鹿児島は温暖な気候で夏期間が長いのが特徴です。
おおまかに、半袖シャツで過ごせる期間を夏とすれば、5月から10月頃です。
近くの畑に咲くムクゲ ハイビスカス、芙蓉、オクラなどの仲間
その長い夏を中心に吹上浜近くにある実家に週2~3回通っています。海岸までは歩いて4分程度、近くに小さな畑を借りています。住宅に付属する昔ながらの自家用野菜園です。今や死語ですが、鹿児島語(方言)では「菜園」(さえん)と呼んでいます。
天候と体調を考えながら実家を管理し、自家用の野菜を育て、カメラ片手に浜を散歩し魚を釣る、実にありがたい暮らしです。今回は実家と畑周囲にある季節の花を掲載します。
畑の酔芙蓉(スイフヨウ)
畑の境にあった電柱近くに挿し木したものです。電柱の撤去工事で、発根前の挿し木が無造作に移植されていました。根は出ておらず枯れたようになっていて生育は無理とあきらめていました。不思議なことに他に挿し木したものより元気に成長しました。一度引き抜かれたことが刺激になり良く発根したのでしょうか。
咲き始めの朝方は白い花ですが、日差しを浴びるにつれて次第にピンク色になります。夕方しぼむころには酒に酔ったような花色です。この春には八重咲の酔芙蓉も挿し木しましたが、今年はまだ開花していません。
芙蓉あれこれ
画像中央の芙蓉は花色が好みで種から育てたものです。右の芙蓉は日置市日吉町彼岸田地区の棚田で見かけたものです。
左は種子島から枝を持ち帰り挿し木したサキシマフヨウです。
中央上と下の芙蓉は同じくサキシマフヨウですが、花の色・形が少しずつ違っています。
一日花ですが、夏の終わりから秋にかけて毎日たくさん咲きます。葉に虫が付きやすく、成長が早く徒長しやすいのが難点です。毎年根元近くで枝をすべて切っていますが、夏には枝を1.5mほどに伸ばします。
終わりが近づいた彼岸花
黄色い彼岸花と呼んでいる鍾馗水仙(ショウキスイセン)
この夏は記録的な干ばつでした。今年は開花しなかった場所もあり、地中から新芽が伸びだすのか気がかりです。
畦道などの彼岸花は草刈り後に伸びだして開花すればきれいです。農家の高齢化で草刈りが行き届かず、草に隠れるようになっています。
柳葉ルイラ草
メキシコ原産ですが土地に合っているのでしょう、野生化して毎年少しずつ生育範囲を広げています。小さな黒い種が周囲に飛んで繁殖しています。
金虎の尾(キントラノオ)
中央アメリカ原産の花です。園芸店で買った鉢植えを地植えにしたものです。寒さに弱いため期待したほどに大きく成長していません。
百日草
畑のあちこちに春先から芽を出してきます。畑は肥料分が豊富で日当たりも良いため放置すると生い茂ります。早めに抜いていますが、周囲の草地に育って花を咲かせています。
黄金狸豆(コガネタヌキマメ)
畑の肥料(緑肥)とするため導入された熱帯アジア原産の植物です。成長が早く黄色い花を付け、サヤの中に小さな黒い実がびっしりつきます。茶色く成熟したサヤを振るとサラサラと音がします。道沿いで見つけ、楕円形の葉と黄色い花がきれいなので種を持ち帰ったものです。繁殖力が強く毎年あちこちに伸びだしてきます。
ショウガ
花茎が2mほどに伸びて先端部に花芽が付くためバランスが悪く、風で倒れやすいのが欠点。今年は雨不足で枝が萎れ、風でも倒れて起こさないままで花を咲かせました。甘い香りを漂わせるので好きです。
オシロイバナ
午後4時頃になると花を咲かせます。春先に自然に生えてきて手間いらずです。白花など各種の園芸種があります。
ランタナ
公園や街路樹として、最近よく見かけます。白花、黄花もあります。鉢植えを実家に地植えしたところ大きく成長しました。画像のものは自生種です。
近所にあるランタナの繁殖力が強くて、鳥が種を運ぶのかあちこちに伸びだしています。放置すると一年で2mほども伸びるので手入れが欠かせません。私が植えたものはほかには繁殖していませんので、実の付きやすさに個体差・品種差があるようです。
寒さには弱くて初霜で葉がすべて枯れ、枝の大部分が枯れてしまいます。翌春に根元近くの太い枝から発芽してきます。見栄えが悪いですが、寒さ除けのため枯れ枝は取り除かず冬を越した方が良いでしょう。
台風18号は鹿児島に接近しそうです。猛暑を耐えた花たちにとって再び厳しい試練です。南薩から大隅にかけては台風16号の爪跡がまだ多く残っています。大きな影響なく過ぎ去ってくれることを願っています。
おおまかに、半袖シャツで過ごせる期間を夏とすれば、5月から10月頃です。
近くの畑に咲くムクゲ ハイビスカス、芙蓉、オクラなどの仲間
その長い夏を中心に吹上浜近くにある実家に週2~3回通っています。海岸までは歩いて4分程度、近くに小さな畑を借りています。住宅に付属する昔ながらの自家用野菜園です。今や死語ですが、鹿児島語(方言)では「菜園」(さえん)と呼んでいます。
天候と体調を考えながら実家を管理し、自家用の野菜を育て、カメラ片手に浜を散歩し魚を釣る、実にありがたい暮らしです。今回は実家と畑周囲にある季節の花を掲載します。
畑の酔芙蓉(スイフヨウ)
畑の境にあった電柱近くに挿し木したものです。電柱の撤去工事で、発根前の挿し木が無造作に移植されていました。根は出ておらず枯れたようになっていて生育は無理とあきらめていました。不思議なことに他に挿し木したものより元気に成長しました。一度引き抜かれたことが刺激になり良く発根したのでしょうか。
咲き始めの朝方は白い花ですが、日差しを浴びるにつれて次第にピンク色になります。夕方しぼむころには酒に酔ったような花色です。この春には八重咲の酔芙蓉も挿し木しましたが、今年はまだ開花していません。
芙蓉あれこれ
画像中央の芙蓉は花色が好みで種から育てたものです。右の芙蓉は日置市日吉町彼岸田地区の棚田で見かけたものです。
左は種子島から枝を持ち帰り挿し木したサキシマフヨウです。
中央上と下の芙蓉は同じくサキシマフヨウですが、花の色・形が少しずつ違っています。
一日花ですが、夏の終わりから秋にかけて毎日たくさん咲きます。葉に虫が付きやすく、成長が早く徒長しやすいのが難点です。毎年根元近くで枝をすべて切っていますが、夏には枝を1.5mほどに伸ばします。
終わりが近づいた彼岸花
黄色い彼岸花と呼んでいる鍾馗水仙(ショウキスイセン)
この夏は記録的な干ばつでした。今年は開花しなかった場所もあり、地中から新芽が伸びだすのか気がかりです。
畦道などの彼岸花は草刈り後に伸びだして開花すればきれいです。農家の高齢化で草刈りが行き届かず、草に隠れるようになっています。
柳葉ルイラ草
メキシコ原産ですが土地に合っているのでしょう、野生化して毎年少しずつ生育範囲を広げています。小さな黒い種が周囲に飛んで繁殖しています。
金虎の尾(キントラノオ)
中央アメリカ原産の花です。園芸店で買った鉢植えを地植えにしたものです。寒さに弱いため期待したほどに大きく成長していません。
百日草
畑のあちこちに春先から芽を出してきます。畑は肥料分が豊富で日当たりも良いため放置すると生い茂ります。早めに抜いていますが、周囲の草地に育って花を咲かせています。
黄金狸豆(コガネタヌキマメ)
畑の肥料(緑肥)とするため導入された熱帯アジア原産の植物です。成長が早く黄色い花を付け、サヤの中に小さな黒い実がびっしりつきます。茶色く成熟したサヤを振るとサラサラと音がします。道沿いで見つけ、楕円形の葉と黄色い花がきれいなので種を持ち帰ったものです。繁殖力が強く毎年あちこちに伸びだしてきます。
ショウガ
花茎が2mほどに伸びて先端部に花芽が付くためバランスが悪く、風で倒れやすいのが欠点。今年は雨不足で枝が萎れ、風でも倒れて起こさないままで花を咲かせました。甘い香りを漂わせるので好きです。
オシロイバナ
午後4時頃になると花を咲かせます。春先に自然に生えてきて手間いらずです。白花など各種の園芸種があります。
ランタナ
公園や街路樹として、最近よく見かけます。白花、黄花もあります。鉢植えを実家に地植えしたところ大きく成長しました。画像のものは自生種です。
近所にあるランタナの繁殖力が強くて、鳥が種を運ぶのかあちこちに伸びだしています。放置すると一年で2mほども伸びるので手入れが欠かせません。私が植えたものはほかには繁殖していませんので、実の付きやすさに個体差・品種差があるようです。
寒さには弱くて初霜で葉がすべて枯れ、枝の大部分が枯れてしまいます。翌春に根元近くの太い枝から発芽してきます。見栄えが悪いですが、寒さ除けのため枯れ枝は取り除かず冬を越した方が良いでしょう。
台風18号は鹿児島に接近しそうです。猛暑を耐えた花たちにとって再び厳しい試練です。南薩から大隅にかけては台風16号の爪跡がまだ多く残っています。大きな影響なく過ぎ去ってくれることを願っています。
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