本項では、湯浅憲明監督に代表される昭和のガメラシリーズについて、視聴記や関連書籍の書評などを御紹介致します。
前回の「湯浅版視聴記など 07/18」はこちらです。
まず前半は、視聴記の御紹介から。
『オークション暗黒大陸★渇野郎』
http://blogs.yahoo.co.jp/salerbuyer/
さん、7月18日の更新。
ガメラ対ギャオス【写真あり】
http://blogs.yahoo.co.jp/salerbuyer/55927554.html
写真はDVDのカバー。大判のお写真が一枚。
「お客様、お目が高い。特撮技術が云々ではなくて
まじめに取り組んでいるかが問題なんですよ。
設定に無理のあるシリーズであるにもかかわらず
うなずける所のある一品だと・・・オラもそう思います。」
優れたご意見だと思います。
ところで、
DVDのカバーは昭和版ポスターと同じ絵柄だと思うんですけど、
そこに書き込まれているアオリ文句が、
「人喰いギャオスが殺人音波で襲ってきたぞ!
つっこめガメラ!火炎噴射のマッハ3で体当たりだ!」
…いいテイストですねえ。
『お父ちゃんのふるほ日記』
http://blog.livedoor.jp/fukurou8937/
さん、7月21日の更新。
怠惰な生活【写真あり】
http://blog.livedoor.jp/fukurou8937/archives/51406242.html
CATVで録画した映画をまとめて視聴してます。
本日の一本目は、「ガメラ対ギャオス、大怪獣空中戦」
「ギャオスはプラモデルで作ったことがあり愛着がある。
飛行姿勢がかっこよく、空中で停止したままその場で回転できる、超音波カッター、強烈な消化剤を腹から出すなど、その強さが際立つ。
ガメラが子供の味方というのは、この作品から固定化されたようだ。」
ほかにもいろいろご視聴。
前回は「視聴記 07/18」にて、第一、二作のレビューを御紹介致しました。第二段。
『玩具道楽・・・三昧』
http://plaza.rakuten.co.jp/baradagi/diary/
さん、7月24日の更新。
昭和ガメラDVD2【写真あり】
http://plaza.rakuten.co.jp/baradagi/diary/200807240000/
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」と「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の二作をレビュー。
写真はDVDのカバー(二部で一枚)です。
「さて今回は「昭和ガメラDVD 第二弾」です。「大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス」は弧度向け路線に舵を切ったばかりの作品。平成に復活したギャオスの初登場作品でもあります。ストーリー的には、大人向けの設定を残しながら、何故か子供の思いつきを、何の検証もなく対ギャオス作戦として実行してしまったりする大映ワールドが垣間見えます。」
コメントの内容が、二作品で全然異なっているあたりに、最終評価の影が既に見え隠れしてます。まあ実際そのご評価通りだとは思いますけど。^^;)
お仕事、はやく片付くと良いですね。
ここからは、「など」の方です。
新刊を書評:
『音盤皇女の劇伴日記』
http://cd-princess.moe-nifty.com/soundtrack/
さん、7月23日の更新。
トンデモ音楽の世界【写真あり】
http://cd-princess.moe-nifty.com/soundtrack/2008/07/post_4d89.html
と学会+α著、唐沢俊一編の、新刊本レビュー記事です。
写真は本の表紙で、Amazon.co.jpへのリンク付き。
「この本には付録CDが付いていて、トンデモ音楽そのものをネタにしたような曲が収録されているのですが、これを手掛けているのが以前に『刑事クラ』で取り上げた《杉ちゃん&鉄平》です。
収録曲は以下の通り。」
収録された6曲のレビュー中で、曲番.01の「怪獣協奏曲」中に、ガメラマーチが演奏されるそうな。
CD付き書籍として、割り切った構成になっている、とのご評価です。
「ガメラ」に「と学会」、その上に「杉ちゃん&鉄平」という、ガメラ医師の心の琴線を激しく掻き鳴らす組み合わせです。
特に、「杉ちゃん&鉄平」が広く世に知られるのが嬉しいな。 ヾ(^o^)ノシ
既刊の書評:
前回は「6月初めの写真系情報」にて「最近入手した、化粧箱入り平成ガメラ三部作の脚本」を御紹介。
『ばむばんか惰隠洞』
http://www.bumbunker.com/
さん、7月23日の更新。
2008-07-23【写真あり】
http://www.bumbunker.com/?date=20080723
ガメラを創った男 評伝 映画監督・湯浅憲明のレビュー記事。
「商売ものに手をつけるシリーズ。職人監督としてその名も高い湯浅憲明氏の映画造りに対する思い、自身が経験してきた映像作品造りの現場でのさまざまな体験談や回想を交えての聞き語り。潮健児氏の本でも感じたけれども、こういうメインストリームからは微妙に外れているけれど、知られざる人気者にして玄人好みなキャラクタに対する探求本のようなものを企画・制作させると唐澤のお兄ちゃんは大変良い仕事をなさると思う。」
ネタばれにならない、程よいレビューです。
後半部分の映画誌上コメンタリーで、映画の予算と誌上コメントの量について述べた件とかは、慧眼かと思いました。
総合評価は、★★★☆。
資料系:
これまでに「湯浅版関連情報 07/10/18」で「ガメラ咆哮録音」の話題を、また「同 08/02/29」では「湯浅憲明監督新人時代の秘話」を、各々御紹介。
大映は永田雅一社長のご子息、永田英雅さんのBlogより、
『永田英雅の『映画のあれこれ。』 』
http://ameblo.jp/4114/
さん、7月25日の更新。
映画音楽の使命と監督さんの音楽感
http://ameblo.jp/4114/entry-10099661410.html
現在もそうかもしれませんが、当時の劇伴は、ラッシュを見て即興に近い状態で作曲し、演奏もほぼ初見で、20時間くらいで一気に映画全編のダビングを行っていたとの事で、永田社長と近衛秀麿さんとの親密な関係から、オーケストラの『近衛楽団』が、大映東京撮影所の専属のように各作品の音楽の演奏を引き受けてくれていたのだそうです。「近衛楽団の件は、外部には漏らさなかったので、我が社の社員も、専属演奏家と思って居りました。作品の総体に流れる音楽は本当にうれしく内心自慢の一つでした。
私の「ガメラ」の主題歌。(僕らのガメラ)(ガメラマーチ)も近衛楽団の方々の演奏で嬉しかったです。
近衛楽団の皆さん、本当に有り難う御座いました。」
毎度の事ですが、現場に居られた当事者の回想は、たいへん貴重な資料かと思います。
本日は、あと二本更新の予定です。
前回の「湯浅版視聴記など 07/18」はこちらです。
まず前半は、視聴記の御紹介から。
『オークション暗黒大陸★渇野郎』
http://blogs.yahoo.co.jp/salerbuyer/
さん、7月18日の更新。
ガメラ対ギャオス【写真あり】
http://blogs.yahoo.co.jp/salerbuyer/55927554.html
写真はDVDのカバー。大判のお写真が一枚。
「お客様、お目が高い。特撮技術が云々ではなくて
まじめに取り組んでいるかが問題なんですよ。
設定に無理のあるシリーズであるにもかかわらず
うなずける所のある一品だと・・・オラもそう思います。」
優れたご意見だと思います。
ところで、
DVDのカバーは昭和版ポスターと同じ絵柄だと思うんですけど、
そこに書き込まれているアオリ文句が、
「人喰いギャオスが殺人音波で襲ってきたぞ!
つっこめガメラ!火炎噴射のマッハ3で体当たりだ!」
…いいテイストですねえ。
『お父ちゃんのふるほ日記』
http://blog.livedoor.jp/fukurou8937/
さん、7月21日の更新。
怠惰な生活【写真あり】
http://blog.livedoor.jp/fukurou8937/archives/51406242.html
CATVで録画した映画をまとめて視聴してます。
本日の一本目は、「ガメラ対ギャオス、大怪獣空中戦」
「ギャオスはプラモデルで作ったことがあり愛着がある。
飛行姿勢がかっこよく、空中で停止したままその場で回転できる、超音波カッター、強烈な消化剤を腹から出すなど、その強さが際立つ。
ガメラが子供の味方というのは、この作品から固定化されたようだ。」
ほかにもいろいろご視聴。
前回は「視聴記 07/18」にて、第一、二作のレビューを御紹介致しました。第二段。
『玩具道楽・・・三昧』
http://plaza.rakuten.co.jp/baradagi/diary/
さん、7月24日の更新。
昭和ガメラDVD2【写真あり】
http://plaza.rakuten.co.jp/baradagi/diary/200807240000/
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」と「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の二作をレビュー。
写真はDVDのカバー(二部で一枚)です。
「さて今回は「昭和ガメラDVD 第二弾」です。「大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス」は弧度向け路線に舵を切ったばかりの作品。平成に復活したギャオスの初登場作品でもあります。ストーリー的には、大人向けの設定を残しながら、何故か子供の思いつきを、何の検証もなく対ギャオス作戦として実行してしまったりする大映ワールドが垣間見えます。」
コメントの内容が、二作品で全然異なっているあたりに、最終評価の影が既に見え隠れしてます。まあ実際そのご評価通りだとは思いますけど。^^;)
お仕事、はやく片付くと良いですね。
ここからは、「など」の方です。
新刊を書評:
『音盤皇女の劇伴日記』
http://cd-princess.moe-nifty.com/soundtrack/
さん、7月23日の更新。
トンデモ音楽の世界【写真あり】
http://cd-princess.moe-nifty.com/soundtrack/2008/07/post_4d89.html
と学会+α著、唐沢俊一編の、新刊本レビュー記事です。
写真は本の表紙で、Amazon.co.jpへのリンク付き。
「この本には付録CDが付いていて、トンデモ音楽そのものをネタにしたような曲が収録されているのですが、これを手掛けているのが以前に『刑事クラ』で取り上げた《杉ちゃん&鉄平》です。
収録曲は以下の通り。」
収録された6曲のレビュー中で、曲番.01の「怪獣協奏曲」中に、ガメラマーチが演奏されるそうな。
CD付き書籍として、割り切った構成になっている、とのご評価です。
「ガメラ」に「と学会」、その上に「杉ちゃん&鉄平」という、ガメラ医師の心の琴線を激しく掻き鳴らす組み合わせです。
特に、「杉ちゃん&鉄平」が広く世に知られるのが嬉しいな。 ヾ(^o^)ノシ
既刊の書評:
前回は「6月初めの写真系情報」にて「最近入手した、化粧箱入り平成ガメラ三部作の脚本」を御紹介。
『ばむばんか惰隠洞』
http://www.bumbunker.com/
さん、7月23日の更新。
2008-07-23【写真あり】
http://www.bumbunker.com/?date=20080723
ガメラを創った男 評伝 映画監督・湯浅憲明のレビュー記事。
「商売ものに手をつけるシリーズ。職人監督としてその名も高い湯浅憲明氏の映画造りに対する思い、自身が経験してきた映像作品造りの現場でのさまざまな体験談や回想を交えての聞き語り。潮健児氏の本でも感じたけれども、こういうメインストリームからは微妙に外れているけれど、知られざる人気者にして玄人好みなキャラクタに対する探求本のようなものを企画・制作させると唐澤のお兄ちゃんは大変良い仕事をなさると思う。」
ネタばれにならない、程よいレビューです。
後半部分の映画誌上コメンタリーで、映画の予算と誌上コメントの量について述べた件とかは、慧眼かと思いました。
総合評価は、★★★☆。
資料系:
これまでに「湯浅版関連情報 07/10/18」で「ガメラ咆哮録音」の話題を、また「同 08/02/29」では「湯浅憲明監督新人時代の秘話」を、各々御紹介。
大映は永田雅一社長のご子息、永田英雅さんのBlogより、
『永田英雅の『映画のあれこれ。』 』
http://ameblo.jp/4114/
さん、7月25日の更新。
映画音楽の使命と監督さんの音楽感
http://ameblo.jp/4114/entry-10099661410.html
現在もそうかもしれませんが、当時の劇伴は、ラッシュを見て即興に近い状態で作曲し、演奏もほぼ初見で、20時間くらいで一気に映画全編のダビングを行っていたとの事で、永田社長と近衛秀麿さんとの親密な関係から、オーケストラの『近衛楽団』が、大映東京撮影所の専属のように各作品の音楽の演奏を引き受けてくれていたのだそうです。「近衛楽団の件は、外部には漏らさなかったので、我が社の社員も、専属演奏家と思って居りました。作品の総体に流れる音楽は本当にうれしく内心自慢の一つでした。
私の「ガメラ」の主題歌。(僕らのガメラ)(ガメラマーチ)も近衛楽団の方々の演奏で嬉しかったです。
近衛楽団の皆さん、本当に有り難う御座いました。」
毎度の事ですが、現場に居られた当事者の回想は、たいへん貴重な資料かと思います。
本日は、あと二本更新の予定です。
コメント有難うございます。
昭和のガメラシリーズは、時代の雰囲気を色濃く表しており、よく言えばおおらか、悪く言うとおーざっぱな展開が、好き嫌いの分かれるところではありますね。
バルゴン女の子説には虚をつかれました。^^)
あの外見で女の子だとすると、彼氏はいるのでしょうか?
…ジャイガーかもしれない。^^;)
ギャオス以降のガメラシリーズは、大映の経営力低下と軌道を一にして加速度的にぐたぐたな作品になっていきます。それはそれで魅力的でもあり、またその作品群に対してのアンチテーゼとして平成ガメラ3部作が生まれてくる訳ですが、もし宜しければ残りのガメラ達にもお会いになってみて下さい。^^)ノシ