はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

出ましたな。

2013-02-03 23:59:24 | Weblog
モンクリ配役が、発表になりました。
そんなこともあろうかと、
昨日はあそこまでで、「つづく」に持ち込んだのですが……

あれぇ?
結局、息子世代と絡んでいく感じではないわけか!

もしかすると、
ダンテスが逮捕されるところやらも、
それなりに描いて行くのかも?

「復活」の場合を思い起こすと?
あの裁判の場面の終了までに掛けた時間を、
逮捕されるところまでに、掛けてもおかしくはない。
冒頭に、エドモンとメルセデスの幸せな場面が…
それを冷たい眼差しで見つめる男たちが……
助けてくれと訴えるエドモンを、笑顔で騙して、牢獄に突き落とす男が…
観客に印象づけるために、それなりに描かれるということなのかもしれない。

あれだけの登場人物が出て来る物語なのに、
まだ、
誰なの、それ?
というキャストが居て、ぎょっとする。
一体、どんなアプローチなんだろう?

私も、登場人物の名前を、
しっかり覚えていられるタイプでもない(ダメじゃん)ので、
ただ、忘れてしまっている可能性もありますが、
ミス・メアリーって??一体何?(苦笑)

伯爵は、イギリス人に変装はしますが、
物語は、英国には舞台を移さないのです。
何だろ?ストーリーテラーが出て来るような、進め方なのかなぁ?

私が判る範囲で、ご説明しましょう。
昨日、挙げた、ローマの場面ですが、
ヴァンパが出て来る以上、
アルベール・ド・モルセール(フェルナンとメルセデスの息子)が、伯爵と出会う場面は出て来る、ということですね。

原作を吹っ飛ばしてしまえば、
ヴァンパが、パリまでついて来てしまうかもしれませんが、
そうなる方が、ぴろきくんファンの皆さんとしては、嬉しいことでしょう。
原作では、ヴァンパは、ローマの山賊で、
お祭りで浮かれて声を掛けた女の子(これが、実は、ヴァンパの女)に騙され、
ヴァンパにさらわれ、身代金を要求される…
というくんだりと、
ダングラール氏の最後の場面で、
登場することになっています。
山賊ですが、鉄砲の腕前だけではなく、
頭が切れる…上に、インテリジェンスの高さも窺わせる、
ちょっと素敵な存在です。

せーこ嬢、たら嬢について。
役名だけ見て、
誰よ??
と思ったのですが、
もしやと思って、確認しましたとも!
奥さん連中は、あまり名前が出て来ないもので…

せーこ嬢のエロイーズさんというのは、
エロイーズ・ド・ヴィルフォール、
ちー氏演ずる、ヴィルフォール検事総長の二人目の奥さんです。

一方、たら嬢は、
エルミーヌ・ド・ダングラール。
ゆーみさん演ずる、ダングラール男爵の奥さん……で、す、が。
実は、ダングラール男爵と結婚する以前…
エロイーズが、ヴィルフォール氏と結婚する前…前の奥さんが生きている間(だと思う)、
ヴィルフォール氏と不倫関係にあった女性。

しかし、この二人の間の子の役が、出て来てないので、
もしかすると、この不倫関係は、描かれずに終わるかも?

でも、ここを描かないと、
ベルツッチオ(づっ氏)の活躍指数が下がるというか……

ベルツッチオは、ヴィルフォール氏に復讐した(つもり)の時に、
たまたま、生まれたばかりのエルミーヌとの我が子が死んだと思い込み、
庭に埋めようとしていたヴィルフォールから、
たまたま救い出す結果となった男の子の、養父になるというくんだりがあるのですが、
この息子、ベネディットという青年の役が無いところを見ると、
このくんだり自体が無いのか?

…いや、そうしたら、
どうやって、ヴィルフォールが破滅に向かうのか?
ヴィルフォールの父親の名前も、娘の名前も、
その恋仲の、モレル氏の息子の名前も出て来ないところに、
ちーファンとして、不安があるのですが……。

ある程度、ちゃんと描かれていたら、
案外、美味しいこと満載じゃないかなぁ…
と、いや、少なくとも、ロイエンタールのように、
匂わせてくれる芝居は、期待していいだろうと、思うのであります。

さて、やや、ぐちゃぐちゃして参りました(笑)。
もう少し、整理してみましょうか?

☆エドモン・ダンテス
マルセイユの船乗り。船長になれる、結婚できる、その直前に、逮捕され、14年間投獄される。
脱獄後、フェリア司祭から譲り受けた財宝により、
モンテ・クリスト伯爵と名乗り、復讐を(注:本当は恩返しも)はじめる。

☆メルセデス・ド・モルセール
エドモンの婚約者。エドモン逮捕後、従兄にほだされて、結婚。

☆ファリア司祭
牢獄で、エドモンと出会い、彼に、自分の持てる学識、語学など全てを教える。
彼だけが、受け継ぎ、知っていた財宝の隠し場所を教え、病に斃れる。

☆モレル氏
ダンテスが雇われていた船会社の社長。
ダンテスを可愛がり、ダンテス逮捕後も、ダンテスを救いだそうと奔走する。
脱獄後、伯爵は、モレル氏の窮地を救い、モレル氏の子どもたちに対しても、愛情を掛けていくのですが…
でも、この子どもたちが、配役に含まれていないので、
あくまでも、復讐劇に偏って、展開して行くのかなぁ?

☆ダングラール男爵
モレル氏の船会社で、エドモンと同じ船に乗っていた会計士。
エドモンが、ナポレオン党の手紙を預かったのでは、と疑うところから、
当局(その時は、王が政権を握っていた)への、告発状を書いてみせる。
その後、銀行家に上り詰め、男爵の爵位を手に入れる。

☆フェルナン・ド・モルセール公爵
メルセデスに恋する彼女の従兄。
捨てられていた告発状を拾い上げ、こっそり、当局に提出する。
その後、戦争に行くが、その先で、卑怯なことを重ねて、出世と金を得て帰還、
そんなこととは知らず、帰らぬダンテスに待ち疲れたメルセデスは、彼と結婚する。
二人の間の息子が、アルベール・ド・モルセール。

☆ヴィルフォール検事総長。
ダンテス逮捕時の検事代理。
無実を訴えるダンテスに、助けると約束しながら、
彼が持っていた手紙を取り上げ、握り潰し、
極悪人として、監獄へ送り込む。
実は、その手紙が、ナポレオン党の自分の父親宛てであったのが理由なのだが…
(ヴィルフォール自身は、その時は王党派が権力を持っていたので、王党派についている)

さ、これで、敵(かたき)が三人揃いました。

☆ベルツッチオ
伯爵に恩義がある使用人。
伯爵としては、前述のベネディットのくんだりを知っていて、
牢獄から彼を救い出して、使っているのですが…。

☆ボーシャン
アルベールの友人の新聞記者。
フェルナンの過去が、明るみに出て来るところで、
アルベールの力になろうとする人物。

☆エデ
エジプトのお姫様。
しかし、いち兵士の裏切りにより、国はトルコに売られ、
両親を失い、奴隷として売られる。
その後、伯爵に買われ、伯爵の奴隷となっている。
……奴隷と言っても、大切に飼われていますから悪しからず。
原作だと、ラストは……ですが、
宝塚版では、どうするんでしょう?

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