
他の地域には無いんでしょうね。
庄内、それも鶴岡の冬の名物のひとつに「切山椒(きりさんしょう)」があります。
見かけは太いそばのようですが、甘いお菓子です。
その名の通り、山椒の辛味がきいています。
同じ庄内でも、酒田に住む私には馴染みがなく、初めて食べたのは大人になってからです。
写真の切山椒は「梅安」というお菓子屋さんのものです。
裏の説明書きによりますと、
「観音様の縁起物
鶴岡に師走を告げる菓子として
親しまれている切山椒
明治も晩年の頃
菓子の老舗長崎屋八代の主人佐藤甚右ェ門と
醤油醸造業主人真嶋明文の二人がお伊勢参りに赴き
帰途東京に回り浅草見物の際
甚右ェ門は仲見世において切山椒を発見したといいます。
甚右ェ門は菓子を造る際
屑の出ることをもったいないと思い
再生することを考え粉にしこねて
黒砂糖と山椒の粉を入れ細くきって菓子にしました。
これが鶴岡の切山椒のルーツであったのです。
現在は餅米を炒り臼でつき
黒砂糖や白砂糖に山椒を入れ菓子にして
ダルマと一緒に縁起物として売られております。
菓子の梅安
代表 梅木欣一」
とあります。だから「観音様の縁起物」なのですね。
そういえば、師走恒例鶴岡のだるま市の様子がニュースに流れていました。
切山椒たくさん売れたかな。
わが家の切山椒は、オカアチャンが職場でもらってきたものです。
めずらしいのですぐなくなりました。
話は変わるのですが、昨日「おくりびと」という映画をみてきました。舞台は酒田なんですね。いろいろと考えさせられた内容でした(自分の仕事とリンクすることも有るので)。
ところで、映画に出てくる山並みですが、鳥海山なんでしょうかね。あと山崎努ふんする納棺社の建物(アンティークなつくりでした)はどこにあるんでしょうかね。
庄内各所でロケされたので、もちろん鳥海山も出てくるでしょうね。納棺社の建物は多分市内のどこかだと思います。
映画のロケ地マップがあるそうなので、こんどもらってきます。
『おくりびと』の舞台は、酒田だけでなく遊佐、三川、朝日…と庄内一円にわたります。映画に出てくる大きな山は月山、鳥海山(本木さんがチェロを奏でている背景の山は鳥海山)。納棺社の建物は酒田市内にあるもと料亭(小幡)です。
庄内では正月過ぎまで上映すると思いますが、いい映画なので早く観ましょう>元気男さん。私ももう一度は観たいと思っています。
でも「おくりびと」だけは、必ず見たいと思っています。
ロケマップは市内の何処に置いてありますか?