はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

『パリ空』を観た週末:3

2007-03-18 12:49:50 | Weblog
『ファンシーダンス』
そういえば…
と、観ながら思い出した。
あれはまだ、宙公演をやってたこの劇場の2階ロビー。
みんなでがやがやしてるところで、月公演をご覧になって来られた方が、様子をお話しして下さったの。
その時に、その方がおっしゃった言葉が、あの時の光景と一緒に甦った。
赤い絨毯。その方の背後に見える階段…。
そこで、おっしゃったコメント。
「『〇〇〇』くらいつまんないショーだった」

この『〇〇〇』は、かなり以前の花組のショーで、
でも私は、ヤンさんとミキさんの掛け合いのアドリブが好きで、
みはるちゃんのおばあちゃんが…
……って、タイトル伏せた意味がないじゃん。
まぁ、判る方には判るでしょう…そのショーが、その方にとってつまんないショーナンバーワンだったのだそうですよ。
私は、ショーを観るのが苦手だから、その当時も多分違う観方をしていて、つまらなさにはあんまり気付いてなかったと思われ…ま、幸せだね。

とにかく、そのロビーでの会話が、
無茶苦茶リアルに脳内再生されたの。すっかり忘れてたのに。
しかも、観劇中に。初見なのになぁ。

中日でも散々、ショーに飽きてしまった話を書きましたが、
今回も、ダメでした。
何がショックだったって、もうじきフィナーレかしらと、わざわざオペラグラスで時計を見たら……
まだあと30分くらい残っていた。
ええっ、30分も???
…ガクッと肩を落として、座席にのけぞりました。
そのくらい、そこまでの道程は長く感じたのでした。
体内時計とここまで食い違ったのは初めてだね!

原因は、
短い場面が、連続して…畳み掛けるように続いていく構成かと。
無意識に、場面の数と過ぎた時間を結び合わせてるんでしょうね。
まるで箇条書きみたい!
ダンスなどを観るのが下手な私ですから、
目先がコロコロ変わるとか、わかりやすいストーリーがあるとか…
そうでないと飽きちゃう。

まぁ、そうは言ってもその後からは、構成が変わり、
それまでとテンポが変わったようで、
その後は、体内時計通りに進んで、無事フィナーレになり…なんだかホッとしました。

考えたら、ダレン先生がいらして、振りつけられてる場面があったはず…なのに、
プログラムも買わない私はわからん…どこだったんだろ?(苦笑)
だけど、宙でお金を使い果たした私…
いくら、こころちゃんの鬘が私好みだって、
みゆちゃんが懐かしくたって、
もう劇場には行かない…。
既に赤字でございます。

そんなわけで、
ショーが終わってみて心に残ってたのは、
そのかちゃんが場面をもらった?って場面があったことと、
アラビアな感じの娘役さんたちの鬘が怖かったことと、
(さよならショーの、るいちゃんの鬘を見習っていただきたい!)
かしちゃんならターバンで出て来るよねって思ったところの、あさちゃんの衣裳に目を見張ったこと。
…あとは、……?

ええっ、ちゃんと寝ないで観てたのに??
…私のショーの観劇なんてこんなもんです。
ちっとも感想になってないじゃん!


だけどね、
こないだの宙の時は違ったんだよ?
かしちゃんが出てなくても、オペラグラスをあげてたもん。
みんなが粒立ってたもん。
つやつやキラキラしてたんだもんっ!
…だから、とても楽しかった、パワーもらってた。
大好きだったんだ…。
ことさら構成が素晴らしかった、とは私は思わないけど。

Hちゃんに、
さよなら公演って勢いとかあるよね
って言われた。
うーん、そうだね。
だけどね、かしちゃん主演の公演は、いつもそうだったよ。
いつもってほど長く観てないけど…(笑)。


ともかく、無事に、月観劇終了。
これで、ゆーひさんのお茶会への準備が整いました。
…って、この時点では、まだまだお茶会は先だって思ってたんだけどさ。

観劇後、Hちゃんとご飯を食べて、二人でDVD観賞会をしました。
会場にと狙ってた場所が、時間帯が悪くてあいにくいっぱいで…
ちょっと場所を変更して、DVDを観る。

ここはね、やっぱり、かしちゃんのさよならDVDを観ていただこう。
しかし、ご飯もゆっくり食べたから、あんまり時間もなくて、
早送りしながら観たんだ。

もちろんご覧いただかねばならないトピックスは、
かしちゃんたちの初舞台ラインダンスのところと、「LAST STEPS」。

どうも、ゆーひさんが出て来られるというイメージが少ないらしく、
指摘するまで、ぽやっとしておられるのは、THちゃんと同様。
ほら、ゆーひさんだ
って言うと、途端に身を乗り出されるので、
何回か戻り、繰り返して観ていただきました。
それでも、満足というほどご覧いただけたかどうか、甚だ疑問。
だけどね、ゆーひさんが出て来られる時刻はおよそ決まってるし、それまでに観賞会を終えねばならないのだ。
それまでに、私はどうしても観ていただきたい箇所がありました。
…さよならショーの、『仮面のロマネスク』。

多分…そのうち、幻って言われるんじゃないかなぁ。
私は、観せていただいた千秋楽、あの席を告げられた時に、
「仮面のロマネスクの時のかしちゃんの顔がよく見える席」
と表現されただけあって、本当によく見えたんですね。
つまり、1回のみ観たその時が、そんなに恵まれていただけに、
私の中では、その、表情がよぉく見えることが、基準になってしまってる。
見えない状況を知らない。
なんて、贅沢な!

多分、逆側の席ならば、かしちゃんの背中を観ながら、ひたすら感情を汲み取ろうと、
必死でアンテナの感度をあげてても…1回だけだったらどうだったかなぁ。
だけどね、あの場面で、舞台の空気ががらっと変わって、
その空気が、ドライアイスが溢れて流れ落ちるみたいに、客席に向かって、だーっと流れ、
劇場中を包みこんでしまったこと…。
一気に、世界に引き込まれたもんねぇ…あれは多分、どの席にいらした方でも、だったのではないかと想像します。
そして、映像を観ても…。

さよならショーの他の場面については、また観ていただくにせよ、
この『仮面のロマネスク』だけは、とにかく今、観ていただきたかったの。

二人で画面を覗き込み、Hちゃんはおっしゃいました。
「勿体ない…」

このDVDには、新人公演の時のかしちゃんのこの場面も収められてる。
だからこそ、あのさよならショーでの豊潤さが、余計に胸に迫る…。
ああいう、大人の恋愛を、しっとりと深く深く掘り下げるようなお芝居を、観てない…!
もちろん、だからこそ、コンサートでも少し入れたのでしょうし、
今回の『仮面のロマネスク』も、歌だけにとどめなかったのでしょう。


あたふたと、片付けて、ビッ☆カメラへ行く。
朝出しておいた現像を引き取ってると、
THちゃんから、ご連絡がありました。
そろそろ有楽町にご到着ですって。それじゃあ、このお店の入口にて待ち合わせね!
はい、THちゃん。私たちが地下にいたから、待ち合わせがあそこだったんですよ?(笑)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。