福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

一刀両断

2013-11-02 00:57:31 | 日記
冬の支度、ということで、延び延びになっていた薪の確保するべく、

敷地の杉をチェーンソーを使って伐採したのですが、

倒す方向が意図しない方向へ、

一番倒れてはいけない方向へ、

それはまるでスローモーションのごとく、

目の前で、何のためらいも無く、

そのまま、杉の幹は、

その一点に向かって、

真っ直ぐに、

振り下ろされたのでありました。


木材乾燥テントの背骨が折れました(倒木は撤去) ↓






シートをとって見ると ↓





一刀両断。

お見事です。

余計な仕事が増えました。


幸い、作り直すほどの致命傷ではなく、

添え木をして修復しました。



こちらは薪割り ↓





敷地の杉を3本倒し、薪として利用させていただきます。

冬の間、暖をとり、お湯を沸かし、洗濯物を乾燥させてくれます。


仕事柄、杉の木を生かすもすれば、このように消費することもしております。

生きるためには自然の恩恵を享受させてもらっています。

感謝して使わせていただきます。


杉の木も、個性がありまして、

斧で薪割りをするのですが、

素直に一撃で、爽快に割れてくれるもの、

何度も斧を振り下ろして、四苦八苦して割れてくれるもの、

様々です。


左側は素直な杉、右側は並々ならぬ杉 ↓






素直な杉に比べて、3~4倍の労力をかけて割ります。

素直な杉は、繊維が上から下まで、真っ直ぐですが、

波波の杉は、繊維の網目が複数折り重なって、がっちりと入り組んでいますので、

簡単には割れてくれません。

その分、薪としては優良で、火持ちしてくれそうです。


薪ストーブのある生活、

田舎暮らしの憧れですが、

労力を惜しんでいてはできません。

明日からは、しばらく筋肉痛でしょう。



コメント
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