はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

8・12★その4

2007-08-21 23:33:31 | Weblog
確か、「トーク&ライブショー」ということだったと思いますが、
どちらかというと、「ライブ&トークショー」という感じでした。
私は、かしちゃんのお話を聞くつもりでいたのが、
実際は、かしちゃんの歌を聴かせていただいたのでした。
ライトディナーショーと言ったらいいのか。
まさか、8曲も聴かせていただけるとは思ってもいなかったので、
帰りに指折り数えてびっくり。

お衣裳は、PC版のブックマークのかしちゃんのサイトを見ていただけたら。
こないだの、「プレミアの巣窟」で、映像が流れていたのは、
あれはTV局が取材に来て撮影したのか、事務所サイドで撮影したのか…
もし、事務所での撮影ならば、またオスカーの配信に掛けていただきたいなぁ。(歌は難しいかしら)
或いは…ホントは一番の望みは、宝塚の音楽配信みたいに、音楽配信に掛けてくれること。
ウチの携帯端末くんに入れたい!!

まず、♪COPACABANA♪の伴奏と共に会場に入って来た、かしちゃん。
客席を少し周りながら歌う。
殴り合うという歌詞のところでは、ちょっと拳を突き出したりして。

かしちゃんのはじめの出で立ちは、白いパンツスーツで、
ジャケットの胸元には、共布の?白いコサージュがついていました。
インナーは、黒いトップス。ビーズらしきものがキラキラしているのが見える。

とにかく、コパカバーナ、と聞いていたおかげで、心の準備が出来ていたのはよかった。
それでも、8/12が8/12であるために、
巡って行った1年のことを思わないではいられなかった。

昨年の8/12…
まさか、こんなふうに翌年に「COPACABANA」を聴くことになるなんて…
これっっっっっぽっちも思っていなかった、博多の夏。。。
不思議な感じすらする。

かしちゃんご自身も、1年前の8/12が、
博多のお茶会であったことを、大切に思っていることをお話しして下さった。
そして、博多の思い出…というところで、
司会者さんが、るいちゃんが会場に来ていることを紹介。
るいちゃんは、
「はぁい!」
とまっすぐ手を挙げて、大きな声でお返事。
…可愛い・∵・∴・★

かしちゃんは、千秋楽がるいちゃんのお誕生日で、
舞台の上で指輪をプレゼントしたことについて、自画自賛(笑)しておられましたが、
るいちゃんももちろん大事に持ってることを客席からアピール。
るいちゃんの元気のよさが、また清々しくて。。。

そして、9月の舞台のお話。
ドラキュラとお国と、どちらのウエイトが大きいのか、と訊かれて、
かしちゃんは間髪入れず、
「ドラキュラ!……即答(笑)」

かしちゃんの中での、ドラキュラ役のイメージは、
がぶりがぶりと噛み付くことと、
ドラキュラはパワーで敵を吹っ飛ばす、
というものであるらしい…
(って、そればかりが私の印象に…笑)
それと、いろんな分野の役者の皆さんが集まって、舞台を作り上げることへの期待のお話。


この後、
♪スウィート気分♪
♪夢ではない君♪
と続くのですが、
コパカバーナが3曲もあるなんて思ってもいなかったので…
というか、♪COPACABANA♪は、まだ聴ける機会があるかもしれないと思っていたのですが、
♪スウィート気分♪や♪夢ではない君♪は…思ってもみなかった。
嬉しくて、大興奮…幸せ。

「キミ」
という歌詞のところで、かしちゃんはるいちゃんを指差して。
かしちゃんがるいちゃんを特別扱いしたのは、その1回だけだった…と思います。

昨年、博多の公演で歌ったのと、歌詞は同じだけど、
少し音の取り方を変えている箇所があったりして。

でもね、私はふとTHちゃんを思い出したりもしたのです。
♪夢ではない君♪…生で聴かせたかったな。
トニーではない、かしちゃんの♪夢ではない君♪も、
やっぱり、甘く優しく包んでくれるのです。。。

そして、着ていたジャケットを脱いで、
ジャズのナンバーへ。
黒いノースリーブのトップスから、すっと伸びる腕。
ムードが変わります。

♪THIS MASQUERADE♪
♪A NIGHIT IN TUNISIA♪
私は、ジャズに(正しくは、「ジャズにも」)疎いので、
タイトルは知らなかったし、
曲自体も聴いたことがあるような、ないような…。

ジャズが持つ独特の空気をうまく纏ってた。
艶やかにセクシィに…かっこよく。
かしちゃんの歌声を思えば、もちろん、ジャズは似合うだろうなってみんなが思うことだけれど、
かしちゃんのすごいところは、
多分そのみんなの期待をしっかり感じながらも、
そのプレッシャーさえも、毅然と纏ってみせて、
必ずその斜め上をやり遂げてくるところ。

この後、かしちゃんのお衣裳替えの時間。
その間、ピアノ奏者の方が弾いて下さったのは、
ショパンの「別れの歌」のオリジナルアレンジでした。
この選曲も、かしちゃんが心を砕いてのことなんだろうな、ということは、
誰もが感じることであり…
そういう想いの伝え方も、かしちゃんらしい。
会場じゅうが静まり返ったまま、ピアノの奏でる世界に浸っていたのでした。


次に登場した時には、
髪型も少しアレンジを変えたかしちゃんは、黒いドレス姿でした。
左肩はストラップレスのノースリーブのロングドレスは、ややAラインで、
私の席からも、かしちゃんが歩くと時々、脚がちらちらっと見えるのがわかりました。
斜め前、深めの片スリット。

ふんわりと纏った帯状のショールが、これまたとっても素敵で、
その黒いオーガンジー系素材の両端には、黒い羽がふんだんにあしらわれていました。
そう、ちょうど、トート閣下の登場シーンで、
閣下が纏って衣裳の袖の袂のように。

♪EVERITHING♪
♪STORY♪

そして、アンコールは、
このショーのタイトルでもある、
♪STAY GOLD♪
この曲は、ショール無しで。

♪EVERITHING♪もよく知ってる曲。
♪STORY♪は、ディナーショーで歌われたのが、音楽配信にかかってもいるので、
それこそ、大変に馴染んでいる曲。

♪STAY GOLD♪は……
私の弟が、一時期スティービー・ワンダーに大層ハマッていたおかげで、
隣りの部屋から流れる、スティービーの歌声で、聞き込んだものでした。
懐かしい…。
ショーのタイトルを見た時に、咄嗟にこの曲を連想したので、
ああなるほど…と、納得。

ほんとに、最後の一曲に至るまで…
こうして、私が馴染み深い曲とほとんど知らない曲の両極のラインナップだったんだけど、
ずっと、…どの曲もどの曲も感じてたことがありました。
それは「言葉」の強さ。

どの歌も、どの言葉も力がみなぎっていた。
言葉を一つ、一つ、語るように歌っていた…。
メロディに乗っていくのではなく、
メロディを刻み、言葉に息吹を吹き込んで、
一言、一言、と、心に植えていくように。

その、一つ一つが粒立った言葉が歌って行く。
込められた想い、
訴えかけるように、、、聴いている人たちを大事に想っている事、
それが、言葉が持っている意味からも、
そして、歌っているかしちゃんの歌い方、姿…そういうものにも響いて、
痛いくらい、切ないくらいに響いてくるのでした。

理屈抜きで、
とにかく、かしちゃんが温かかった。
今までの感じ方とも、少し違ったんだ。
言葉に命を吹き込んで歌うって、口ではよく言うけれど、
こんなにも真摯に…そう、真摯に、だと思う。
真摯に、かしちゃんは、何か1から向かい合ったかのような丁寧さで、
言葉を大切に、大切に、大切に、
私達にプレゼントしてくれたのでした。


このステージのこと、
どうやって表現したらいいのかなぁって、1週間くらいかけて、
頭を空っぽにしてみたりして、
いろいろ考えたんだけども、
結局、ずらずらずらずら書いてしまって、
まとまりがなくなっちゃった。あーあ(苦笑)。

あと少しだけ、書きたいことがあるんだけど、
この記事も長くなってきたし(笑)、
今更慌てて今日じゅうにアップしても意味ないから、
また、次回に。。。


つづく。


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