風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

葉っぱの上の綿ぼこりが・・・動いた!

2021年01月24日 | いきものの観察や飼育
春から秋まで、屋外で過ごした「コーヒーの木」を
冬越しさせるために
去年の11月に、部屋へ取り込みました。


以前、同じように部屋で冬越しをする
ミラクルフルーツの木に
「カマキリの卵」が付いているのを発見したことがあるので
取り込む前に、植え替えをして
鉢の中にアリの巣がないか、とか
葉や茎に、虫のタマゴが付いていないか、などなど
ちゃんと点検したつもりだったのに・・・

3日前、水やりしている時に
見つけてしまいました(^^ゞ


最初は「あれ?ホコリ?」と
思ったのですが
つまんで取ろうとしたら、うわ~


「テクテクテク・・」とほこりが
別々の方向へ、早足で逃げていきます└(゚ロ゚;)┘


もしかしたら
写真を撮って拡大してみたら
いや~ん(嬉しい&困惑)やっぱり~
動くホコリは「ハゴロモ」という昆虫の幼虫でした。



春から夏にかけて、庭でよく見る虫です。
でも、詳しい生態は知らなかったので、調べてみました。
すると、卵は、葉の裏などではなく
細い茎の中に産み付けられるそうです。
どれどれ・・あー、これですね(´A`)


大きさの目安に、つまようじの先を近づけてみました。
幼虫は約2mmくらいで


体長の約3倍ほどの、綿に見える
ロウ状物質でできた扇形のものを
お尻にくっ付けています。

羽衣(はごろも)は、天女が着て
空中を自由に飛行するといわれる、衣のことだそうです。
幼虫のこの姿が、名前の由来になっているようです。


去年、庭で見たハゴロモの成虫は
こんな姿をしていました。
これは「アミガサハゴロモ」という種類です。


6月頃の、ちょっと大きくなった幼虫。
身体に模様が出てきます。


成虫は、蛾のような姿をしていますが
カメムシの仲間で、正面から見ると同じカメムシ目の
セミとよく似ています。
可愛い顔です(#^.^#)


**
毎日、見るたびに少しずつ大きくなっています。
本来なら、自然界では卵で冬を越して
5月頃に孵化するそうですが
暖房の効いた部屋で、早々に目覚めてしまいました(^^ゞ


この脱出痕から見ると、まだまだいるのかも。


幸い、ハゴロモのエサは植物の汁なので
この木の中で、春まで生きていけそう・・・と
観察を続けようと思っていたら


今朝、床におちている子を偶然発見してしまいました。
ハゴロモの幼虫は、恐ろしいほど
ジャンプするのです。
屋外なら、ジャンプした先に植物がありますが
部屋の中にはこの木しかないので
迷子になったら、もう戻ってこられない。
どうしようか迷ったけど、飼うことにしました。

こんな真冬にまた
飼育ケースを引っ張り出してくることになるとは(^-^)
エサは、これ。


夏に「オオスカシバ」を育てたときのエサの残りを
水差しして、根っこが出たのを鉢植えにした
クチナシにしました。


コーヒーの木から、小瓶に1匹ずつ捕まえ


飼育ケースに移動させました。
息を止めて、神経を研ぎ澄ませて(笑)
めちゃめちゃ、疲れました。


飼育ケースのすき間から出てしまいそうなので
排水溝に被せるネットを挟んで


この中に4匹
いるはず・・・(笑)


移動中に、ネットでこすれて
お尻のモフモフが取れてしまった子。
再び生えてくるのか?という疑問の答えが
わかるかも。
春まで頑張ってくれたら
庭に放したいと思います。


まだこの葉の裏にいるかな(いるはず(笑))
ふと目が合う瞬間があるかも。
それもまた、日々の楽しみになりそうです(#^^#)

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6 コメント

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Unknown (suimaruhakase)
2021-01-25 00:13:03
ププーー(≧∀≦)
またやっていますね(笑)

ハゴロモちゃん、かわいいわぁ!
実は私 何を隠そう『ロウ物質好き』なんですよ。
ワタフキカイガラムのファンでして あのパルテノン神殿を彷彿とさせる白い彫刻のようなロウ物質かたまらんのです。
そしてそこから出てるタイツのような脚もなんとも滑稽で。

ハゴロモちゃんのこの白いのもロウ物質でしたかーー!!
たまらんわぁ。

カメムーの目ってカワイイのよね。
もーね、離れ過ぎ(笑)
きっと春と勘違いしたハゴロモちゃんがこの先どんどん産まれる予感がするわ。
そしてこの成虫のカメムーは臭うのかしら?

この虫かごの置き方(笑)
私もアゲハの幼虫が蛹の旅に出る時にやったコトあるわ。

根っこの出たクチナシ、役に立つわぁ!
どんな命も、無駄がないですねぇー!
返信する
Unknown (オオムラサキ57)
2021-01-25 19:22:05
ハゴロモの成虫写真にびっくりしました。
見せていただきありがとうございました。
返信する
Unknown (fuyu325)
2021-01-25 21:28:44
すい丸さん、
またやってしまってます(笑)
こんな季節に、動く虫を見つけちゃって
いそいそと飼育ケースを取り出すときには
もう、にやにやが隠せませんでした(^m^)

「ロウ物質好き」なんて、知らなかった(笑)
ハゴロモちゃんのお尻から生えてる「羽衣」は、細い糸状で
1本1本がそれぞれストロー状の中空構造になっていて
見た目以上に軽量設計なんだそうです。
そうでなければ、小さい体で背負う事ができないらしいの。
自然って、本当にスゴイですね(#^.^#)

虫かご、越冬サナギたちで満室で
小さいのしか残ってなかったから(笑)
この縦置きをネットで見た時、目からウロコが落ちました。
突然室内勤務を言い渡された「クチナシ」さん
あったか~いって、頑張って樹液を吸われています(^^♪
どんな命も無駄がないって、いい言葉です!
返信する
Unknown (fuyu325)
2021-01-25 21:32:18
オオムラサキ57さん
こんばんは!
今日はこちらは春の陽気でした。
でも、屋外で見かける昆虫も少なくて
春が待ち遠しいですね!

ハゴロモの成虫は
庭によくいるけど、しっかり見ることはない類で
私も今回、初めて生態などを知りました。
よく見るのに、知らないことって
まだまだありそうで、楽しみは尽きないですね(笑)
返信する
Unknown (焼飯)
2021-03-09 06:58:09
このハゴロモは、アミガサハゴロモに似ていますが、近年日本で勢力を伸ばしているPochazia shantungensisという外来種で、詳しいことはあまり分かっていません。
返信する
Unknown (fuyu325)
2021-03-09 17:09:17
焼飯さん、コメントありがとうございます!
「ochazia shantungensis」
ハゴロモの外来種を検索してみました。
幼虫の頃からもう違うのですね・・・
教えていただき、ますます興味が湧いてきました!
今年の夏は庭で「ハゴロモ」観察をしっかりしてみます。
返信する

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