農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

鮭川村のアイオイを訪問

2020-11-12 20:35:21 | 日記

鮭川村に株式会社アイオイを訪ねました。
アイオイは養鶏を大規模に営む農業法人で、近年施設を拡大増強し、
毎日7000~8000羽の鶏を出荷しているそうです。
太ももの飼料用米の実需者、出荷先でもあります。


アイオイは食肉の加工にも取り組みました。
今年の春から稼働した加工施設。
現在は業者出荷ですが、同じ敷地内に直売所を開設予定だそうです。
アイオイの鶏肉は最上地方の最上を取って「最上(さいじょう)とり」というブランド名。
純国産で飼料に地場産のおコメを30%配合しているのが売りです。
コメコッコー


高台にある観音寺ファームを見下ろします。
最新の設備が整った長大な鶏舎に常時3万羽の鶏を飼育しているそうです。


我々も出荷している飼料用米の調製施設を見せていただきました。


籾や玄米が入ったフレコンが高く積まれています。
最近大手商社を通して、大量の玄米の集荷が可能になったので
冷蔵庫もある貯蔵施設を増設しているそうです。


アイオイでは毎日大量に出る鶏糞の肥料化にも取り組んでいます。


鶏糞を焼却してその灰を粒状化した肥料「PKアッシュMg」は、
有効なリン酸カリ肥料として、太ももでは主食用米にも毎年使用しています。


コンピュータで自動制御されている鶏舎。
ファンが回り始めたのでなんですかと聞いたら、定期的な換気だそうです。
臭いはほとんどありません。


アイオイは昨年「農場HACCP認証」を取得しました。
ブロイラーでは全国初だそうです。


洗浄した汚水を浄化する浄化槽。


停電に備えて大きな発電機も2台装備されてありました。

五十嵐忠一社長は若い時、条件の悪い稲作に見切りをつけ
当時だれもやっていない養鶏に着目。
小さい農場と鶏舎から出発して紆余曲折、苦労に苦労を重ねた末に
現在の大規模な農場経営までたたき上げました。

置賜のウシ、庄内のブタ、
そして最上のトリは山形を代表する畜産ブランドとなるでしょう。

忠一さん、今日はお忙しい中時間を作ってくださって
施設を丁寧に案内してくださいましてありがとうございました。

ここまで地域を巻き込む形で大きく会社をステップアップさせられたのは、
社長の人柄に寄るものと確信しています。


せっかくキノコ王国鮭川村に来たので、
お昼は各種キノコがたっぷり入ったキノコラーメン。
旨かったー
産直施設さけまるくんで食べられます。

お天気に恵まれて、周囲の紅葉した山々がとてもきれいでしたよ。

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1 コメント

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Unknown (阿部です)
2020-11-13 07:45:19
シイタケラーメンはめずらしいですね

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