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中小企業診断士への道のり⑫:再現答案比較!事例Ⅱ

2024-04-11 23:31:37 | 中小企業診断士
次に事例Ⅱの比較を行う。
事例Ⅱの問題冊子はこちらから。

事例ⅡはOさんが65点、自分が53点であった。


第1問(配点 30 点)
B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150字以内で述べよ。

Oさん
顧客は、少年野球チームと保護者。金銭的負担の理由や女子チームにてメンバーの確保が課題。競合は、近隣の低価格の大型スポーツ用量販店。自社は、野球用品を専門的に取り扱い、ブランド用品の取り揃え、加工技術の高さ、オリジナル用品の対応力、野球用品の提案力、仕入ルートが強み。HPの活用不足が弱みである。
自分
①顧客は少年野球チームの監督と野球チームメンバーの保護者で、野球用品の買い替えに伴う金銭的負担が悩みである②競合は大型スポーツ用量販店で低価格志向③自社はa)用品の品揃えb)ユニフォームの加工技術と納品力c)オリジナル商品への対応力d)提案力があり野球用品に専門化しているのが強み。弱みは低価格化できないこと。
⇒Oさんの解答の方がとてもコンパクトにまとまっている。顧客に女子チーム、自社でHPの活用不足に言及できたのが大きいと思う。どちらの解答もセオリー通りしっかり自社の弱みに言及しているのがポイント。


■第2問(配点 20 点)
低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニフォーム、バット、グラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることになるため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。  B社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新しい流れを考慮して、100字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)。

Oさん
方法は、月額の定額利用サービスとする。毎月少額でユニフォームや野球用品の利用ができ、B社高品質用品の利用ニーズにも応え、顧客金銭負担や一時的な出費を防ぎ買い替えに対応し長期的に利用を促し競合に対抗する。
自分
販売方法はサブスクリプションによる定期定額サービスの実施である。これにより①野球用品一式の提供や買替えを柔軟にできるようにし②汎用品やより良い用品の利用もオプションで選べるようにし顧客の囲い込みを図る。
⇒Oさんの回答がコンパクトでうまくまとまっている。「月額の定額利用サービス」がうまい。自分は、「サブスクリプション」、「これにより」で字数が多くなってしまっている。あとOさんの少額と、高品質の記載もかなり効果的だと思う。


■第3問(配点 20 点)
 女子の軟式野球チームはメンバーの獲得に苦しんでいる。B 社はメンバーの増員のために協力することになった。そのために B 社が取るべきプロモーションやイベントについて、100字以内で助言せよ。

Oさん
①販促はSNSへユニフォームヘ自社加工した画像を投稿し訴求する。②河川敷で地域と協力し女子野球のリーグ戦を立ち上げ、B社の用品試用や体格等に応じた用品提案会を行い直接訴求し、女子部員増加と開拓を行う。
自分
プロモーションはSNSにて女子の軟式野球が盛んな地域の動画を配信し楽しさを訴求し保護者からの相談窓口を開設する。イベントは商品説明会を開き刺しゅうによるおしゃれなユニフォームを女子に訴求し希望者を増やす。
⇒Oさんの河川敷でのイベントはかなり良い回答だと思う。これはヒント出てたので使っておかないと点数が伸びなかったと思う。


■第4問(配点 30 点)
 B 社社長は、長期的な売上げを高めるために、ホームページ、SNS、スマートフォンアプリの開発などによるオンライン・コミュニケーションを活用し、関係性の強化を図ろうと考えている。誰にどのような対応をとるべきか、150字以内で助言せよ。

Oさん
地元の本格志向の少年野球の監督やメンバーを標的とする。チームデータ管理、要望の情報把握、アドバイス管理の機能を持つHPやSNSを長男のITノウハウを活用し開発する。B社のアドバイス提案等を双方向で意思疎通し、顧客ニーズを直接収集し用品開発に活かし、長期的関係性を作り愛顧で固定客化し他社へ対抗する。
自分
①野球チームの監督に向けて各チームのデータ管理、保護者の要望が把握できるようアプリの活用を提案しまた試合結果の配信や試合のマッチングを行う②保護者向けに相談窓口を開設し要望の受付とアドバイス、子供の体格や技術に応じた野球用品の提案を行い関係性強化を図りLTVを向上させる。
⇒ホームページ、SNS、スマートフォンでそれぞれ解答を作るべきだったかなと思った。またOさんの解答に比べて自分の解答はターゲットも施策もよく分からないなと思った。


(総評) 
問2まではOさんも自分もそこまで点数の差はついていなかったんじゃないかと思うが、問3の河川敷を使ったイベント例、また問4のターゲットの選定と具体的な施策の記述辺りで点数の差がついてしまったんじゃないかと思う。
与件の解答に使える要素をどの設問に対して使うかというのと、しっかりとターゲットを選定できたかというのが今回の事例Ⅱの大きなポイントだったんじゃないかと思う。

そんな感じで事例Ⅱの比較は以上☆
コメント
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