asano.net

読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

中小企業診断士への道のり⑬:再現答案比較!事例Ⅲ

2024-04-12 21:38:25 | 中小企業診断士
次に事例Ⅲの比較を行う。
事例Ⅲの問題冊子はこちらから。

事例ⅢはOさんが66点、自分が60点であった。


第1問(配点 10 点)
C 社の生産面の強みを2つ40字以内で述べよ。 
Oさん
①多品種少量生産の設備と品揃え支援体制
②社長や工場管理者のホテルの料理人経験
自分
強みは①ホテルや旅館での料理人経験がある工場管理者②販売先料理長との連携力である。
⇒最近では珍しい10点問題。どのように点が入っているかは分からないが、ここではあまり差はつかないんじゃないかと思う。


■第2問(配点 20 点)
C 社の製造部では、コロナ禍で受注量が減少した2020年以降の工場稼働の低下による出勤日数調整の影響で、高齢のパート従業員も退職し、最近の増加する受注量の対応に苦慮している。生産面でどのような対応策が必要なのか、100字以内で述べよ。 
Oさん
対応策は、①総菜製造班を課長が横断で指示監督し作業員の多能工化で人員効率化し、②販売先からの仕様を明文化し整理し、顧客や社内共有し指示精度を高め変更指示を減らし稼働率を高め増加する受注量へ対応する。
自分
対応策は①前処理や計量・カットなどの工程の外部活用の検討②工場管理者が必要によって作成しているメモ程度のレシピの一元化とマニュアル化を行い従業員に共有し生産指示や加工方法の指導の消力化を行うことである。
⇒Oさんは頻出キーワード「多能工化」を使っている。自分はC社のコアコンピタンスの調理以前の工程を外部活用するとしたが、これは多能工化の方が得点が入っているんじゃないかと思う。また自分は正しくは省力化を消力化と書いており、シャオリーしてしまった。


■第3問(配点 20 点)
C社では、最近の材料価格高騰の影響が大きく、付加価値が高い製品を販売しているものの、収益性の低下が生じている。どのような対応策が必要なのか、120字以内で述べよ。 
Oさん
対応策は、①原材料や調味料の入出庫記録を付け在庫管理徹底し、②生産計画を経験値でなく必要量を標準化し精度を高め消費期限考慮の上発注する。これにより、計画に合わせ一括発注と、在庫減少し廃棄ロスを防ぎコスト低減で収益低下と材料高騰へ対応する。
自分
対応策は精度の高い生産計画・生産統制による徹底したコスト削減である。具体的には①生産計画、受注計画、納品計画を一貫して作成し頻度を納品計画に合わせ週次にする②食材や調味料の必要量の標準化③入出庫業務の徹底した管理による在庫削減の実施である。
⇒どちらも似たような内容になったと思うが、あまり点数に差はつかなかったんじゃないかと思う。


■第4問(配点 20 点)
C社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。また、食品スーパーX社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。創業から受託品の製造に特化してきたC社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120字以内で述べよ。 
Oさん
新規採用した外部人材を中心に前職の開発と管理経験を元に企画開発を行う。X社や既存の販売先ニーズを収集し橋渡し役として社内外関係者と連携し、工場管理者のホテル料理人経験を活用し試作をを行い自社独自製品を開発し差別化する。製品開発部も人員拡充する。
自分
①製品販売先のホテルや旅館の販売先料理長が来社するタイミングやX社商品企画担当者との打合せ時にニーズを収集し②収集した情報を元に工場管理者と製造開発の実務や管理経験がある外部人材とで連携し新商品の企画開発を行い既存と差別化した開発を行うべき。
⇒こちらも両者似たような解答になった。あまり点数に差もつかなかったんじゃないかと思う。


■第5問(配点 30 点)
食品スーパーX社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、C 社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。このC社社長の構想について、その妥当性とその理由、またその際の留意点をどのように助言するか、140字以内で述べよ。 
Oさん
妥当性はある。既存事業を効率化しコスト削減を行い余力を作り、工場管理者による標準化や仕様やOJTで新規採用者を育成し生産体制の構築が可能で、社長のマネジメント力で新規事業を統括管理し生産能力を確保できる為。留意点は、総菜商品の配送と納品のタイミングを合わせ効率化の必要性がある。
自分
妥当性は十分にあると考える。理由は生産計画を精緻化する余地はあるが、受注量が回復してきたため既存と異なる工場を新設し専門化する必要性がある。留意点は新規採用者を中心とした体制に既存の従業員を入れシナジーの発揮②新工場のレイアウトを商品開発に特化したものにし開発効率を高める必要がある。
⇒どちらも方向性は同じ。Oさんの方が理由に「標準化」「OJT」「社長のマネジメント力」などキーワードが入っているので、加点されるならここかと思う。


(総評) 
Oさんも自分もどちらも解答の内容としては結構同じような所が多かったかなと思う。ここまで似てるのも面白いなあと思った。点数の差がついたのは問5だろう。Oさんの方が理由に要素が色々入っていて分かりやすかったと思う。

そんな感じで事例Ⅲの比較は以上☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする