今日、学校保健委員会(すくすく講演会)が実施されました。今年のテーマは、 「食育」。講師はキッコーマン国際食文化研究センター前センター長 水永 秀夫さんです。
今、「食育」が注目されていますが、 そもそも「なぜ、私たちは食べるのか」という基本的な命題からお話をしていただきました。空腹を満たすだけのために、食べるのではない。食は、字を見ると 人を良くする。健やかな「からだ」と豊かな「こころ」を育んでいくためもあること、これが食文化であると水永さんは語りかけます。
具体的に、今の日本人が忘れかけている豊かな日本の風土から生まれた食文化の話や、江戸の子どもたちは、親のしぐさ、親の日々の行動、親の生き方を見ていく中で、自然と食べることの「しつけ」、「こころ」を育んできたという江戸時代の「食育」の話は興味深かかったです。キッコーマンらしく、しょう油にまりわるおいしいさしみの食べ方、のりごはんの食べ方はためになり、どれも江戸の食文化ということを教わり、思わずガッテン!
最後に、「みんなで」「おいしく」「楽しく」「食べる」ことが大切ですと、話していただきました。どの言葉も、ただ聞くとごく普通の4つの響きですが、実は、それぞれとても奥が深いことにうなずくばかり。保護者の方の参加が少なかったのが残念。本校の学校保健委員会は、毎年いい講話ばかりですので来年は、大勢のご参加をお待ちしています。 (author:学校担当者)