総評:★★★★★ 是非とも皆さんに読んでほしい!
面白い度:★★★★★ 面白い内容だった!
読みやすい度:★★★★★ あっという間に読んでしまった!
ためになる度:★★★★★ ためになった
また読みたい度:★★★★★ また読みたいです
稲盛和夫さんシリーズ3弾目。
でました満点!まさかここで出るとは・・・
今回は今までの経営や会計の内容とは違って、稲盛さんの哲学、考えていることについて書いてある。なので必ずしも実際に役に立つ具体的な方法が書いてあるわけではない。
内容としては、生きることとか、死ぬこととか、宇宙のこととか、神についてとか、そういった哲学的な考え方が書いてある。
そんな今までとはちょっと違った内容だが、この本の内容のほぼ全てについて、自分と共感できる内容だった。
今までに「アミ 小さな宇宙人」シリーズを読んで、結構今までの考え方を変えさせられた程の衝撃を受けたけど、この本には、それとほぼ同じことが書いてあった。
稲盛さんはどうやってそんなことを知ることができたんだろうとも思った。
会社の経営をしながら、そういった深い知識、洞察力を得ることができた稲盛さんっていったい・・・って思った。
もうひれ伏するしかないです。
面白かった内容としては、仏教には、「布施」「持戒」「忍辱(にんにく)」「精進」「禅定」というプロセスがあり、それを行っていくと、最後には、「智慧(悟り)」に至るという話が面白かった。
まさに仏教の考え方をこの本で学ぶことができました。
あと稲盛さんは西郷隆盛を尊敬しているということが知れたので良かった。
西郷隆盛は「竜馬がゆく」で読んだが、本当に底の知れない人物で、その大らかかつ大胆な性格が、多くの人を惹きつけているという印象を受けた。
そんな西郷隆盛を尊敬しているということで、また西郷さんについて色々調べてみたいと思った。
また共感できる部分として、現代の世の中にいる人たち若者、大人など、色々なものに満たされているはずなのに、生きる希望を見出すことができていない人が多いという内容があった。それは自分も同じで、青少年犯罪や、陰湿ないじめ、または自殺など、何か陰惨たる世の中になっていることに非常に疑問を感じている。人々は今の時代になって何かしら心の安定や、平穏な精神を築くことができていない気がする。
そんな現代を生きる世の中の人たちにこの本を見てほしい。悩みや苦悩を抱えて、何か満たされないと感じている人に、何かしらの解決策がこの本に書いてあるのではと思う。心が大らかになり、前を進めるようになるエネルギーを受け取ることができると思う。
そんな本でした。
最後にまたためになった内容を抜粋する。
・植物を見ても昆虫を見ても、自然界で怠けているものは一つたりともありません。道端に生える雑草も、真夏の酷暑のなかでも、また真冬の極寒のなかでも、必死に生き延びようとしています。例外は人間だけで、怠けたり遊んだりしようとする。
・死ぬときまでにどれだけ人格、品性を高めたか、そのことだけが人生の勲章であり、事業で成功する、学問で博士号をとる、組織で高い地位に就くなどということはあまり価値がないのです。また、そう思うと気が楽にもなります。
・科学的がどうかという枠組みを第一義にするのではなく、「どういう考え方が人間にとって、あるいは宇宙にとって必要か」という視点で考えるべきではないでしょうか。
・結局人間は、その人の意識と行動によって、よき方向にも悪しき方向にも進むのです。つまり、人間は生きていく以上、自由であるがゆえに悪をつくる可能性が十分あるのです。しかし、自分を抑えることによって、悪をつくらず、善をなすこともできるのです。
・人間は存在するだけでも価値があります。たとえ悪をなしたとしても価値はあるのです。
・人間に求められるものは、もっとも価値ある存在としての誇りと、それに伴う責任なのです。
・「人間が他の生命、他の動物と同じ存在」とする考え方が、結局は人間の価値を低からしめることになっているように感じます。もっとも価値ある存在だということをもっと強調して、その誇りに伴う責任を自覚するよう、私たちは自分自身に対する見方を変えていかなければいけません。
・人間性を磨くこと、すなわち魂を磨くこと、それが大事なことであり、魂を磨く、つまり人間性を高め、素晴らしい人格を身につけることこそが、人生の本当の目的なのです。それを抜きにして現世を生きる意味はありません。
なんかこう書いていくと泣けてくるな~・・・
学生は学校の勉強より先にこういった考え方を学んだ方がいいと思う。
面白い度:★★★★★ 面白い内容だった!
読みやすい度:★★★★★ あっという間に読んでしまった!
ためになる度:★★★★★ ためになった
また読みたい度:★★★★★ また読みたいです
稲盛和夫さんシリーズ3弾目。
でました満点!まさかここで出るとは・・・
今回は今までの経営や会計の内容とは違って、稲盛さんの哲学、考えていることについて書いてある。なので必ずしも実際に役に立つ具体的な方法が書いてあるわけではない。
内容としては、生きることとか、死ぬこととか、宇宙のこととか、神についてとか、そういった哲学的な考え方が書いてある。
そんな今までとはちょっと違った内容だが、この本の内容のほぼ全てについて、自分と共感できる内容だった。
今までに「アミ 小さな宇宙人」シリーズを読んで、結構今までの考え方を変えさせられた程の衝撃を受けたけど、この本には、それとほぼ同じことが書いてあった。
稲盛さんはどうやってそんなことを知ることができたんだろうとも思った。
会社の経営をしながら、そういった深い知識、洞察力を得ることができた稲盛さんっていったい・・・って思った。
もうひれ伏するしかないです。
面白かった内容としては、仏教には、「布施」「持戒」「忍辱(にんにく)」「精進」「禅定」というプロセスがあり、それを行っていくと、最後には、「智慧(悟り)」に至るという話が面白かった。
まさに仏教の考え方をこの本で学ぶことができました。
あと稲盛さんは西郷隆盛を尊敬しているということが知れたので良かった。
西郷隆盛は「竜馬がゆく」で読んだが、本当に底の知れない人物で、その大らかかつ大胆な性格が、多くの人を惹きつけているという印象を受けた。
そんな西郷隆盛を尊敬しているということで、また西郷さんについて色々調べてみたいと思った。
また共感できる部分として、現代の世の中にいる人たち若者、大人など、色々なものに満たされているはずなのに、生きる希望を見出すことができていない人が多いという内容があった。それは自分も同じで、青少年犯罪や、陰湿ないじめ、または自殺など、何か陰惨たる世の中になっていることに非常に疑問を感じている。人々は今の時代になって何かしら心の安定や、平穏な精神を築くことができていない気がする。
そんな現代を生きる世の中の人たちにこの本を見てほしい。悩みや苦悩を抱えて、何か満たされないと感じている人に、何かしらの解決策がこの本に書いてあるのではと思う。心が大らかになり、前を進めるようになるエネルギーを受け取ることができると思う。
そんな本でした。
最後にまたためになった内容を抜粋する。
・植物を見ても昆虫を見ても、自然界で怠けているものは一つたりともありません。道端に生える雑草も、真夏の酷暑のなかでも、また真冬の極寒のなかでも、必死に生き延びようとしています。例外は人間だけで、怠けたり遊んだりしようとする。
・死ぬときまでにどれだけ人格、品性を高めたか、そのことだけが人生の勲章であり、事業で成功する、学問で博士号をとる、組織で高い地位に就くなどということはあまり価値がないのです。また、そう思うと気が楽にもなります。
・科学的がどうかという枠組みを第一義にするのではなく、「どういう考え方が人間にとって、あるいは宇宙にとって必要か」という視点で考えるべきではないでしょうか。
・結局人間は、その人の意識と行動によって、よき方向にも悪しき方向にも進むのです。つまり、人間は生きていく以上、自由であるがゆえに悪をつくる可能性が十分あるのです。しかし、自分を抑えることによって、悪をつくらず、善をなすこともできるのです。
・人間は存在するだけでも価値があります。たとえ悪をなしたとしても価値はあるのです。
・人間に求められるものは、もっとも価値ある存在としての誇りと、それに伴う責任なのです。
・「人間が他の生命、他の動物と同じ存在」とする考え方が、結局は人間の価値を低からしめることになっているように感じます。もっとも価値ある存在だということをもっと強調して、その誇りに伴う責任を自覚するよう、私たちは自分自身に対する見方を変えていかなければいけません。
・人間性を磨くこと、すなわち魂を磨くこと、それが大事なことであり、魂を磨く、つまり人間性を高め、素晴らしい人格を身につけることこそが、人生の本当の目的なのです。それを抜きにして現世を生きる意味はありません。
なんかこう書いていくと泣けてくるな~・・・
学生は学校の勉強より先にこういった考え方を学んだ方がいいと思う。
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