先日アップしましたスツールの仕上げ風景。
スツールを組み立てて、1日以上置いておいてから脚のがたつきをチェック。
チェック方法は、木工機械の手押しカンナ定盤の上に置いてみる ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9e/8f78caa57158ea80b438ea6caf03c527.jpg)
一応、定盤の上はだいたいの水平が出ているので、こういう時には重宝します。
但し、幅は250mmしかないので、スツールのような小さな家具しかチェックできません。
本当は、600mm四方くらいの定盤があると良いのですが贅沢ですね。
さて、がたつきは・・・
6脚作った内、5脚を修正することに。
四箇所の内、一箇所だけをベルトサンダーで削ります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/75/5caf0551f7558a639d82ea6b1ffb6502.jpg)
脚の裏が垂直に立つように調整 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/3e/21b581151b1b55b0c6516f5c059c9ede.jpg)
削りは、0.5mm以下。
スツールのような小さなものになりますと、ちょっとの差が大きく感じます。
これが、テーブルクラスの大きさになりますと、1mmくらいの差でも吸収されて問題ない思います。
続いて、
今度は角スツールの座面調整 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/70/c914e4e443cb039218b905bb7be40cd5.jpg)
座ってみると、四隅の角が太ももに干渉して、心地よくありません。
思い切って鉋で削ります ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/d0/531fa422ab1402dd0325ae4e68098d49.jpg)
納得するまで、何度も削っては座ってを繰り返して完成 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e5/00b6dbcdcb6a63e9f51367ab4c1b332e.jpg)
椅子は座って使う家具ですから、やはり機能面を重視して作らないといけませんね。
しかし、椅子は奥が深いです。
もうこれ以上の椅子は無い! これは完璧だ! というような椅子を作れれば結構なことなのですが、
恐らくそのようなものは、この世には存在しないかもしれません。
もし、存在してしまったら、椅子作りは終わってしまいますからね。
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