が一緒くたに来た感。『ムトゥ』をまたスクリーンで観られるなんて・・・!
最前列での衝撃の初鑑賞から幾星霜、今のわたしは劇中歌を適当な耳コピでなら全部歌えると思います(笑)。
せっかく上映してくれるんだからマサラ上映回あるよね?あると言ってくれ!歌って踊ってラジニの登場に合わせてクラッカー鳴らしてやるぜえええ!!

11月は万難を排して映画館に行かねば。今からライブ観戦並みの体力づくりに励みたいと思います。

シャークネード面白すぎない?

2018-04-23 01:19:00 | 映画

皆様ごきげんよう。大変ご無沙汰いたしております、黒猫でございます。生きてます。(※ここまでテンプレ)

生存報告も開きがちになり、生きているのか疑われそうな勢いですが、元気に生きてます。

久々のエントリで突然こんなこと言って恐縮ですが、映画「シャークネード」シリーズ面白すぎない?
(※個人の感想です)

昨年(2017年)にテレビ東京の「午後のロードショー」で4作目まで放映されたのを録画していたのをこの週末に観たんですが、なんだこれすごい。
観る前からB級映画としての噂は聴こえてきていたんですが、百聞は一見に如かずですね。いやあ参った。

個人的に驚いたのは、主演が「ビバリーヒルズ高校/青春白書」でレギュラーメンバーのスティーブ役を演じたイアン・ジーリングだったこと。スティーブ君、スティーブ君じゃないか・・・!
知らない人は今すぐググれ、知ってる人は今すぐレンタルショップへ「シャークネード」借りに走れ。
とはいえご存知の方のほうが百倍楽しめると思います。

内容としては①「サメが台風となって襲ってきたぞ!チェーンソーで応戦してやらあ!」②「またサメが台風となって襲ってきたぞ!今度は主人公の家族も本格参戦してやらあ!」③「またサメが台風となって襲ってきたぞ!絶対サメ殺すファミリーが相手してやらあ!(※主人公の親世代も参戦)」④「またサメが台風となって襲ってきたぞ!炎?核?やるしかないだろ!お前生きとったんか!!」て感じのパニック?ムービーです。B級映画好きなら間違いなく楽しめる内容ですが、真面目な映画ファンにはお勧めできません。繰り返す、真面目な映画ファンにはお勧めできません。
あと、サメが襲いかかってくるという内容上、多少?グロめですので(なんかシュールすぎてわたしとしてはグロさを感じませんが)そういう系が苦手な人にもお勧めできません。そこはご注意下さい。

いやでも個人的には大変面白かったです。
面白さのツボも色々ありましたが、その中でも「まさか堀内賢雄さん(※イアン・ジーリング吹き替え声優さん。ビバヒル時代もこの方が吹き替え担当でした)も、のちにこんな映画の吹き替えをやるとは思ってなかっただろうなあ」と、しみじみ思ってしまう点がツボでした。相変わらずいい声。イアン・ジーリングも主演にふさわしい、ビバヒル時代よりマッチョな身体をしています。

午後ローで放映されたのは4まででしたが、現時点で5まで出ているらしいので、GWにでも一気観祭りを開催したいです!

こんな映画も5まで続いてしまう、アメリカの懐広すぎ。(※褒めてます)
5のあらすじをwikiで見るだけでもうワクワクが止まらないよ。わたしの中2力をフル稼働しても思いつかない内容だよ。

せかいはひろいなあ(小並感)。

『マダム・イン・ニューヨーク』

2014-07-23 01:57:20 | 映画

皆様ごきげんよう。三連休楽しみましたか?黒猫でございますよ。わたしはといえば、今回はちゃんと祝日が休みになって連休だったんですが、結局相当ダラダラしただけで終わってしまいました。MOTTAINAI!

連休はダラダラしていたんですが、連休突入前の金曜に久々に映画を観て参りました。しかも久々のインド映画!!イエスッ!!!

観た映画は『マダム・イン・ニューヨーク』です。シネスイッチ銀座で観たんですが、レディスデーの金曜という条件のせいか、着いた時点で「現在立ち見になります」と言われました(その日の最終上映回でした)。エエエエエエエエ!久しぶりに銀座に来たからって呑気にプランタン銀座でパン買ってる場合じゃなかったぁー!
まあ金曜だけど!レディスデー950円だけど!みんなそんなにインド映画好きだったっけ?え?好き?・・・そんならしょうがない。

実は一緒に観る約束をしていたお友達がもしかしたら上映開始に間に合わないかもという連絡もあり、改めて出直そうかとも思いましたが、おそらくもう上映期間の後半に入っているし、またお友達と都合を合わせた場合観られるかわからないしと思い、立ち見で頑張ることにしました。

事前に調べていたので、わたしが熱狂するマサラタイプのインド映画ではないことは承知していました。くっ、134分、踊らず棒立ちで果たして保つのか我が足・・・!と思わないでもなかったですが、立ち見のお客さんもいっぱいいて、これはもう一期一会と思って観るしか!と肚を決めました。幸いお友達も上映開始に間に合いましたが、立ち見客が結構居たので隣では観れずバラバラで鑑賞しました。

以下、久々のレビューですが、今回、ストーリーに関わるネタバレではありませんが微妙なネタバレがありますのでご注意を。でもこれから観る人も知りたいと思うの!


シャシ(シュリデヴィ)はインドで暮らす平凡な主婦。ビジネスマンの夫サティシュ(アディル・フセイン)と二人の子供に恵まれ、ラドゥというお菓子を作って売る小規模なビジネスも繁盛している。
ある日シャシは仕事で行けないサティシュの代わりに、娘のサプナ(ナヴィカー・コーティヤー)の三者面談のために学校に行き、英語で話を進めようとする教師に頼んでヒンディー語で会話してもらう。帰り道、娘のサプナは英語ができないシャシを恥ずかしいと詰り、シャシは深く傷つく。

そんなある日、アメリカに住むシャシの姉マヌから姪が結婚すると連絡が来る。祝福するシャシだったが、マヌは式はもちろんだが、準備を手伝うためにシャシだけ他の家族に先立って来てほしいと頼む。
シャシは家族と離れる不安と、苦手な英語を使って一人で旅をするのが気が進まず拒むが、周囲の説得で他の家族より一足先に渡米することになる。
言葉の不安を抱えながらも、途中座席で隣り合った紳士(アミタブ・バッチャン※特別出演)に助けられたりしながら、シャシはNYに辿り着く。

姉一家に迎えられ、初めてのNYを物珍しげに観光するシャシだったが、あるとき一人で入ったカフェで、英語が通じずうまく注文できず、店員からひどい扱いを受ける。
傷心のシャシだったが、「4週間で英語が話せるようになる」という英会話教室の広告を目にして、誰にも内緒で英会話教室に通い始めるが・・・?

というような話。


あらすじからもわかるように、マサラ映画ではありません。しかし、本当にいい映画でした!立ち見全然苦にならなかったよ!

インドの公用語はいくつかあり、北部の都市部で一番話されているのはヒンディー語ですが、インテリ層は英語も話しますし、子供の英語教育にも熱心です。シャシの家族は皆英語ができるので、英語ができないことでシャシは家族からなんとなく一段下に見られています。特に娘があからさまに馬鹿にしてくるのが辛い。
インドでの家族の態度にもモヤっとしましたが、渡米してからのカフェのシーン、あれは本当にひどいと思いました。シャシはアメリカでもずっと色とりどりのサリーを着ていて(すごくきれいだった)、一目で外国人だとわかるでしょうし、少し接すれば言葉があまり通じないのもわかるんだからサービス業の人はもっと客の利便性を図るべきでしょうに。写真のメニュー作っとけよ!メニュー全部に番号振っとけよ!とか、旅行者側の視点で思いましたが、ああいうもん?映画的に誇張しただけであってほしい。
わたしが過去に旅した国の飲食店はもっと親切でしたよ。指さしたらいいじゃない。まあ、わたしは自分がオーダーしたのと違うものが出てきてもフヒヒ通じてなかったけどまあいいや、と食べる輩ですが。(それもどうか)

シャシがとても悲しい目に遭うこのシーンですが、その後の英会話教室につながる出会いがあるシーンでもあります。もうわたしだったらあんなんされた時点で惚れるわ(笑)。

英会話教室はいろんな国の生徒がいて、みんな個性的で面白い!先生も面白い!授業のシーンで、ラマというパキスタン人(だったと思う)の生徒が「ラジニカーントは俳優じゃない!神だ!」と熱弁するシーンがあり、「あ、わたしこの人と付き合いたいわ」と思いました(笑)。こんなところにもラジニ信者が・・・だよね!神だよね!!
英会話学校のクラスメイトは本当にみんなそれぞれ素敵でした。サルマン・カーン(という名前の生徒)も居たし!(※インドの有名俳優の名前)生徒たちの色々な恋模様も見どころです。いろんな意味で。

誰にも内緒で英会話教室に通い始めたわけですが、途中、姪のラーダ(プリヤ・アーナンド)には不可抗力で見つかってしまいます。この姪が超いい子でもう。シャシの家族が予定よりも早くNYに来てしまい、家族にばれないように教室に通うのにラーダの協力を得つつ色々工作するあたりはコミカルで楽しい場面もあります。

終盤、いくつかの事件がありシャシはすべてを諦めてしまいそうになりますが、姪ラーダと教室の仲間の思いやりで、結婚式の場であることが起こります。ここがクライマックスですが、本当に素敵なシーンでした。

シャシ役の女優さん、シュリデヴィですが、本当に綺麗な人です。滅茶苦茶見たことあると思うんですが今回が15年ぶりの復帰作らしいです・・・が、よくよくプログラムを見てみたら、タミルナードゥ出身の女優さんで、昔はラジニとよく共演なさっていたそうです。うらやましけしからん。

しかし今回特別出演ながらアミタブ・バッチャンの存在感はすごいですね。70歳になられたそうですが相変わらずダンディ。
今回は「航空機でシャシと隣席になる乗客役」という、固有名詞もない役でしたが、これがもし主演作だったら、このあとアメリカで3回くらい再会してもう運命じゃねーのとなる流れだと思いました(笑)。

見終えたあとは「わたしも英語勉強しようかなぁ」という気分になります。確実になります。あんなクラスなら参加したい。
しかし4週間通うの相当大変だと思うけど。

久々のインド映画、楽しかった!

この夏は少なくともあと3本のインド映画の上映予定があることを掴んでいますので、グイグイ観に行きたいと思います。

ニュージーランドが熱い(指輪的な意味で)

2012-11-04 04:05:36 | 映画

皆様ごきげんよう。昨日、飲みに行った帰りの電車の中でモンハンをプレイしようと電源を入れたら、電車が大きく揺れてバランスを崩し、無事だったものの衝撃でメディア差込口が開いてソフトがすっ飛んでいった黒猫でございますよ。びっくりしたわ。しかもすっ飛んでいったソフトを他の乗客に拾って頂きました。恥ずかしかった・・・。
しかしソフトがすっ飛んで一度中身が抜けた割には、元通りに戻したらなんの問題もなくゲームの続きができました。よかった。


ところで。
先日たまたま見たサイトでニュージーランドの空港にゴラム出現という記事を読んだんですが、今日はyahooのトップ記事でニュージーランド航空の諸注意PVが『ホビット』コラボだというのを拝見しました。素敵・・・!リンク先でその動画が観られるので、観てみましたが、トールキンの子孫とか、ピーター・ジャクソン出てる(※LotRシリーズ監督)じゃねえか(笑)。本人乙!!
わー、ニュージーランド航空乗ってみたい。そんでニュージーランド行ってゴラムにギャってなりたい(笑)。
・・・なんであんなに大きくしたんだろう、元ホビットだから「ちいせえおひと」のはずなのになー。ねー。

『LotR』撮影時にニュージーランドに設営されたホビット庄は惜しまれつつ解体されたとどこかで聞いた気がしますが、『ホビット』シリーズでまた使ったのなら、ホビット庄見学ツアーとかあるのかしら(※『LotR』の時はあったらしい)行ってみたい・・・!

何はともあれ、12月公開の『ホビット 思いがけない冒険』超楽しみです!!!!しかもこれも三部作になるとか!ヒャッハー!年に一作、再来年まで楽しめる!!しかも2D・3D同時公開らしいですね!こりゃあ両方観ないと!!

さて、公開までにちゃんと原作読み返しておかないと!!


TIGER&GAVAN

2012-10-22 00:40:25 | 映画

皆様ごきげんよう。昨日は色々あって疲れて寝オチした黒猫でございますよ。フヒヒ、サーセンwww
楽しかった!

色々って何だ?若さって何だ?と言いますと、前述した通り、劇場版TIGER&BUNNYを観に行って参りましたのですよ。

今回は前売券利用で新宿のバルト9で観ました。この劇場は座席のネット予約が可能ですが、前売券利用の場合、そのシステムは利用不可です。当日劇場窓口にて座席指定券との引き換えになります。
ネットで空席状況を観て、バルト9の1回目ならまだ当日引換でもイケるかな、という感じだったので、ここに決めたのです。

タイバニ劇場版は来場者特典として週替わりでヒーローカードの配布を行っており、 丁度この日(10/20)が5週目の初日でした。わたしは今まで2回観ていますが、1回目はワールドプレミアのライブビューイングだったので普通にカードはもらえましたが(ロックバイソンだった)、2回目は2週目に入って3日目に行ったらもう配布が終了していました。ネットで見た情報によると、場所にもよりますが3~4日目にはカード配布は終了してしまうところが多いようでした。
なので、最終週は是非ヒーローカードをもらいたい!と思っており、まあいくらなんでも初日分くらいはどこの劇場でもあるだろうと踏んではいたんですが、いざ貰うまではちょっとドキドキでした。でもちゃんと貰えました。
ちなみにレジェンドさんだったよ!わたしレジェンドさんも結構好きです。いいお声・・・(笑)。

それはそれとして。
お目当ての回は10:45~だったんですが、念の為10時に待ち合わせ。勢い余ったわたしは9:40頃には着いてしまい、ロビーで他の映画のチラシやグッズなどを見つつ時間を潰していました。
見ているうちに、『宇宙刑事ギャバン』も劇場版映画が丁度公開されているんだよな、と改めて知り、チラシを見たらタイバニの舞台、THE LIVEに出演なさった元祖ギャバン役の大場健二さんも出演されているし、チラシ記載のストーリー見る限り面白そうだし、「ヤッベこれも面白そう、観たいわギャバン」と思っていたら、ギャバンは本日この劇場で舞台挨拶があるとのことで、ギャバン目当ての方でかなり賑わっていました。

すごいねえ、と思いつつ、劇場イチ押しらしいサイボーグ009の展示物をチェックしていたあたりでお友達登場。すぐにチケット引き換えに並びましたが、「残席あと49席で空いている席はここだけです」と表示され、ほぼ前から3列しか残っていませんでした。ふえぇ・・・!タイバニ人気すごい。

どうにか前から3列目の端のほうに隣り合わせで席を取ることができ、そこで観ました。ネットでネタバレ考察やら小ネタ情報をチェックしていたので、今までの鑑賞で見落とした部分をチェックできてよかったです。
それにしてもオープニングのBEAMSコラボ衣装のシーンはあまりにも短すぎる・・・!もっとじっくり観たいよぉ。

映画の感想は別枠で述べるとして、今回超サプライズがありました。
あ、ありのまま、土曜に起こったことを話すぜ・・・!

映画が終了して、お手洗いに寄ったりしてちょっと時間を食って、すごい人混みの中帰ろうとしたら、「タイバニをご覧になったお客様、是非9Fロビーにお立ち寄りください。この回をご覧の方々にのみ素敵なサプライズがございます」というような趣旨のアナウンスが流れました。
なんだろね、と思いつつ、どうせ暇だし寄ろうか、と9Fに行ってみたら、

ワイルドタイガーとギャバンが来たよ。



最初にワイルドタイガー(ヒーロースーツ能力発動ver.)が登場して、客がギヤアアアア何コレどういうことなのウボアアアア、みたいなテンションになっていたところに、「もう一方、あのヒーローが駆けつけてくれました!」とのアナウンスが。
誰!?バニー!?と我々が色めき立つ中、現れたのは宇宙刑事ギャバンでした。
ギアアアアアアア!



すんごく画像がダメですいません。もうね、正直画像撮ってる場合じゃなかった。だってこんなのあるなんて予想もしてなかったもん!!!
アナウンスの方が「タイガーさんにご声援を」とか言うので、もうロビーはタイガーさんコールでえらいことになったんですが、そのあと「ギャバンにもご声援を」となったら、おそらくギャバン目当ての方でしょう、わたしの背後で「うおおおおギャバアアアアアン!!!」との野太い声があがり、わたしが一瞬冷静になるほどでした(笑)。でもとにかく皆予想もしないサプライズに居合わせた全員が大興奮でした!

THE LIVEを除くとワイルドタイガーのヒーロースーツを見たのは初めてです。しかも能力発動verで発光していて、綺麗だったぁ。
本人は言葉を発せないのですが、コミカルな動きはタイガーさんそのものでした。最後のほうで何故か四股踏んでた(笑)。

突然のサプライズでしたが、実はこの日ギャバン映画での舞台挨拶にワイルドタイガーが参戦というのは内々には決まっていたようです。やはり舞台でギャバンの中の人とご一緒した縁なんでしょうね。でも配給も違うのにこういうのが実現できてしまうのって素敵。

ギャバン上映シアター内での舞台挨拶はともかく、劇場内ロビーでのファンサービスはおそらく「どうせならやっちゃおうか」みたいな感じで急遽決まったものと思われます。「おじさんの思いつきで決まったため、彼も何をしていいかわからないようです」みたいなアナウンスあったし(笑)。
本当に嬉しいサプライズでした。

実は割と直前までバルト9とピカデリー(新宿でタイバニを公開しているもう一つの劇場)とで迷っていたので、最終的にバルト9にしてとても運が良かったのだなと思います。

・・・ちなみに、わたし多分ギャバン観に行っちゃうと思う(笑)。ヒーロー万歳!

『海猿 BRAVE HEARTS』

2012-07-24 00:33:47 | 映画

皆様ごきげんよう。またしても少しご無沙汰、黒猫でございますよ。すいません。

もう軽く一週間以上過ぎてしまいましたが、今更ながら『海猿 BRAVE HEARTS』のレビューを。

『海猿 BRAVE HEARTS』

海上保安庁に所属している仙崎(伊藤英明)は、恋人だった環菜(加藤あい)と結婚して、今や一児の父。現在は自ら志願し、信頼できるバディである吉岡(佐藤隆太)と共に最も危険な案件を扱う特殊救難隊に配属されていた。
妻の環菜は第二子を身ごもっており、バディの吉岡もキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)という恋人ができ、彼らは忙しいながらも充実した日々を送っていた。

ある日、吉岡は自信満々で美香に結婚を申し込むが、「結婚する気はない」と思いがけず断られてしまう。
そんな折、海上保安庁に羽田空港に向かっている346名を乗せたジャンボ旅客機の飛行不全情報が入る。その飛行機には乗員として美香が搭乗していた。

エンジンの片方が炎上し、飛行困難な状態の旅客機は、安定を保つことが難しく、このままでは安全に着陸できない。事故機の機長と連絡を取り合いつつ、地上では様々な案が検討されるが、最終的に東京湾への着水を試みることになる。しかしうまく着水できたとしても、ジャンボジェットは海上には20分しか浮いていられない。その20分で乗員乗客全員を救助すべく、海上保安庁、警察、消防、そして民間の船舶が協力し、救助体制を整えて着水を待つが・・・?

というような話。

はじめに申し上げておきますが、わたしは今まで『海猿』シリーズを1mmも観たことがありません。じゃあなんでコレ観たんだよ、と言われるとちょっと困るんですが、うん、なんかね、成り行きでね・・・。

バリバリの続きもので前作のラストから始まったりしたらどうしよう、そしたらもう寝てるしかないわ、と思っていたんですが、結果的にはそれまでを未見でも全然大丈夫でした。よかった。
せいぜい主人公は海上保安庁の職員で、自分が多少ピンチに陥ったとしても一人でも多くの人を助けたい熱い男なんだぜ、という程度を押さえておけば大丈夫かと。

いやあ、面白かったです。

海難事故の救助がテーマなので、事故が起きてからの救助場面が一番の見どころだと思うんですが、飛行機が着水するまでの飛行機内の状況なども見応えがありました。怖いよね!
海保の人たちももちろんすごくかっこいいんですが、機長(平山浩行)が超かっこいい。伊達に乗客の命を預かってないね。いやあ、この機長になら預けちゃうよね。しかし主人公と通信している時、機長が俗に言う死亡フラグ的な発言をしたので、ちょ、機長!今それ言っちゃだめえええ!フラグ!フラグ立つから!と焦りました(笑)。

皆が一丸となって乗客乗員を救助する中、吉岡は求婚してふられた女性を助けることになり、もうすぐ沈んでしまいそうな機内で力を振り絞るんですが、このあたりはせつなかったです。ちょっと泣いたわ。

ラストのあたりは書いてしまうとネタバレになってしまうので伏せますが、とにかく面白かったです。手に汗握って泣き所も笑いどころもあり、いい映画でした。

これを機会に今までのシリーズ観てみようかな。


蛇足ですが、その帰りに初めてロクシタンカフェに入りました。
次の週くらいから期間限定でアップルマンゴーのパフェが出るらしかったんですが、この時点ではまだなく、ぐぬぬと思いながらブリュレとハーブティーのセットを。
ハーブティーに入れる蜂蜜が2種類もついてきたり、なんだか分不相応感をひしひしと感じましたが、たまにはよかろうと自分に言い聞かせつつ堪能しました。美味しかったです。



マンゴーのパフェ食べてみたいけど、お値段といい雰囲気といい、やっぱりわたしには敷居が高いわぁ・・・。

『ラ・ワン』1円試写会

2012-06-21 13:13:57 | 映画

皆様ごきげんよう。バニラアイスが美味しい黒猫でございます。

さて。

『ロボット』の完全版を観がてら、トークショーつきの回に行った時、待っている間にこの映画の試写会のチラシをもらいました。1円で試写が観られるとのこと。じゃあ行くよね?行くよね当然?となり、チケットはローソンで独占販売というので、ローソンに行ってきました。(『ラ・ワン』公式はこちら

ご一緒する方の分と2枚でも2円。レジで2円だけ支払うのもなんだか気まずいので、一緒にプリン買っちゃったよ(笑)。

で、首尾よくチケットも手に入ったので、17日の回の試写会に行ってきました。
会場は恵比寿写真美術館。そこの視聴覚ホール的なところでの上映でした。

ロビーにポスター飾ってあったよ。




ところでこの映画、「映画宣伝部員大募集」ということで、この1円試写会を観た人たちからキャッチコピーや宣伝ビジュアルの作成などを募っています。それはいい。それはいいけど、未だに公式サイトの内容がペラいのはいかがなものか。ストーリーも記載されておらず、キャスト名はあるものの、誰が誰を演じたのかの記載はなし。ブログなりなんなりで宣伝してくれというスタンスの割には不親切設計だと思います。これじゃあキャストに馴染みがない人にとっては宣伝したくても誰が誰やら。CGとかロケ地とか、もっとアピールしてほしいポイントなどを載せておくべきじゃないでしょうか。


で、映画の内容ですが、ファミリー向けのSFです。


ゲーム制作会社に勤めるシェーカル(シャールク・カーン)は、ドジで天然なロンドン在住のインド人。社長に社運をかけたゲームの作成を求められ、息子のプラティーク(アルマーン・ヴァルマー)の「ワルはかっこいい」と言うのにヒントを得て、悪役が簡単にはやられないゲームを制作することにする。
スタッフとの打ち合わせの末、プレイヤーの分身であるキャラクターには「Gワン」、倒すべき敵となる悪役には「ラ・ワン」という名を与えて開発を進め、ついにゲームは完成する。

センサーのついたスーツを身体に装着し、画面中のプレイヤー使用キャラクター・Gワンと動きを同期させ、悪の化身ラ・ワンと闘うその格闘ゲームは、お披露目の席でかなりの好評を博し、同席した妻のソニア(カリーナ・ラームパール)も息子のプラティークもそれを喜ぶ。
同日夜、プラティークは父の同僚・アカシ(トム・ウー)にねだって、ゲームを体験プレイさせてもらう。ゲームの上手いプラティークは、いつも使っているハンドルネーム「ルシファー」という名でプレイし、ゲーム中の最高難易度であるレベル3に到達しそうになるが、その直前で帰宅のために中断させられる。
開発途中で悪の化身として自我が芽生えつつあったラ・ワンは、途中で勝負を放棄した「ルシファー」を殺すため、現実世界で実体化し、ルシファーを探すが・・・?

というような話。

ええとですね、インド映画!とか思ってウキウキして行くと、その期待は裏切られますのでご注意下さい。かなりインド要素の薄い映画でした。
そもそも舞台の半分くらいはロンドン。後半、ムンバイに移動しますが、インドらしいシーンはあまりなく、ほぼ主人公一家の家と周辺で終わります。まあ、その分イギリスでのカーチェイスはかなり派手でしたが。

わーいインド映画インド映画、と思って行くとショボンとなりますのでご注意下さい(´・ω・`)。

ダンスシーンも何度かありますが、群舞のダンサーは白人が多いし、洋服で踊るシーンのほうが多いし、ストーリー的にもあまり無理がない感じ(パーティーの最中とか)で挿入されているので、「は?なんで今ダンス?」という唐突さはなく、なんかインド映画らしくないです。うーん。


結構早いうちにシャールク演じる主人公シェーカルに不測の事態が生じ、「え、このあとどうすんだよ」と思いますが、なるほど、という展開になります。シェーカルはドジで天然というキャラで、シャールクの得意とする陽気な役どころですが、髪型が面白すぎてその時点で面白い(笑)。シェーカルをめぐる背景を描く前半に、シャールクのヒット作である「Kuch Kuch Hota Hai」のテーマが一瞬流れ、びっくりしました。シャールクファンにはニヤっとするポイントなんじゃないでしょうか。

kuch kuch hota haii



後半、Gワンという人物もシャールクが演じています(※公式サイトトップ画像の人物)が、こっちはクールでスタイリッシュ。見た目はね。
中盤~終盤は主役は誰なの状態というか、子役のアルマーン君が相当頑張ってます。まあ、ファミリー向けっぽいのでこの一家全員が主役とも取れるかな。
シャールクもかなり頑張ってますよ。試写会場の外に掲示してあったインタビューによると、アクションの70~80%は自分でやったとか。成程いい身体してました。


ラ・ワンは二次元から実体化した摩訶不思議な存在なので、実在の人物に擬態することが可能で、後半は一貫してアルジュン・ラームパールが演じていますが、初期状態のフードを被った禍々しい姿のほうがそれっぽくてよかった気がします。

「ルシファー」ことプラティークを殺すためだけに現実世界に実体化し、目的実現のために邁進するラ・ワンですが、何故かとても要領が悪い。道行く人の携帯電話に介入して情報を得るシーンがあるのに、「ルシファー」については地道に人に聞いて回る有様。電子機器に介入できる力があるならまずググれよとものすごく思いました(笑)。

この、ゲーム上の人物が実体化したラ・ワンの設定がちょっと曖昧で、実体化前後にちょっと辻褄が合わない所があったり、素朴な疑問が湧いたりもしましたが、全体的なストーリーとしてはさほど荒唐無稽さもなくまっとうで、普通のファミリー層向けSFだなあという感じがしました。CGもきれい。

要するに何が言いたいのかというと、わたしの求めていたインド映画とはちょっと違った。(´・ω・`)まあ、勝手に期待したわたしが悪いんですけど・・・勝手に『アーリャマーン』を期待したわたしがいけないんでしょうね。

アーリャマーン


まあ、シャールク主演で今更こんなクオリティはないか。

なんていうか、もっと「ええええー」と言いたくなる無茶な感じを予想していました。『ロボット』の後だけに。


ところでこの映画、わたしのいとしいしと、ラジニカーントが『ロボット』のチッティ役としてカメオ出演しています。この情報を事前に『ロボット』のトークショーで聞いていたので、それらしきシーンになったとき「ラジニどこだ!?どこ!?」と目を皿のようにしてガン見したんですが、必要なかった。カメオってレベルじゃない堂々とした出演ぶりでした。劇中で『ロボット』のメインテーマまで流れたもん(笑)。そして周囲の人の盛り上がりったら(笑)。しまいにはカリーナーが「ラジニ様」って言っちゃってた(笑)。カリーナー、それチッティ!(※役名)チッティだから!

しかし『ラ・ワン』に出てきたチッティはロボット本編では一度もお目にかかったことのないルックスでした。服装はチッティVer.2.0風(全く同じではなかった)だけど、髪型はラジニ寄りのまま。サングラスも違いましたが、こっちのほうが似合ってたな。サングラスアクションまでやってくれて、個人的には大満足です。ラジニ最高!このシーンのためだけにまた観に行くと思います(笑)。

歌って踊って~、というインド映画ではないので、普通にSF映画を観に行く気持ちで観たらいいと思います。ただ、あまり細かいことは気にしない気持ちが大事という点ではインド映画かも(笑)。

『ラ・ワン』の1円試写会は6/24まで開催されますので、ご興味のある方は1円持ってローソンにGO!