透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

はやぶさ2のお仕事

2020-12-06 22:35:51 | 日記

晴れ。最低気温−2.7℃、最高気温6.2℃。

 

北海道新聞本日付け日刊紙

 

  はやぶさ2のミッションの目的の一つは太陽系天体探査技術を向上させること。この度は先輩はやぶさのミッションに加えて小惑星リュウグウの表面に人工的に穴をあけ地下のサンプルを持ち帰ることでした。

 二つ目は地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのかの謎を解くこと。翻って太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫ることです。リュウグウはC型(炭素質)の小惑星で、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。ですから太陽系が生まれた頃の水や有機物から、惑星がどのように生まれたのかの謎を解くことができると。その鍵となるサンプルを持ち帰ること。

 新聞に掲載されていたように、このサンプルの入ったカプセルを回収するに当たっては4段構えで臨まれたとのこと。本当に無事回収されて良かったと思いました。

 壮大な目的に向かってこの度のミッションを無事にこなしたはやぶさ2は一休みすることなくまた、新たな小惑星へ向かって旅立って行きました。

 日本の英知を結集して成し遂げられたたこの偉業に心から敬意を表し、携われた皆様にありがとう、お疲れ様と申し上げたい気持ちでいっぱいです。どれだけ、日本人としてのアイデンティティをとりもどせたことか。科学への信頼は知性への信頼にも通じるように思え、希望への一筋の道を示してくれたと思いました。

コメント
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