透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

厳寒の北海道とコロナと野幌森林公園

2020-12-16 21:02:29 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−8.7℃、最高気温−2.5℃。

大沢口

自然ふれあい交流館

いよいよ、当地も根雪の予感がしてきました。

本日付け北海道新道夕刊によると道内は本日、厳しい寒さとなり、富良野では氷点下20.1℃を観測した他、全173地点で最低気温が0℃未満となる冬日を記録したと伝えていました。

師走も半分が過ぎ、今年も残すところあとわずかです。コロナ禍の行方はどうなるのでしょうか。

同紙の一面トップを飾っていたのは「コロナ苦境 学生が川柳」の見出しです。続いて以下の5句が掲載されていました。

 「失った 友達作る タイミング」

 「寝坊して 布団の中で 講義聞く」

 「オンライン 通信制と変わらない」

 「授業中 上だけ着替えて 下パジャマ」

 「久しぶり マスク付けてる 君の名は」

若い感性で詠まれた本音の川柳は、いずれも苦境が偲ばれる句ばかりです。

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桃色の雲の向こう

2020-12-15 20:22:34 | 日記

晴れ。最低気温−13.7℃、最高気温−3.1℃。

7:08撮

 美しい朝の空。真冬日となった本日の最低気温も極まってきました。午前、所用があり新札幌へお出かけしてきました。心配していた膝も何とか持ちこたえてくれ、無事に我が家へ戻ることができ、ホッとしています。

 今日は久しぶりに大好きなまど・みちおさんの詩集から一編を。


 

そらの とおく         まど・みちお

 

きがつくと わたしは

きょうも そらのとおくを

みつめている

そうしていると なぜか

そらのとおくのほうでも わたしを

みつめてくれている ようなのだ

もうろくじじいの ただの

うぬぼれ…

かんちがい…

なのかもしれないのに

よくのかわの つっぱりじじいめ

それならそれで もともとと

だれにいうひつようもない

このことを いつかじぶんにまでも

ひみつめかして

つづけてござるのだ

ひとりにやにや ちゃっかりと


 

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真冬日の冷えた空気の中で

2020-12-14 20:07:59 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−8.2℃、最高気温−3.0℃。

 今季初めて真冬日を記録した当地です。冷凍庫状態に冷やされた外の空気に身が引き締まる思いがしました。

 膝の具合が今一つなので、車で移動。席から慎重に降り立ってカメラのシャッターを切り、氷点下の空気を移そうと試みたのですが。風を捉えることと同じくらい難しいことが分かりました。

 真冬日の冷えた空気の中で、頭を冷やして思ったつまらないあれこれ。

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美唄国設スキー場へ

2020-12-13 19:25:16 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−5.1℃、最高気温0.0℃。

大麻付近は積雪0

岩見沢付近

美唄2K手前

美唄市街

クマ出没の看板

アルテピアッツア

王子エフテックス江別工場(旧 王子製紙

 美唄国設スキー場へ行くという家人の車に便乗してきました。私は11月第3週辺りから左足膝付近の不具合で、筋肉痛?とお医者様に言われ、未だに治りきっていないのでスキーはおあづけです。

 車窓から見るに、江別市の大麻付近では路面に積雪はなかったのですが、高速道路に入ってすぐの岩見沢付近から徐々に路面は圧接アイスバーン状態に。美唄市に入ると雪はぐんと多くなり、市街の道路脇はうず高く積もった雪が塀のようになり、家々の屋根は雪が積もったままで、冬本番の景色となっていました。

 数分後の12時過ぎ、目的地のスキー場へ。停車してすぐに、クマ出没のために閉鎖との看板が目に飛び込んできてびっくりです。なんでも9時半頃、2頭のクマがコースわきの林の中からゲレンデを横切ってもう一方の林へ歩いていったそうで、ゲレンデにいた約80人のスキーヤーが避難したとのことでした。これはNHKの午後6時台のニュースで報道され、またまたびっくりです。

 家人は帰りがてら諦めきれずに三笠の桂沢国設スキー場で初志貫徹。私も車窓からの景色をスキー場二つ分眺められたので、マーヨイカです。

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「星空のかなたへ」のコラム

2020-12-12 17:50:07 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−1.5℃、最高気温3.4℃。

 夜空の星を眺めながらの散歩は楽しいものでした。今から十数年前にオホーツク管内の清里町に住んでいた頃のことです。空気が澄んでいて、星がきれいに見えるところでした。この時期、おおいぬ座のシリウスの輝きは特別で、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを繋いだ冬の大三角もすっきり見えました。

 師走を迎え、コロナウィルスに戸惑う一年が過ぎようとしています。その中でも、コラムにあるように、野尻抱影氏が変わらない位置にある星に「安心に似たものを感ずる」と、随想「星戀」に綴っているように、変わらないものの存在に心の均衡が保たれる気もしています。

 晴れた夜には空を見上げて、火星と地球の間の直径30㍍ほどの小惑星を目指して孤独な旅をしているはやぶさ2の姿をイメージしてみたいものです。約100億㌔の彼方にあるその星への到着は11年先の2031年とか。

 はやぶさ2はもちろん、その頃、地球はどうなっているのかも気になるところです。

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絵本『ヘレン・ケラーのかぎりない夢』

2020-12-11 20:15:44 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−2.8℃、最高気温4.8℃。

『ヘレン・ケラーのかぎりない夢』

ドリーン・ラパポート文/マット・タヴァレス絵/もりうちすみこ訳

 何気なくこの絵本に手が伸びて、他の数冊と借りてきました。ヘレン・ケラーという名が強力な磁石のようで引き寄せられた気がします。

表紙を繰ると、絵本の扉に次の言葉がありました。


 目も見えず、耳も聞こえず、ことばも話せず、闇と沈黙の世界に暮らしていたヘレン・ケラーが、夢の実現へ向けて挑戦し続けた力づよい生涯を、ヘレンののこした希望に満ちたことばでつづる。

 「この世界にことばがあることを知って、わたしのたましいは目覚めました。光と希望とよろこびを得て、闇から解き放たれたのです」

 「闇と沈黙の中で、わたしはひたすら想像力をはたらかせ、思考力をきたえてきました。かんじんなのは、見える見えないではないのです」

 「わたしたちは、目や耳で考えるわけではありません。考える力は、見える聞こえるとは別の能力なのです」


 ヘレンは元気な赤ん坊でした。しかし、1歳7か月の時に高熱に侵され、熱がひいた時には目は見えず、耳は聞こえなくなっていました。自分の思いを伝えきれず、度々癇癪を起して大暴れしたそうです。

 ヘレンが7歳の頃、自身も目がわるく、盲学校で教育を受けたサリバン先生がやってきました。先生は指文字をヘレンの手に綴り、ヘレンもまねて綴り返します。指文字を遊びと思っていたヘレン。ある時、先生はヘレンの手に井戸水をかけながら、指文字でもう一方の手に「水」と綴りました。この時、ヘレンは、突然、「水」がこの冷たいものの名前だと悟ります。この世界に言葉があることを知ったヘレンの魂は目覚めました。

 好奇心旺盛なヘレンは以後、いろいろな本をむさぼり読み、深く考えました。世の中を良くするために何をどのように変えるべきか、自分の意見をしっかり持ち、発言したのです。子どもを働かせることに反対したり、女性の参政権を主張したりと、当時としては容易に受け入れてもらえないことについても、あえて語り、どんなに批判されてもやめなかったそうです。

 1880年に生まれたヘレンは87歳でこの世を去りました。

 この絵本の絵画を担当したマット・タヴァレス氏はあとがきの最後にこのように語っています。

「障害を克服していくヘレンの姿は、ほんとうに感動的です。しかし、真に見習うべきことは、ヘレンが自分の持っている能力を最大限に生かしたこと。そして何より、最もすぐれた能力である知性をつかって世の中を理解し、よりよい世界へと変えていこうとしたことなのです。」

 今も、ヘレン・ケラーの生き方と言葉は強いメッセージ性があり、いぶし銀のような輝き放っていると感じました。コロナ禍にあって、知性を持って事の次第を理解し、よりよい状況へ変えていこうとすることなど、ヘレンから見習うべきことは多いなと。けれど、簡単なことではないのは確かです。

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静岡からの三ケ日ミカン

2020-12-10 10:10:36 | 日記

曇り。最低気温−2.0 ℃、最高気温6.2  ℃。

 野幌森林公園大沢口へ。この付近の水飲み場では凍結を防ぐため、水を落としています。私たち一般の家庭でも外の水道の水は落とします。冬季間に水が凍らないように地下まで水を落とすのです。

 さて、我家に戻ると静岡から三ケ日ミカン10Kgが届いていました。例年、この時期に送って頂いているものです。ビタミンCを摂取して免疫力アップに繋げたいところです。

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ふれあいコースでの出合い

2020-12-09 15:46:31 | 日記

曇り。最低気温−2.4℃、最高気温2.2℃。

 午後から埋蔵文化財センターからふれあいコースへ。

 途中、群れをなしてやってきたツグミと思われる鳥の姿をカメラに。森の中で鳥の群れというか鳥の姿を見るのは久しぶりです。

 百年記念塔の向こうの空からは光の矢が射して、滝のようにも見えました。天使の梯子、天使の階段、光のパイプオルガンと呼ばれるあの光の矢の束です。

 鳥のさえずりを聞き、空を仰ぎ見ながら、森林公園のふところ深い自然の中を歩くのは新鮮な出合いもあって楽しいものでした。

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空ばかり見てる

2020-12-08 21:46:21 | 日記

晴れ。最低気温−4.8℃、最高気温2.8℃。

北海道新聞 2020年12月8日日刊紙

 宇宙航空開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が投下した回収カプセルが8日午前、無事日本に到着したそうです。こちらのニュースは同新聞の夕刊に掲載されていました。

 朝方の空の写真を撮って、振り返って真上の空を見上げたら、月が出ていました。最近は空ばかり見ています。

 空にはたくさんの星があって、その星の一つ一つが夢につながるような気がしています。玉手箱を届けてくれてありがとう、「はやぶさ2」。今後の無事を祈っています。

 関係者の皆様にはこれからも大変でしょうが頑張ってくださいと、お伝えしたいです。

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大雪の日

2020-12-07 19:36:26 | 日記

雪のち晴れ時々曇り。最低気温−2.7 ℃、最高気温4.4 ℃。

 

 今日は二十四節気の一つ「大雪」の日。日中はこの時期としては暖かく穏やかな一日となりました。

 野幌森林公園大沢口付近で見かけた雲です。なんだか竜に見えたのは、「小惑星リゅうぐう」から「はやぶさ2」が持ち帰った玉手箱の中身が気に掛かっていたからかもしれません・・・・・。

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はやぶさ2のお仕事

2020-12-06 22:35:51 | 日記

晴れ。最低気温−2.7℃、最高気温6.2℃。

 

北海道新聞本日付け日刊紙

 

  はやぶさ2のミッションの目的の一つは太陽系天体探査技術を向上させること。この度は先輩はやぶさのミッションに加えて小惑星リュウグウの表面に人工的に穴をあけ地下のサンプルを持ち帰ることでした。

 二つ目は地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのかの謎を解くこと。翻って太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫ることです。リュウグウはC型(炭素質)の小惑星で、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。ですから太陽系が生まれた頃の水や有機物から、惑星がどのように生まれたのかの謎を解くことができると。その鍵となるサンプルを持ち帰ること。

 新聞に掲載されていたように、このサンプルの入ったカプセルを回収するに当たっては4段構えで臨まれたとのこと。本当に無事回収されて良かったと思いました。

 壮大な目的に向かってこの度のミッションを無事にこなしたはやぶさ2は一休みすることなくまた、新たな小惑星へ向かって旅立って行きました。

 日本の英知を結集して成し遂げられたたこの偉業に心から敬意を表し、携われた皆様にありがとう、お疲れ様と申し上げたい気持ちでいっぱいです。どれだけ、日本人としてのアイデンティティをとりもどせたことか。科学への信頼は知性への信頼にも通じるように思え、希望への一筋の道を示してくれたと思いました。

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雪と暮らすということ

2020-12-05 16:10:47 | 日記

晴れ。最低気温−1.5℃、最高気温5.7℃。

 まもなく、雪がこの地を覆いつくすことになるでしょう。玄関には長靴が冬用のスリッパと共に常駐し、下駄箱には冬靴が夏靴に取って代わります。

 公園の遊具は来年の春までおあずけ。ブランコは巻き上げられ、滑り台にはテープなどが貼り付けられていました。

 ブルドーザー5台がスタンバイしているのも見かけました。歯医者さんに向かう途中でで、除雪車としても活躍するのだろうと思います。

 最低・最高気温ともに昨日より高かった今日。民家の庭先の菊は何度も氷点下を潜り抜けてきたことが嘘のように生き生きと咲いていて、寒さに強く芯があるなと・・・。また、歩道脇に咲いていた季節外れの芝桜とタンポポがいじらしく思えたりも。

 雪と暮らすということは、外で花が咲いているのを見る機会がなくなるということでもあるのです。

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今日のあれこれ

2020-12-04 19:30:12 | 日記

曇り。最低気温−6.2℃、最高気温1.8℃。

南幌町へろめn

「日本茶甘味処あずき

にぎり寿司とBセット

京番茶

 今日一日のあれこれです。義父の入院しているみどり野医院と「日本茶甘味処あずき」へ行ってきました。

 昨日より冷え込みが厳しく、ストーブを最大にして始まった本日。朝から洗濯物を干し、小豆を大きめの鍋で煮ていたので、室内には程よい湿気が保たれました。豆を煮る間というものはなかなか良いもので、私の場合は元気がある証拠ともいえます。なぜなら、元気がなければ、あえて挑戦しないだろうからです。

 おはぎを作り夕食の食卓に。ランチは「日本茶甘味処あずき」だったので、「あずき」で繋がった一日となりました。

 あずきはアズキ、小豆、あづき(古語)とも表記され、縄文遺跡から発掘されるなど日本では古くから親しまれていたそうです。古事記には殺されたオオゲツヒメの鼻から小豆が生じたとする記述がみられる他に、万葉集にも「あづきなく」(不当に)の「あづき」に「小豆」の漢字が用いられていて、この語が奈良時代からあったようなのです。

 縁を感じて、あずきのルーツを少し辿ってみただけで、立派な経歴の持ち主だったことが分かりました。

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本もクリスマスツリーの力も借りて

2020-12-03 19:49:52 | 日記

晴れ。最低気温−3.1℃、最高気温2.6℃。

 道立図書館へ。絵本も数冊借りてきました。

 いよいよ師走。クリスマスモードも高まってきているようです。

「新北のうた暦」に取り上げられていた句からクリスマスツリーの成り立ちを想像しました。空に輝く星が次々と降りそそぎ、美しく神々しく輝く師走の木々。

 優しい気持ちも添えられて輝くあちこちのクリスマスツリーにいっときでも安らげるとよいのですが・・・。

  特に医療従事者の方たちには心からの感謝と敬意をこめて。

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よく冷えた日に

2020-12-02 20:14:01 | 日記

晴れ。最低気温−5.4℃、最高気温2.1℃。

 よく冷えた日の夕方の風景です。習い事の帰りにカメラに収めてきました。近くの公園では完成間近の遊具が出そろってきたようで、何だか楽し気です。

 ところで、隣町の岩見沢は積雪が20時現在で56㎝。隣接しているこの地は積雪が0状態というのも肌感覚では不思議です。

 師走2日目の今日は雪も降らず、風もなく穏やかに過ぎゆくのを見送ることになりそうです。

 冷え込みと口数の関係性はわかりませんが・・・。

 北海道新聞で毎日掲載中の「まなぶんクイズ」の一つに、ビクトル・ユゴーと出版社のこれ以上短くはできないだろうと思われる手紙のやりとりが取り上げられていました。暗号のような記号で通じ合うとは、よほどの信頼関係があったのでしょうが、驚いてしまいました。

 今なら手紙ではなくラインなどでの場面を思い浮かべてしまいますが、このような記号がポンと送られてきたらどうしよう、などと余計なことも頭をよぎったのでした。

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