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農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

切山椒

2008-12-17 20:24:43 | 暮らし

他の地域には無いんでしょうね。
庄内、それも鶴岡の冬の名物のひとつに「切山椒(きりさんしょう)」があります。
見かけは太いそばのようですが、甘いお菓子です。
その名の通り、山椒の辛味がきいています。

同じ庄内でも、酒田に住む私には馴染みがなく、初めて食べたのは大人になってからです。
写真の切山椒は「梅安」というお菓子屋さんのものです。

裏の説明書きによりますと、

「観音様の縁起物
 鶴岡に師走を告げる菓子として
 親しまれている切山椒

 明治も晩年の頃
 菓子の老舗長崎屋八代の主人佐藤甚右ェ門と
 醤油醸造業主人真嶋明文の二人がお伊勢参りに赴き
 帰途東京に回り浅草見物の際
 甚右ェ門は仲見世において切山椒を発見したといいます。

 甚右ェ門は菓子を造る際
 屑の出ることをもったいないと思い
 再生することを考え粉にしこねて
 黒砂糖と山椒の粉を入れ細くきって菓子にしました。
 これが鶴岡の切山椒のルーツであったのです。

 現在は餅米を炒り臼でつき
 黒砂糖や白砂糖に山椒を入れ菓子にして
 ダルマと一緒に縁起物として売られております。

 菓子の梅安
 代表 梅木欣一」

とあります。だから「観音様の縁起物」なのですね。

そういえば、師走恒例鶴岡のだるま市の様子がニュースに流れていました。
切山椒たくさん売れたかな。

わが家の切山椒は、オカアチャンが職場でもらってきたものです。
めずらしいのですぐなくなりました。

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4 コメント

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Unknown (阿部です)
2008-12-18 13:43:13
ご当地お菓子もいろいろあるんですね。
話は変わるのですが、昨日「おくりびと」という映画をみてきました。舞台は酒田なんですね。いろいろと考えさせられた内容でした(自分の仕事とリンクすることも有るので)。
ところで、映画に出てくる山並みですが、鳥海山なんでしょうかね。あと山崎努ふんする納棺社の建物(アンティークなつくりでした)はどこにあるんでしょうかね。
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Unknown (ひろの元気村男)
2008-12-18 21:39:58
残念ながら「おくりびと」見たいと思っているのにまだ見ていません。(地元ロケなのに)
庄内各所でロケされたので、もちろん鳥海山も出てくるでしょうね。納棺社の建物は多分市内のどこかだと思います。
映画のロケ地マップがあるそうなので、こんどもらってきます。
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Unknown (イーノ)
2008-12-23 08:13:20
阿部さん、こんにちは。
『おくりびと』の舞台は、酒田だけでなく遊佐、三川、朝日…と庄内一円にわたります。映画に出てくる大きな山は月山、鳥海山(本木さんがチェロを奏でている背景の山は鳥海山)。納棺社の建物は酒田市内にあるもと料亭(小幡)です。
庄内では正月過ぎまで上映すると思いますが、いい映画なので早く観ましょう>元気男さん。私ももう一度は観たいと思っています。
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Unknown (ひろの元気村男)
2008-12-23 20:48:26
およそ2年前の「武士の一分」以来、映画館へは足を運んでいません。(とほほ)
でも「おくりびと」だけは、必ず見たいと思っています。
ロケマップは市内の何処に置いてありますか?
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