7月24日(日)20時5分頃桜島が爆発。大きな噴石が火口から2.5kmまで飛び、警戒レベルが5(避難指示)に引き上げられました。
7月25日 NHK朝のニュース
昨夜(7月24日)20時25分頃、桜島の噴火速報が出てビックリ。雲が多く噴石の飛散状況は不明瞭でしたが、大きな噴石が火口から2.5kmまで飛んだと発表されました。
21時過ぎに警戒レベルが5に引き上げられ、桜島南部の鹿児島市有村町の全域と古里町の一部の33世帯51人に避難指示が出されました。
大正噴火のような大きな活動の兆しはない
今回の噴火は日常的なもので、特に大きなものではありません。噴石が火口から2.5km飛んだことが、警戒レベルの引き上げにつながったものと思われます。
今年は昨日までの噴火回数がわずか23回でここ数年でも特に少ない状況でした。地下のマグマが大正噴火レベル近くまで蓄積されつつあると言われながら、この静かさは不気味なものだと思っていました。
桜島での警戒レベル5は初めて
2020年6月4日の噴火では大きな噴石が火口から3kmほど飛んでいたことが後日の現地調査で判明しました。本来であれば警戒レベル5相当の危険な現象を見落としたことで、気象台に大きな批判が向けられました。
2020年6月8日 気象庁資料
警戒レベル4 2015年8月
2015年8月15日、お盆に前触れもなく山体の膨張を示す急激な地殻変動が観測されました。警戒レベルが4(避難準備)に引き上げられ緊張が走りましたが、大きな噴火はなくやがて3(入山規制)に引き下げられました。
桜島は噴火活動が活発なため日常的に警戒レベル3が継続しています。火口から2km以内は立ち入り禁止、一般の人が行けるのは湯之平展望台(標高373m)までです。
7月25日 NHK 桜島噴火情報(画面左側)
火山灰の飛来は日常生活に影響が大きいので、NHKテレビ画面に噴火情報が表示されるように設定しています。
垂水市海潟側から見た桜島 2013年7月
南側から見た桜島です。鹿児島市街地は画面外の左側です。この画面に写っている有村展望台から古里温泉付近は火口から3km圏内のため、この区間の国道224号は通行止めになっています。
桜島フェリーは緊急避難に利用されるため年間を通じて24時間運航されており、今回も通常運航が続いています。
昭和火口の中規模噴火 現在は昭和火口からの噴火なし
気象用語の噴火とは、火口から溶岩が流出する、もしくは火口の外へ火山灰等の固形物を放出する現象のこととされています。
爆発音、地震や空気振動を伴う噴火、噴石の飛散を伴う噴火は統計上は爆発とされます。日常用語としては噴火と爆発の使い分けはされていません。
最近では昭和火口の噴火はない
一時期は殆どの噴火活動は昭和火口で起こっていましたが、ここ数年昭和火口での噴火活動は観測されていません。
桜島の噴火回数
昭和火口の活動が激しい頃と比べると噴火回数は極端に減っています。
今度も2015年夏のように大きな影響なく活動が収まってくれると良いのですが、桜島の山体膨張は解消されていません。当分は避難・警戒が続きそうです。
27日夜 警戒レベル引き下げ
桜島では7月24日夜の爆発的噴火で噴石が火口から2.5キロまで飛び、噴火警戒レベルが5の「避難」に引き上げられました。
その後の3日間で大きな噴石が2キロを超えて飛ぶ噴火は観測されず、気象庁は27日夜、警戒レベルを3の「入山規制」に引き下げました。
7月25日 NHK朝のニュース
昨夜(7月24日)20時25分頃、桜島の噴火速報が出てビックリ。雲が多く噴石の飛散状況は不明瞭でしたが、大きな噴石が火口から2.5kmまで飛んだと発表されました。
21時過ぎに警戒レベルが5に引き上げられ、桜島南部の鹿児島市有村町の全域と古里町の一部の33世帯51人に避難指示が出されました。
大正噴火のような大きな活動の兆しはない
今回の噴火は日常的なもので、特に大きなものではありません。噴石が火口から2.5km飛んだことが、警戒レベルの引き上げにつながったものと思われます。
今年は昨日までの噴火回数がわずか23回でここ数年でも特に少ない状況でした。地下のマグマが大正噴火レベル近くまで蓄積されつつあると言われながら、この静かさは不気味なものだと思っていました。
桜島での警戒レベル5は初めて
2020年6月4日の噴火では大きな噴石が火口から3kmほど飛んでいたことが後日の現地調査で判明しました。本来であれば警戒レベル5相当の危険な現象を見落としたことで、気象台に大きな批判が向けられました。
2020年6月8日 気象庁資料
警戒レベル4 2015年8月
2015年8月15日、お盆に前触れもなく山体の膨張を示す急激な地殻変動が観測されました。警戒レベルが4(避難準備)に引き上げられ緊張が走りましたが、大きな噴火はなくやがて3(入山規制)に引き下げられました。
桜島は噴火活動が活発なため日常的に警戒レベル3が継続しています。火口から2km以内は立ち入り禁止、一般の人が行けるのは湯之平展望台(標高373m)までです。
7月25日 NHK 桜島噴火情報(画面左側)
火山灰の飛来は日常生活に影響が大きいので、NHKテレビ画面に噴火情報が表示されるように設定しています。
垂水市海潟側から見た桜島 2013年7月
南側から見た桜島です。鹿児島市街地は画面外の左側です。この画面に写っている有村展望台から古里温泉付近は火口から3km圏内のため、この区間の国道224号は通行止めになっています。
桜島フェリーは緊急避難に利用されるため年間を通じて24時間運航されており、今回も通常運航が続いています。
昭和火口の中規模噴火 現在は昭和火口からの噴火なし
気象用語の噴火とは、火口から溶岩が流出する、もしくは火口の外へ火山灰等の固形物を放出する現象のこととされています。
爆発音、地震や空気振動を伴う噴火、噴石の飛散を伴う噴火は統計上は爆発とされます。日常用語としては噴火と爆発の使い分けはされていません。
最近では昭和火口の噴火はない
一時期は殆どの噴火活動は昭和火口で起こっていましたが、ここ数年昭和火口での噴火活動は観測されていません。
桜島の噴火回数
昭和火口の活動が激しい頃と比べると噴火回数は極端に減っています。
今度も2015年夏のように大きな影響なく活動が収まってくれると良いのですが、桜島の山体膨張は解消されていません。当分は避難・警戒が続きそうです。
27日夜 警戒レベル引き下げ
桜島では7月24日夜の爆発的噴火で噴石が火口から2.5キロまで飛び、噴火警戒レベルが5の「避難」に引き上げられました。
その後の3日間で大きな噴石が2キロを超えて飛ぶ噴火は観測されず、気象庁は27日夜、警戒レベルを3の「入山規制」に引き下げました。
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