2月17日、前八名川小学校校長の小山先生に俳句を教えていただきました! 6年生は今年度3回目の小山先生俳句教室です
季語にはどんなものがあるか、一人一人あげていきます。 「ししまい、柿、夏休み、年賀状、イチゴ、入学式・・・」たくさん挙げられた中には『海』がありました。 実はこれは季語ではないそうです!なんとなく夏のイメージあるので間違えそうですね 逆に『月』は秋の季語だそうです。月も年中あるのに不思議ですね。
『名月』は中秋の満月のことで陰暦八月の「十五夜」、新月から数えて十五日目の月だそうです こどもたちは興味しんしんで話に聞き入ります。
もうすぐ卒業ということで、『卒業』をお題に俳句を作ることになりました。
卒業までにしたいこと 先生とのこと 家族とのこと
ランドセル、机、教科書のこと … みんな真剣に考えています
こどもたちが考えている間に、小山先生が例としてたくさんの俳句を詠んでくださいました。
次から次へ、あふれ出すように!ユニークな俳句には思わずこどもたちから笑顔がこぼれます
次に書きあがった俳句を推敲します。推敲とは【詩歌や文章の字句や表現を、より適切にするために練り直したり書き直したりすること】です。
もっといい表現がないかと考え直します。 小山先生から、「直接的な言葉を使わずに表現したり、実際にはありえないことや誇張があってもいいよ。」とのアドバイスをいただきました。
自分が作った俳句の中から一つだけ選んで短冊に書きます。
それを集め、短冊をもう一度ランダムに配りなおし、各自受け取った友達の俳句を黒板に書き出します。
無記名なので誰の俳句なのかわかりません。
いったいこれは誰が作った俳句なのかなぁ~
一人5句、気に入ったものを選び挙手で投票します。自分の俳句に何人手を挙げてくれるか、ドキドキです
見事、16票で一位になった俳句はこちらです
卒業し アルバムめくれば 友の顔
投票した子たちが選んだ理由を発表します。
○ 唯一卒業したあとの事を詠んでいる
○ 友達を懐かしんでいる感じがする
○ アルバムをめくっている情景が想像しやすい
○ 今までのことを思い出しながら書いた気がする
(「思い出」という言葉を使っていないが伝わってくる)
先生は、その俳句の説明を受けるとますます情景が浮かんで 俳句が心にしみるとおっしゃっていました。
本当にそのとおりです。 他の人が感じた良さを聞くと、更にその俳句が味わい深いものになっていきます
最後にこどもたちから小山先生へ感謝の言葉が送られました
「俳句が好きになったので中学生になっても作っていきたい!」
とても力強く述べられました
小山先生、ご指導本当にありがとうございました!
【おまけ】
大和言葉のお話もしてくださいました! 『11月3日の文化の日は日曜日です』11がつ3かの文化のひはにちようびです同じ『日』という字でも読み方が全て違います.
1~10までと10~1まで数えるのとでは 『4』の読み方が違うことなど普段何気なく使っている日本語のおもしろさをたくさん教えていただきました
書ききれないくらい、たくさんの楽しいお話をどうもありがとうございました
(author:HPボランティア)