asano.net

読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

中小企業診断士への道のり⑮:最後に

2024-04-22 01:07:35 | 中小企業診断士
中小企業診断士への道のりと題した集中投稿はこれで最後になる。
最後は今まで扱えなかったテーマをつらつらと。


■デジタル時計
試験当日は、早稲田大学の大講堂で受けたが、その試験の雰囲気は今まで感じたことないものだった。
資格試験を今までいくつも受けてきたが、まずは空席が全然見当たらなかった。情報技術者試験などは、空席もちらほらあったりし、申し込んだが当日は来ない方というのもある程度いたと思う。(誰でも申し込めるため)

しかしこの2次試験の会場はまず空席がまずなく、受験者の皆様に難関な1次試験を突破してきたオーラを感じたし、この2次試験にかける強い意気込みを持った方たちがすごくいて、会場がピリピリしていた。

自分は時間を計るのに腕時計を持参していたが、自分の席の2つ前に、大きめのデジタル時計を用意している方がいた。
実際に試験を受けた際、自分は持参のアナログ時計ではなく、この2つ前の席のデジタル時計を見て時間を確認していた。

デジタル時計は秒までしっかり分かるので、試験があと何秒あるかも分かるため、最後の答案の書き直しができるかどうかをそれを見て判断したりしていた。対してアナログは大まかな時間を把握するのには向いているが、1秒単位でどれくらい残っているかなど、正確に計るには不向きだと思う。

なので、この2つ前の席の人のデジタル時計を成り行き上利用させてもらったが、とても有効だったので、試験にはデジタル時計を持っていくのかいいと思う。


■ファイナルペーパー
受験生の方はファイナルペーパー(FPとも記載される)を作っていた方もいると思うが、自分ももちろん作成した。

ファイナルペーパーは、自分の弱いところ、または覚えておくべきことなどをまとめておき試験直前に確認し知識の最終整理をするためのものだが、他の人がネットに公開していたりする。それを知識の整理に使用するのもいいが、自分はオリジナルのファイナルペーパーを作っておくことをお勧めする。
理由は自分の弱いところや覚えておくべきところは自分でないと作れないからであり、自分の手で作るからこそ知識の定着や拡充につながるからである。

自分は、マインドマップを使って事例毎に、「方向性」、「キーワード」、「フレームワーク」、「過去問からの気づき」等にまとめて作っていった。特に、過去問をやっていっての失敗経験からの気づきなどは、まとめていくと次からは忘れなくなるのでとても有効だと思う。

自分の作っていったファイナルペーパーを参考のために上げておきます。(汚くてすみません。。)
ちなみにマインドマップは自分の頭の中の情報の整理にとても役立つ手法なので、もし使ったことがない方がいたら是非ともおススメです。


■勉強を続けてこれたこと
診断士試験の1次試験はとても幅広い知識、2次試験はどちらかというと狭く深い知識を求められる。
その内容としては、今まで勉強してきた中で一番の勉強量と勉強時間が必要となった試験だった。

まず1次試験を突破できただけでもかなりの難関を突破してきた証であるのに、そこから2次試験でさらに難しい知識を求められふるいにかけられ、それも2次試験の採点基準が全く公表されないというかなりの鬼畜仕様の試験である。

そんな中、勉強を続けてこれたのはなぜだろうかと思う。
それは、自分の知らないことに興味を持って取り組んでいこうと思う知識欲だったり、診断士になりたいと思う渇望だったり、こういったことがしたいという思いだったり、または高い壁を用意されるとどうやっても乗り越えていきたいというM気質のようなものがそうさせるのか?診断士の方たちはそういった特性が備わっているんだと思う。

必要とされるのは知識の整理や活用の引き出し、論理的な思考力、広く深い知識などの知識スキルというよりかはどちらかというと、努力、諦めない心、ストレス耐性などのメンタル的なスキルが求められるんじゃないかと思う。
または時間管理力や勉強の進め方などの仮説・検証能力、PDCAサイクルによる自己改善など、またプライベートと業務の折り合いをつける方法など、学力の範疇を超えた自己管理能力も試され、運も含めた本当にその人の総合力が試されると思う。

自分はそんな中で興味を持って取り組んでこれたという思いや、M気質的なところがあったのかなと思うし、また自らのストレス耐性もかなり高めだと自負しているので、そういった所がうまく作用したのかなと思う。

受かることができたのは運も大きいと思っていて、受からせてもらったからには単に資格としての1ステータスだけにはせず、周りの方々への恩返しや、社会貢献、組織貢献など、より良い使い道ができるように感謝の心を持ってしっかり有効活用していきたいと考えています。


■頭の回転力と力強さ
以前の記事で、179冊目:「勝負論 ウメハラの流儀」という本の感想を書いたが、ここに書いてあったウメハラさんの「頭の回転が速い」と、「頭の回転が強い」 という概念があるという内容があり、自分はそれをなるほどなと思った。

「回転が速い」というのはその場の気づきや話の持って行き方など、臨機応変の対応力になり、「回転が強い」というのは早くはないが物事をじっくり考えられる力といった内容であった。

自分は回転は速くはないが、回転が強いというのは自信を持って言えると思う。この頭の回転が強いという力強さが今までこつこつと物事を続けられる下地になっているんだと思う。この診断士試験を5年に渡って受け続けたこととか、このブログの記事も然りである。

自分の好きな漫画にジョジョの奇妙な冒険があるが、自分は7部が一番好きである。その中に「一番の近道は遠回りだった」という名言がある。今まで資格をひたすら取得し続けてきたが(それを遠回りというかは微妙だが)、それを実際に活かせるように、今まで続けてきたことが一つの線になり、シナジーを持った大きな力になるように、これからも一歩一歩確実に進んでいこうと思う。

頭の回転の力強さを止めないように、これからも維持して、今後は資格取得のためではなく、この診断士の活動を通じて社会に還元できるように、これからさらに頑張っていこうと思います。

また書く内容があれば投稿させていただきたいと思いますが、今までの中小企業診断士についての投稿は最後とさせていただきます。
そんなんで、この中小企業診断士への道のりは以上☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする