はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

パニックでぎっしりの日☆2

2007-04-01 14:57:21 | Weblog
会社を抜ける、
という発想はどこからくるのか?

かつて、かしちゃんが主演した作品に「DAYTIME HUSTLER」という作品がありますが、
この公演日程が酷かった。
東京公演は、平日3日しかなく、しかも、夜公演が全く無かったでしょ。
惨い…これでは私は観られないじゃないか…。

それで、ムラまで遠征することにした(これが、かしちゃんを観に行く初めての遠征だった)のだけど、
観に行ったら、どうにもたまらなくなった。
ああ、東京でも観たい…。

この当時、今と職場の人員体制が違ってたので、
お仕事は、とても休むなんて言い出せない状況でした。
だからこそ、ムラまで行ったわけだけど…もう一度観たい気持ちは募るばかり。

東京公演が始まって、とある友人から、
午後公演のチケットがあるけど、観ない?というメールが来ました。
観たい、観たいけど、無理だ……
せめて、昼の公演だったら……

昼の公演だったら…どうなんだ?行くのか?観に行かれるのか?
うっかり、そんなことを思い付いてしまったがために、そこから策略が始まった。
休めないけど、時間帯によっては、抜けたって平気なのでは?

うんと早く会社に行って、とにかく前倒しに働く。
そして、
「すみません、10:25から出掛けさせて下さい」

…言いましたよ、言いましたとも!
そして、青年館まで走りに走り、
芝居がはねたら、速攻で飛び出して会社まで走る…
予定時刻より早く会社に戻ったよ、私は!
(威張るコトなのか?)

この時は、このように、前倒しに働く、とかできたからよかった。
(いや、私の良心の仮借の問題として、よかっただけもしれないけど)
今回は、そういう訳でもないしなぁ。
ああ…困った。言いにくい、だけど、だけど、だけど…。

でもさ、「やらずの雨」の時だって…
私の観劇日の前日が、かしちゃんがご観劇かも?情報をいただいて、
ショックで倒れそうになりながら、その日(観劇日の前日)はかねてからの約束通りに、NKさんと飛鳥に出掛けたんだよね。
そしたらなんと、結局その日、かしちゃんはご観劇されなかったと…
飛鳥の夕陽を眺めてるところにメールをいただいたのでした。

そして、もしかしてもしかして、の翌日…私の観劇日に、
かしちゃんは、ご観劇だったのでした。
神様有難う~!
もちろん、私はほとんど観劇にならんかったけど(笑)。
まぁ、いいじゃん、初見じゃなかったし、、、?

どうも、このように、
以前のことが、ぐるぐる頭を回るのだ。
あわよくば、うまくいくのでは?
いってくれ…頼む!
私、頑張るからさぁ…

と、来るFAXをかき集め、働く働く働く…(ってのは大袈裟か?)

時刻は、16:00を回りました。
しかし、まだ、言い出せない。
黙々とFAXを処理し、電話を率先してとる。
ここで仕事でハマってしまうのなら、それは行ってはいけないってことだろう。
だけど、周りの仕事を減らすことで、何となく暇かも?って気分にさせねばならない。

16:15が近付いて、
隣りの某係長が、うろうろしはじめました。
処理してないFAXが溜まってないかな?と覗きに行って、
無かったから、お菓子をつまんでる。
ちょっと暇な気分になってるぞ…?
もしや、チャンス?
…と思ったその時、ぴたっと電話が止まりました。
16:15……!
頑張れ、私!!

私「あのぅ、私、ちょっと抜けてもいいでしょうか?」
係長「えっ何?銀行??」
(何故、この時間に銀行って思うのかよくわからんが、ツッコミは我慢だ)
私「いや…そうじゃないんですけど…ちょっと…あの……人が来ていて…」
係長「?……」
私「17時……何分かには帰って来られるかと……ダメでしょうか?」
係長「…どうしようもないんでしょ?しょうがないじゃん、行ってくれば?」
私「きゃあ、有難うございます!行って来ますっ!」

係長は、無茶苦茶渋々でしたが、
私は既に準備は出来ていた!
バッグを持って飛び出しました。

しかし、「人が来てる」って言い訳はなんだ?
私は、この「人」は、Hちゃんをイメージしてたんだけど、
だけど、かしちゃんが来てる、ということだって、当てはまる。間違ってはないよね(笑)。
咄嗟に口を出た言い訳なんだけど……
う…嘘はついてないぞっ!

そんなわけで、神様は、やっぱり、私の味方でした。(無理矢理?)
あの一瞬?の、暇っぽい時間が無かったら…
私は諦めざるを得なかったんだもの。
大丈夫…私は、ツいてる♪

まず、某方に、会社を抜け出しました、とメールして、
それから、Hちゃんにメール作成。
そんなわけで、会社に戻って、さすがにいつもみたいに定時にサヨウナラって訳には行かないの、ごめんね
って…
まぁ、なんてひどいの?私って。
先に、Hちゃんと約束してたのに…!

Hちゃんの新幹線までのお時間が、なるべくいっぱいあることを祈りつつ…
会社にも、忘れてもらえるくらいの短い日比谷滞在でありたいなと…
そしてその後、少しでも早く、会社から帰れるようにしたいなぁ…と願いはするんだけど。
かしちゃん、早く出て来てね。

日比谷に着いたら、まず、笑われました。
「結局来てるし…」
係長にした言い訳を告げたら、更に笑われました。
他の方のお話を聞けば、
たまたまお仕事がお休みで~…とかおっしゃってたり。
…そうだよね。普通、抜け出して来る、なんてありえない。
馬鹿としか思えない、私(笑)。

月組公演、終演。
かしちゃんの本日の出で立ち情報を復習。
白いジャケットに、膝丈のパンツに、ヒール。黒いハンチング帽をお召しだったとのこと。
そのままの姿で、出て来てくれたら、楽屋口の硝子に写った瞬間にわかるんだけどな。

暖かい日ではありましたが、日比谷には風が吹いていました。
コートを着ていなかった私は、朝の…例のショールで命拾いでした。
ショールをぐるぐるっと巻いて、かしちゃんを待つ。

周りの人が言いました。
「かしちゃんの足元が観たいのに、見えない!」
なるほど、かしちゃんは、もうタカラジェンヌではないので、ガードはしゃがむ必要がありません。
だから、あさちゃんちの皆さんが立っておられる後ろから、かしちゃんを眺めなくてはならないわけだ…。
わけだけど…私は、まず、足元が見えないということを思い付かなかった!
…すみません、楽屋口のドアの下までしっかり見えてる……。
そう、このジーンズを履いてきたおかげで、
靴も踵が高いものを履いてきたのですよ!ね?そうだったでしょ!

もともと、私は他人より視界がクリアですから、
更にヒールがあれば…そりゃ、私の視界を邪魔するものは…あんまりない。
ラッキー、このジーンズ、正解だわ。

あ…雨?
そんなもの、降ってる訳がないじゃない…私が出を見に行くんだもの♪
(なんだか、いい気になってるぞ?)

じゃあ、万が一、かしちゃんの足元が見えなかったとしても、
記録を見ればいいか?と言われて…
うーん、そんなにこのカメラが頑張れるんだろうか?
私は、電池も心配だ。

どこかで、今日は、かしちゃんが観劇だとしても、撮影出来ないって思ってるから、
つい充電をしていなかったんだ
…ああ、怖い!

そして、かしちゃんは、なかなか現れません。
在団中の出より待ってるんじゃないの?って、誰かが冗談を言った後…
ドアに、影が写りました。
あっ!かしちゃんだっっ!!

かしちゃんは、情報通りの出で立ちに、白い長いマフラーをぐるりと巻いて、足速に出て来られました。
楽屋口前に並ぶ、ファン会の代表さんたちに、頷くように、軽く会釈しながら、有楽町駅の方向に曲がりました。
ちょっと邪魔になったのか、腰辺りまで下がるマフラーを軽くさばきながら。

ホントに、膝までのぴたっとしたジーンズは、綺麗に脚のラインを際立たせていました。
今までだって、細身のジーンズは履いていた訳だけど…
ふくらはぎのラインが見えるって違うもんなんだなぁ。
かしちゃんの細い脚は、細いけれども、ぎすぎすしてたりはしないので、
優しい女性らしいラインを描いていました。
風が吹いていたので…あまりに春らしいその出で立ちは、
ちょっと寒くないのかなぁって心配になったりして。

かしちゃんは、途中で立ち止まって、どなたかと立ち話とご挨拶をされていました。
その間、手にしていたトート形バッグを後ろ手に両手で持って、
頷く時には、大きく、こくん、こくんと頷いて…
また、歩き始めたら、
いつものように、ひょいひょいと歩いて行かれたのでした。

反対側の岸に居た私から見ても、
その仕草が、ホントにかしちゃんらしくて、、、
可愛かった…!!

立ち止まって下さったおかげで、
思っていた以上に長く、かしちゃんを眺めていられもしたのでありました。

で、気付いたら、私の周りには誰もいませんでした。
みんな、かしちゃんの歩いて行かれた方向に、追いかけて行ってしまったのです。
なんてこと…私は、画面を見ていたので、それに全く気付くことが出来なかったの。
だったら、私の手を引いてくれたら、一緒に移動できたのに……。

追いついて、一応、拗ねてみたら、
まぁ皆さんの幸せそうな笑顔!!
当たり前じゃんって笑われた。

いえいえ、私は満足です。
では、皆様、お疲れ様でした!!

再び走って、地下鉄に駆け込みました。
さて…何時に、会社に戻れるのか?(笑)
思ってたより、かしちゃんが出て来られるまで時間がかかったからなぁ……。


つづく。


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